さて、二式水戦は活躍できるのでしょうか
~二式水戦とは~
正式名称を二式水上戦闘機という。型式番号はA6M2-N
コードネームはRufe(ルーフェ)
艦これで空母が改になる前の初期装備として持っている零式艦戦21型(A6M2b)の兄貴分の零式艦上戦闘機11型(A6M2a)を水上戦闘機化したものである。
みんな大好き紫電改二のベースとなった紫電改のベースとなった紫電のベースとなった川西航空機の水上戦闘機強風(N1K1)が生産されるまでの場つなぎ的存在として開発された。
しかし、強風の開発が難航し予定よりも正式採用がずれ込んだため、実質二式水戦が主力水上戦闘機のようなものだった。
......が今回活躍する可能性が微粒子レベルで存在する....?
薄藤色の機体が霧に紛れ颯爽と空を駆ける。
零戦のようだが、腹と主翼にカズノコと呼ばれるフロートがついている。
そう、キス東港より飛び立った谷岡の二式水戦だ。
大学時代の友人である陸軍軍人三浦に頼みこまれて、キス島周辺海域にいる味方と思しき艦隊の識別に向かっている。
離水時は軽口を叩いてはいたが、その正体不明艦隊に近づくにつれてスロットルレバーと操縦桿を握る手が汗ばむ。
「深海の連中だったら...逃げるか。艦載機の野郎にケツにタマぶち込まれちゃ堪らんしな」
谷岡は独り語ちる。
この戦闘機の無線機は不調だ。もとより海軍の航空無線は通じづらいのだ。
だから何としてもキス島にたどり着き、偵察結果を三浦に報告するまでは墜ちるわけにはいかない。
霧の切れ間から下界の様子が望める。
谷岡は戦闘機の操縦桿を左に振りロールし、キャノピーを下側に向け観察した。
「ん、よく見えんな。もう少し
また霧が下界の艦隊を隠してしまったのだ。
谷岡は操縦桿を振り、スプリットSで高度を下げ反航した。
降下中に霧が薄くなってゆく。
「これなら観察できるなぁ?敵ならお陀仏、味方なら守備隊みんながクニに帰れる。そしてまた戦地に送られる....死ぬのが早いか遅いかの違いだろうがな。」
さてさて下を見るかと開けたキャノピーから頭を突き出した谷岡の表情が固まった。
「敵だ.......」
下の艦隊は深海の連中だった。
空母タイプ(ヲ級だろうか)が一隻に軽巡二隻、駆逐艦四隻の艦隊だった。
「もう捕捉されているだろうなァ。艦載機が邀撃に上がってくるだろう......返り討ちにしてやる.....!」
日本海軍のエース 故 坂井三郎氏がこう語っていた。
「空戦は先手必勝である」と。そのために見張りに気を遣ったと。
谷岡は目を皿にした。もちろん優位な位置から空戦に臨むためである。
「来るなら来てみろ赤蜻蛉..ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ.....」
いつの間にか軍歌を口ずさむ。
黒い点々が左前下方に見えた。
「さっそくお出ましか..よし、腕試しだ。」
スロットルバーを全開に押し出した。栄エンジンが唸りだす。
運が谷岡に味方した。霧がうまい具合に谷岡機を隠したのだ
そして薄藤色の谷岡機は気づかれずに敵機上方に着いた。
敵機は三機、落ち着いてかかれば喰える。
「バカ野郎お前俺は勝つぞお前ッ!!!!」
急降下をかける。薄藤色の戦闘機は霧に紛れ加速した
そして光像式照準器のオレンジの照準環の像一杯にヲ級の艦載機が映し出される。
この距離なら必ず当たる!
スロットルバーに付属している機銃発射バーを握りこむ。
ダカダカダカダカ!という20mm特有の射撃音とパパパパパパパパパという7.7mmの乾いた音が聞こえ、色とりどりの曳光弾が敵機に吸い込まれてゆく。
ドカッ!!バガン!
敵機は墜ちた。
火と破片を断末魔のように撒き散らしながら....
艦これでも二式水戦出してもいいんじゃナイすかね.....
水上機マイスター日向も喜ぶと思いますし