~特型駆逐艦とは~
ワシントン海軍軍縮条約で主力艦整備計画を潰された帝国海軍が
補助艦艇増産にシフトした結果生まれた画期的艦隊型駆逐艦
しかし、ロンドン海軍軍縮条約によって駆逐艦までもが保有制限されてしまった。
この駆逐艦界のドレッドノートたる特型はロンドン条約発効までに24隻(特型、特II型、特III型含め)が建造された
濃霧がかかる北方海域....
一機の水上機が凪いだ海を滑るように進む。
不時着水した谷岡の水上戦闘機だ。
「お前さんが駆逐艦だというのは俄かには信じがたい。だが水上で立った上に、重い水上戦闘機を引っ張っているということから普通の人間じゃないことは分かるよ...詳しいことはキス島に着いたらタップリ聞かせてもらうぞ。吹雪さんよ」
吹雪と呼ばれた少女(水上戦闘機を引っ張っている)は「あぁ、はい。わかりました」と答える。
谷岡は「そうだ、深海の連中を道中見たんだが。島まで近づけるかね」と言った。
「大丈夫ですよ谷岡さん!さっきの連中なら後退して行ったと他の子から連絡有りましたから。多分さっきの空中戦を見て怖気ついたんでしょうね」
「ならいいが....」
「霧が深いですねぇ...なんか出てきそうですね~怪物とか。前に外国の映画で見たんですよ。谷岡さんはご存知ですか?ミストという映画」
「見たがラストがなぁ...胸糞悪いというかなんというか」
「あれはねぇ....一緒に見ていた電ちゃんが怖がっちゃって」
「お仲間さんかいな?」
「はい!特型姉妹の末っ子です」
話に没頭する二人....無事にキス島に帰れるのだろうか
ところ変わってキス島東港
「霧が深くなってきたゾ...谷岡の奴は無事だろうか」
「三浦さん大丈夫っすよ~あの人なら死にゃしないでしょ(適当)」
「そうだよ(便乗)クニに奥さんを残してきてるアイツのことだゾ。プロペラが止まっても手で回してでも帰ってくるだろうナ」
「奥さんって....あっ.....(察し)」
死亡フラグの定番、クニに奥さん(または彼女)に鋭く気づく田所。だが谷岡は死んでないゾ
「ピンキーという名前の外国人らしい。国際結婚たぁ谷岡もよくやったものだゾ」
「なんかすっごいブスな気がするんですがそれは」
「.........顔は知らないゾ」
「いやブスだ(迫真)」
「おっそうか」
そうこう話しているうちに霧が晴れ始めた
「ん?あれは.....」
「三浦さんなんか見えるんですか?教えてくださいよ~な~頼むよ~」
「女の子と谷岡の水上戦闘機だゾ....」
「ファッ!?谷岡さん偵察するふりしてナンパしに行ってたんですかね?うらやましい....いや、なんといやらしい。軍人の風上にも置けないやつですねぇ!!!!?ねぇ?(タメ口)」
「いや、妙だゾ。女の子が水面に浮いてるゾ...しかも戦闘機を曳航しているようだ」
「あのさぁ....三浦さん人間が水上を歩けるわけないでしょ。戦闘機を引っ張る女の子ってそれどこの戦隊ヒーローのピンク....」
「先輩バカにするのはヤメロッテ」
「でもぉ~」
「ほら見ろよ見ろよ」
「ヌッ(野獣の眼光)ほんとだ...」
「遭難していたバカ力の女の子(なお水面に浮く模様)に助けられでもしたのかだゾ」
彼らが吹雪に説明を受けて驚くのは想像に難くないだろう
吹雪かわいいです
地味とかいうのはやめて差し上げろ