ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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タイトル通りになるのは後半からです。前半はひたすらクエストの概要を話しているだけです、よろしくお願いします。
待ってたかわからないけど、ブラックソードマンが出るよ。
それでは、どうぞ。


4話 βプレイヤー、βプレイヤーと手を組む

Roseliaはユイトというプレイヤーと一緒に、ホルンカの村を目指している。

ホルンカの村には報酬で「アニールブレード」という剣をもらえるクエストがあり、それさえゲットしておけば、攻撃面では3,4層でも十分戦えるようになる。

ただ、クエストのクリア条件が、

 

 

「リトルネペントの胚珠ドロップ、だもんなぁ...」

 

 

厳密にいえば、ドロップした胚珠をクエスト依頼主NPCに渡すことがクリア条件ではあるものの、さしてそこは問題にはならず、確率勘定には入れないこととしたようで、RinRinと全く同じことを考えていたYuitoが、大きなため息をつく。

聞くだけだったら、モンスターを倒して手に入るドロップ品をゲットすればクリア、という風だろうが、この《リトルネペントの胚珠》というのは、レアドロップ品というものであり、ごく低確率、何百、何千分の1という確率でしかドロップしないものである。

 

 

「確かにβの時の一層ボス攻略の時は半分ぐらいのやつが報酬の剣使ってた気がするけど...」

「ドロップ率、ナーフされててもおかしくないですからね...」

 

 

今度はYuitoとRinRinが同時にため息をつく。

いくら入手方法が分かっていても、自分の幸運パラメータが機嫌を損ねていれば、それはもう大変な道のりになる。

 

 

「ドロップ率が変わってなきゃ、100倒せば1個は確実に出るから...400は覚悟しといたほうがよさげかな...」

 

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「到着っと。ここがホルンカの村だ。」

「なんというか...あまり大きな村ではないですね...」

「そりゃあまぁ、デカすぎると街とかになっちゃうからね。それより、クエスト受注しに行こう。」

 

観光もそこそこに、一行はクエストを始めるためのキーNPCを求め、一軒の家に入った。

 

「勝手に入ってよろしいのでしょうか...?」

「Sayoさん...だっけ?この世界で勝手に入れないのはプレイヤーが所持してるプレイヤーホームだけなんだよ。」

「それでは、それ以外の家には勝手に入れると?」

「乱暴に言っちゃえばそうだね。もっとも、クエスト以外で入ろうとは思わないけど。」

 

Yuitoはそう言うと、部屋の奥にいた女性NPC...もといお母さんと目を合わせた。

その行動を不審に思ったYukinaが、RinRinに尋ねる。

 

「りんk...RinRin、彼はいったい何をしているの?」

「NPCをターゲットして、話をしようとしているんです。このクエストは、向こうから話しかけられないと始まらないので...」

 

するとYuitoの思惑通り、向こうから声がかかってきた。

 

『こんばんは、旅の剣士さん。お疲れでしょう。お食事を出してあげたいけれど、今は何もないの。出せるのは、一杯のお水ぐらいのもの。』

「ありがとうございます、それで大丈夫ですよ。」

 

Yuitoはお母さんから水を受け取ると、椅子に座ってから少し息をついてその水を飲みほした。

Yuitoがコップをテーブルに置くかどうかのタイミングで、隣の部屋から、せき込む音が聞こえた。

 

「え、今の誰?風邪?」

 

どうやらさっきの咳をプレイヤーの誰かだと勘違いしたらしいLisaが、心配の声をかける。

 

「クエストの進行度が進んだ合図だよ、Lisaさん。隣の部屋に娘がいる、っていう設定なんだ。」

 

俺は見たことないけどな、とYuitoが付け加え、βの時には入れなかったので、とRinRinも注釈を入れる。

 

咳が聞こえたタイミングで、お母さんの頭の上に黄色い?マークがついた。クエストを受けられるあかしだ。

それを見たYuitoが、定型文を投げかける。

 

「何かお困りですか?」

『えぇそうなんです、娘の病気が治らず...特効薬に元になるものさえあれば...』

 

お母さん曰く、

『自分の娘は重病に侵され、市販の薬では延命はできても完治までには至らない、特効薬は森に出る怪物が持っている胚珠だというが、胚珠は花付きしか持っておらずそのうえ必ずとれるとも限らない。だから代わりに取ってきてくれれば先祖代々伝わる宝剣を御礼にしたいと思う』

ということだった。

 

Yuitoはその話を二回ほど意識を飛ばしながら聞くと、「わかりました」といって、その家を飛び出した。

そして、またお母さんの挙動が元に戻ったところで、今度はRinRinが声をかける。

その次がAko、そのまた次がSayoといった具合で、計四人が、アニールブレード入手クエ、もとい「森の秘薬クエスト」を受け、すぐそこにある森に消えていった。

 

「...Lisa、私たち、どうしましょう。」

「あはは...おいてかれちゃったね...ま、じゃあゆっくり待ってよっか。」

「えぇ、そうね。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「二時方向に『実付き』!」

「五時方向に『花付き』。どうするK()i()r()i()t()o()?」

「ほっとく分には問題ないから、先に花付きをやるぞ!」

「了解!」

 

...え?お前ソロじゃなかったのかって?

まあ聞けよ、これには理由があるんだ。

森の秘薬クエを受けた俺は、一心不乱にリトルネペントを屠っていた。

花も実も持たない、いわゆるノーマル個体というやつは、クエストMobではないので、無視していてもいい。

しかし、ノーマルを狩ってれば花付きのポップ率も上がるので、戦闘自体は無意味じゃない。経験値もらえるからレベルも上がるしな。

ただ戦闘をすれば剣の耐久値は減るわけで。そうそう長くもやってられないわけっすよ、えぇ。

そこで出会ったのがKiritoってわけだな。

現在俺とKiritoは、互いの胚珠ドロップを邪魔しないという条件の下、リトルネペントを手あたり次第切り捨てている。

それでさっきの会話に戻るわけだ。

 

「ちなみにKirito、お前ラックは?」

「ゲームでもリアルでも、ビギナーズ以外は悪いよ、すこぶるな。」

「じゃ、俺がとどめさしとくよっ...と!」

 

花付きの脳天(植物にも脳天があるかは別として)を叩き切り、ドロップを確認する。

 

「うへぇ...まだ落ちねえのかよ...やっぱナーフされただろ...」

「文句垂れてないで、もっと行くぞ」

「へいへい」

 

それから10分ぐらい血眼でリトルネペントを狩りまくった結果、無事に胚珠を確保できましたとさ。

あれ、そういやRinRinさんたちどこ行ったの?(←あなたが置いていきました)

 

 

 

 




はい、あとがきです。
読了ありがとうございます。
着実ながらUAがふえ、お気に入り件数も上がっていくのがうれしいです。

オンラインカードショップでMorfonica×RAISE A SUILENのヴァイスシュヴァルツブースターを買ったんですね。
とりあえず高レアに該当するRRの七深とチュチュが二枚当たったのですが...
ましろはどこに行ったんでしょうか。私の推しは、何処に

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正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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