ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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はい、こんにちは。
一週間近く投稿を開けたこと、本当にごめんなさい。
夏休みだから執筆意欲も上がるかと思ったんですが、そんなことはありませんでしたね。
というわけで、テイマーの登場です。一話にまとめることが難しかったので、分割しています。今回は前編といったところでしょうか。

新キャラ会話頭文字→Si

それでは、どうぞ。

アップデート(追記):誤字修正をしました


11話 ビーター、テイマーと遭遇。

Yu「ここ抜けたらフィールドに戻れっかなぁ...」

S「まったく。何が「地図なんかいらねえだろ!」ですか。」

L「あはは...しっかり迷ってるね...ユキナ連れてこなくて正解だったかも...」

 

はい、今何をしてるかっていうと...絶賛迷子中です。

ここは35層にあるマップ、『迷いの森』。

察しのいい人はわかるかも知れないけど、クリスマスイヴにニコラスと戦ったあのマップだ。

俺はほんとは一人で来ようと思った。実際、付いてきてる二人の使っている剣には全く関係ない素材ばかり取れる。

のだが、ニコラスの時に、リサが伝える情報をミスったようで、りんりんさんから「単独行動は控えてください...!!みんな、心配します...」と釘を刺されてしまった。

いやまあ別に、あの戦いは正直死んでもおかしくなかった。

そう思ったからリサに、「49層のボス攻略、頑張ってくれ」って言うように言ったんだけど。

そしたら余計なこと付け加えたみたいで、俺が最前線の宿に帰ってわずか二秒で家凸されて3時間ぐらい5人に説教されました...

...え?美少女から説教とかご褒美だろ悲しんでんじゃねえぞクソアマだと?

優しい人が怒ったら怖いって知ってるか?

そん時のりんりんさん、マジで般若だった。

マジで怖かったんだからな!?

 

 

S「馬鹿なこと考えてないで、早く出口を探してください。」

Yu「はい...すみませんでした...」

L「ユイト...将来苦労しないでね...」

 

 

30分後、俺たちは出口...ではなく、二つの人影を見つけた。

 

 

S「あのシルエットは...」

L「キリト...だねぇ...」

Yu「んで...あのちっちゃい子は...迷子...じゃなさそうだな。」

 

 

黒いコートに黒髪で、片手剣にしては割と長い部類の剣を持ってる男プレイヤー。

ほぼ確実にキリトだ。

そして、おそらく中学生ぐらいのあの子は一体...?

と考えていると、キリトがこちらを振り返った。

 

 

K「ん?ユイトと...サヨさんにリサさんか。」

Yu「よぉ、キリト。おひさ」

L「えーと、その子は?」

 

 

リサが小さい子を見ながら言う。

 

 

K「この子はシリカ。ここで迷子になってたみたいで...」

Si「し、シリカです!はじめ、まして。」

Yu「初めまして、俺はユイト。こっちがサヨで、こっちがリサ。」

S「よろしくお願いします。」

L「よろしくね~☆...で、二人はここで何を?」

 

 

リサがそう言うと、二人は顔を曇らせた。

 

 

L「うわ、アタシなんか聞いちゃいけないこと聞いた!?ごめんねっ!?」

Si「い、いえ、ごめんなさい...。実は...」

 

 

シリカは涙ぐみながらここにいた理由を話し始めた。

どうやらここにはパーティメンバーと一緒に入ったが、そのうちの一人と喧嘩別れをし、勢いでこの森を抜けようとしたらしい。

その道中で、大事なテイムモンスター、フェザーリドラ(ピナ)を亡くしてしまい、ここで絶望していたところをキリトに助けられた、というわけだそうだ。

 

 

Yu「それは...残念だったな...」

Si「いえ...あたしがバカだったんです...一人でこの森を抜けられるなんて思いあがったから...」

 

 

そう言って再びシリカは何かを握りしめたまま涙をこぼす。

 

 

S「...?あの、シリカさん。」

Si「は、はい。」

S「その、右手に握っているものは、何でしょうか...?」

 

 

そういえば彼女は俺たちがここに来た時からずっと何かを持っていた。

手の中に納まるなら武器の類じゃない、なら何が...

 

 

L「わぁ...きれいな羽だね...」

Si「ピナが...遺した羽です...」

Yu「アイテムを遺した...?」

K「その羽...アイテム名、設定されてるか?」

 

 

その言葉を聞いたシリカが、羽をシングルタップする。

ウィンドウをのぞかせてもらい、名前を見る。

《ピナの心》。

ウィンドウにはそうあった。

 

 

ーー心...どこかで...。

 

 

Yu「心があるなら...蘇生の可能性が...」

K「やっぱり、お前も知ってるか。」

Yu「あぁ。キリトが知ってるってことは、この話はマジってことでいいんだな?」

K「俺の目的も、それと似たようなもんだからな。」

 

 

キリトは何か意味深なことを言いながら、シリカのほうに歩く。

 

 

K「シリカ。心アイテムがあるなら、使い魔を蘇生できるk」

Si「ほ、ほんとですかっ!?」

 

 

シリカはキリトに詰め寄りながら叫ぶ。

 

 

Yu「47層のフィールドダンジョンに、《思い出の丘》ってところがある。」

K「最近出た情報だからあまり知られていないけど、使い魔用の蘇生アイテムがあるっていうのは本当だ。」

Si「本当に...でも...。」

 

 

ここは35層。

狩場をここから±2層とした場合、この子のレベルは推定45か6ほど。

このデスゲームじゃ、安全マージンは階層+10レベル必要なのだから、この子が47層に行けるのは、早くても3日か4日。

 

 

Si「情報、ありがとうございます。でも、レベルが足りないので...いつか、挑戦しようと...」

K「それは無理だ。」

S「キリトさん!?それは直球すぎます!」

Yu「サヨ、それにシリカ、こいつの言い方が悪いんだ。」

Si「えっと...どういう...」

Yu「心アイテムっていうのは、入手してから三日以上たつと形見アイテムに変化する。そうなると、もう二度と...」

 

 

そう。心アイテムがいつまでも心アイテムであるわけではないのだ。

形見アイテムとなってしまったら、奇跡が起こらないこんな世界じゃ、もう二度と使い魔モンスターとの再会は望めない。

 

 

Si「...?あ、あの?」

 

 

シリカが戸惑いの声を上げる。

みると、キリトがウィンドウを操作していた。

あの形からして...トレードウィンドウか。

キリトは自分の持ってるレア度が高い装備を、シリカに押し付け...あげているようだった。

 

 

K「この装備で5,6レベルぐらいは底上げできる。あとは俺も一緒に行くよ。」

Yu「...キリト。この子めっちゃ怪しんでるけど。」

 

 

それはそうだろう。

この世界はリソースの奪い合い。

甘い話には裏があるとはよく言った話だ。

 

 

Yu「...まあでも、キリトはそういうやつじゃないから。安心していいと思うぞ。」

Si「そ、そうなんですか?」

Yu「1層からの付き合いの俺が保証するよ。」

K「証人ありがとうユイト。」

Si「あの、何から何まですみません...。あの、これ、全然足りないと思うんですけど...」

K「お金は大丈夫だよ。余ってたものだし。」

Si「えっと、なんでそこまでしてくれるんでしょうか...?」

 

 

それは最もだ。

この世界に無償の善などほとんど存在しない。

さっきも言ったとおり、リソースの奪い合いだからだ。

キリトは聞かれると、顔を背けながら少し小声で言った。

 

 

K「笑わないでくれよ...?君が...妹に、似てるから。」

S「妹...?」

L「似てるんだね...」

Yu「クッ...アッハハハハハハハハハ!!!」

K「な!?笑うなって言っただろ!?」

Yu「いやぁ...アハハ!つい笑っちまった。悪意はねえから許してくれよ。あー、腹痛い...」

K「こいつの前で言うんじゃなかった...」

Yu「でもシリカちゃんも笑ってるぞ。」

Si「ふふっ...ごめんなさい...」

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき、読了ありがとうございます。
とりあえず迷いの森脱出前まで。
次回はどこまで行けるかわかりませんが、まあ頑張ります。


話は変わって。
わたくし、ついにコラボが実現しましたありがとうございます!!
コラボ相手は『砂糖のカタマリ』様、コラボ先小説は『監視対象と約束された日々』でございます!!
割と初期のほうに絡みがあり、私の方からコラボを持ちかけたところ、引き受けて下さいました、本当にありがとうございます!!
コラボ先の小説には、うちの子Yuitoが猛威を振るっておりますので、そちらも確認して頂けたらと思います!!

お気に入り登録、評価、感想などをいただくと、主がフォースライズします。

砂糖のカタマリ様 『監視対象と約束された日々』→https://syosetu.org/novel/251752/

正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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