ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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16話!

そろそろユイト君には恋愛という隠れステータスにも自覚してほしいですね()
解放軍も登場します。
ボス戦まではやりません。
サブタイのクオリティがクソ



16話 隠し事と惚気と軍と

今日も今日とて、最前線の迷宮区に潜る。

ぶっちゃけ、それ以外することがないんだ。

ただひたすらにレベルを上げて、クリアを目指して...

 

 

Yu「クリアしたら...何が残るんだ?」

 

 

このゲームのクリア、つまりこの世界から出るということは、ここで得たものはすべて無に帰るということだ。

 

 

Yu「いや、違う...」

 

 

非現実的なゲームがしたくて、この世界に入った。

でも蓋を開けたら、こっちが現実になった。

現実と同じ顔で、現実と同じ暮らし。

でも、本当の現実世界に戻ったら、レベルなんてなくて。

剣も持っていなければ、どこかの街の名前を叫んでもワープなんてしない。

 

 

Yu「何だ...現実のほうがよっぽどクソゲーじゃねえか...」

 

 

...でも。

帰りたいと思えるのは、いまだ現実に未練があるから。

 

 

Yu「...よし、もうちょいやったら帰るかな」

 

 

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Yu「レベルは96...最大体力値も2万超えたし...次のボス戦あたりで使えるかな...」

L「なーに呟いてんの?」

Yu「うおぅ!?」

L「あはは!何その驚き方!」

 

 

しまった、ついソロと同じ感じで独り言を喋っていた。

ギルドに所属しているし、ギルドホームにいるのだから、以後気を付けるべきだな。

 

 

R「さっきの声、なんですか?」

L「あ、聞いてよ!後ろからユイトに話しかけたらさ、「うおぅ!?」だって!」

R「うふふ...」

Yu「二人とも笑うなよ...」

 

 

とは言いつつも、俺はりんりんさんが笑っていることに、よかったと感じている。

なんせ、俺が嫌われているかもしれないという話で、ずっと沈んていたから。

なぜそこまで他人の評価にこだわるのかは謎だが、まあいいだろう。

 

 

雑談もそこそこに、リサが作ったご飯を食べ、5人は寝室へ、俺はリビングで寝袋を使って寝る。

 

 

R「あの、ユイトさん...起きてますか...?」

Yu「ん?ふぁ...りんりんさんか。どうしたの?」

 

 

どうやら、何か深刻な顔をしている。

 

 

R「晩御飯前に呟いていた、レベルとか体力とか...あれって、どういうことですか?」

Yu「どうって?今の現状確認だよ」

R「だとしたら、リサさんに話しかけられて、あんなに...びっくりしますか?」

Yu「後ろから声かけられたら誰でもびっくりするでしょうよ」

R「それでもです。あの驚き方は...少しおかしいです」

Yu「不自然だったかなぁ...」

 

 

別に俺は自分のステータスぐらいなら話しても問題ないと考えている。

けど、このスキルだけは。

絶対に隠し通さなきゃいけない。

少なくとも、俺が使うまでは。

 

 

Yu「...確かに俺は、何か隠してる」

R「はい...なんとなく、分かってました」

Yu「でも、今は話せない」

R「今は...?」

Yu「いつか話すから...それでいいかな」

R「...わかりました。待ってますね?」

 

 

そう言って彼女はニコッと笑う。

 

 

ーーきれいだな。

 

 

初めて女の顔を見て、そう思った。

 

 

R「?どうしました?」

Yu「あ、いや、何でもない。」

 

 

見惚れてた、なんて言えるか。

 

 

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L「いや~!晴れたねぇ~!」

Yu「あと2分もしないうちに暗いとこ入るけどな」

L「もー!そういうこと言わないの!こういうのは雰囲気なの!」

Yu「そーですか...」

 

 

俺たちは74層の迷宮区に来ていた。

新種のモブに慣れておこうという触れ込みだが、実際はボスの姿を見ておこうというちょっとした好奇心。

要は偵察だ。

 

 

S「それにしても、ボス部屋に入らずボスの姿を見るなんて、できるのでしょうか?」

R「理論上は、平気だと思います。ボスは、ボス部屋から、出てこないので...」

 

 

Yu「あれがリザードマンロード。剣と盾持ちの剣士タイプのモブだ。結構強いから頑張れよ」

Yk「任せて頂戴」

 

 

迷宮区の通路で、トカゲ頭狩りを敢行して10分ほどたったころだった。

一本道の向こう側から、ものすごい絶叫が聞こえてくる。

 

 

A「あれって...」

L「キリトに...」

Yu「アスナ、だな」

 

 

二人は俺らの前を通り過ぎると、安全地帯に座り込んだ。

 

 

Yu「何してんの、お前ら」

 

 

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K「いやぁ、ボス部屋覗いてボスの顔見た瞬間逃げてきた」

Yu「うわぁ...」

 

 

驚いた、俺らと同じことを考えるやつもいたもんだ。

キリトはともかく、アスナまでそんなことをするのはちょっと予想外かも知れない。

 

 

K「...言っとくけど、言い出したのはアスナだからな」

Yu「うわあちゃれんじゃー」

R「ユイトさん、脳死で会話しないでください...」

 

 

...危ない、危うく意識を落として接続不安定(disconect)になるところだった。

とか考えてたら、二人で仲良くサンドイッチシェアして食い始めた。

 

 

Yu「これで付き合ってないは嘘だろ

R「私も、そう思います

 

 

と、半ば愚痴っていたら、索敵スキルに反応。

 

 

Yu「誰か来る」

K「...っ!」

Yu「うわすげえアジ」

 

 

ーー補足しておくとアジとはアジリティのことだーーということは置いといて、肩を寄せ合うのがそんなにまずいのか、と考えた瞬間。

 

 

「おうキリト!久しぶりだな!」

K「クライン。まだ生きてたか」

クライン「相変わらず愛想がねえなぁ。珍しく大御所じゃねえ...か...」

 

 

このプレイヤーは見たことあった。

いつだかのクリスマスの時に聖竜連合を足止めしていたギルドのリーダーだ。

で、そのキリトの知り合いはキリトの右側...アスナのほうを見て固まっていた。

 

 

K「ボスレイドで顔合わせてるだろうけど、一応紹介しておくよ。こいつは《風林火山》のクライン。こっちが《血盟騎士団》のアスナ。で、そっちにいる6人が新しく結成したギルドの《Roselia》。数があれだから自己紹介は各自でしてくれ...って...」

Yu「クラインさん?ラグりました?」

 

 

と聞いた瞬間、クラインさんはいきなり上体を勢いよく90度折った。

 

 

クライン「ここここんにちはククククラインと申します二十四歳独身」

K「変なことを口走るなっ...!」

L「うわ痛そう」

 

 

どうやらクラインさんの脇腹にキリトが一発入れたようだ。

だが、それが分からなくなるぐらいのスピードで《風林火山》の残りのメンバーがアスナに自己紹介を始めた。

 

 

Yk「...必死ね」

S「わかりませんね...」

 

 

こちらの真面目組は呆れているようだ。

まあわからなくはない、大人(かどうかわからないけど)が我先にと自己紹介してるんだから。

 

 

A「ユイトさんはいいんですか?」

Yu「...アスナとは知り合いだから問題ないよ」

L「ユイトにはいるもんね~?」

Yu「...ノーコメント」

 

 

という問答のうちに、風林火山メンバーのアピールも終わったようだ。

 

 

K「ま、まあ悪い奴らじゃないから。...リーダーの顔はともかk...イテっ」

Yu「やり返し食らってんじゃん」

 

 

少し和んだところで、また索敵に反応。

風林火山の時とは違う、嫌な予感がする。

 

 

Yu「下がれ」

A「え?なんでですか?」

K「いや、なんかやばい」

 

 

俺とキリトが正面に立って向かってくる集団への威嚇体制をとる。

見たところ12人2列編成のようだ。

 

 

Yu「あの統率の取れ方...不自然だな」

K「...軍だ。さっき、迷宮区に入る前に見た」

 

 

《軍》とは、1層の黒鉄宮あたりを陣取り、あれやこれやと指示を飛ばしながら情報を取得し、攻略を目指す巨大集団だ。

かすかに休め、という声が聞こえると、11人が一斉に床に座り込み、先頭左にいた男がこちらに近づいてきた。

 

 

コーバッツ「アインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ。」

Yu「中佐、ねぇ

 

 

軍、と呼んでいたのは俗称だったのだが、いつの間にか公式認定されていたのか。

 

 

K「キリト。ソロだ」

Yu「ユイト。ギルドRoselia」

コーバッツ「君たちはこの先も攻略しているのか?」

K「ボス部屋手前までは」

コーバッツ「ふむ。では、そのデータを提供していただきたい」

 

 

なんて挑戦的なのだろうか。

そのうえ、コーバッツという男の顔はくれるよな?と言わんばかりの顔だ。

 

 

Yu「少し、虫が良すぎるんじゃないかな」

コーバッツ「...なんだと?」

Yu「新規迷宮区のマッピングデータっていうのは貴重なデータだ。それを提供だって?マッピングの苦労、知ってます?」

コーバッツ「我々は、君たち一般プレイヤーの開放のために戦っている!故に、君らが協力するのは当然の義務である!」

 

 

困った。

別のデータを持っているのは俺ではないが、いささかイラつく。

 

 

K「...まあいいさ。どうせ街に戻ったら公開しようと思ってたデータだ」

クライン「そいつは人が良すぎるぜキリトよぅ」

K「これで商売する気はないからな」

 

 

本当にいい奴だ。

キリトがデータを送ると、中佐は感謝など微塵も感じない声で「協力、感謝する」と言うと、仲間の元に戻っていく。

 

 

K「ボスにちょっかい書けるなら、やめた方がいいぜ」

コーバッツ「それは、私の判断だ」

K「仲間も随分消耗してるじゃないか」

コーバッツ「私の部下はこれぐらいで音を上げるような連中ではない!貴様らさっさと立て!!」

Yu「うわあブラックだなあ...」

 

 

そして軍は、12人2列編成で、ボス部屋に向かって行ってしまった。

 

 

Yu「...なんも起こんねえといいけどな」

R「...何か、嫌な予感がします」




あとがき、読了感謝です。

次回、キリト&ユイト、ユニークスキル披露。
お楽しみに。

悪魔の囁きがCallingして深夜の1時に書いてます()
早急に息づいてほしいですね()

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正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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