ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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どうしたサブタイ
スキル説明はあとがきのほうに。
それでは、どうぞ


18話 まだ付き合ってないです

R「...トさん...!ユイトさん...!」

 

 

誰かが俺の名前を呼んでいる。

 

 

As「キリト君!」

 

 

別の呼び声も聞こえる。

何とか起き上がることはできそうだと、自分の体をゆっくりを上げる。

 

 

Yu「...あれ...?」

R「...!ユイトさん...!」

Yu「うぇ!?」

 

 

起き上がった瞬間に、りんりんさんに抱きしめられる。

視界の奥で、キリトもアスナに同じことをされているようだ。

 

 

K,Yu「ずっとそうされてると、俺のHPがなくなるよ」

 

 

偶然にも俺とキリトの言動が一致し、目を合わせて笑う。

直後、聖剣を振るう前と同じ味の液体が喉を流れる。

 

 

クライン「生き残った奴らの回復は済ませたけど...コーバッツと後二人、死んだ」

K「...ボス攻略戦で犠牲者が出たのは67層以来だな...」

Yu「こんなの、攻略って言えないでしょ...中佐もバカだなぁ...」

 

 

ボス討伐の功績が欲しいなら、ちゃんとレイドフルメンバーで行って、LAボーナスだけかっさらえばいいのに、とか考えた瞬間、クラインさんの「そりゃそうとよ!」という大声で俺の考えが消し飛んだ。

 

 

クライン「キリトにユイトよぉ!おめえらなんだよあれ!」

Yu「...言わなきゃダメでしょうか」

クライン「ったりめえだ!見たことねえぞあんなの!!」

Yu「...俺のは説明に時間食うから、キリトからでいいよ」

K「俺に振るなよ...エクストラスキル《二刀流》」

 

 

おぉ...という声が薄く広がる。

 

 

クライン「しゅ、出現条件は」

K「わかってりゃもう公開してる」

クライン「まぁそうだろうなぁ...」

 

 

相変わらずお人好しだなあと、そう思う。

大方片手剣スキルの完全習得と、利き手と反対の手でのモブ討伐とかだろうかと考え、俺もやってみようかななんて思っていると、

 

 

クライン「じゃ、じゃあおめえのは」

 

 

と、クラインさんが俺を指す。

 

 

Yu「...武器の固有スキルで、《選定の騎士》、そこの派生のエクストラスキル、《騎士王》」

 

 

再びおぉ...という声。

 

 

クライン「出現条件は...その剣の獲得とかか?」

Yu「まあそれが第一条件でしょう。あとは...片手剣スキル完全習得とか...STR型にしておくこととか...」

 

 

候補としてはきりがない。

しかし、片手剣の完全習得とともに、新スキル開放と出たので、前者は間違いない。

 

 

クライン「水臭えなお前ら...そんなすげえの黙ってるなんてよぅ...」

Yu「二刀流はともかく、俺のなんて武器固有ですから...武器奪取なんてされたら終わりですし...」

K「珍しいスキルってだけで色々聞かれるだろうし...」

 

 

この世界で一番怖いのは嫉妬による殺害行為。

つまるところは、どんなボスモブや強力なモンスターよりも、プレイヤーが一番怖い。

キリトの答えを聞くと、クラインさんはうなずきながら言った。

 

 

クライン「ネットゲーマーの嫉妬は怖えからなぁ...俺は人間ができてるからともかく...妬み嫉みはあるだろうし...」

 

 

と、いったん言葉を切り、俺とキリトの肩を軽くたたいてからまた続けた。

 

 

クライン「ま、苦労も修行のうちだと思って頑張りたまえ、若者たちよ」

Yu「いやどういうことですか...」

「あ、あの...ありがとうございました...」

 

 

目線を上げると若い軍の生き残り。

 

 

Yu「気をつけて帰ってください。あと...上の人にこのことはきっちりとお伝えください」

「は、はい....!」

 

 

そう言った彼を筆頭に、次々と結晶でテレポートしていく。

 

 

クライン「さて、と...俺たちは75層の転移門の有効化(アクティベート)に行くけど、どうする?お前らやるか?」

Yu「俺は...遠慮しときます。しばらくは、動けそうにないんで...」

K「俺もパス...もうヘトヘトだ...」

クライン「そうか...気ぃつけて帰れよ」

 

 

クラインさんは去り際に親指を立てて、次層の階段へ向かっていった。

 

 

Yu「...はぁ...もう動けねぇ...」

K「俺もだ...もう転移して帰りた...のわっ!?」

 

 

キリトの声が不意に途切れたと思ったら、アスナに再度抱きしめられているところだった。

 

 

Yu「...なんか青春してんなぁ...」

L「君まだ若いでしょうよ...」

 

 

回復を終えたRoseliaメンバーがぞろぞろと寄ってくる。

 

 

Yu「さて...帰りますか」

Yk「そうね。でも...」

Yu「?」

S「あぁ...そうですね。ユイトさんは自分のホームに戻った方がいいかと」

Yu「いやなんでさ」

L「さっきキリトが言ってたでしょ?色々聞かれるだろうからって」

Yu「あぁそういう...じゃあそうしようかな」

A「一人で帰るのが寂しいなら...りんりんも付けちゃう!」

Yu,R「アコ(ちゃん)!?」

 

 

...ということで、りんりんさんは俺のホームがある49層までついてきてくれた。

本当にいい人だ。

 

 

Yu「...無理して付いてこなくてもよかったのに...」

R「ううん...私がしたくて、そうしたから...それに...」

Yu「それに?」

R「あ...何でもない...」

Yu「...そうですか...」

 

 

不思議だ。

不思議と、帰したくないって思ってしまう。

 

 

Yu「あの、さ」

R「...?」

Yu「俺、作るんで。飯とか、どうですか...?」

R「ふふっ...ごちそうになります」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

R「そういえば」

Yu「なんでしょ」

 

 

料理スキル600にしては手の込んだ料理を食べているとき、りんりんさんはそう言った。

 

 

R「どうして...私だけさん付けなの?」

Yu「あ~...その...失礼なんですけど...さん抜きでは呼べなくて...その...名前がね?」

 

 

俺がりんりんと呼ぶには、いささかハードルが高い。

たんに俺の気恥ずかしさの問題が大きい。

だからさんを付けていたのだが、何か問題があるのだろうか。

 

 

R「ほかの人は呼び捨てなのに...私だけ...」

 

 

そこまで気にしてたのか...だったら。

 

 

Yu「...りん」

R「え?」

Yu「りん、じゃ、だめかな。りんりんって呼ぶのは、周りの目が気になるから...」

R「ふふっ...じゃあ、それで」

Yu「ほ...良かった」

 

 

さっきまで浮かんでいた不安げな顔が消えた。

とりあえず、これで前より呼びやすくなった。

連携もとりやすくなるだろう。

 

 

R「仲良くなった、感じがする」

Yu「...そうですね」

 

 

誰とも仲良くするつもりなんてなかったから、ビーターなんて悪名を被った。

ま、今は今で悪くないから、問題はないけどね。

 

 

 

 




スキル説明
《選定の騎士》
片手直剣武器《カリバーン》を装備している者にのみ有効
モブ討伐時の獲得経験値1.1倍
モブ討伐時のレアドロップ確率1.2倍
行動不能系スキルの拘束時間0.8倍
硬直時間0.9倍
クールタイム0.9倍
戦闘時回復(バトルヒーリング)(偽)(10秒間あたり500回復)付与
STR値1.05倍
AGI値1.05倍


《騎士王》
《カリバーン》装備状態で詠唱後、スキル効果発動
《選定の騎士》スキル効果とは重複しない
《代償》レベル、経験値、STR値、AGI値、HPのいずれかを8割消費
30秒間、効果発動
《The》が付くモブに対してのダメージ量2.0倍
《The》が付くモブから受けるダメージ量0.5倍
それ以外のモブから受けるダメージ量1.5倍
それ以外のモブに与えるダメージ量0.7倍
《代償》に指定したステータスを減少後の数値の10倍(レベルを指定した場合は無し)
硬直時間0.1倍
クールタイム0.2倍
30秒後、ソードスキル《エクスカリバー》を発動
《エクスカリバー》発動後、10秒の硬直時間付与



設定はこんなとこかな...
では、また次回


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