この後の展開はまあ想像通りですが、まあご覧あそばせ。
では、どうぞ。
Yu「キリトとKoBの団長がデュエルだぁ?どうなってんのそれ?」
アスナが俺のホームに入ってきた第二声が『うちの団長とキリトがデュエルする』だった。
As「私も止めたんだけど...キリト君が喧嘩買っちゃって...」
Yu「あの団長のことだから『アスナが欲しけりゃ俺と勝負しろ』って言ったんだろ」
As「団長、普段そういうこと言わないんだけど...」
Yu「で、そのおもろい試合はどこでやるの?」
As「え?」
Yu「神聖剣VS二刀流!面白くないわけがないだろ?」
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というわけで、75層《コリニア》にある、コロシアムにやってきた。
「火吹きコーン10コル!10コル!」
「黒エール冷えてるよ~!」
Yu「...うわぁ...金取に使われてんなぁ...って、キリト」
K「...なんでいるんだ」
Yu「相棒が最強プレイヤーと戦うっていうから見に来たんだろうが」
K「...こんな大ごとになるなんて思ってなかった...」
戦う前から疲れ切っているキリト。
まあこんなに担ぎ上げられたら逃げるにも逃げられないだろうし、まあ疲れるよなと思う。
K「アスナ、そこでチケット売ってんのKoBのやつじゃないか!?」
As「ダイゼンさん...しっかりしてるなぁ...」
チケットを買って帰ってきたときには、キリトとアスナは腹が出てるプレイヤーと一緒にいた。
ダイゼン「いやーおおきにおおきに!キリトはんのおかげでえろう儲けさせてもろてます!」
Yu「自分のとこの団長ダシに使って金稼ぐのかKoBって」
ダイゼン「人聞きの悪いこと言わんでもろていいですか~?」
...ダメだ、やりずらい。
ダイゼン「ささ、控室はこっちですわ。どうぞどうぞ」
Yu「じゃあなキリト、俺は観客席から見てるから」
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Yu「...よっと」
件のキリトVSヒースクリフにはまだ時間があるようだから、少し情報を整理する。
ヒースクリフは《血盟騎士団》の団長。
ユニークスキル、《神聖剣》を持ち、装備は剣と盾。
そして、あの男には伝説が一つ。
それは、
正確には、HPゲージがイエローに行ったところを見たことがない。
少なくとも、他プレイヤーがいるところでイエローまで割り込むところを見られていないということ。
かなり異常だ。
もしこのゲームにGMがいたなら、今すぐ神聖剣、ないしはヒースクリフにナーフをかけているところだろう。
Yu「まぁ...GMはいないしな...」
いるとするならばこのゲームが始まった初日に出てきたあの赤ローブだが、あくまであれは説明用のアバターだろう。
「うおおおおおおお!!!」
Yu「うわびっくり...お、始まるみたいだな。」
両側からプレイヤーが出てくる。
方や、赤の甲冑を纏い、巨大な盾を持った魔術師のような男。
方や、全身を黒でまとめた、男にしては小柄な男。
双方が闘技場の中央で向き合う。
観客席からは「斬れー」「殺せー」などと物騒な単語が飛び交っている。
まあ、娯楽の少ないこのゲームじゃ、これも一種の娯楽なのだろう。
ヒースクリフもキリトも、闘技場を見渡しては互いに苦笑いを浮かべている。
キリトはともかく、ヒースクリフは予想していなかったのだろう。
すると、ヒースクリフはウィンドウを操作し、操作を終えるとキリトも操作をし、それを終えた。
二人の間に《Heathcliff VS Kirito》と表示され、60秒からカウントが始まる。
二人は剣を静かに抜き、どちらも半身で構える。
飛び出したのはカウントが0になるのと同時だった。
キリトは二刀流特有の突進技でヒースクリフに迫るが、盾と剣による防御で弾き飛ばされた。
弾き飛ばされたところにヒースクリフが盾を水平に構えて突っ込む。
Yu「あれにもスキルがあんのか...」
神聖剣のスキルは知っているが、効果は初見だ。
盾を二刀で防御したキリトに再度突っ込むヒースクリフ。
神聖剣のソードスキルを何とか捌いているように見えるキリトだが、アスナからこういうスキルだとレクチャーを受けたのだろう。
キリトはヒースクリフの8連撃目を左手ではじくと、そのまま右手で突進技《ヴォーパル・ストライク》を発動させる。
盾に弾かれているが、ヒースクリフのHPが少しだけ減る。
しかしそれもせいぜい5%ほど、初撃決着では決まらない。
K「........!!」
ヒースクリフ「......!」
ここからじゃ観客の声に紛れて聞こえないが、彼らが楽しんでいることは緩んだ口元を見ればわかる。
そこからの互いの攻防はお互いにクリティカルは出ず、致命傷もない。
かすり傷や弱攻撃の当たりだけだが、徐々にお互いのHPが5割に届き始める。
そこで、キリトが一段階スピードを上げたように見えた。
ヒースクリフの顔が、徐々に焦りを含み始める。
その瞬間、キリトの二刀が光る。
確か、《スターバースト・ストリーム》だったか。
16連撃の二刀流専用ソードスキル。
剣や盾を使い防御するヒースクリフだが、キリトのソードスキルの奔流によって盾が右に、剣が左に流れ、正面ががら空きになった。
そして、キリトのスキルはまだ終わっていない、16撃目が、ヒースクリフの左脇腹に...
Yu「...は?」
当たらず、盾に弾かれた。
そして、スキルでも何でもないヒースクリフの単調な突き攻撃が、キリトのHPをぴったり5割にし、それでデュエルは終わった。
Yu「何だったんだ...今の動き...」
盾は明らかに届かない範囲にあった。
振られた盾をその場に戻すには相当な負荷がかかる。
俺も一時期タンク職をやっていたからわかるが、振られた盾というのは相当重い。
それを振られた状態から初期位置に戻し、さらにキリトの剣を弾く位置まで持っていくのに1秒と掛かっていない。
あまりにもおかしい速度、何かきっと裏がある。
Yu「GMだったり...はあり得ねえか」
とりあえず違和感は仕舞っておくこととして、俺は帰ることとした。
キリトが純白のコートを羽織り、俺が爆笑するのは、別の話である。
後書き、読了感謝です。
この後の話の流れは
キリト殺害未遂→キリアス結婚→75層ボス戦→ラスボス戦→現実へ帰還
という流れになるので、どこかにRoselia及びユイト君を突っ込めたらなと思います。
結婚させるのは同タイミングになりそうだなぁ...
では、また次回。
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正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?
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伝わらない、だめだった