ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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さ、ここまで来ました。
この後の展開はまあ想像通りですが、まあご覧あそばせ。
では、どうぞ。


19話 《黒の剣士》、最強とデュエル

Yu「キリトとKoBの団長がデュエルだぁ?どうなってんのそれ?」

 

アスナが俺のホームに入ってきた第二声が『うちの団長とキリトがデュエルする』だった。

 

 

As「私も止めたんだけど...キリト君が喧嘩買っちゃって...」

Yu「あの団長のことだから『アスナが欲しけりゃ俺と勝負しろ』って言ったんだろ」

As「団長、普段そういうこと言わないんだけど...」

Yu「で、そのおもろい試合はどこでやるの?」

As「え?」

Yu「神聖剣VS二刀流!面白くないわけがないだろ?」

 

 

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というわけで、75層《コリニア》にある、コロシアムにやってきた。

 

 

「火吹きコーン10コル!10コル!」

「黒エール冷えてるよ~!」

Yu「...うわぁ...金取に使われてんなぁ...って、キリト」

K「...なんでいるんだ」

Yu「相棒が最強プレイヤーと戦うっていうから見に来たんだろうが」

K「...こんな大ごとになるなんて思ってなかった...」

 

 

戦う前から疲れ切っているキリト。

まあこんなに担ぎ上げられたら逃げるにも逃げられないだろうし、まあ疲れるよなと思う。

 

 

K「アスナ、そこでチケット売ってんのKoBのやつじゃないか!?」

As「ダイゼンさん...しっかりしてるなぁ...」

 

 

チケットを買って帰ってきたときには、キリトとアスナは腹が出てるプレイヤーと一緒にいた。

 

 

ダイゼン「いやーおおきにおおきに!キリトはんのおかげでえろう儲けさせてもろてます!」

Yu「自分のとこの団長ダシに使って金稼ぐのかKoBって」

ダイゼン「人聞きの悪いこと言わんでもろていいですか~?」

 

 

...ダメだ、やりずらい。

 

 

ダイゼン「ささ、控室はこっちですわ。どうぞどうぞ」

Yu「じゃあなキリト、俺は観客席から見てるから」

 

 

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Yu「...よっと」

 

 

件のキリトVSヒースクリフにはまだ時間があるようだから、少し情報を整理する。

ヒースクリフは《血盟騎士団》の団長。

ユニークスキル、《神聖剣》を持ち、装備は剣と盾。

そして、あの男には伝説が一つ。

それは、H()P()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

正確には、HPゲージがイエローに行ったところを見たことがない。

少なくとも、他プレイヤーがいるところでイエローまで割り込むところを見られていないということ。

かなり異常だ。

もしこのゲームにGMがいたなら、今すぐ神聖剣、ないしはヒースクリフにナーフをかけているところだろう。

 

 

Yu「まぁ...GMはいないしな...」

 

 

いるとするならばこのゲームが始まった初日に出てきたあの赤ローブだが、あくまであれは説明用のアバターだろう。

 

 

「うおおおおおおお!!!」

Yu「うわびっくり...お、始まるみたいだな。」

 

 

両側からプレイヤーが出てくる。

方や、赤の甲冑を纏い、巨大な盾を持った魔術師のような男。

方や、全身を黒でまとめた、男にしては小柄な男。

双方が闘技場の中央で向き合う。

観客席からは「斬れー」「殺せー」などと物騒な単語が飛び交っている。

まあ、娯楽の少ないこのゲームじゃ、これも一種の娯楽なのだろう。

ヒースクリフもキリトも、闘技場を見渡しては互いに苦笑いを浮かべている。

キリトはともかく、ヒースクリフは予想していなかったのだろう。

すると、ヒースクリフはウィンドウを操作し、操作を終えるとキリトも操作をし、それを終えた。

二人の間に《Heathcliff VS Kirito》と表示され、60秒からカウントが始まる。

二人は剣を静かに抜き、どちらも半身で構える。

飛び出したのはカウントが0になるのと同時だった。

 

 

キリトは二刀流特有の突進技でヒースクリフに迫るが、盾と剣による防御で弾き飛ばされた。

弾き飛ばされたところにヒースクリフが盾を水平に構えて突っ込む。

 

 

Yu「あれにもスキルがあんのか...」

 

 

神聖剣のスキルは知っているが、効果は初見だ。

盾を二刀で防御したキリトに再度突っ込むヒースクリフ。

神聖剣のソードスキルを何とか捌いているように見えるキリトだが、アスナからこういうスキルだとレクチャーを受けたのだろう。

キリトはヒースクリフの8連撃目を左手ではじくと、そのまま右手で突進技《ヴォーパル・ストライク》を発動させる。

盾に弾かれているが、ヒースクリフのHPが少しだけ減る。

しかしそれもせいぜい5%ほど、初撃決着では決まらない。

 

 

K「........!!」

ヒースクリフ「......!」

 

 

ここからじゃ観客の声に紛れて聞こえないが、彼らが楽しんでいることは緩んだ口元を見ればわかる。

そこからの互いの攻防はお互いにクリティカルは出ず、致命傷もない。

かすり傷や弱攻撃の当たりだけだが、徐々にお互いのHPが5割に届き始める。

そこで、キリトが一段階スピードを上げたように見えた。

ヒースクリフの顔が、徐々に焦りを含み始める。

その瞬間、キリトの二刀が光る。

確か、《スターバースト・ストリーム》だったか。

16連撃の二刀流専用ソードスキル。

剣や盾を使い防御するヒースクリフだが、キリトのソードスキルの奔流によって盾が右に、剣が左に流れ、正面ががら空きになった。

そして、キリトのスキルはまだ終わっていない、16撃目が、ヒースクリフの左脇腹に...

 

 

Yu「...は?」

 

 

当たらず、盾に弾かれた。

そして、スキルでも何でもないヒースクリフの単調な突き攻撃が、キリトのHPをぴったり5割にし、それでデュエルは終わった。

 

 

Yu「何だったんだ...今の動き...」

 

 

盾は明らかに届かない範囲にあった。

振られた盾をその場に戻すには相当な負荷がかかる。

俺も一時期タンク職をやっていたからわかるが、振られた盾というのは相当重い。

それを振られた状態から初期位置に戻し、さらにキリトの剣を弾く位置まで持っていくのに1秒と掛かっていない。

あまりにもおかしい速度、何かきっと裏がある。

 

 

Yu「GMだったり...はあり得ねえか」

 

 

とりあえず違和感は仕舞っておくこととして、俺は帰ることとした。

キリトが純白のコートを羽織り、俺が爆笑するのは、別の話である。




後書き、読了感謝です。
この後の話の流れは
キリト殺害未遂→キリアス結婚→75層ボス戦→ラスボス戦→現実へ帰還
という流れになるので、どこかにRoselia及びユイト君を突っ込めたらなと思います。
結婚させるのは同タイミングになりそうだなぁ...

では、また次回。
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正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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