ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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サブタイの方向性が行方不明です

そして本編も行方不明

うーん、クソ文

それでは、どうぞ


21話 人肌が恋しい

俺とクラディールの間を割って入ってきたのは、赤白と黒の旋風だった。

 

 

R「はぁっ...はぁっ...」

As「間に合った...間に合ったよ、神様...!」

 

 

黒の風は俺の方を見て笑顔を一つ、赤白の風はキリトのそばで崩れ落ちている。

 

 

Yu「アスナに...りん...?」

As「二人とも...生きてるよね...?」

K「あぁ...生きてるよ」

Yu「俺は、どうにか動けるから...先にキリトの治療してやってくれ...」

R「無理、しないでください...!」

 

 

そういうとアスナはキリトの胸に、りんは俺の腹にピンク色の結晶を押し当てると、同時に「ヒール!」と叫んだ。

結晶が砕けると同時に俺たちのHPが全回復する。

 

 

As「待っててね...すぐ終わらせるから...」

R「行きましょう...アスナさん...」

 

 

りんとアスナは立ち上がり、殺人者(クラディール)を見据える。

 

 

クラディール「ア、アスナ様に...Roseliaの...そ、そう!これはその...事故で!訓練で事故が...ぶあっ!」

 

 

クラディールの言い訳を聞かず、アスナはクラディールの口を切り裂いた。

口元を抑えてこちらを見るクラディールの目は、憎しみで埋まっていた。

 

 

クラディール「このアマどもがァ...ケッ、ちょうどいいや、お前らも殺ってやろうと...」

 

 

そのセリフも、最後まで言えなかった。

アスナとりんの剣が、右から左から、上から下から迫りくるおかげで、クラディールは攻撃を一切できてない。

 

 

Yu「奇麗だ...」

 

 

場違いにもそう思った。

見とれるほどに、美しかった。

そしてクラディールのHPゲージが赤くなったところで、クラディールは剣を投げ出し頭を地面に擦り付けた。

 

 

クラディール「わ、わかった!俺が悪かった!悪かったよ!ギルドはやめる!もうアンタらの前に現れねぇ!!」

 

 

叫び声とも聴けるその反省を、アスナもりんも、黙って聞いていた。

しかし、アスナは右に持ったレイピアを逆手に持ち、振り上げた。

りんも同じ構えをしている。

そしてレイピアが下げられた瞬間。

 

 

クラディール「ひぃぃ!!死にたくねぇーーーっ!!!」

 

 

という叫びで、二人の剣の動きが止まった。

この世界でプレイヤーが死ぬことは、現実のどこかでそのプレイヤーを操っていた人間が死ぬことを意味する。

つまり、プレイヤーを殺すと、殺したプレイヤーは間接的に殺人を犯したことになる。

二人の剣の動きが止まった理由は、想像できる。

 

 

ーー止まれ、りん。

ーーそのまま振り下ろせ、りん。

 

 

二つの考えが同時によぎり、とっさに後者を叫ぼうとした時、這いつくばっていたクラディールが、叫んだ。

 

 

クラディール「ヒャァァァァッ!」

 

 

クラディールは握りなおした大剣でアスナたちの剣を弾いた。

 

 

As「あっ...!」

R「うそ...!」

クラディール「アァァァ甘ぇーーーーーんだよてめえらァァァァァ!!」

K「う...おおおぉぉぉぉ!!!」

 

 

麻痺が解けたキリトが、叫んで飛び出す。

 

 

Yu「はぁぁぁぁ!!」

 

 

その叫びにかぶせるようにして、俺も飛び出す。

クラディールの大剣を横っ腹から叩き折り、その勢いでクラディールを蹴り飛ばす。

 

 

Yu「キリトッ!」

K「あぁぁぁっ!!」

 

 

黄色く光り、クラディールの腹を貫いたキリトの右腕は。

赤色に割り込んでいたクラディールのHPを、残さず消し飛ばした。

 

 

クラディール「この...人殺し野郎が...」

 

 

最後にキリトに何か言っていた気がしたが、呪詛か何かの類だろう。

そしてクラディールは、その存在をポリゴンの欠片として消滅した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

しばらく、俺たちは動けなかった。

もう少し毒の時間が長かったら。

もしアスナやりんが助けに来てくれなかったら。

 

 

ーー俺は、死んでいたのだろうか?

 

 

そんなことを考えて寒気を感じる体を縮こませ、顔を下げた。

横の方から近づいてくる足音、少しだけ目線を横にやると、黒い脚が見えた。

りんだ。

 

 

R「...ごめんなさい、ユイトさん」

Yu「なんで、りんが謝るんだ」

R「だって...ユイトさんのことっ...」

 

 

続くはずの言葉はきっと、「殺しかけた」だろうが、りんの性格上言えないのは知ってる。

だから、そっとりんの腕を握る。

 

 

R「...?」

Yu「気にすんなよ。俺でよかったと思ってる」

R「なんで、ですか?」

Yu「俺だからこの場でHPを減らされてたけど、りんだったら...」

 

 

この続きを、俺は言えなかった。

恐ろしくて。もしそうなってしまったら怖くて。

怖かったから、反射的にりんを抱き寄せる。

 

 

R「あの...ユイトさん...?」

Yu「ごめん、りん。今は、こうさせてほしい」

 

 

ふと目線をキリトの方にやると、アスナの肩にキリトが顔を埋めていた。

 

 

R「帰りましょうか...」

Yu「...わかった」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ギルドホームに戻ると、Roseliaの面々から口々に心配された。

何とかまだ持ちこたえている精神で、大丈夫だと答えると、

 

 

L「燐子、ユイトと一緒にいてあげて」

R「え...?」

L「いやほら、そんなことがあった後じゃ、ね?」

R「わ、わかりました...ユイトさんは、それで平気ですか...?」

Yu「あぁ、大丈夫...」

 

 

というやり取りがあって、今現在ギルドホームに二人きり。

他のメンツは俺のホームに行ったようだ。

 

 

Yu「逆のほうが良かったんじゃないかな...」

R「動かない方が...いいんじゃないかっていう、判断の元なので...」

Yu「まあ納得」

 

 

しかし、何もする気が起きない。

 

 

Yu「...寝ていいかな」

R「は、はい。おやすみなさい、ユイトさん」

 

 

普段使わない、客室用の部屋(客なんて来ないから実質空き部屋)に入る。

装備を簡易的なものにして、ベッドに飛び込むと、戦闘の疲れや精神的疲労もあって、すぐに意識が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...目が覚めた時、隣に装備全解除のりんがいたのは、別の話だ。




後書き、とりあえずここまで書けたことに褒めたい。

近いうちにコラボ回の前日譚を書こうかと思ってるので、よろしくお願いします。

結婚文句アンケ、ありがとうございました。

また別のアンケートも置いてあるので、よろしくお願いします。

それでは、また。


追記(アップデート):装備全解除に至るまでの話→ https://syosetu.org/novel/264952/1.html

正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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