ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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結局合流させちゃったよ。
一人で行かせる予定だったんだけどね


30話 合流、影と風と水妖精

ーー数日後、7時半ごろ。

 

 

何度か死にかけながら、高山だの湿地だの砂漠だのの地帯を、随意飛行とやらで飛び回り(というか飛んでたらこっちに来てた)、そろそろポーションだけじゃなくて魔法での回復も欲しいなぁ、ついでに剣も欲しいなとか考えて、ちょうど飛行時間の限界が来て、これまたちょうど見えた中立の村で見るからにでかくて重そうな剣を買って、これまたお腹がすいたなあとか考え、宿屋に入り、いったんログアウト。

 

 

部屋に持ち込んだ夜食用のパンをつまみながら、ALOのファンサイトなるもので、魔法のスペルの確認をする。

 

 

唯斗「þú fylla heill austr(汝は満たされる、癒しの水)...回復魔法か」

 

 

ウンディーネである種族柄、回復魔法は覚えておくべきだろうと、すごい親切に回復魔法のスペルが書いてあるサイトを見ながら発音の練習をしていた。

 

 

唯斗「þú fylla heilaqr austr brott sudr bani(汝は満たされる、聖なる水。冷たい死を遠ざける)...なーんか英語の暗記だなぁ...」

 

 

とりあえず攻撃魔法は後々覚えることとしよう。

今は回復だけでいい。

そう思ってもう一回ギアを被ろうとした際、ふと思った。

 

 

唯斗「キリトも、いるんだよな」

 

 

そう思って、電話をかけてみる。

 

 

和人『ユイトか?』

唯斗「キリト、今平気か?」

和人「あぁ、でもあんま長電話はできないぞ。」

 

 

と、いうわりにはのんびりした口調。

 

 

唯斗「そんな長話をするつもりはないさ。...キリトも、やってるんだよな、ALO」

和人「あぁ。丁寧な子が道案内してくれるって言っててさ。鉱山洞窟に入る前にローテアウト中」

 

 

子ってことは女の子か、とか考えそうになった頭を、無理矢理今さっき自分が落ちた場所のことを考えることにシフトさせる。

 

 

唯斗「鉱山洞窟...近いな」

和人「ユイト、今どこにいるんだ?」

唯斗「シルフ領の近くにある中立村でアウト中」

 

 

俺がそう言うと、キリトはお。と声を漏らす。

 

 

和人「じゃあ、ガイドの子にちょっと待っておくように言っておくか」

唯斗「いいのかよ、待たせて」

和人「まあ、いいだろ。世界樹の上に行くことをグランド・クエストっていうらしいけど、それには異種族混合で挑むのが理想とか言われてるし」

唯斗「へぇ...まあいいか。詳しいことは中で話そうぜ」

和人「了解。すぐ来いよ」

唯斗「任せろ、2分で行ってやらあ」

 

 

そう言って電話を切る。

 

 

唯斗「さて、と。キリトにああ言った手前、遅刻はできねえよな。よし」

 

 

唯斗「リンク・スタート」

 

 


宿屋にて起きた俺は、時刻を見ながら、翅の光度を確認する。

 

 

Yu「よし...翅もオッケーかな...」

 

 

全回復には及ばないが、それでもシルフ領の上を飛び越して、鉱山洞窟とやらに行けるぐらいの回復はしたはずだ。

 

 

Yu「全速力で...!」

 

 

村から飛び出して、あらん限りの力で翅を羽ばたかせる。

 

 

Yu「お、あれか...?」

 

 

シルフ領を飛び越して一分後、明らかに高すぎる山の下に、緑と黒のオブジェクト。

プレイヤーだ。

 

 

Yu「ふっ...!」

 

 

そこにめがけて急降下、そのままランディングして安全に着地。

翅の光度はちょうど失われた。

 

 

K「お、来たな」

Yu「約束通り、二分で来たぜ」

K「惜しいな、三分だ」

Le「ね、ねぇ。この人が、キリト君が言ってた?」

 

 

あの頃に戻った感じで軽口をたたき合うと、隣のシルフが俺とキリトの顔を交互に見ている。

 

 

K「あぁ、紹介するよ。ユイト、昔から同じゲームやってる友達だ。こっちがリーファ。俺のガイドをしてくれるって言ってくれた子だ」

Yu「よろしく、リーファさん」

Le「うん。よろしく、ユイト君」

 

 

とりあえず初対面同士で握手を交わす。

 

 

K「ユイトは...何だ、それ」

Yu「ウンディーネ、だったかな。回復主体だけど、そこまで使わないかも」

Le「男の人でウンディーネって、珍しいね」

Yu「そうか?そこそこいたぞ」

 

 

やっぱ男はアタッカーがいいのかなぁなんて考えながら、キリトを見る。

あの頃とあまり変わらない背丈に、あのころとは違う髪形。

 

 

Yu「懐かしいなぁ...」

Le「なにが?」

Yu「あぁいや、なんでも...な...」

K「...なんかいたよな」

Le「え?誰もいないよ?」

 

 

違和感を感じて振り返ったが、そこには誰もいなかった。

しかしこの世界では魔法がある。

対象にプレイヤーを追跡する魔法とやらも存在するだろう。

 

 

Yu「魔法の類かもな。追跡系の」

K「調べたのか?」

Yu「いやただの勘」

Le「実際にトレーサーっていう、追跡魔法は存在するよ。でも、こんなフィールドじゃ見つけにくいね」

K「ま、気のせいかもしれないしな。先を急ごう」

 

 

そう言って地面を蹴る。

山の中腹あたりに開いている穴に入る。

 

 

Yu「随分と不気味だけど...ここ、名前あるの?」

Le「ルグルー回廊って言うのよ、確か。ルグルーって言うのが、鉱山都市の名前」

K「へぇ...そういや昔のファンタジー映画に、こんな展開が...」

Le「あいにく、ここに悪魔型モンスターは出ないわよ。オーク型は出るけど」

Yu「じゃあ、オークはキリトに任せるわ」

K「いやフォワードは交代だろユイト!」

Yu「悪いな、見ての通り俺は魔法主体なんでな。前衛は任せた。暗視もかけといてやるから」

 

 

さっき覚えた暗視魔法をすらっと唱えると、視界が明るくなる。

 

 

Le「うわぁ、ウンディーネって暗視もかけられるんだ...」

Yu「主体は魔法だから行けるかと思ったら、いけたな。さ、行こうぜ」

 

 

 

 

 

 




すごい打ち切りみたいな終わり方。
まだまだ続くよ!

正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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  • 伝わらない、だめだった
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