ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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二話続けてカロリーが高すぎたので、この回はゆるっと。
あと申し訳ない、前回あと一話だけって言ったけど、訂正。
この回含めてあと三回、やらせて。


45話 平和の象徴

ーー数か月後。

 

とある学校にて、授業終了の時間を知らせるチャイムが鳴った。

 

「それでは、今回はここまで」

 

 

その言葉で、教室の空気が弛緩する。

そそくさと荷物をまとめる俺に、友人が話しかけてきた。

 

 

「あ、蒼闇。食堂行く?」

唯斗「え?いや、今日は...」

 

 

俺が言いどもると、別の友人が割り込んでくる。

 

 

「無理無理。剣士様は今日青薔薇園に行くんだからよ」

唯斗「剣士様ってやめろよ...ま、そういうわけだ。じゃ」

 

 


 

 

唯斗「...てか、青薔薇園ってなんだよ...」

リサ「あ、ユイト!こっちこっちー!」

 

 

う~ん...準備が早いこと...

 

 

友希那「遅いわよ、何をしていたの?」

唯斗「え、今さっき終わったばっかですけど...?と言うか皆さん、やけに早い気が...」

紗夜「学年が一番上ですからね」

唯斗「それ理由になるんすか」

リサ「まーあたしたちは空きコマだったんだよ~」

唯斗「...あこも同じ理由か?」

あこ「そうだよ!」

 

あぁ、そうなのね。

 

唯斗「というか、それなら先に食べてればいいのに...」

リサ「え~?なんでそんな寂しいこと言うの~?」

紗夜「...今井さんがそれを言うのは違う気がします」

リサ「...あ!...許して、燐子」

燐子「わ、私は別に...」

唯斗「何だ、そういうことか」

友希那「...あんまり見透かした態度取ってると、嫌われるわよ」

唯斗「...それ、友希那()()には言われたくなかったですわ」

 

まぁ、理由は察した。

 

唯斗「すみません、皆さん。俺の配慮が足りてませんでした」

リサ「ちょっ!?大丈夫だって!誰も怒ってないよ!ねっ!?」

紗夜「...そこまで畏まられると、こっちが逆に困るというか...」

唯斗「目上には敬意を払えって、生みの母さんのお言葉なんで」

燐子「ふふっ...いいお母さんですね。じゃあ、皆さん...」

 

6人「いただきます!」

 


 

リサ「そういえばユイト、徹底してるよね」

唯斗「何がです?」

 

リサの言葉に、覚えがない俺は首を傾げた。

 

リサ「ここじゃ一応さ、キャラネームで呼ぶのはだめってことになってるでしょ?」

唯斗「それは、そうですね」

リサ「だからほら、ユイトはキリトのこと和人って呼んだりしてるし」

唯斗「...ネットネームで呼ばないのって、常識じゃ...」

リサ「ん?」

 

ずらした目線の先に、元気よくミニハンバーグを頬張るあこが見えた。

 

唯斗「...例外も、いるけど」

リサ「あはは...」

 


 

6人「ごちそうさまでした」

 

手を合わせ、空の弁当箱に向けて頭を下げる。

 

燐子「...ユイトさん、作法がしっかりしていますね?」

唯斗「あ~...今の親の影響かも」

 

物心ついたころからやってたんだよな、これ。

「ご馳走様」はこれを作ってくれたすべての生物に対しての感謝だから、お礼はちゃんとしろって言われたような気がする。

 

友希那「...ユイト、放課後、時間はあるかしら?」

唯斗「えっと...今日は大丈夫、ですけど」

友希那「なら、講義が終わったら一緒に来なさい」

唯斗「...了解」

リサ「なんで了解?」

唯斗「いや、なんとなく」

燐子「逆らったら怖いから、ですよね?」

唯斗「は!?え、えっと、いや、そんなことは全然ないんで...え、え~...失礼しますっ!!」

 

友希那さんの眼が怖い。

これ以上追及される前に俺はその場から全力離脱を試みた。

結果:成功。

とりあえず、講義に遅れないようにしよう。

 


 

唯斗「ふぁ...」

 

午後の講義は眠くなるよな?

飯を食って腹を満たしたことで安心したから、眠くなるそうだ。

俺は後ろの席だから、バレるリスクは少ない。

が、寝ないに越したことはない。

 

「では、ここを...蒼闇、解いてみろ」

唯斗「...はい」

 

欠伸がバレたか知らないが、講師に指名された。

立ち上がって問題を見る。

 

問題は確率。

2個の賽を同時に投げ、和が7になる確率を求めろというものだった。

 

...正直言って、簡単すぎる。

 

一応は俺も高校生だったわけだし、これくらいはわかる。

 

唯斗「6通り。なので、回答は1/6」

「正解だ、座っていいぞ。なるべく講義中に欠伸はしないように」

唯斗「すみません」

 

...やはりバレていたようだ。

周りに軽く笑われながら席に着く。

 

唯斗「(でも、それは)」

 

...ある意味で、幸せなのかもしれない。

だってこれが、学生の本分だからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ゆるっと書いてみた。
学生生活ってこんなだよね。
さ、あと二話、頑張ります。

正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

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