ロゼリアート・オンライン   作:ユイトアクエリア

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このままだとシノンさん微塵も出てこないんだけど、どうしたらいい?


7話 まさか銃ゲーの中でレースゲームやるとは

Yu「早く言ってよサヨさん!?」

S「いえ、あまりにも盛り上がってたようなので、一応のつもりだったのですが......」

 

にしたって警告が遅いよ。

という言葉をどうにか飲み込む。

 

K「間に合うか!?」

 

そういう間にも、ショップから出て、総督府に向けて走り出す。

 

R「大会エントリー用の端末、入力に最低3分はかかるそうなので......多く見積もってもあと5分ほどで総督府に戻らないと......」

 

何か、嫌な単語が聞こえた。

 

Yu「戻る?今、戻るって......」

R「はい。さっきのガンショップ、真反対に位置しているので......今から全力ダッシュでも、間に合うかどうか......」

 

ここで間に合わなかった、なんて言ったら謝罪じゃ済まない。

 

Yu「と、とにかく走るぞ!!」

 


 

ショップから出て1分、全力ダッシュをしているが、いまだに建物の影が見えない。

 

Yu「はぁっ......はぁっ......まだ見えねえ......」

 

と、キリトが何かを見つけ、俺の袖を軽く引っ張る。

 

K「......ユイト!バギーだ!」

Yu「......了解!りん、乗って!」

 

彼女に手を引いて後ろに乗せる。

パネルに手を押し当て、バギーの使用権を買う。

 

R「え!?ユイト君、乗れるの!?」

 

当然の疑問だ。

俺はまだ免許証を取っておらず、何なら二輪車の運転経験は自転車のみだ。

しかし、これはフルダイブゲーム。

経験ぐらい、他のゲームでどうにかなる。

 

Yu「レースゲームなら何度かね!しっかり捕まってて!!」

R「わっ!?」

 

柵を飛び越え、道路に着地してスピードを上げる。

 

S「っ!これは......後ろでも、なかなかな風圧ですね......!」

 

何か言ってる気がするが、後ろにいるかつこの風音の中では聞き取れない。

そんなことは些細な問題だと、もっと踏み込む。

 

Yu「この速さならっ......うおっ!」

 

横で走ってバスが車線変更をしてきた。

慌ててバスがいた方に変更して、スピードを上げる。

 

K「もっと飛ばせ!」

 

そう聞こえた気がして、聞こえないだろうけど返事をする。

 

Yu「了解!!」

 


 

総督府タワーに、バギーを横に滑らせながらその近くに止まり、時間を確認すると、3時まであと6分、というところだった。

 

R「あそこの端末でエントリーです!」

Yu「了解!......あれ、りんは来ないの?」

R「サヨさんに、止められてしまって」

S「死人が出るかもしれないのに、それに参加させるわけないでしょう

Yu「......それは正しい。じゃ、エントリーしてきます!」

 

タッチパネルに触れ、メニューを起動。

『第三回バレット・オブ・バレッツ予選エントリーフォーム』なるメニューを見つけ、タップ。

驚くべきことに、俺のプレイヤーネームは既に入力されており、その下に名前や職業といった入力フォームがずらっと並ぶ。

 

入力すべきかどうか悩んでいると、上の方に注意書きを見つけた。

 

 

Yu「『現実の自分のデータを入れとけば、順位に応じて景品がもらえるよ』、か......。景品......いや、だめだ」

 

俺の、いや俺たちの目的はデス・ガンに接触し、その正体を暴くため。

勿論このゲームを楽しみたい気持ちもあるが、それは今度、いつか機会があればやることにしよう。

 

というわけで、現実世界関連のフォームを空欄にしたまま、一番下の『SUBMIT』をタップ。

 

SUBMITって、提出とか服従とか言う意味だったような......。

 

Yu「キリト?間に合ったか?」

K「あぁ、何とか。......お前、全部埋めた?」

Yu「いや、空欄にした。......正直、景品には惹かれたけど......」

K「どこで俺たちの情報が見られてるかわかんないからな。用心しようぜ......っと、お前どこブロック?」

 

自分がエントリーを終えた端末には、『あなたはFブロック、12番です』と書かれていた。

 

Yu「Fの12。お前は?」

K「えっと......Fの37だから......お、当たるなら決勝だな」

Yu「当たるに決まってんだろ。勝とうぜ」

K「あぁ」

 

互いに笑いながら、互いの拳を軽く当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 




......いっそ出さないのも、一個の手かもしれない

正直、ライブレポート。読んでてどう感じた?

  • 良かった
  • 伝わらない、だめだった
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