トレーナーの他人事   作:覚め

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来たか…タキオン!
お前に試練を与える!!
飯奢ってくれ!!


第15話

 

それはとある日のくじ引きで決まったことだった。

 

「ゴールドシップ、くじ引きだ」

 

「お?何のくじだ?」

 

「飯屋」

 

「おっしゃ引いてやら!」スッ

 

結果:食堂(もう片方は歴史ある旅館)

 

そして時は進み………現在。

 

「待て、何でそれ知ってる?」

 

「後で確認した」

 

ブロロロロなんて古臭い音をBGMにタキオンとゴルシに挟まれ一番後ろの席へ。外の景色を見たかった…が、なぜかゴルシが頭のアレ外して完全な『清楚なお姉さん』になっているのに対しタキオンが『余裕のあるお姉さん』となっている。ちなみに俺は『自堕落なお兄さん』だ

 

「…よくよく考えれば俺ユニクロのコラボTシャツに膝まである半ズボン…か」

 

「モルモット君、それ寒くないのか?」

 

「…いや、もう三月入りそうだしなぁ」

 

「まだ二月の後半が始まったばかりなはずなんだが」

 

「お前ら感覚狂ってるぞ?12月が終わってから6回、つまり今は4月の前半ってわけだ」

 

「ああ」

 

そんなことを呟きながら車に揺られ酔いサービスエリアで酔い止め用の薬とか買ってまたバスに乗る。ゴルシに言って席を変わってもらおうと思ったがこいつにそんな心はない。結局俺はゴルシの肩に寄りかかって寝ることになった。気分悪っ…

 

「…寝た」

 

「そりゃあね」

 

「…こいつが飲んだ薬眠気が出るやつじゃねえか。しかもウマ娘用…」

 

「全くモルモット君にはちゃんとして欲しいものだね」

 

「プラシーボ効果って奴だぞ。ちなみにプラシーボ効果は+の効果、ーの効果も一応あるんだ」

 

「君は一体何度私の喋る機会を減らせば気が済むんだい!?」

 

「アタシ?んー…208回」

 

「クソが!」

 

旅館到着

 

「すま…薬がウマ娘用だとは思わなかった…」

 

「本当だぜ…そのせいでアタシの『ドキドキ☆トレーナードッキリセンター☆』が出来なかったしよ」

 

「待て、そのドキドキ☆ドッキリセンター☆ってなんだ?おい、タキオン?お前知ってんのか?おい、ゴルシ?」

 

「んなことより先ずは昼飯だ。ここは注文式か…」

 

「自分で飯を選べるのは良いことだ。それに最近ここに美味い飯があると聞いてな」

 

「お、そうなのか」

 

「A5だったかB5だったか…」

 

「それは食べ放題なのかい?」

 

「んー…クレジットカードどころじゃねえけど俺の貯金は大体10世代は生きていける金額はある」

 

「君ちょっとした大富豪じゃないか?」

 

「富豪じゃねえ。借金すればの話だ」

 

「よしオグリキャップ呼ぶぞ」

 

「私も協力しよう」

 

「待て、あいつはダメだ」

 

そんなことを言いつつ飯を食いだらだらと昼を過ごし散歩行ったり城下町が如く街を散策したりして遊んだり空き地で絞め技やられたり絡んできたチンピラ蹴飛ばしてヤクザの総長の気分になったりと遊び尽くした。スッゲェ楽しい。

 

「あーもう夜か」

 

「そろそろ戻んねえと飯の時間だ」

 

「そうだね…ところでなんだが」

 

「?」

 

「私は…その、ご飯の前にお風呂に行くタイプなんだが…」

 

「行ってら」

 

「そうじゃない!」

 

「…じゃあ何か?ゴルシと一緒に行くか?」

 

「アタシの出番ってわけだな!?」

 

「…あー、んー、おかしいな。原作だったらうまぴょいしたら混浴に入れたはずなんだが」

 

「ああ、そういうことか。ゴルシ、タキオンと一緒に混浴へ」

 

「ちげえよ!」

 

混浴場

 

「…つってもよぉ…俺はウマ娘に興奮するような輩じゃねえし、温泉とか入るとどうしても眠たくなるしで誰かと入るのは嫌なんだよ」

 

「そういえば入り口が女性と男性で分かれていたね。あれはいい」

 

「いや、あれは女湯への入り口の途中で分岐してるタイプだぞ。女湯の着替え室から混浴に入れるんだ」

 

「なんだって…!?」

 

「お前ら本当人の話聞かねえよな。ダメだそろそろ上がる」

 

「なんだトレーナー?根性ねえな!」

 

「根性B+のやつに言われても言い返せねえよ。じゃ」

 

「おう」

 

「また晩御飯にー」

 

「…でだタキオン」

 

「どうしたんだい?」

 

「とある悪戯を思いついた」

 

「ほほう、それはどんな?」

 

その頃着替え室

 

「っくしゅっ!…流石に湯冷めするな…部屋戻るか」

 

お部屋!

 

「…桐生院トレーナー」

 

「こんにちは」

 

「失礼しました」ガララッ

 

あれ、おかしいな。ここ確か借りたの俺たちだったはずなんですけど。ちょっと旅館の方に聞いてみたら『彼女さん来てましたよ』だって。Q.それは彼女ですか?A.いいえ、ストーカーです。こんな会話が成立しちまうとは何で世の中だ。

 

数分後

 

「おうトレーナーどうした?」

 

「どうしたんだい…桐生院トレーナーかい?」

 

「よくわかったなタキオン…この部屋の中にさっき居たんだが…」ガララッ

 

「居なくなってるな」

 

「生き霊でも見たんじゃないのか〜?」

 

「そんな怖いこと言うなよ…」

 

「…どうやらそうらしいが?」

 

「そうらしいってタキオンお前な…入るか」

 

「おう」

 

「何で私たちはまるで犯罪者のように逃げ隠れしなければならないんだ」

 

「とにかくだ。飯が来るまで待つか」

 

そう言って飯を待つ。少し経てばガララッと音を立てて晩御飯の在処を教えてくれる。ちなみに俺はオムライス。ゴールドシップはラーメン。タキオンはお子様ランチ…お子様ランチぃ!?と思ったがそれぞれの個性が出ているなとは思った。

 

「…トレーナー、顔色悪いぞ?」

 

「え?…そう言われれば腹は痛いような…」

 

「ほら、フラフラしてるし」

 

「んぁ?タキオン、これマジ?」

 

「マジだね」

 

「そっかー…今日はもう寝る」バタンッ

 

「!?トレーナー、大丈夫か!?あっちで介護してやるからな!少し待ってろよ!」

 

「…ご、ゴールドシップ君…?これは何も聞いてないけど…?」

 

布団入れてる物置みたいな場所<いぎゃあぁああぁぁあ?!!!?!?!

 

「!?え、な、何が起こってるんだい!?」

 

「…タキオン」

 

「な、何だ!?」

 

「食え」

 

「え!?」

 

「ハンバーグにんじんだ。前から食べたいって」

 

「何の肉なんだねこれは!?」ガタッ

 

 

 

 

 

 




注意:トレーナーは生きてます。トレーナーが寝てからはずっとゴルシのターンでした。
これでおちまい!
続きはやる気があったらやる!
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