トレーナーの他人事   作:覚め

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ガチギレされてなさそうな会長が生まれて初めてガチギレされる回


第3話

 

トレセン学園

 

「よーでるよー!」

 

「ゴールド」

 

「いやだからなんでゴールドで区切るんだよ」

 

「呼びやすいからな。トレーニング行くぞ」

 

「根性だな!?」

 

「ああ」

 

最近ゴールドがおとなしい。なぜだ、俺は性格厳選なんてやってないぞ?そんな思いをしつつゴルシのトレーニングを見る。よくわからんが眠いのには変わりない。というか前たづなさんに怒られたし…なんだっけな。テイオーじゃなくて…あの…生徒会会長にトレーナーとしてのプライドなんかを聞かされたり…

 

「…よしっ。休憩だゴールド」

 

「わかった!」

 

「トレーニング頑張ってますね」

 

「そーですね」

 

「この後食事とかって」

 

「そうですね」カキカキ

 

「…あの…」

 

「そうですね」ピロリン

 

「悩み事があったら相談に乗りますけど」

 

「そーですね。ゴールド、マックイーンが用あるって。なんでも一対一で話したいらしい」

 

「マックイーンが!?愛しのゴルシちゃんが駆け足で迎えに行くぜ!」

 

「…さて、次は…あー、会長から呼び出しくらってる…」

 

「あ、あのー…?」

 

「イヤホンあったかな?…あ、ない」

 

「すいません聞こえてますか…?」

 

「ん?ああ…誰?」

 

「誰!?私ですよ!桐生院!同期だから仲良くしましょうって言ったじゃないですか!」

 

「…ああ、言ってましたね。あれ社交辞令だと思ってました」

 

「酷い!?」

 

…というか、ほんと誰だこの人。とりあえず会長に行って…それからゴールド呼び戻してトレーニングで…あーもう考えるの面倒だな。こうなったら骨折り損でも良い張り切るか…いや、無理だな。それは無理だ。

 

会長部屋

 

「会長部屋っていうより会長室だと思うんだが」

 

「私の趣味だ!!」

 

「そっすか」

 

…はっきり言って理解できる趣味ではないな

 

「ところで!担当しているウマ娘のことだが!!」

 

「…ああ、ゴールドか」

 

「その略し方初めて聞いたぞ!?…おっほん。最近奇行が目立っている!!注意するように!!」

 

「あーそっすか。無理です」

 

「否!!やらせる!!」

 

「…無理、というより不可能です。だってあいつの奇行抑えろとか」

 

「やるのだ!!!」

 

「…」イラッ

 

「大体だな!!トレーナーとしての威厳云々ウマ娘との関係云々」

 

「へえへえそうですかい…」

 

「聞いているのか!!」

 

「聞いてますよ」

 

「じゃあ言った内容全て言ってみろ!」

 

その時、俺の頭の中で何かが切れた。といえば良いだろう。この後何叫ぼうが記憶にないと言えば良いだろう。同僚はみんな俺がこういう話が苦手だと知っているから納得はされるだろうな。まぁ、されようがされまいが関係はない。

 

「どうした!?言え!」

 

「…ていっ」パシンッ

 

「!?」

 

「うるさいんだよチビが!」バゴッ

 

「チビッ!?」スカッ

 

「…そうだよおチビさん。どうしたのかな?背伸びしちゃってまぁ可愛くない」

 

「…」ムカッ

 

「あのね。トレーナーとしての威厳だろうがトレーナーとウマ娘の関係とか関係ねぇだろ!」ゲシッ

 

「ぶっ!?」

 

「なーにが『トレーナーはウマ娘に厳しくあるべき』だ!桐生院に言ってみろ担当のウマ娘から蹴りが飛ぶぞ!」

 

「…だ…」

 

「あ?」

 

「お前みたいな奴はトレーナー失格だ!!」

 

「職権乱用」

 

「うぐっ」

 

「…では、お話は終わりということで」

 

「ま、待て!それならそっちは器物破損に傷害罪で」

 

「そーですね」

 

「な…!」

 

トレーニング場

 

「おーいゴールド〜」

 

「お、トレーニング再開か。待ってろトレーナー!」

 

「…さて、根性の続きだから…瓦割りでもさせるか。パワーだけど」

 

「ういー!これやれば良いのか!?」

 

「そう。頑張りたまへ」

 

「よーし…せいっ!」バキッ

 

その瞬間、地球が割れた

 

「ゴールド、変なナレーションはやめろ」

 

「すまん!」

 

「…で、次はこれだな」

 

「…いや、これは流石に」

 

「2トンタイヤだ。ウララでもやってたしウララ見てるぞ」

 

「アタシができるウマ娘だってことを教えてやるぜ!」

 

…ハルウララのトレーナーから聞いた。『メジロマックイーンとゴールドシップがお姉さんみたいだ』と。それを利用しようと思った結果だ。2トンタイヤを見事に引っ張っている。ちなみにハルウララは本当にそこで見ている。

 

「見てるかウララー!」

 

「すごーい!」

 

…ゴールド、意地張りすぎじゃねえか?

 

「私も負けませんわよ…!」

 

「マックイーンまでもか…」

 

「おー!私も負けてらんないねー!」

 

「え?」

 

こうして、俺がたづなさんにバリバリ叱られてる時にゴールドシップ、メジロマックイーン、ハルウララの順で出来たタイヤの列が人気を集めたという。俺はなぜ怒られたのかはわからない。たしかに蹴って叩いたのは認めるが何故それで…

 

翌日

 

「お前みたいな奴!く、ク…」

 

プルルルルルルルルルル

 

「ゴールド、お前今空いてる?」

 

『ん?ああ、空いてるぞ』

 

「今俺会長にクビだって言われたから引き継ぎお前選んどけよー」

 

『わかった!…ん?何故だ、私のトレーナートレーダーが反応しない!?』

 

「ツーことは?」

 

『まだ一応お前がトレーナーだ!』

 

「…わかった」

 

『じゃあな!』プツッ

 

「…らしいです」

 

「やっぱクビだ〜!お前なんかクビにしてやるー!」

 

「落ち着いてください会長!私がボコボコにしますから!」

 

「それは色々な意味で不味いのでは?」

 

 

 

 

 




この回色々と不味いな。
やば、メジロマックイーンとゴールドシップとハルウララとアグネスタキオンくらいしか知らない。
あとはトウカイテイオーがヤンデレと知ってるくらい
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