トレーナーの他人事   作:覚め

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なんでや!なんで準決勝で負けるんや!
と思いながらバクシン作ってました。
あ、あれ…?


第7話

 

トレセン学園

 

「危なくってよ!」

 

「は?」ボゴッ

 

なんてことが朝にありました。どんな恋愛漫画でもここまで酷い出会い方はないぞ?

 

「…あー痛かった。まったく…」

 

「あれ、確かウマ娘の力って…」

 

「自動車並みの速さでぶつかるからまず交通事故扱いだな」

 

「俺が生きてちゃなんか不具合でもあるのか。クソが」

 

「マックイーンさ…!?」

 

「あ、ウ、ウララさん!?こ、これは違いましてよ!」

 

「トレーナーが勝手に転けたんだ」

 

「ええ!ですから決してあの縦長の窪みとは一切関係がないのですことよ!」

 

「…そ、そうなんだ…?」

 

果たしてハルウララにそんな言い訳が通用するのか。3ヶ月くらい問い詰めたい気分ではある。

 

「やれやれだぜ…そもそもお前らなんで廊下を全速力で走ってんだよ死ぬぞ」

 

「…そもそもなんでウマ娘の寮にトレーナーさんが!?」

 

「んなもん良いだろ〜?食堂は兼用とか言っておけば誤魔化せるからよ〜」

 

「食堂はそうでしょうけどね!?ぶつかった場所、廊下!ウマ娘の寮!!」

 

「キャラ崩壊にも程がある。そもそもゴルシに呼ばれてたんだよ」

 

「ああ」

 

「…おい、なんで今納得した」

 

「…そういやマックイーンってトレーナーいるのか?」

 

「居ますわ。ただ、居るだけですわ!」

 

「…どうしようトレーナー」

 

「ん?」

 

「ぼっちの言い訳にしか聞こえない」

 

「んぐふっ」

 

「今なんで笑いましたの!?」

 

そっから再び吊し上げは御免だとはっきり伝え謝罪した。その結果、ゴルシのドロップキック10連続という絶対俺狙ってんだろと言わんばかりの業を背負わされた。待て、ゴルシ、今ならまだ戻れるんだ。ちょっそんな助走を付けんでも

 

「どりゃあ!」ドンッ

 

「ガード!」バゴッ

 

「もう1発ですわ!もっと強く!」

 

「死ねえ!」

 

「待っそれはまず」ボギッ!

 

保健室

 

「…あのねぇ。なんでいつもトレーナーさんが来るの?普通担当のウマ娘がくるはずで」

 

「すいません骨折ったのウマ娘です…!」

 

「ぁ…ごめんね」

 

一方その頃たづなさんたちはマックイーンの体当たりの痕跡を埋める手配だったりトレーナーが蹴られた時地面に穴が空いたので埋めたりと忙しかったそうな。ウマ娘の間ではマックイーンの真似をしながらゴールすると言うのが流行った。

 

「いつまでも自分が安全とは限らないのさ」

 

彼はその言葉を遺し、死んだと言う

 

翌日 トレーニング場

 

「ゴルシ様のターン!死者蘇生!」

 

「勝手に殺してんじゃねえぞ」

 

「…今日の日記が既に3行ほど埋まりそうですわ…」

 

「さて、ゴルシ。今度は…水泳だ。着替えろ〜」

 

「覗くんじゃねえぞ〜」

 

「…んなわけ」

 

「え、待って今の間はなんですの?覗いてるんですの!?」

 

「マックイーンも同じトレーニングすんのか?」

 

「しませんわ!?」

 

「ゴルシ〜マックイーンやらないってよ〜」

 

ウマ娘お着替え中…

 

着替えてる間に俺の身に起こった過去の事件とかでも教えようか。俺がトレーナーを目指すきっかけになった事件。ウマ娘が暴走してたんだが、それをトレーナーは喝ッ!!と一言で暴走を止めさせたんだ。ちなみに被害者は一名。そいつは俺。

 

「着替え終わり〜!」

 

「おうそうか。さて始めるか…バタフライだな」

 

「最初っから難易度高くねーか?」

 

説明しよう!バタフライとは!運動量が多い絶対小学2年生にやらせることではなかろう泳ぎ方だ!平泳ぎの進化版だと思ってくれて良いと思う!

 

「懐かしいな。俺これ小二で」

 

「トレーナー、アタシ泳げないぞ」

 

…うそん

 

「しゃあない、背泳ぎだな。ほらビート板」

 

「ありがとな」

 

「じゃあ十分やって5分休めてこー」

 

「おー」

 

そういえば最近ゴルシとの会話がよく続くようになったな…そう思いながらプールを見る。ゴルシはビート板のおかげか謎に速い。速い速いぞゴールドシップ!このままぶっちぎりで!ゴール!一着はゴールドシップ!…気持ちが昂ってしまった。

 

「はー疲れた」

 

「スタミナ強化だからそれくらいやらねえと意味ねえわな」

 

「うるせーやい」

 

「そういやいつものキレがないけどどうしたんだ?」

 

「キレ?…ああ、母国に置いて来た」

 

「ちなみにその国の名前は?」

 

「…ゴルシルトロックバー」

 

「…も、もう一回」

 

「ゴルシルトロックバー共和国」

 

「…え、何その国」

 

「日本」

 

「クソが!」

 

こいつ、待ちの姿勢だった。まさか狩る側が狩られる側になるとはな。

 

「それにしてもほんと誰も居ねーな」

 

「娘一人もいない」

 

「それじゃただの子供がいない奴だよ」

 

「…それもそうだな」

 

それもそうだなで納得するような内容ではないと思う。

 

「…そういやそろそろトレーナーやめようかなあって思ってんだけど」

 

「マジ?」

 

「だってだるいし仕事多いし…お前のレースが全て終わったら俺もうピエロにでもなろうかな」

 

「それは良いけどよ。次世代のウマ娘が出たらどうすんだ?」

 

「たとえお前みたいにスカウトされても必ず辞め切る」

 

「逃げの体制だな」

 

「大事よ逃げの体制。どれくらい大事かって言うと20年間で300回以上使ったくらい大事」

 

「ワオ」

 

ワオってなんだワオって。お前は逃げたことくらいあるだろ。そう思いながらプールにつま先を入れる。冷たっ…よくよく考えればこいつとはあともう少しか。もうシニア級に突入…あ、やばいこれ冬の時にプールとかどんな地獄だよ

 

「ゴルシ、体調悪くないか?」

 

「ん?ああ、実はクッソ寒い」

 

「そう言うのはなるべく早めにな!」

 

保健室

 

「初めてだよ。初めてあんたの担当ウマ娘が保健室に来たよ」

 

「先生、それはないですよ」

 

「…そうだったかの?」

 

 

 

 

 

 

 




知らんが未だうまぴょい出来てません。
残された手段はあと一つ。
俺がうまぴょいすることだ
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