東方劣化伝   作:籠の中の鳥

1 / 41
もしかしたら久しぶりのお方はお久しぶりです
もしかしなくても初めてこの小説を読んで下さるお方は初めましてです

まだまだ荒い文章ですが、がんばって書いていきたいです
誤字やおかしい表現などがあったら教えてくれると嬉しいです
感想・アドバイス・批評などなど随時受付中です



思い出せない思い出
プロローグ


    その男の話 プロローグ

 

 

 

 

 

 

 一人の男がいた

 

 その男は呪われていた

 

 

 どんなに努力をしても勝つことができない

 

 どんなに努力をしても一番になれない

 

 どんなに努力をしても笑われてしまう

 

 それでも彼は努力を止めなかった

 

 理由は簡単だった

 

 彼は負けず嫌いだったからだ

 

 負けると分かってて負けたくなかった

 

 

 友達を作ろうと頑張った

 

 でもできなかった

 

 それでも作ろうとした

 

 気味がわるいといわれた

 

 それでも男は笑った

 

 周りに笑われた

 

 お前は何もできやしない

 

 男は笑った

 

 だから努力すると

 

 周りに言われた

 

 お前はバカだと

 

 男は笑った

 

 そうだねと言った

 

 

 

 ある日男は買い物に出かけた

 

 母親の誕生日プレゼントを買いに出かけていた

 

 財布をすられかけた

 

 飲み物をかけられた

 

 なぜか笑われた

 

 それでは男は楽しかった

 

 生まれて初めての親孝行ができることを

 

 でもそれはかなわなかった

 

 

 

 男は倒れていた

 

 胸には赤く染まったナイフが刺さっている

 

 それが自分の血だと男は理解できなかった

 

 『血』という単語すら忘れてしまった

 

 

 

 でも周りは誰も気づかない

 

 いや気づこうとしない

 

 誰もが面倒事を避けた

 

 

 

 男は思った

 

 死ぬのかなと

 

 でも男は思った

 

 死にたくないと

 

 そう思った

 

 死にたくないと

 

 そして思った

 

 買ったばかりのケーキがグシャグシャだなと

 

 男は思う

 

 痛いと

 

 男はナイフに触れる

 

 手が真っ赤に染まった

 

 口から赤い液体が流れ出す

 

 目がかすんでくる

 

 

 

 なんだか眠くなってくる

 

 まだ日がお昼ご飯を食べていないのに

 

 でも眠い

 

 眠くて仕方ない

 

 

 

 だんだん瞼が落ちてくる

 

 死ぬんだなと思う

 

 ふと男は思う

 

 死ぬって何だろう

 

 男は死について忘れてしまった

 

 

 

 そして男はいつの間にか絶命した

 

 普通に

 

 何事もなく

 

 平然と

 

 死んだ

 

 

 

 そんな男の次の人生

 

 それがこの男の物語

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。