アークがヒーローで仮面ライダー【完結】   作:無限正義頑駄無

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体育祭編、開始です。

本当は投稿が今夜か明日になるはずだったのですが、スーパーヒーロー戦記が燃料になってくれたので早めに完成しました。
とても楽しいお祭り映画でしたね。
新しいライダーもなかなか期待できそうですね。
エグゼイドやジオウの方がインパクトのある姿だったと思うのは作者の気のせいでしょうか...?


体育祭編
12スレ目


体育祭を2週間後に控えた日の昼休憩。

俺は図書室で過去に滅亡した国家や文明を調べていた。

 

日本の邪馬台国。

型月で有名なローマやブリテン、バビロニア。

2012年人類滅亡説が存在していたマヤ文明。

 

「絶滅」の悪意をラーニングした時のように情報を集めているが、一向に「滅亡」の悪意がアンロックされる気配が無い。

 

パーフェクトコンクルージョン・ラーニングエンド。

その名の通り最後なだけあって、必要な悪意が他とは桁違いのようだ。

この情報収集も、自分の中でパズルが少しずつ組み上がっている感覚があるため無駄ではないのだろうが、そろそろ頭打ちに近い。

体育祭までの時間が有限である以上、今は他のことをするべきなのだろう。

 

体育祭ではコスチュームは使用禁止だ。

協議の結果、俺の変身もコスチュームと同じ扱いになったため生身での参加となる。

まぁ他の人にとっては当たり前のことなのだが。

そろそろ休憩時間が終わるため俺は本を閉じて棚に戻し、図書室を出た。

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

その日の放課後。

 

「何じゃこりゃあっ!?」

 

教室を出ようとしたら、1-Aの入口に大勢の生徒が押しかけてきていた。

1-A(俺たち)(ヴィラン)に襲われたという話を聞いて敵情視察に来たのか?

何にせよ、このままでは出られない。

 

「通りたいから道を開けてくれない?」

 

『真正面から頼むのかよ!』

 

口を揃えるA組の皆。

いや、他にどうしろって言うんだよ。

 

「噂のA組を視察に来たんだけど、案外普通そうな連中ばっかりか。こうなると普通科とあまり変わらないな」

 

「あぁ!?」

 

爆豪がキレ気味な反応をしたため、とりあえず手で制止する。

 

「普通科とか他の学科はヒーロー科の受験に落ちたから入った奴らばかりだって知ってるか?体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科への編入(ランクアップ)も検討してくれるんだってさ。ヒーロー科からの普通科落ち(ランクダウン)もまた然りらしいよ?敵情視察、まぁそれもあるけど少なくとも俺は、調子に乗ってると足元ゴッソリ掬っちまうぞ...って、宣戦布告に来たんだよ」

 

なるほど、そんなルールもあるのか。

相澤先生の除籍宣言といい、雄英の自由度の高さが伺える。

 

「おう、俺は隣のB組の鉄哲(てつてつ)っていうんだけどよ!A組が(ヴィラン)と戦ったっつーから話を聞かせてもらいに来たぜ!」

 

『こっちも真正面から頼んできた!?』

 

USJでの話ねぇ...。

少なくともこんな所でするようなものじゃないが...。

しかし彼らが自分から立ち去ってもらうにはそれしか無いだろう。

どうすれば......あっ、そうだ。

 

「俺視点で(ヴィラン)との戦闘を録画した映像ならあるぞ」

 

『あるのかよ!?』

 

今度は内と外で声がハモる。

 

「録画って飛電、お前カメラなんて持ってたか?」

 

「コスチュームのヘルメットと、変身時のマスクには録画機能がついているのさ」

 

ウルトラマンティガ本編でその機能が使われたのは、レイビーク星人の回が最初で最後だったような気がするが。

 

「さっき宣戦布告をしたばかりだというのに、敵に塩を贈るつもりか?その映像を見せたせいで負けるかもよ?」

 

最初に喋った普通科の生徒が再び発言する。

相変わらず挑発的な物言いだな。

ならばこちらもそれ相応のものを返させてもらおう。

 

「映像を使って俺たちの『個性』対策をするつもりか?どうぞどうぞ、好きなだけやってくれ。プロヒーローになれば不特定多数の民衆の前で『個性』を使ったり、『個性』の情報がネットに出回るなんて当たり前のことだ。「『個性』対策されたせいで負けました」とか言っているようじゃあ、ヒーローなんて務まらないんだよ」

 

「......ハハッ、もうヒーローになったつもりかよ」

 

その通りだ。

仮面ライダーの力を持って生まれた以上、俺がヒーローになるのは確定事項だ。

 

「今から先生に映像を見せる許可と場所をもらいに行くから、見たいやつは職員室まで着いてきてくれ」

 

そう言うと入口を陣取っていた生徒たちが道を開けてくれる。

そのまま職員室に向かう俺にほとんどの生徒が着いて来た。

これなら他の皆も教室から出られるだろう。

 

そして職員室で相澤先生に相談した結果、視聴覚室を貸してもらえたが見せる映像は火災エリアを脱出するところまでだと言われた。

『平和の象徴』であるオールマイトが苦戦する姿とそれを実現させた(ヴィラン)を知る人間を、これ以上増やすわけにはいかないとのことだ。

映像に戦っている姿が映っていた芦戸さんと尾白には明日謝っておかないとな。

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

芦戸さんと尾白に謝罪を快く受け入れてもらった翌日の放課後。

俺は校舎1階の開発工房に来ていた。

 

「ごめんくださーい」

 

ドカァン!

 

ノックの返事は爆発という形で返ってきた。

蝶番(ちょうつがい)が吹き飛んだドアと壁にサンドイッチされる。

 

「痛ってぇ...」

 

何なんだいきなり。

痛む身体をなんとか立ち上がらせると、工房の中から人が出て来た。

 

「いや〜また失敗しましたね〜」

 

「だから思いついたものを片っ端から組み込むのをやめろと言っただろう。ドアを壊すのもこれで3回目だぞ?しかも今回は人を巻き込んでしまっているじゃないか」

 

「あら本当ですね〜。大丈夫ですか?」

 

「パワーローダー先生と......誰です?」

 

「あぁわたしはサポート科1年の発目(はつめ) (めい)といいます!」

 

「君はヒーロー科の飛電だったね。今日はここにどういった用件で来たんだい?」

 

「はい、実はコレ(・・)から武器のデータをサルベージしたいんです」

 

そう言って、ライジングホッパーのプログライズキーを見せる。

父さんが現役ヒーローだった頃、ゼロツーに進化する前はアタッシュカリバーとオーソライズバスターを武器に戦っていた。

アーク単体ではオーソライズバスターを作れないため、プログライズキーから当時の父さんの戦闘データを引き出す必要がある。

だがライジングホッパーでオーソライズバスターを使用した機会が少なくデータ不足だったため、パワーローダー先生の力を借りることにした。

 

「ほうほう、これが仮面ライダーゼロワンが使っていたアイテムですか。非常に興味深いですね」

 

「あっ、ちょっと!?」

 

パワーローダー先生に渡そうとしていたプログライズキーを発目さんが横から掻っ攫う。

そのままプログライズキーをパソコンに繋げて中のデータの閲覧を始めてしまった。

 

「あの、パワーローダー先生...」

 

「言いたいことはわかるが、試しに彼女の好きにさせてみたまえ。あそこのガラクタの山は発目が入学してから開発したサポートアイテム、彼女のベイビーだ」

 

パワーローダー先生の指差す先には大量のサポートアイテムがあった。

まだ入学して1ヶ月くらいしか経っていないのにこんな沢山...。

 

「俺は今までサポート科の生徒を山ほど見てきたが、その中でも彼女は異質だ。常識にとらわれず、休日まで学校に来て開発作業をするくらいだからな」

 

そして数分後。

 

「なるほど、これがオーソライズバスターですか。これなら、プログライズキーを数日預けていただければ作れますよ」

 

「本当か!?」

 

「えぇ、もちろんです。ところで飛電さん、体育祭では公平を期すためにヒーロー科はコスチューム禁止。対してサポート科は自作のコスチューム及びアイテムの持ち込みが許可されています。あなたの変身は許可されているのですか?」

 

「いや、変身はコスチューム着用と同じ扱いになるから許可されていない」

 

ちなみに亡の助力を受けることに関しては特に禁止されていない。

その場合、もちろん亡も変身できないが。

しかし今回、俺は亡の力を借りるつもりは無い。

自分1人でどこまでやれるか、俺は知らなければならないからだ。

 

「ふむ、どうせ体育祭(本番)で使えないなら数日と言わず体育祭当日まで預けてくれません?最高のベイビーを作ってみせますよ」

 

「何をするつもりなんだ?」

 

「ふっふっふ...。それは体育祭でのお楽しみですよ」

 

う〜ん...。

少し不安な気持ちもあるが、パワーローダー先生の言葉もあるし信じてみようか。

彼女の言う「最高のベイビー」にも興味があるし。

俺はそのままライジングホッパーのプログライズキーを発目さんに預けることにした。

 

そして体育祭までの2週間は、あっという間に過ぎていった。

 

 

 

☆★☆★☆

 

1.転生アーク

とうとう今日が体育祭の日です。

 

2.鬼滅の時王

ついにこの日が来たか...。

 

3.BLACK鎮守府の提督

ここで成績を残すことで、現役ヒーローにスカウトしてもらうのだったか。

 

4.ウルトラマンティガレックス

頑張るんだぞスレ主。

 

5.龍騎士ワンサマー

応援してるぞ!

 

6.転生アーク

ありがとうございます!

ちなみに皆さんは今どういう状況ですか?

 

7.シーホース社長

俺はさっき森のフィールドパワーで攻撃力4550になった羽蛾の究極完全態グレート・モスを、鎖付きブーメランで強化したアルティメットで返り討ちにしたところだ。

30%アップと魔法耐性って結構無視できない要素だな...。

自分のフィールドに合わないモンスターの強化は罠カードでしなければならないからな。

 

8.CiRCLEのマスターク

わざわざ進化の繭が出てから12ターン待ってあげたのか。

 

9.龍騎士ワンサマー

あれの正規召喚ってサイクロン1枚で崩壊するし不可能だよな。

必死こいて12ターン守ったところで所詮攻撃力3500のバニラだし。

 

10.シーホース社長

まぁ羽蛾は徹底的に潰さないと気が済まないからな。

さて、俺のフィールドは荒野だからDNA改造手術を発動して岩石族を宣言。

鎖付きブーメランで攻撃力5000となったアルティメットにフィールドパワーが適用され、攻撃力は6500となる。

これで終わりだ、アルティメット・バースト!!

俺の勝ちだ。

 

11.転生アーク

お疲れ様でした。

 

12.風花雪月D×D

なんというオーバーキル...。

 

13.安心安全なGウイルス

あれ?

装備カード上昇分も30%アップするんですか?

 

14.炙り醤油タルタルソース

原作でも羽蛾の昆虫人間(ベーシック・インセクト)は装備魔法で強化された数値から30%アップしていたな。

 

15.シーホース社長

岩石族のブルーアイズもなかなか格好良くて大満足だったな。

俺のところは以上だ。

 

16.CiRCLEのマスターク

なら次は俺だな。

メ・ガリマ・バがサチさんだった。

今は俺と一緒にCiRCLEで働いている。

 

17.ウルトラマンティガレックス

マジで!?

 

18.悪女系ヒロイン

振り向くな!さんは漫画版だったのね...。

 

19.鬼滅の時王

ライブハウスで一緒に働いている、と...。

どんな感じなんだ?

 

20.CiRCLEのマスターク

普通に上手くやってるよ。

ガールズバンドの娘たちにグロンギであることをカミングアウトした時はヒヤリとしたけど。

 

21.風花雪月D×D

何やってんのサチさん!?

 

22.CiRCLEのマスターク

でも好奇心旺盛なこころを筆頭に皆余計サチさんに構うようになったな。

グロンギとしての姿も見せたらしいけど全然効果が無くて、サチさんが軽くショック受けてたな...。

 

23.悪女系ヒロイン

サチさんが何をしたいのかはわからないけど、ガールズバンドの娘たちはスタークニキが仮面ライダーエボルだってもう知っているんでしょ?

何があってもスタークニキがなんとかしてくれるって思っているんじゃないかしら?

 

24.CiRCLEのマスターク

そうかな?

......そうかも。

 

25.龍騎士ワンサマー

いいじゃないか。

複数人の美少女に信頼されてるってことだろ?

 

「選手宣誓!1年A組、飛電導輝!!」

 

26.転生アーク

おっと、呼ばれたので行ってきます。

まさかこんな役回りをすることになるとは...。

 

27.BLACK鎮守府の提督

ヒーロー科の一般入試首席の役目だからな。

 

28.CiRCLEのマスターク

スレ主、お前が選手宣誓を辞退するのは勝手だ。

けどそうなった場合、誰が代わりに選手宣誓をすると思う?

爆豪だ。

 

29.炙り醤油タルタルソース

爆豪は根は悪人ではないが粗暴な言動が目立つ。

もしあいつが選手宣誓をしてしまえば、スレ主たちA組は余計なヘイトを向けられるだろう。

 

30.鬼滅の時王

スレ主、お前がやるしかないんだよ。

お前にもわかってるはずだ。

だからこうして壇上に向かっているんだろう!

 

31.転生アーク

うるせぇーーー!!

スレニキたち何示し合わせたかのように万丈構文してるんですか!

あーもうやってやりますよ!

 

「宣誓!我ら雄英生徒は今日この体育祭において正々堂々、全力を以って競い合い己が力を見る者全てに示すことを、ここに誓います!選手代表、飛電導輝」

 

32.安心安全なGウイルス

スレ主さん、ちゃんとできてるじゃないですか。

 

33.シーホース社長

何をそんなに面倒くさがってたんだ...?

 

「ではこれを以って、雄英体育祭の開始を宣言するわ!」




前話のあとがきで話した通り、今回でできるだけ導輝の『個性』に触れられたのではと思います。

今回のコテハン紹介
・シーホース社長
羽蛾を撃破してスターチップが4個になった。
ちなみに城之内はシーホース社長の推薦で、キースは闇堕ちを回避したことで正規ルートで王国に参戦している。

・CiRCLEのマスターク
グロンギだとわかっていても面倒を見てくれるので、サチさんはスタークニキが大好きである。
ガールズバンドの娘たちにグロンギであることを暴露したのは、「スタークニキは自分のものだ」と主張するため。
しかしこころや日菜は無邪気に突っ込んでくるし、スタークニキに惚れている面々は「未確認にスタークニキは渡さない」と胸の内の炎を滾らせている。
修羅場になった瞬間、スタークニキがグロンギに敗北することが確定するのでガールズサイドの戦いは至って平和なものになる。
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