まずは前話の補足を少々。
・龍騎士ワンサマーこと仮面ライダー
作者の過去作「Mirror Rider Stratos」の主人公です。
仮面ライダーナイトをベースに、メカキングギドラをモチーフにしたミラーモンスター「シャインナーガ」と契約しています。
ライダーモードとISモードへの切り替えが可能です。
・導輝のレジェンドフォームについて
変身しているわけでは無いのでその姿は『仮面ライダー』というより『ライダー少女』に近いです。
ゴースト オレ魂の場合、パーカーを羽織っただけです。
入口を破壊したことで、中から組員が出てくる。
「何じゃキサマらぁ!」
「ここが死穢八斎會と知っての狼藉かぁ!」
「どうもヤクザさん、通りすがりの仮面ライダー'sでぇ〜す!」
【ディ・ディ・ディ・ディケイド!】
【アーマータイム!】
【カメンライド!ワーオ!】
【ディケイド!ディケイド!ディ〜ケ〜イ〜ド〜!】
ディケイドアーマーに変身するジオウ。
【ライドヘイセイバー!】
【ヘイ!ブレイド!】
【ブレイド!デュアルタイムブレイク!】
ヘイセイバーから放たれた電撃で、気絶する組員たち。
「アークワン、お前はまだゴーストの制限時間が残っているだろ!俺たちがここで暴れて連中を引きつけるからあの子を救ってこい!」
「了解!」
そう言って、地面へ消えていく導輝。
「おっ、ちょうど歯ごたえのあるヤツが来たみたいだぜ?」
エボルが指差す先には鉄砲玉「八斎衆」の窃野トウヤ、宝生結、多部空満、活瓶力也が姿を現していた。
「こんな夜中に何の用ですかぁ!」
「食う!食う!食う!」
彼らを見て刀を構えるステインをドラグナーが手で制す。
「あの金髪は相手の持ち物を奪う個性を持っている。一旦武器は捨てるんだ」
「あとここで殺人はするんじゃないぞ。俺たちはアークワンを、ヒーローを助けに来たんだからな」
「ハァ......、いいだろう」
「お互いにちょうど4人か。ここは誰が最初に自分の相手を倒すか競争といこうじゃないか」
仮面ライダーたちの戦いの火蓋が今、切って落とされた。
☆★☆★☆
一方その頃、地下のとある一室。
「見つけた。君がエリちゃんだね」
「だっ、誰...?」
「俺は仮面ライダーアークワン。一昨日の昼に君と目が合ったヒーローさ」
「あの時の...?」
「君を助けに来た。さぁ、一緒にここから出よう」
「でも......わたしは自分の力の使い方を知らないから、ここから出ちゃいけないの。身体を切られるのも、お父さんを消してしまったわたしへの罰なの」
「......そうだね、個性は使いこなせないと人に迷惑をかけてしまうものだ。だからといって君が文字通り身を削る必要がどこにある?それに治崎は君が個性を使いこなす努力をするのを手伝ってくれたりしたのかい?」
「......」
「もう1度言うよ。一緒にここから出よう。君が個性で人に迷惑を掛けたりしないよう、俺や俺の友達がいくらでも付き合ってあげる。制御できるようになったら、青空の下を一緒に歩こう」
「それは不可能だな」
「っ!オーバーホール...!」
部屋の入口にオーバーホールが立っていた。
「どうやってここまで入って来たかは知らないが、エリを連れてここから出られると思っているのか?」
「もちろん。だから来たんだ」
【ゼロワンドライバー!】
【Everybody ジャンプ!】
【オーソライズ!】
【プログライズ!】
「変身!」
【メタルライズ!】
【Secret material! Hiden Metal!】
【メタルクラスタホッパー!】
【It's high quality.】
クラスターセルがエリを引き寄せ、ゼロワンの背中に固定する。
「病人が...。個性なんてものが備わっているから下らない夢を見る。自分が何者かになれると...」
【Malice Learning Ability.】
「俺はお前らみたいなヤツらを治してやるんだよ。エリの力でな...!」
個性社会を『滅亡』させんとする強い意志。
それがオーバーホールの全身から発せられていた。
「それで?個性が無くなった世の中でお前はどうするんだ?自分だけ個性を抱えて神様気取りか?」
「......」
「俺はエリちゃんを幸せにするためにここに来たんだ!道を開けろオーバーホール!」
地下からの脱出劇が始まる。
☆★☆★☆
「なっ、何だこれは...!」
『死穢八斎會でヒーロー殺しが暴れており、雄英の生徒が応戦しています。早くヒーローを呼んでください』
という(ステインのセルフ)通報により、職場体験先のヒーローと共に死穢八斎會へ到着した飯田。
壊れた門を潜ると『ステージセレクト!』という音声と共に景色が変わる。
そこで彼が目にしたものは...。
【ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!】
【Ready Go!!】
【エボルテックフィニッシュ!】
【ファイナルベント】
【ディ・ディ・ディ・ディケイド!平成ライダーズ・アルティメットタイムブレーク!】
【チャオ〜】
ヒーロー殺しらしき者を含めた4人組が、ペストマスクの集団を撃破しているところだった。
「いくぞティガ!」
「オトモンなんてやるの今回だけっスよ提督!」
テ
ィ
ガ
インパクト
右を向くと
「ワハハハハ!いくぞ『鬼タンク T-34』!ライディングデュエル・アクセラレーション!」
「俺T-34じゃないんだけど...」
左を向くと
「俺たちは出遅れてしまったみたいだな」
「皆さん早いですね...」
後ろにはいつの間にか
戦う手段がガンダムしか無い『悪女系ヒロイン』。
ウルトラマン級の巨大な身体を縮小させる能力をまだ習得していない『炙り醤油タルタルソース』。
デスゲームにログインしており現実の肉体を動かすことができない『下衆じゃない幼成王』。
諸事情で来れなかった3人を除いたコテハンメンバーが全員集まっていた。
「あっ、あなたたちヒーローですか?ちょうどいい、
「何だと!?」
Gウイルスにそう言われて困惑するヒーロー。
だが飯田にはそれよりも気になることがあった。
それは通報にあった『雄英生が応戦している』という内容。
だが周りを見ても導輝の姿は見当たらない。
「飛電くんは......仮面ライダーアークワンはどこだ!」
「そう言われても俺たちは今来たばかりだしな...。あいつに聞いてみたらどうだ?」
風花雪月が天帝の剣で指し示す先には、ステインがいた。
「ヒーロー殺し...!」
兄を再起不能へと追いやった
それが今、自分の前にいた。
ヒーロー殺しのことは、今でもインゲニウムの弟である自分が粛正しなければならないと思っている。
だがその理由は、数日前までのような憎しみではない。
1人のヒーローとして、犯罪者を捕まえなければならないという使命。
それが今の飯田の原動力となっている。
「(ヒーロー殺しは当然捕まえる。だがまずはその前に飛電くんのことを聞かなければ...!)ヒーロー殺し、お前に聞きたいことがある!飛電くんはどこだ!」
「ハァ......あいつは今頃、ここの地下に潜って少女を助けに行っているだろう」
「少女だと...?」
「説明しよう。この死穢八斎會の地下にはとある少女が個性目当てに監禁され、虐待を受けている。アークワンはその子を助けるため、ステインの旦那や俺たちヴィジランテに声を掛けたのさ」
横から入って来たエボルの説明に、愕然とする飯田。
「そんな...!飛電くんがお前たちと組んでここを襲撃したというのか...!」
「だってしょうがねぇだろ?ヒーロー共は皆ステインの旦那に夢中で頼れる相手が俺たちくらいしかいねぇんだからさ」
「......何故だ飛電くん。何かあったら頼れと言ってくれた君が、どうして僕に声を掛けてくれなかったんだ!?僕では力不足だというのか...!」
「君だから巻き込めないんだよ、あいつは」
「僕だからだと?どういうことだ?」
ドラグナーが説明する。
「個性の無断使用、
「......」
そう言われて考え込む飯田。
もし事前に導輝から話を聞いていたら、自分はどうしていただろうか。
導輝と共に除籍覚悟で突撃する?
いや、もっと安全かつ確実な案を提示したはずだ。
そしてなるべく早く少女を助けたい導輝と対立してしまっていただろう。
それでも、1度は声を掛けて欲しかった...!
「あぁ、飛電くんの考えはよくわかった...。だからまずはヒーロー殺し、お前を捕まえる!そしてその後に飛電くんを1発殴る!」
「ハァ、俺を捕まえる...?やれるものならやってみるがいい...!」
飯田がステインと戦闘を開始する。
「なぁジオウ、どうするんだアレ」
「ほっとけ。俺たちはあくまでアークワンの味方であってステインの味方じゃあない」
「それでスレ主さん......、アークワンの方はどうなっているんです?」
「このコダマスイカアームズが今アークワンとリンクしていて、あいつが見ているものをリアルタイムで投影することができるぞ」
「なるほど。どれどれ...」
「......スレ主ちょっとヤバくね?」
「エリちゃんを抱えながら1人でオーバーホール達を相手にするのは荷が重かったか...」
「すぐに助けに......ってこれは!?」
☆★☆★☆
バリンッ...!
「っ!ゼロワンドライバーが...!」
「大口叩くだけあって随分しぶとかったな。だがそれもここまでだ」
ゼロワンドライバーが破壊され、変身が解除される。
くっ、こちらの世界に来ていないタルタルソースニキや幼成王ニキに奴らの個性を教えてもらいながらの戦いでこのザマか...。
「ケンカに銃や刃物は無粋だが、お前はなかなか楽しめたぞ!」
クラスターセルの盾を何百発も殴って平然としている乱破。
「さぁ、エリ。このままだとお前のせいでまた人が死んでしまうぞ?早くこっちに戻ってこい。」
「うぅ...」
オーバーホールの元へ行ってしまいそうになるエリちゃんを引き留める。
俺じゃなくエリちゃんを脅迫するとは...。
エリちゃんがあっさり従おうとしているところから察するに、今まで相当酷い仕打ちをしていたんだろう。
「まだ戦うつもりか?エリの前でこれ以上傷つく姿を見せるとは、残酷なヒーローがいたものだ」
「ご心配どうも。だけど生憎、これ以上ダメージを受ける予定は無いのでね」
【ゲーム!】
【Progrise key confirmed. Ready to break.】
【サウザンドライズ!】
【THOUSAND BREAK】
先程オーバーホールからラーニングを開始した『滅亡』の悪意。
しかし悪意が強すぎてラーニングが完了するまで、まだ2〜3分かかる。
その時間を確実に稼ぐには...!
【ムーテーキー!】
【輝け!流星の如く!】
【黄金の最強ゲーマー!】
【ハイパームテキエグゼイド!】
仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマーの力を身に纏う。
エリちゃんを背負い、伸びた髪で再び固定する。
「今の俺は......無敵だぁっ!」
「おっ、まだケンカを続けるのか?やっぱり良いぞお前!」
☆★☆★☆
【ハイパームテキエグゼイド!】
「ムテキゲーマーの力を使った...!」
「だが最強フォームは3分しか維持できないと言っていた。すぐに助けに行くぞ!」
八斎衆の酒木泥泥と音本真を撃破し、幹部級が全て片付いたので集まるコテハンメンバー。
「私たちも混ぜてもらおうか」
「サー・ナイトアイ!?」
サイドキック2人と亡を引き連れて現れたナイトアイ。
「すみません皆さん。
「君たちが飛電の協力者かね?」
「あ〜はい、そうです。とりあえず話は彼の元へ向かいながらで良いですか?」
人間用の通路を通れないティガレックスと
「では聞かせてもらおうか。飛電は何故こんな暴挙に出た?そしてお前たちは何者で何故飛電に協力している?」
その質問に対し、ジオウが個性破壊弾の説明をする。
「少女の血肉を使って製造する『個性を破壊する弾丸』だと...!?」
「そんなもの見過ごすわけにはいかないでしょう?少女の保護云々を差し引いても、すぐに潰さないと弾が量産され不特定多数に流出する」
「その情報を飛電に流して彼を唆したのか...!」
「(おっ、ここでそれを肯定すれば少しはスレ主の罪が軽くなるか?)その通りだ。いや〜正義感のある若者は利用しやすくていいねぇ〜」
「貴様...!」
導輝が最初に会った時以上の眼力でエボルを睨みつけるナイトアイ。
「貴様らの目的はその個性破壊弾か?」
「まぁ死穢八斎會の犯罪の証拠という意味では欲しいな。実際に使う予定は無いけど」
【シュートベント】
ドラグナーが行き止まりの壁を破壊し、導輝とオーバーホールたちが戦っている部屋にたどり着く。
【HYPER CRITICAL SPARKING!!】
ドカァン!
するとちょうど導輝に蹴飛ばされた乱破が壁にめり込み、気絶する。
それと同時に、導輝のムテキゲーマーが解除される。
「せっかくの無敵も時間切れのようだな。
「ムテキという手札を切ったのは苦し紛れでも皆を待つためでもない。『コイツ』ができあがるまでのほんの数分が欲しかったんだ!」
「何...?」
【アークドライバー!】
アークドライバーを装着し、『滅亡』の悪意で満たされたアークワンプログライズキーを展開させる。
【アークワン!】
「変身!」
【シンギュライズ!】
【破壊!破滅!絶望!滅亡せよ!】
【コンクルージョン・ワン】
仮面ライダーアークワン。
人類の悪意の象徴が、暗い地下で産声を上げた。
やっとアークワンを登場させることができました。
救出ルートに分岐することで当初の予定よりもだいぶ早い展開になりましたが、それでも長かった...!
これでようやくタグ詐欺小説を脱却できます。
時王ニキがエグゼイドのステージセレクト能力で死穢八斎會を異空間に隔離したのでコテハンメンバーは被害を気にせず暴れております。
モンハンストーリーズを調べたら、ティガレックスの絆技が『ティガインパクト』だったのでこれは使わなければと思い登場させました。
シーホース社長の世界では王国編が終了したので、バトルシティ編以降と同じ服装をしています。