アークがヒーローで仮面ライダー【完結】   作:無限正義頑駄無

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※お知らせ
前回のアークドライバーの音声の文字色を赤から白に変更しました。
こちらの方が読みやすいですし、何よりしっくりきますからね。


23スレ目

エリちゃんを助け出した翌朝(19スレ目のラストに戻る)

バブルガールさん、センチピーダーさん、そしてインターン生の通形ミリオ先輩がパトロールに向かう中、俺はナイトアイから事情聴取を受けていた。

 

「それで、あのヴィジランテたちについて知っていることはそれだけなのか?」

 

「はい。ネットで呼びかけて集まってもらった人たちです。顔を合わせたのは昨日が初めてですし、本名も知りません」

 

スレニキたちは俺がヒーロー殺しを撃破したあと、時王ニキのオーロラカーテンで元の世界へと帰って行った。

皆の協力が無かったら、エリちゃんを救うことはできなかっただろう。

いつかお礼をする機会があったら良いんだが。

 

「仕方ない。なら報告書には『死穢八斎會の犯罪の証拠をヴィジランテが事務所に持ち込んだ。その内容の危険性から早急に対処する必要があると判断し、職場体験の生徒を含むナイトアイ事務所の4人はヴィジランテとチームアップして電撃作戦を実行した』と書くとしよう」

 

「本当に良いんですか?俺の独断専行を無かったことにするだけじゃなく、彼らと組んだことを事実にするなんて...」

 

「構わん。彼らが託していった物的証拠がある以上、違和感を感じる者も黙るだろう」

 

実際、オーバーホールを含めた死穢八斎會を全員逮捕し個性破壊弾の流出は最小限に食い止めることができた。

エリちゃんを無事保護して、こちらの人的被害はゼロ。

ゲームエリアでの戦闘だったから周囲の街も無傷と結果だけ見れば大勝利だ。

スレニキたちは逃げてしまったとはいえ、これだけの成果にケチをつける者は中々いないと思う。

 

「既に流出してしまっている個性破壊弾は効果が数時間〜数日の粗悪品な上に数も少ないという話だ。後は警察に任せておけば良いだろう。問題は(ヴィラン)連合とヒーロー殺しだ」

 

俺たちが地下で戦っている間、街では(ヴィラン)連合の脳無が何体も暴れていたらしい。

街のヒーローたちはその対応に追われてしまい、死穢八斎會に来ることができたプロヒーローはサイドキックを除くとナイトアイやエンデヴァーを含めて4人だけだったそうだ。

 

そしてヒーロー殺しこと血染さんについて。

死穢八斎會がゲームエリアに隔離されたことで最初は内部が全く映っていなかったが、ゲームエリアが解除されてから俺が血染さんに引導を渡すまでのやり取りを民間人が撮影しており、動画サイトにアップされている。

もし突入前から撮影されていたらナイトアイも俺を庇いきれなかっただろうな...。

 

「資格未取得者が(ヴィラン)相手とはいえ、個性を行使して危害を加える...。これは立派な規則違反だが、私はこの職場体験中お前に個性の使用許可を出している。これに関しては問題無い」

 

「では一体何がマズいのですか?」

 

「飛電、お前はヒーロー殺しの散り際をどう思った?」

 

そう言われて、血染さんとの最後の会話を思い出す。

 

 

 

『俺にトドメを刺せ、仮面ライダーアークワン!』

 

『正しき社会を作るためには、悪は滅びなければならない!俺もまた、社会の(いしずえ)となるべき(ヴィラン)なのだ!』

 

 

 

金や名誉のためにヒーローをやっている『職業ヒーロー』が蔓延している『ヒーロー飽和社会』に『絶望』し、自分が血に染まることでオールマイトのような真の英雄が生まれることを望んだ血染さん。

その最後は自身がヒーローと認めた俺に自ら撃破されるというものだった。

 

「なんというか......、ヒーロー社会のあるべき姿を取り戻すという、強い信念みたいなものを感じました」

 

「あぁ、不本意だが私も同意見だ。お前たちの死穢八斎會襲撃に便乗して(ヴィラン)連合が暴れたことで、彼らとヒーロー殺しに繋がりがあると考える者が出てくる」

 

「そしてヒーロー殺しが抱いていた強い思想には一種のカリスマとも言えるものがあった。今後(ヴィラン)連合には、ステインの思想を継ぐ者たちが集まることだろう」

 

贋物のヒーローを駆逐し、最後は自分が生み出した本物のヒーローの手で倒される。

ヒーロー社会をあるべき姿へ戻すための『必要悪』、といったところだろうか。

 

実際、アークワンに変身した挙句パーフェクトコンクルージョンまで放ったにも関わらず俺を賞賛する声が体育祭の時以上に存在する。

当人である血染さんが、俺をオールマイトと同じ『真のヒーロー』であると身をもって知らしめたからだ。

 

「私はこれから雄英とオールマイトに連絡を入れる。飛電、お前はエリちゃんを病院に連れて行って検査をしてもらって来い。担ぎ込まれた同級生の見舞いも兼ねてな」

 

「わかりました。サー・ナイトアイ......今回の件、本当にありがとうございます」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

エリちゃんを医者に預けて、飯田と轟のいる病室へ向かう。

エリちゃんには、サウザンドジャッカーを持たせた亡を同行させている。

ヒューマギアの亡なら『巻き戻し』を気にせずエリちゃんに触ることができるので、万が一個性が暴走した時にも対処できるはずだ。

まさかヒーロー殺しを捕まえに来たエンデヴァーに付き添って轟もこの街に来ていたとはな...。

 

コンコンコン、ガラッ。

 

「飯田、轟、具合はどうだ?」

 

「っ!飛電くん...!」

 

話を聞くと、先程2人のところに職場体験先のプロヒーローと警察署長がやって来て個性の無断使用と武力行使を揉み消す打ち合わせをしたらしい。

 

「そうだったのか...」

 

「あぁ、職場体験先のヒーローに迷惑を掛けてしまったよ。勝手に飛び出して行った君を1発殴るつもりだったが、僕も人のことは言えないな...」

 

「すまなかった飯田。困った時は頼れと言ったのは俺自身だったのに...」

 

「いや、いいんだ。ヒーロー殺しとも少しだが直接話をした。彼が兄さんの仇なのは事実だが、ヒーローという存在に対して抱いている価値観は正しいと思った。君のような『本当のヒーロー』になれるよう、精進しなければな」

 

「いや、俺を参考にするのは良くないと思うぞ?俺って今回みたいにルールよりも自分が正しいと思ったことをやっちゃうタイプだし...」

 

「『今回みたいに』?どういうことだ飛電?」

 

轟が会話に入ってきた。

スレニキたちや血染さんと直接話をしていない轟は事情を知らないんだったな。

部屋には他に誰もいないので、俺は轟に全て話した。

 

「なんというか......飛電、お前想像以上にアグレッシブなやつだったんだな」

 

「まぁ、な。ナイトアイは俺の暴走を正式な活動ということにするそうだ。だからふたりとも、本当のことは黙っていてほしい」

 

「そういうことなら...」

 

「むしろ飛電くん自身が納得してないように見えるが...」

 

「このあとナイトアイ事務所に帰ったら、サイドキックの人ですら嫌がる書類整理という罰が待っている。だが......退学を覚悟していた俺としてはちょっとヌルい感じがするな」

 

「実質お咎め無しになるんだろ?ならそれで良いじゃないか」

 

「......そうだな。それで、怪我の具合はどうなんだ?」

 

「僕も轟くんも、特に後遺症は無い。今日か明日には退院だ。むしろ飛電くんこそ大丈夫なのか?」

 

「ヒーロー殺しを倒した時の姿、ヒーロー殺し本人と同じくらいヤバい雰囲気を出していたぞ」

 

アークワンについて言及してくる2人。

 

「問題無い。見た目がヤバいのは自覚しているが、ちゃんと制御できている。あの姿こそが俺の......『仮面ライダーアークワン』の終着点だ」

 

「今後ずっとアレなのか...?」

 

「職場体験が終わった後、最初のヒーロー基礎学が不安だな...」

 

「ハハハ。まぁアークワンを間近で見た皆がどんな反応をするのか楽しみではあるな」

 

その後、検査が終わったエリちゃんと亡と合流して帰路に着く。

そして罰の書類整理が始まるのだが、ちっともヌルくなかった。

アークワンに覚醒したことでちゃんと命令を聞くようになったトリロバイトマギアを5体も導入して、やっとノルマをギリギリクリアした。

これにはバブルガールさんのあの反応も納得しかない。

残りの日数はずっとこれなのか...。

俺この職場体験が終わったらヘルライジングホッパーになっていたりしないよな...?

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

職場体験、最終日。

 

「短い間でしたが、お世話になりました」

 

「あぁ。最後に飛電、お前はもう少しヒーローに関する法律を学ぶことだ。自分のやりたいことを合法的に成し遂げたいのならな」

 

「はいっ!」

 

「アークさん、亡さん、行っちゃうの?」

 

寂しそうな表情でこちらを見るエリちゃん。

彼女はこの後雄英で保護される予定だが、流石に俺や亡と一緒に電車で移動するわけにはいかない。

後日プロヒーローが護衛に付いた車での移動になるため、エリちゃんとは一旦お別れだ。

 

「雄英に来ればまた会えるよ。その時に俺の友達も紹介するからさ」

 

「しばらくの辛抱ですよ、壊理」

 

「......うん。ねぇ、亡さんって男の人なの?女の人なの?」

 

「ヒューマギアのわたしに性別はありません。壊理の好きな方で良いですよ」

 

「わかった。じゃあ亡お姉ちゃんって呼ぶね!」

 

「姉...。わたしが壊理の姉... 」

 

そう呟く亡。

姉とはどういうものか検索中か?

 

※この時亡は「姉◯るもの」をラーニングしており、導輝は後日頭を抱えることになる。R-18版ではない方だったのがせめてもの救いか...。

 

「飛電、しばらく会えないんだ。最後にギャグのひとつでもやってエリちゃんを笑わせてから帰れ」

 

ナイトアイさんそれ自分が見たいだけなんじゃ...?

言っていることはもっともだから、サウザンドジャッカーを取り出す。

 

JACKING BREAK

 

ライトニングホーネットのライダモデルを召喚する。

 

「ホーネットさん、スズメバチはどうやってエサを捕まえているんです?」

 

「ブブ、ブブブブブ(羽音)」

 

ほう(ホー)(ネット)で?虫の業界もハイテク化が進んでいるのですねぇ〜。はい、アルトじゃ〜ナイト!」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

1.転生アークワン

というわけで職場体験が無事終わり、今は帰りの電車の中です。

 

2.鬼滅の時王

お疲れスレ主。

 

3.下衆じゃない幼成王

お疲れ様。

 

4.BLACK鎮守府の提督

オツカーレ(マッハドライバー炎)

 

5.シーホース社長

そちらに呼ばれた者としては、なかなか楽しかったぞ。

 

6.悪女系ヒロイン

わたしも行きたかったな...。

 

7.炙り醤油タルタルソース

ガンダムではどうしようも無いからな...。

むしろPS装甲等の技術がヒロアカ世界に流出するリスクを考えたら行かなくて正解だ。

こちらはやっと人間サイズに身体を縮小できるようになったところだ。

 

8.ガルパン世界のTF

タルタルソースニキひと足遅かったな...。

 

9.風花雪月D×D

そういえばエリちゃんはどうするんだ?

 

10.転生アークワン

最初は養護施設で保護する予定だったのですが、雄英に変更になりました。

もしもの時、巻き戻しの影響を受けずに接触できる亡やエネルギーを抜き取れるサウザンドジャッカーを用意できる俺が近くにいた方がいいだろうという判断ですね。

今はまだナイトアイ事務所での待機なので、念のためサウザンドジャッカーを1本置いて来ました。

 

11.CiRCLEのマスターク

なるほどな。

長い目で見ればエネルギーを発散できる分、イレイザーヘッドの抹消による個性の強制停止よりそっちの方が良さそうだな。

 

12.安心安全なGウイルス

でもそれだとジャックライズするたびにエリちゃんに負担が掛かってしまうのでは...?

 

13.転生アークワン

それに関しては俺が個性のエネルギーだけ抜き取れるよう訓練すればいいだけなので。

あとインターン生のミリオ先輩と模擬戦やったんだけど滅茶苦茶強かった...。

 

14.ウルトラマンティガレックス

そりゃあミリオって学生どころかプロを含めてもNo.1に最も近い男って言われているし。

 

15.CiRCLEのマスターク

『透過』の個性を持ったミリオにダメージを与えるには、それこそ原作の死穢八斎會みたいに人質が必要だろうからなぁ...。

 

16.龍騎士ワンサマー

それで、スレ主はミリオにどれくらい喰らいつけたんだ?

 

17.転生アークワン

ゴーストの力を使えばお互いすり抜ける者同士で触れることができるんじゃないかと思ったんですよ。

それ自体は成功したんですけど、『透過』を利用した地面のワープで四方八方からボコボコにされて1分くらいしか保ちませんでした...。

 

18.鬼滅の時王

ミリオは仮免を取った後のA組、爆豪と轟を除いた18人を秒殺するような実力者だぞ?

スレ主1人で約1分戦えるなら上等じゃないか?

 

19.悪女系ヒロイン

そんなに強い人がいるのね。

味方で良かったというか...。

 

20.転生アークワン

あとミリオ先輩をジャックライズさせてもらったんですが、クロックアッピングカブトのプログライズキーができました。

 

21.BLACK鎮守府の提督

カブトのプログライズキーだと?

そういえばミリオは個性の制御を誤ると服が脱げてしまうんだったな。

キャストオフ繋がりか。

 

22.下衆じゃない幼成王

プログライズキーといえば、救出作戦の際にスタークニキたちもジャックライズしたのでしたっけ?

 

23.CiRCLEのマスターク

そうそう。

せっかく直接顔を合わせたんだからな。

その時でしかできないことをやろうって話になったんだよ。

俺からは宇宙のライダー繋がりでスペースカミングフォーゼのプログライズキーができたぞ。

 

24.安心安全なGウイルス

僕は進化し続けるという性質繋がりでトリプルフラッシングアギトでしたね。

 

25.シーホース社長

俺から作られたプログライズキーはマジックショーイングウィザードだったな。

 

26.ウルトラマンティガレックス

えっ?

なんで社長ニキからウィザードが?

 

27.風花雪月D×D

デュエルモンスターズの原作での名称は『マジック&ウィザーズ』。

そのゲームにおいてプレイヤーは魔法使いという設定だ。

ウィザードのプログライズキーができてもおかしくはない。

 

28.龍騎士ワンサマー

俺は同じミラーワールド系ライダーのファイナルベンティング龍騎だった。

あと時王ニキが俺から仮面ライダーナイトのライドウォッチを作っていたっけ。

 

29.鬼滅の時王

その点に関しては感謝しているぞワンサマーニキ。

俺はゼロワンライドウォッチがあったから自力でライダータイミングジオウを作成したな。

ジオウはジオウでも俺をベースにしたからⅡやトリニティのデータは入っていないけど。

 

30.ガルパン世界のTF

ちゃっかりジオウニキがジャックライズを免れている件について。

 

31.転生アークワン

力を分けてくれた皆さんには感謝しかありません。

レジェンドライダープログライズキーは、これでちょうど10個になりました。

 

32.下衆じゃない幼成王

全部揃うとグランドジオウになるのですか?

 

33.鬼滅の時王

一応俺のプログライズキーには、レジェンドの力を全て揃えるとグランドジオウの力を引き出せるよう設定してあるぞ。

 

34.悪女系ヒロイン

そういえばエリちゃんをジャックライズした分はどうなったの?

 

35.転生アークワン

エリちゃんの力からできたプログライズキーは、砂藤と同じレベルアッピングエグゼイドでした。

そしてプログライズキーがダブったのがきっかけで個性のルールが増えました。 

 

・異なる人物をジャックライズして同一のプログライズキーができた場合、統合されより強い力を引き出せるようになる。

 

だそうです。

 

36.CiRCLEのマスターク

エリちゃんからエグゼイド...。

『巻き戻し』の個性がマキシマムゲーマーレベル99のリプログラミングに似ているからか。

 

37.風花雪月D×D

『より強い力を引き出せるようになる』の部分が抽象的でよくわからないが、これはまぁ要検証といったところか。

 

38.転生アークワン

俺からは以上です。

皆さんからは何かありますか?

 

39.下衆じゃない幼成王

僕はアスナと合流したので1層攻略に向けてレベリングの毎日ですね。

クラインやエギルには会いましたが、キリトはまだ見かけていないですね。

最前線を突っ走っているんだろうなぁ。

 

40.シーホース社長

こちらは王国編が終わったぞ。

敗北して闇人格が消えたマリクは今グールズの解体中だ。

ラーの翼神竜はバトルシティの優勝賞品にする予定となっている。

俺自身は遊戯と一緒にコスプレして料理の動画を作ったりしているな。

 

41.BLACK鎮守府の提督

あのYouTuberさんの真似をしているのか...。

 

42.鬼滅の時王

まぁ遊戯王世界に転生した以上、やってみたいという気持ちはわかる。

 

43.転生アークワン

機会があれば是非その動画を見てみたいですね。

おっと、電車が目的地に着きました。

今日はここらで抜けます。

お疲れ様でした。




言い忘れていましたが、アークワンの覚醒によって導輝の個性の制約4が緩和されています。
同じアイテムは複数個作れない。→劇中で複数存在するものは量産できる。
になりました。
ゼツメライザーやレイドライザーも解禁したいのですが、収拾がつかなくなりそうなのでやめました。

連載初期はレジェンドライダープログライズキーを20個全て登場させる予定は無かったのですが、揃うアテができたのでグランドジオウフラグを建てておきました。

今回で職場体験編は終了です。
次回から新章に入ります。

プログライズキーが揃ったら導輝をグランドジオウに...

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