アークがヒーローで仮面ライダー【完結】   作:無限正義頑駄無

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お待たせしました。
新章です。
最近コメント付き低評価を2件いただきました。
その内1件は、本作をちゃんと読んだ上で問題点を指摘してくれる良い読者様でした。
その人の進言もあり、「独自設定」と「職場体験編から原作ブレイク」のタグを追加しました。


林間合宿編
24スレ目


職場体験が終わった翌日の朝。

俺と亡は自動車通学の百と合流して一緒に乗せてもらう。

 

「百、おはよう」

 

「おはようございます、お母様」

 

「えぇ、おはようございます。導輝さん、亡さん」

 

雄英に向かって移動する車。

内部は沈黙が支配していたが、百が決心したように口を開く。

 

「導輝さん、ヒーロー殺しとあなたの動画を見ましたわ。そして......アークワンに変身したあなたも。悪意が10個揃ったのですよね?」

 

「あぁ。あの姿こそ、俺が個性に目覚めたあの日からずっと目指していたものだ」

 

「そうですか...。わたし、ずっと心配でしたのよ?導輝さんが、自らの個性の闇に呑まれてしまうのではないかと...」

 

どうやら俺は百をかなり不安な気持ちにさせてしまっていたみたいだ。

なんとかそれを払拭しておかなければ。

俺は百の手を握って目を合わせる。

 

「大丈夫だ百。俺はちゃんとここにいる。もう百を不安な気持ちになんかさせたりしないから」

 

「はっ、はい...。導輝さんがそこまで言うなら、信じることにしますわ...」

 

顔を赤らめて目を逸らす百。

やった側の俺が言うのもアレだがチョロすぎないか?

将来変な男に引っ掛からないか心配なんだが...。

 

「(何も問題ありませんよ導輝(アーク)。お母様がそのような反応をするのはあなただけですから)」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

教室に入ると、皆の話題は職場体験の内容で持ちきりだった。

だが最初に目に入ったのは、ベストジーニストの元へ行った爆豪の髪型だった。

 

「「アッハッハッハ!マジか!マジか爆豪!」」

 

そしてそんな爆豪を見て大爆笑している瀬呂と切島。

 

「笑うな!クセついちまって洗っても直んねぇんだ!おい、笑うな!ぶっ殺すぞ!」

 

「やってみろよ、8:2坊や!アッハハハハハハハハ!」

 

BOMB!!

 

あっ、爆発して元の髪型に戻った。

 

「おはよう飛電ちゃん」

 

「おはよう梅雨ちゃん、職場体験はどうだった?」

 

「トレーニングとパトロールばかりだったわ。他には1度だけ、隣国からの密航者を捕らえたくらいね」

 

「それ十分すごくないか?」

 

「ヤクザに殴り込みした飛電ちゃんほどじゃないわ。あっ、お茶子ちゃんはどうだったの?この1週間」

 

「コォォォォォ...。とても、有意義だったよ」

 

麗日さんは鬼滅の刃の全集中を彷彿とさせる呼吸をしており、全身からオーラのようなものを出していた。

確かバトルヒーロー「ガンヘッド」のところに行ったんだったか?

 

「目覚めたのね、お茶子ちゃん」

 

「なぁ百、麗日さんアークワンになった俺よりよっぽど変わり映えしてないか?」

 

「そっ、そうですわね...」

 

「俺は割とチヤホヤされて楽しかったけどな〜。まぁ、1番変化というか大変だったのはお前ら3人だろ?」

 

上鳴が俺、飯田、轟に話を振る。

それと同時にクラス内の視線が俺たちに集中する。

 

「俺、ニュースとか見たけどさ。ヒーロー殺しは(ヴィラン)連合とも繋がってたんだろ?もし、あんな恐ろしい奴がUSJの時に来てたらと思うとゾッとするよ」

 

「でもさ、確かに怖ぇけどさ。尾白、動画見た?」

 

「動画って、ヒーロー殺しと飛電のやり取りのアレか?」

 

っ!

とうとうそこに話題が行き着くか...!

 

「飛電、あの姿は何だったんだ?」

 

「あれこそが、仮面ライダーアークワン。シャイニングアサルトホッパーやメタルクラスタホッパーのようなゼロワン系列じゃない、俺自身の力だ」

 

「あの姿は『闇の化身』と呼ぶに相応しいものだった。是非とも直に見せてもらいたいものだ」

 

「オイ飛電、次戦う時は絶対アレを使え。その上でお前をブッ殺してやる」

 

常闇と爆豪は特に気にしていないようだ。

そして話題が血染さんに切り替わる。

 

「飛電、お前ヒーロー殺しと名前で呼び合っていたけど知り合いだったのか?」

 

「あぁ。血染さんは自宅の近所のコンビニで働いている人だ。まさかヒーロー殺しの正体だったとはな...」

 

「コンビニ店員のヒーロー殺し...?」

 

「保須市でのヒーロー襲撃を切り上げてあの街に移動したのも、俺がヒーローに相応しい人間か見極めるためだったらしい」

 

「で、最後はヒーローだと認めた飛電の手で倒されることを選んだ......か。なんていうか、カッコいいよな」

 

「ちょっ、上鳴くん...!」

 

「あっ...!ワリぃ飯田...」

 

「いや、いいさ。確かに『信念の男』ではあった。クールだと思う人がいるのも分かる。ただ、奴は信念の果てに粛正という手段を選んだ。どんな考えを持とうと、それだけは間違いなんだ」

 

上鳴の迂闊な発言に、飯田は落ち着いた反応を返す。

 

「だから、俺の様な者を出さぬためにも!改めてヒーローへの道を、俺は歩む!さあ、そろそろ始業の時間だ!全員席につきたまえ!」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

1.転生アークワン

というわけで、これから職場体験明けの最初のヒーロー基礎学です。

 

2.風花雪月D×D

おっ、待っていたぞスレ主。

 

3.安心安全なGウイルス

ナイトアイさんが庇ってくれたおかげで学校側からは特にお咎めは無しなんでしたっけ?

 

4.CiRCLEのマスターク

良かったなスレ主。

 

5.転生アークワン

はい。

ナイトアイには感謝してもしきれませんね。

なんとしても彼の見た未来を実現させて彼に報いなければ...。

 

6.炙り醤油タルタルソース

それはどういうことだスレ主?

 

7.転生アークワン

アークワンに覚醒した後でナイトアイが、もう1度俺の未来を見たんですよ。

敬愛するオールマイトの死の未来を変えたいということで。

 

8.龍騎士ワンサマー

よくそこまでナイトアイが話してくれたな...。

 

9.悪女系ヒロイン

それだけ未来を変えたスレ主に期待しているってことかしら?

 

10.BLACK鎮守府の提督

それで、予知の結果はどうだったんだ?

 

11.転生アークワン

俺自身は知らない方がいいとかで聞かせてもらえなかったですけど、ナイトアイが無言のガッツポーズをしていたので良い結果が出たんじゃないですかね?

 

12.鬼滅の時王

ほう。

どんな未来になるのかこれから楽しみだな。

 

13.ウルトラマンティガレックス

思わずガッツポーズしちゃう未来とは一体...?

 

14.シーホース社長

むっ。

そろそろ始まるみたいだぞ。

 

 

 

「職場体験直後ってことで、今回は遊びの要素を含めた救助訓練レースだ!5人×4組に分かれて1組ずつ訓練を行う!この工業地帯を模した運動場γのどこかで救難信号を出した私の下へ誰が1番最初に辿り着くかの競争だ!」

 

 

 

15.聖グロの要塞

へぇ、面白そうだな。

1組目は緑谷、芦戸、飯田、尾白、瀬呂の5人か。

 

16.龍騎士ワンサマー

>>15

もしかして戦車ニキか?

コテハン変えたんだな。

 

17.BLACK鎮守府の提督

聖グロリアーナに所属することにしたのか。

 

18.聖グロの要塞

いろいろ考えた結果、ここを選ぶことにした。

今はローズヒップが俺を動かしている。

 

19.悪女系ヒロイン

どこからともなく現れた戦車なのに普通に受け入れられているのね...。

 

20.風花雪月D×D

というか戦車ニキがトランスフォームしているスーパーパーシングって装甲と火力がトップクラスの代わりに足回りが最悪じゃなかったか?

よくスピード狂のローズヒップが乗る気になったな。

 

21.聖グロの要塞

ダージリンは俺を対黒森峰の切り札にするつもりなんだろうなぁ...。

ローズヒップを乗せたのも、まだ聖グロの戦術に染まりきっていない彼女なら俺を乗りこなせると思ったんじゃないか?

 

22.転生アークワン

なるほど...。

あっ、1組目が終わりました。

2組目は俺、障子、切島、透、梅雨ちゃんですね。

行ってきます。

 

23.ウルトラマンティガレックス

いってら〜。

 

24.龍騎士ワンサマー

さて、スレ主はどんな手を使うのか。

 

25.炙り醤油タルタルソース

スピード勝負で建物の被害も最小限となると、アークワンへ変身するメリットはあまり無いな。

ゼロワンドライバーはまだ修理中だし、レジェンドライダーの力を使うのだろうな。

 

26.鬼滅の時王

変身せずレジェンドライダーの力のみを身に纏う。

スレ主が人間と衛星アークの両方の性質を持った身体だからこそできた裏技か...。

悪用される可能性が低いのは良いな。

 

27.安心安全なGウイルス

今回使うのはファイズのアクセルフォームですかね?

 

28.シーホース社長

いや、いくら速いとはいえ入り組んだ地上を移動するとは思えない。

飛行能力を持ったライダーの力を使うだろうな。

 

 

 

「START!!」

 

サウザンドジャッカー!

 

ジーニアス!

 

Progrise key confirmed. Ready to break.

 

サウザンドライズ!

 

THOUSAND BREAK

 

天空の暴れん坊!

 

ホークガトリング!

 

 

 

29.下衆じゃない幼成王

ビルドのホークガトリングフォームか。

確かに空中戦が得意なフォームだよね。

おぉ早い早い。

 

30.CiRCLEのマスターク

でもこれジャッキングブレイクでフライングファルコンを呼べば済む話なんじゃ...。

 

31.鬼滅の時王

だがそれは体育祭で既に使用しているからな。

レジェンドライダーの力を早く使いこなすためにも、いろいろ試した方がいい。

 

32.龍騎士ワンサマー

スレ主が1番乗りだな。

続いて障子に梅雨ちゃん。

異形型の個性はあまり場所を選ばずに活躍できるものなんだな。

 

32.転生アークワン

ただいま戻りました。

3組目は爆豪、轟、常闇、砂藤、麗日さんですね。

 

33.聖グロの要塞

おかえりスレ主。

3組目はなかなか早そうな者たちの組み合わせだな。

 

34.シーホース社長

どんな結果になるか、楽しみだ。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

数日後。

 

「そろそろ夏休みも近いが、もちろん君らが1ヶ月休める道理は無い。夏休み、林間合宿をやるぞ」

 

『知ってたよ、やったー!』

 

テンションが上がり、肝試しや花火などやりたいことを挙げていく皆。

 

「ただし、その前の期末テストで合格点に満たなかったやつは、学校で補修地獄だ」

 

『みんな頑張ろーぜ!』

 

期末試験か...。

中間試験は体育祭よりも前のかなり早い時期にあった分、範囲に中学で習ったものも含まれていたが今回は難しいかもしれないな。

 

「飛電、ちょっと来い」

 

「?」

 

相澤先生に呼ばれて教室を出る。

 

「アークさん!」

 

「エリちゃん、雄英に来たのか!」

 

案内された部屋にはエリちゃんがいた。

 

「というわけで今日から雄英で彼女を保護することになった。サー・ナイトアイはお前に面倒を見させろと言っていたが...」

 

「えぇ、大丈夫です。授業中や放課後はコレを通して彼女の相手をします」

 

ヒューマギアを1機作成し、モジュール部分にアークワンプログライズキーをスキャンさせる。

 

Student

 

Hiden Douki

 

それにより、ヒューマギアが俺に転身する。

 

「アークさんが2人...?」

 

「飛電、これは一体...」

 

「見ての通り、人格を含めて俺を模したロボットですよ。装備は自前で用意できないので、俺が渡しておかなければならないですけど」

 

ヒューマギアの俺がエリちゃんを抱き抱える。

 

「すごい、本当にアークさんみたい...。あっ、そうだアークさん。コレを預かっているの」

 

エリちゃんからナイトアイ事務所に置いてきた筈のサウザンドジャッカーを渡される。

うん?既に何かのデータが入っているみたいだな。

 

「ナイトアイさんから。アークさんによろしくって」

 

「ナイトアイさん...。何から何まで世話になりっぱなしだな」

 

JACKING BREAK

 

クライマックス!

 

ナイトアイさんのデータから、オレヴィジッティング電王のプログライズキーが完成する。

相手の人生......もとい歴史に介入する者の繋がりか。

 

「話は以上だ。午前の授業が終わったらエリちゃんと一緒に昼食を摂って来い。エリちゃんの分はタダにするよう、ランチラッシュには伝えておく」

 

というわけで昼休憩。

クラスの皆と食堂に向かっていた俺たちは、エリちゃんを連れたヒューマギアの俺と合流して食堂に向かう。

 

「エリちゃんっていうの?よろしくね」

 

「うっ、うん...!」

 

「ふむ。これが飛電くんを模したロボット、ヒューマギアか。亡くんのようなヘッドギアがある以外は確かに飛電くんそっくりだな」

 

エリちゃんとヒューマギアの俺を紹介したあとは、話題が期末試験に移る。

 

「普通科目はともかく、演習試験って何をするんだろうな...」

 

「相澤先生は『1学期でやったことの総合的内容』としか教えてくれなかったのよね」

 

「戦闘訓練と救助訓練。あとはほぼ基礎トレだよね」

 

「試験勉強に加えて、身体のコンディションも万全に......あイタ!?」

 

「あぁゴメン。頭が大きいから当たってしまった」

 

「B組の物間くん!」

 

おい物間、今わざと緑谷に肘をぶつけただろ?

今のお前からは悪意を感じるぞ?

 

「君らヒーロー殺しに遭遇したんだってね。体育祭に続いて注目を浴びる要素ばっかり増えていくよねA組って。ただその注目が決して期待値とかじゃなくてトラブルを引き寄せる的なものだよね。あぁ怖い!いつか君たちが呼ぶトラブルに巻き込まれて僕らにまで被害が及ぶかもしれないなぁ!あぁ怖グフッ!?」

 

「シャレにならん。飯田の件知らないの?」

 

拳藤さんが物間に当て身を食らわせて無理矢理止める。

しかし拳藤さんの言う通り、物間のやつ飯田の前でこんな話題を振るなんて人として最低限のデリカシーも無いのか?

エネルギーに変換していない純度1000%(10倍濃縮)悪意(スパイトネガ)を叩き込んでやろうか。

 

「ゴメンなA組、こいつちょっと心がアレなんだよ」

 

「拳藤くん!」

 

「アークさん、『アレ』ってどういうこと?」

 

「要するに頭の病気ってことだよ」

 

「ふ〜ん...」

 

その後拳藤さんから演習試験の内容は入試の時のような対ロボットの実戦演習だと教えてもらった。

ミリオ先輩に聞いてみても同じ答えが返ってきたが、なんか拍子抜けだな...。

 

演習試験当日。

そう思っていたら案の定、根津校長から試験内容の変更を通達される。

(ヴィラン)の活性化に備えて、試験のレベルを上げると。

 

「これからは対人戦闘・活動を見据えた、より実戦に近い教えを重視するのさ!というわけで諸君らにはこれから2人1組(チームアップ)で、ここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう!」

 

そして発表されていく対戦の組み合わせ。

 

「飛電くん、麗日さん。君たちの相手を僕がします」

 

そう名乗り出たのは13号だった。

麗日さんとペアか。

 

「2人で協力して、全力で立ち向かってきてください」




というわけで期末試験の相手は13号です。
青山の代わりに導輝がいること以外原作と一緒じゃん、と思うかもしれませんが一応ちゃんと意味のある組み合わせです。
あとエリちゃんは救出されるのが数ヶ月早まったので、原作よりもいくらかポジティブになっています。

前書きのような低評価ならむしろありがたいのですが、もう1件は「つまらないから低評価付けた」等ではなく「低評価付けるために本作を嫌々読んだ」というニュアンスの、目的と手段が逆転しており思わず「なぁにこれぇ」と言いたくなるようなコメント内容でした。
これはもはやアンチですらない荒らしだと思うのですけど、実際どうなのでしょうね...。

プログライズキーが揃ったら導輝をグランドジオウに...

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