アークがヒーローで仮面ライダー【完結】   作:無限正義頑駄無

40 / 50
お待たせしました。

自分で勝手に課しているノルマですけど、2日に1話更新を維持するのって結構難しいですね...。
連載当初は3日に1話だったのに、いつの間にかこうなりました。
おかげで半年前に買ったFE風花雪月が、4周目の第1部でストップしてしまっているんですよね。
紅花→蒼月→銀雪ときて最後の金鹿ルートの中身が気になる...!


40スレ目

フルスロットル!

 

Progrise key confirmed. Ready to break.

 

サウザンドライズ!

 

THOUSAND BREAK

 

インターンの活動の最中、ジェットたちが(ヴィラン)との戦闘で損傷したためメンテナンスも兼ねて修理作業を行う。

 

マンターン(フォーミュラ01)

 

ジャッキー(フォーミュラ02)

 

スパーナ(フォーミュラ03)

 

『ピットクルー』と呼ばれる3台のシフトカーを召喚し、修理を開始する。

フレイネキの世界のガンダムほどではないが、マシンロボはとても巨大な存在だ。

運用するための維持・管理費用は本来なら莫大なものになるはずだった。

 

しかしレジェンドライダーの力を持つ俺にとって、掛かるコストはゼロに等しい。

マシンロボが活動するためのエネルギーもマンターンF01が補給してくれるし、何なら俺のスパイトネガをエネルギーに変換しても良い。

 

最初に開始したジェットロボの整備が完了する。

 

『......ふぅ。スッキリしたぞ、導輝。俺たちマシンロボは人間のように痛みを感じるわけでは無いが、損傷した場所を放置していて良い気分にはならないからな』

 

「それは良かった。だけどスカイロボの修理は時間が掛かりそうだな...」

 

『かなり手強い(ヴィラン)だったからな...。スカイロボたちにはかなりの無茶をさせてしまった』

 

スカイロボの修理を進めていると、発目さんがやってきた。

 

「やあ飛電さん!テレビ見ましたよ〜!あなたとそこのロボット大活躍じゃないですか〜!」

 

「おはよう発目さん。何か用か?」

 

「マシンロボでしたっけ?せっかくだからじっくり見せてもらおうと思いましてね。わたしのベイビーに使えるアイデアが思いつくかもしれませんし」

 

「そういうことなら別に構わないぞ。発目さんにはゼロワンドライバー関係でかなり世話になっているしな。修理が終わったら試運転も兼ねて変形と合体を見せてあげるよ」

 

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

そして修理を続ける。

1機目のスカイロボの修理が完了する直前、K-BOYに着信がきた。

K-BOYの番号を知っているのはプッシーキャッツの人たちだけのはず...。

何か事件が起きたのか?

 

「もしもし?」

 

『アークワン。平日で悪いが緊急出動だ。◯◯山で崖崩れが起きて遭難者が出た。捜索のためにジェットたちと来てほしい』

 

電話越しに虎さんから出動要請が来た。

応じたいところだが、今動けるのはジェットだけなんだよな...。

 

『行こう、導輝。このミッション、俺たちだけでも可能な筈だ』

 

「......そうだな。スカイロボが居ない分、捜索範囲が限られるが俺がなんとかカバーしよう。虎さん、任務の件了解しました。今から向かいます」

 

『感謝する。現地で落ち合おう』

 

通話が終了する。

 

「ごめん発目さん。そういうわけだから行かなきゃ。さっきの話はまた今度に...」

 

「残念ですが仕方ありませんね〜。機会があれば呼んでくださいよ?」

 

「あぁ、もちろんだ」

 

俺は相澤先生に残りの授業を休むことを伝えると、ジェットに乗り込む。

 

「いくぞジェット!」

 

『あぁ!レスキュー開始だ!』

 

ジェットが◯◯山へ向かって飛び立つ。

この時俺は、修理途中で放置されたスカイロボたちを前にして怪しげな笑みを浮かべる発目さんに気付くことができなかった。

 

「ふっふっふ...。これはまたと無いチャンスですね〜」

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

◯◯山に到着し、プッシーキャッツの人たちと合流する。

 

「よく来てくれた、アークワン」

 

「いえ。それで遭難者は...?」

 

「遭難者が落ちた崖の下には川があった。どうやら川に落ちてそのまま流されたようだ」

 

「となると......捜索範囲かなり広くなりそうですね」

 

「そうなる。我々で手分けして探すぞ」

 

「了解!......っ!?」

 

『導輝、一体どうした?』

 

今、『悪意』が込められた視線を誰かに向けられたような...。

気のせいか?

 

捜索が開始される。

ジェットに乗り空から見渡してみるが、今のところ見つかっていない。

 

「う〜ん、見つからないな...」

 

『せめて痕跡のひとつでもあれば良いのだが......ぐあっ!?』

 

ジェットの機体が大きく揺れる。

 

「どうしたジェット!?」

 

『何者かが、地上から攻撃を仕掛けてきたようだ...!』

 

「何だと!ジェット、地上に降りてモードチェンジだ!」

 

『了解!モードチェンジ!』

 

ロボモードになったジェットから降りた俺は、アークワンに変身して戦闘態勢を取る。

 

アークワン

 

「変身!」

 

シンギュライズ!

 

破壊!破滅!絶望!滅亡せよ!

 

コンクルージョン・ワン

 

「どこだ!出てこい!」

 

ドカァン!

 

地面を突き破って、下手人と思しき相手が姿を現す。

ってコイツは...!

 

『マシンロボ、倒す...』

 

黒と茶色をベースとした、頭部がドリルとなっているマシンロボ。

マシンロボレスキュー本編において、悪の組織(デザスター)がマシンロボを複製することで誕生した悪のマシンロボの1機。

BLドリルロボがそこに居た。

 

『何!?俺以外のマシンロボだと!?』

 

『ハイパーモード、合体開始!』

 

俺とジェットが驚いている間に、BLドリルロボは自身のサポーターロボであるBLドーザーロボを呼び出して合体を開始した。

 

『合体準備よし!』

 

『2号機押忍(オス)!3号機押忍(オス)!4号、5号機押忍(オス)!』

 

『起動!各部異常無し!』

 

『完了!BLハイパードリルロボ!』

 

「嘘だろ...」

 

どうして俺の知らないところで他のマシンロボが...。

 

『お前たちの探しものはコレ(・・)か?』

 

そう言って、BLハイパードリルロボが遭難者を見せつける。

 

『なっ!?どうしてお前が...!』

 

「まさか、崖崩れを起こしたのもお前か!」

 

『そうだ。マシンロボを誘き寄せるエサにさせてもらった。用が済んだから返すぞ』

 

BLハイパードリルロボが遭難者を放り投げる。

 

「うわっと!危ねぇ!」

 

慌てて遭難者を受け止める。

さっきまで地中に閉じ込められていたからか、かなり衰弱している。

 

『早く連れて行かないと死んじまうぞ?』

 

コイツ...!

俺を戦線離脱させるためにわざと遭難者を解放したのか...!

 

『導輝、お前はそのまま遭難者を連れて下山しろ!』

 

「でもジェット、合体できないこちらに対して、相手はハイパーモードなんだぞ!?」

 

『心配するな導輝。俺はこんなヤツに負けたりなんかしないさ。Plus(プルス) Ultra(ウルトラ)......だろう?』

 

「......っ!あぁ、そうだったな。俺が戻ってくるまでちゃんと持ち堪えてろよジェット!」

 

『わかっている!ゾーン展開!』

 

BLハイパードリルロボと自身をゾーンへ閉じ込めるジェット。

俺は遭難者を揺らさないよう、悪意(アーク)の力で浮かせた状態で運ぶ。

遭難者が衰弱している以上、あまり無茶な運び方はできない。

 

事前にディメンションキャブを発動して、山の麓に出口を置いておけば良かったな...。

今から発動したところで、普通に下山するのと大して速度は変わらない。

もっとレジェンドライダーの能力を有効活用するために頭を働かせないと...!

 

『ぐわあぁぁぁっ!』

 

K-BOYを通して、ジェットの苦悶の声が聞こえてくる。

やはり苦戦しているようだ。

ジェット、もう少しだけ耐えてくれ...!

 

麓に下りた俺は、遭難者を救急隊員に引き渡す。

その時、俺の頭上を4つの影が通り過ぎていった。

 

「アレは...!一体どうして...!?」

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

『どうした、この程度か?』

 

『くっ...!何故俺を、マシンロボを狙う!?』

 

『理由なんて特に無い。強いて言うなら、俺たちがお前を気に入らないからだ』

 

『(俺たち(・・)...?)』

 

『トドメだ。フィンガーフラッシュ・グー!

 

BLハイパードリルロボの右手から、ジャンケンのグーの形をしたエネルギーが放たれる。

ジェットロボに命中する直前、ゾーンに入り込んだスカイロボがジェットロボを救出する。

 

『スカイロボ!?修理中じゃなかったのか...!?』

 

 

 

数分前、山の麓にて。

 

「どうしてスカイロボが...」

 

修理が終わっていない筈のスカイロボがレスキュー現場に現れた。

そのことに驚く導輝に、K-BOYを通して話しかける者がいた。

 

『どうです飛電さん!あなたのロボ、完璧に修理して差し上げましたよ〜!』

 

「発目さん!?まさか君がスカイロボを修理したのか!?」

 

『えぇ。直りかけの1機をじっくり見た後、残りをパパっとやっちゃいました!』

 

スカイロボに勝手に触れた挙句、K-BOYとの通信コードまでちゃっかり入手している発目に、流石の導輝も思うところが無いわけではない。

だがこの時ばかりは感謝の気持ちが上回っていた。

 

「ナイスだ発目さん!ジェットロボ!ハイパーモード、合体始め!」

 

スカイロボたちがゾーンに入ったことを確認した導輝は、ジェットロボに合体のボイスコマンドを送る。

 

『ハイパーモード、合体始め!』

 

『スカイロボ各機へ、ハイパーモードへシステムを移行!合体準備よし!』

 

『4番機よし!5番機よし!2番機よし!3番機よし!』

 

『起動!各部異常無し!』

 

『レスキュー合体!ハイパージェットロボ!!』

 

ハイパーモードへと合体するジェットロボ。

 

『先程まで俺を痛ぶった借り。この一撃で全て返させてもらう!』

 

ジェットロボは左腕の拳を格納してジョイントを露出させると、右腕を切り離して左腕に連結させる。

 

『それは...!』

 

『パイルド・ジェットパンチャー!!』

 

ジェットロボの胴体から射出された左腕から、更に右腕が射出される。

2段階の加速を得たロケットパンチが、BLハイパードリルロボに避ける暇も与えず命中し、そのボディを貫通する。

 

『ぐわあああああーーーーーっ!』

 

爆散するBLハイパードリルロボ。

ゾーンを解除し、ジェットロボは呟く。

 

『ヤツは「俺たち」と言っていた。他にも敵のマシンロボがいるというのか...?』

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

46.転生アークワン

ということがありまして...。

 

47.シーホース社長

BLマシンロボが現れた、か...。

 

48.BLACK鎮守府の提督

しかしブラックをBLと略すとは...。

当時はまだボーイズラブの概念が無かったのか?

 

49.悪女系ヒロイン

前世のわたしはヲタではあっても腐ではなかったからわからないわね...。

 

50.CiRCLEのマスターク

BLマシンロボを作ったのって、やっぱり転生者だよな...?

 

51.龍騎士ワンサマー

でも時王ニキが以前、スレ主の世界の転生者はスレ主本人だけだって言っていなかったか?

 

52.鬼滅の時王

確かに言った。

あの時の調査は間違っていなかったはず...。

後で詳しく調べ直す必要がありそうだな。

 

53.炙り醤油タルタルソース

ならこの件に関しては時王ニキの調査の結果待ちだな。

 

54.安心安全なGウイルス

それで、戦闘の後はどうなったのですか?

 

55.転生アークワン

その後は追加の敵が現れたりなんてことも無く、レスキュー完了しました。

それと、BLドーザーロボが1機だけ無事な状態で回収できたので現在解析中です。

 

56.ウルトラマンティガレックス

おぉっ!

それは嬉しい報告だな。

今の時点で何かわかったことはあるか?

 

57.転生アークワン

今のところ特にめぼしい情報は無いですね...。

わかったのは、うちのジェットとも合体が可能であるということくらいでしょうか。

 

58.下衆じゃない幼成王

ジョイントの規格が共通...。

やはり転生者の気配がしますね...。

 

59.聖グロの要塞

スレ主たちを襲ったってことは、やっぱりヴィランなのかねぇ...。

 

60.風花雪月D×D

せっかくスレ主がヴィラン連合を潰したというのに、これは洒落にならない事態だな...。

 

61.転生アークワン

そうですね...。

とりあえずBLドーザーロボは解析が終わったら発目さんに渡すとして、今は時王ニキの調査待ちです。

皆さんの近況はどうですか?

 

62.CiRCLEのマスターク

俺の世界は最近キカイトピアと融合してキカイノイドが町に現れたよ。

クウガの次はゼンカイジャーとか、この世界どうなってるんだ...?

 

63.ウルトラマンティガレックス

マジで...?

 

64.炙り醤油タルタルソース

グロンギの次はトジテンドだと...?

 

65.CiRCLEのマスターク

サチさんもガールズバンドの娘たちも、すごく驚いていたな。

こころだけは速攻でキカイノイドと友達になったけど。

 

66.悪女系ヒロイン

あの娘ならそうでしょうね...。

 

67.下衆じゃない幼成王

彼女の『人の笑顔を見るのが好き』という点はクウガやゼロワンに通ずるところがありますね。

 

68.BLACK鎮守府の提督

案外その娘がゼンカイジャーを結成してトジテンドに立ち向かうんじゃないか?

 

69.シーホース社長

あり得そうで困るのだが...。

 

70.CiRCLEのマスターク

とりあえずトジルギアはクダイテストが踏む前に破壊することにするよ。

俺からは以上だ。

 

71.安心安全なGウイルス

では次は僕が。

最近デュークがプレイステーションを売ってくれたので、BRAVE FENCER 武蔵伝を遊んでいます。

貴族の皆も一緒に遊んでいますね。

 

72.聖グロの要塞

武蔵伝とかなっついな...。

 

73.炙り醤油タルタルソース

ウイルスニキの世界はまだ1999年だからな...。

偶に忘れそうになるが。

 

74.龍騎士ワンサマー

PS1って他にどんなゲームがあったっけ?

 

75.風花雪月D×D

バイオハザード以外だと......ファイナルファンタジーⅦとか?

 

76.BLACK鎮守府の提督

サガフロンティア。

 

77.転生アークワン

サルゲッチュもありますね。

 

78.シーホース社長

聖剣伝説レジェンドオブマナ。

最近HDリマスター版が出たな。

 

79.悪女系ヒロイン

ときめきメモリアルもあるわよ。

 

80.炙り醤油タルタルソース

お前たちよくそんなポンポン思いつくな...。

 

81.ウルトラマンティガレックス

平成の名作が溢れ出す...。

 

82.下衆じゃない幼成王

スレ主くんの世界は令和!

令和です!

 

83.鬼滅の時王

お前たちの平成って、醜くないか?

 

84.風花雪月D×D

アンタがそれを言う側なのか...。

 

85.安心安全なGウイルス

今皆さんが挙げた作品は一通り仕入れたいところですね。

僕からは以上です。

 

86.転生アークワン

では他に報告は無いようなので、今日はここで終わりにしましょうか。

お疲れ様でした。




Mirror Rider Stratosを連載していた頃は、本作の半分くらいの文字数で毎日更新をしていました。
執筆速度は当時とあまり変わらないみたいですね...。
作品の完成度自体は上がっていると思うのですが。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。