脳内妄想無双は好きだが実現するのは違うと思う   作:大鷹とび

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いつも見てくれてありがとうございます!大鷹とびです。

感想、評価してくださりありがとうございます。

今回オリ主の同室の原作ヒロインが判明します!

楽しんでいただければ幸いです。


13話 とにかく会話することにした

---IS学園1年1組教室

 

<海視点>

 

時間が過ぎて今は放課後、俺は教室に残って一夏に座学を教えていた。

 

「うへぇ...まだこんなにあるのかよ...」

 

「それでもやるしかないだろう?後で俺が勉強した時にまとめたデータがあるからそれも貸してやるよ。」

 

「マジか!ありがとうな海!」

 

「今更だろ?小学生の時からの付き合いだからな。」

 

そんな会話をしたところで二人で教室を出ようとすると山田先生と千冬さんがやって来た。

 

「ああ、織斑君、武藤君。まだここにいたんですね、丁度良かったです。」

 

「何かあったんですか?」

 

「はい、2人の寮の部屋割りが決まりましたので、それについての連絡と鍵の受け渡しです。」

 

「あれ?俺は1週間は自宅通学の筈じゃ?」

 

「その点は保護を優先した。なのでお前も海も今日から寮生活だ。織斑、着替えなどの必需品は私が選んでおいた、既に部屋に搬入してある。」

 

「俺の荷物はどうなってますか?」

 

「武藤の荷物については親御さんから送られていて同じく部屋に搬入してある。段ボール3つ分だったぞ。」

 

「分かりました。」

 

俺が返事をすると山田先生が説明を再開した。

 

「それで寮の部屋割りなのですが、残念な事に調整が上手くいかず2人を相部屋にすることが出来ませんでした...なので2人ともそれぞれ女の子との相部屋になります...」

 

「それって色々と大丈夫なんですか?」

 

「そこについては一夏、海、お前達を信用するしかなくなってしまった。お前達ならそういった問題は起こさないと思っている。」

 

苗字ではなく下の名前で呼んでいるので信用しているといったところだろう。

 

「分かったよ、千冬姉」

 

「流石に大丈夫ですよ千冬さん」

 

「すまないな、助かる」

 

ここでの名前呼びはずるいですよ千冬さん...

 

その後山田先生から寮の規則等を説明されて俺達は学生寮に向かった。

 

一夏の部屋の方で何やら凄い音が聞こえたが気にしないでおこう...

 

俺は自分の部屋である1035室の前に立ちドアをノックした。

 

———————————————————————

 

---IS学園 学生寮

 

<???視点>

 

私がパソコンで作業していると急にドアがノックされた、同室の人かな...

 

「…空いてる...どうぞ」

 

「失礼します、同室になった1年1組の武藤海です。よろしく。」

 

「1年4組の更識簪...」

 

ドアが開いた先にいたのは2人の男性操縦者の内の1人だった。

 

「えっと...更識さん?ベッドはどっちを使ってる?」

 

「窓側...」

 

私が作業に戻ると彼は自分の荷物の整理を始めたみたいだった。気にせずに作業を進めていたけど、ふと彼の方を見ると私が好きなアニメの一つの『機動剣士ザンガン』のDVDが全て揃っていた。

 

「それ...『機動剣士ザンガン』のDVD?」

 

「ん?ああそうだよ、元々特撮とかロボットアニメとか好きでね。」

 

もしかしたら彼とは趣味が合うかもしれない。私は少し聞いてみることにした。

 

「仮面ライダーとかも好き...?」

 

「かなり好きだね、一番好きなのは仮面ライダーアギトに出てくるG3-Xだ。もしかして更識さんも特撮とか好きなの?」

 

「うん、後【更識】って呼ばないで、そう呼ばれるの嫌いだから【簪】でいい」

 

「分かった、じゃあ俺の事も【海】でいいよ。簪さんはどのライダーが好きなんだ?」

 

「私は仮面ライダーWが一番好き。」

 

「あーWもかなり名作だよなぁ...」

 

異性で自分と趣味の合う人間とは初めて会った気がした、私の場合は避けていただけなのかもしれないけど。

 

その後、彼の荷ほどきをアニメや特撮の話をしながら手伝いシャワー等のルールを決めた。

 

もう1人の方がルームメイトじゃなくて本当によかった...【打鉄弐式】の件でうまく接することができなかったと思う...

 

荷ほどきと部屋の整理はそんなに時間が掛からずに終わり、夕食に向かった。

 

食堂では更にアニメの会話に花が咲いて久しぶりに楽しく食事をすることが出来たと思う。

 

部屋に戻ってからも少し話して消灯時間間際になってから、彼に感謝して床についた。

久しぶりに楽しいと思える時間だった。

 

———————————————————————

 

<海視点>

 

「んんっ...んーっ...」

 

今は朝の5時で俺は起きると洗面所で顔を洗い歯を磨いて完全に目を覚ました。

 

「簪さんはまだ寝てるみたいだな...」

 

俺は同居人の簪さんの方をちらりと見て寝ていることを確認してからジャージを洗面所に持って行って着替えた。

 

「それにしてもまさかなぁ...」

 

ここの扉を開けた時は本当にまさかと思った...原作を知っているからこそとても驚いたし、昨日は動揺を隠すのに必死だった...それに試験の時に牽制しておいた生徒会長様が余計に絡んでくる可能性が大幅に増えた訳だ...

 

「どうすっかねぇ...まあとりあえず日課は済ますか...」

 

俺は一人でぶつぶつと喋りながら寝間着を片付けて部屋を出た。

 

 

 

俺は一人で外に出てまずは最適なランニングコースを探すために適当に周りを走ることにした。

 

「寮の周りを一周だと大分足りないな...出来れば一周で15キロぐらいのコースを探したいところだけど...」

 

そうして色々と探索しながら走り続けて理想のコースを見つけて合計20キロ程走った所でランニングを終了した。

 

「こんなもんか...」

 

俺は少し休憩してから学園にある射撃場に向かった、夢幻の特性上俺自身があらゆる武器を使いこなせないと性能を活かすことが出来ないので重火器だけでなく近接武器も様々なものを一通り訓練している。

 

「ここには...お馴染みのアサルトライフルからハンドガン、ショットガン、スナイパー...うお!グレランまであるのか!いくら何でもおかしくないか?」

 

しかもアサルトライフルだけでぱっと見5種類以上はあった...まああるものは使わせてもらうが...

 

「とりあえず一通り撃って確かめてみよう。」

 

一時間かけてここにある銃のほとんどを試し打ちしてみたが、手入れは行き届いているし精度も良い...これからも訓練に使わせてもらうことにしよう。

 

「こりゃいいな、訓練するにはうってつけの環境だ。」

 

俺は休憩も兼ねてゆっくり歩きながら最後に近接武器の訓練をする為に学園の剣道場に向かった。

 

 

 

俺が剣道場につくとそこには先客がいた。

 

「織斑先生?」

 

「ん?ああ武藤か、どうしたこんな時間に?」

 

「いえ俺も織斑先生と同じように朝の鍛錬ですよ、ランニングと射撃が終わったので最後に近接です。」

 

「そういえばお前は篠ノ之道場に入ってからは鍛錬を欠かしたことは無かったな。今は射撃まで追加しているのか...」

 

「俺のISの特性上全ての武器を使いこなせないと宝の持ち腐れですからね。やれることは全てやりますよ。」

 

「なら久しぶりに私と打ち合わないか?私とまともに打ち合えるのも束かお前ぐらいのものだしお前もそうだろう?」

 

「まあそれもそうですね...近接だけだとまだまだ千冬さんには勝てませんしいい経験になりそうです。」

 

「では、少し準備運動したら一試合するとしよう。」

 

「分かりました、よろしくお願いします。」

 

俺は軽く準備運動をしてから千冬さんと久しぶりに打ち合ったが近接オンリーではとても千冬さんに敵わず、30分粘ったが結局負けてしまった。

 

———————————————————————

 

---IS学園 学生寮

 

朝の日課を終えて俺は部屋に戻ってくると簪さんが起きて準備をしていた。

 

「あ、簪さんおはよう。」

 

「おはよう...海、何処に行ってたの?」

 

「ああ、ここに入学する前からの日課だよ、ランニングと射撃、近接武器の訓練だね。」

 

「な、何時からやってたの?」

 

「朝の5時からだけどそれがどうかしたの?」

 

「今、8時だからほぼ3時間もやってたの!?」

 

「そうだよ?何か変かな?」

 

「へ、変じゃないけど...凄いね...」

 

「俺の専用機はあらゆる武器を使いこなせないと性能が引き出せないからね、それにこの専用機を託してくれた人の期待に応えたいんだ。」

 

「期待...」

 

「まあこれは俺の考えというかやりたいことだからまあ気にしなくていいよ?」

 

「分かった。でも参考になったよ?」

 

「そうか、ならよかった。そうだ簪さん、せっかくだから一緒にご飯行かないか?シャワーを浴びてからになるから少し待たせてしまうけど...」

 

「うん...大丈夫、待つから行こう...」

 

「よかった!じゃあさっと済ませてくるから待ってて!」

 

俺は簪さんとご飯に行く約束をして汗を流すためにシャワーを浴びに言った。

 

 

俺は直ぐにシャワーを浴びて制服に着替えると簪さんと食堂に向かった。

 

「簪さんは朝少ないんだね?」

 

「海は朝からカレーなんて食べるんだね...」

 

それぞれ注文した朝食を持って席について俺と簪さんは向かい合って話していた。

 

「かんちゃん、むっきー、おはよー」

 

俺と簪さんが会話をしていると制服の袖をダボダボに余らせた女子が簪の隣に座った。

 

「本音...」

 

「えっと、同じクラスの布仏本音(のほとけほんね)さんだっけ?」

 

「そうだよむっきー」

 

「仮面ライダーのとある人物みたいなあだ名だな、まあいいやよろしくね布仏さん。」

 

「この学校に私のお姉ちゃんもいるから本音でいいよー」

 

「分かった、本音さん。改めてよろしく!」

 

「よろしくねー」

 

「所で簪さんは本音さんと知り合いみたいだけどどうゆう関係?」

 

「私はねー、かんちゃんの専属メイドなんだよー」

 

「ほえー、簪さんってお嬢様だったのか...ん?そういえば簪さんの苗字って『更識』だから...あぁ!あの更識家か!」

 

「っ...!」

 

「あれー?むっきー知ってるの?」

 

「まあ、多少ね、この学校に入学する前に簪さんの姉であろう生徒会長に話しかけられたし...」

 

「そうなんだー」

 

「でも俺の後ろつけてきてたし、俺の専用機と月兎製作所の事を探ろうとしてたみたいだから牽制してからそれっきりかな。」

 

「ふーん、むっきーは悪い人じゃないのにねー」

 

「あれ?簪さんどうしたの?顔色が悪いけど...」

 

「え!?あ...うん大丈夫...何でもないから...」

 

「そう?ならいいんだけど、何かあったらいつでも力になるよ。」

 

「うん...ありがとう...」

 

簪さんにとって姉の話は自分の劣等感を引き起こしてしまうんだよな...なんとか力になってあげたいけど...

 

「まあとりあえず今日も頑張りますか、そろそろ時間になるよ。」

 

「あー、待ってよむっきー」

 

俺は時間を見て1時間目が近い事に気付いて直ぐにご飯を食べ終えて教室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は...私はお姉ちゃんに追いつかないといけない...だから誰にも頼らずに打鉄弐式を完成させないと...」

 




オリ主と同室の原作ヒロインは更識 簪でした。
まだオリ主とくっつくかどうかは決めていませんが...

それでは次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
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