脳内妄想無双は好きだが実現するのは違うと思う   作:大鷹とび

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いつも見てくれてありがとうございます!大鷹とびです。

感想、評価してくださりありがとうございます。

今回は一夏の専用機についてと道場での一幕です。

楽しんでいただければ幸いです。


14話 それぞれの確認をすることにした

---IS学園1年1組教室

 

<海視点>

 

色々とあった昨日に引き続き今日も授業を受けながら一夏にISの事を教えたり何かと突っかかってくるオルコットさんをあしらいながら過ごしていた。

 

「少しは理解できたか?一夏」

 

「昨日よりはな、本当に助かるよ海」

 

「飯代貰ってるしな、報酬分きっちり助けてやるよ。」

 

俺が授業の合間の時間を利用して一夏に勉強を教えていると箒がこちらに近づいてきた。

 

「どうやら海にみっちり叩き込まれているようだな一夏」

 

「箒か、そうだな、でも海の教え方は分かりやすくて助かってるよ。ところで箒は何か用か?」

 

「ああ、今日の放課後に剣道場で昨日言っていた海との勝負をしようと思ってな。」

 

「その話か、分かった、じゃあ今日の放課後に三人で剣道場に行くか。」

 

「じゃあ、また放課後にな。」

 

「おう、ありがとうな箒」

 

俺がお礼を言うと箒は頷いてから自分の席に戻っていった。

 

箒が席に着くと同時にチャイムが鳴り、教室に千冬さんが入ってくる。出席簿アタックは食らいたくないので俺も一夏も自分の席に戻っている。

 

「授業を始める前に織斑、1つお前に知らせがある。お前の使用するISなんだが、学園で使える予備機が無いため準備に時間が掛かる。」

 

「準備?予備機?どう言うことなんだ千冬ね」

 

バシンッ!

 

「織斑先生と呼べと何度言ったら分かるんだ。お前には学園から専用機が用意される事になっている。だからそれが来るまで待て。」

 

一夏は千冬さんの説明を聞いてもよく分かっていないようで首を傾げているが、専用機を持つことがどれだけ凄い事なのか分かっているクラスの女子たちが騒ぎ出す。

 

「織斑君専用機もらえるの!?」

 

「ま、まだ1年生で代表候補生でもないのに!?」

 

「いいなぁ~、私も専用機欲しいなぁ...」

 

「えっと...どうゆうことなんだ?」

 

「お前なぁ...いいか、今全世界でISの中心であるコアは467個しかなく、ブラックボックス化されてて解析が出来ず量産が出来ないんだ。だからその数少ないコアを使って研究やら開発をしている。だがそれぞれの国で決められている厳しい条件をクリアした優秀な人物には国の支援で専用機が与えられるんだ。参考書にもしっかり書いてあるからちゃんと確認しておけよな。」

 

「は~...そうなのか...」

 

「絶対に理解してないだろ...今さっき言った厳しい条件ってのが無しにお前の専用機が用意されるって事だぞ?男性操縦者でデータの収集が目的とはいえもっと事の大きさを認識しといた方がいい。」

 

一夏はとりあえずで頷いたようだがまだ疑問があるようだ。

 

「あれ?それなら海にも専用機が用意されるんじゃないのか?海だって男性操縦者だろ?」

 

「俺は月兎製作所の企業代表だから月兎製作所で作られた専用機をもう持ってるんだ。」

 

「えっ!?そうだったのか...」

 

「自己紹介の時に企業代表だって言ったじゃねえか...」

 

俺は昨日自分が企業代表であるとはっきり口にしている筈だがどうやら一夏は俺がIS学園に入学したという事実を飲み込むのに必死で聞いてなかったみたいだな。

 

「武藤君専用機もう持ってたんだ!」

 

「企業代表って言ってたけど専用機まで持ってるとは思わなかった!」

 

いや他のみんなも俺が専用機持ち思ってなかったのかよ...

 

「あら、これで少しはまともな試合になりそうですわね、専用機と量産機では性能が違いますもの。」

 

「はいはい、オルコットさんはお疲れ様。」

 

「なんですのその態度!?やっぱりこれだから男は!」

 

また適当にオルコットさんをあしらっていると千冬さんがパンパンと手を叩いた。

 

「話は終わりだ、授業を始めるぞ!山田先生、号令を」

 

「あ、はいっ!」

 

千冬さんの言葉で教室は静かになり、授業に入っていったのだった。

 

———————————————————————

 

---IS学園剣道場

 

思ったより早く時間が過ぎて今は放課後になっている。俺は一夏と箒と一緒に剣道場に来ていた。

 

「まずは一夏からだな一度手合わせして今どれくらいの実力があるのか見せてもらう。」

 

「箒...俺、中学生では3年間帰宅部だったんだけど...」

 

「いいから早く防具を付けろ。」

 

「わ、分かったよ...」

 

一夏が防具を付け終わると二人とも位置についた。

 

「海、開始の合図を頼む。」

 

「分かった...始めっ!」

 

そうして箒と一夏の手合わせが始まったが10分程で一夏はあっさりと負けてしまった。

 

「どうしてここまで弱くなっている!?」

 

「だから俺、中学生では3年間帰宅部だったって言ったじゃないか...」

 

「これではIS以前の問題だ!鍛え直すぞ!これから毎日、放課後三時間、私が稽古を付けてやる!」

 

一夏君お疲れ様です。まあ実際最初は箒に剣道を教えてもらった方が一夏は身体が動くようになるだろう。

 

「次は海だな、まさかとは思うがお前も一夏の様になっていないよな?」

 

「それはやってみてからのお楽しみって事で」

 

「それもそうだな、一夏、審判を頼む。」

 

「分かった、でも海防具はいいのか?」

 

「ん?ああ、俺は防具が無い方がやりやすいんだ、剣道じゃなくて剣術だしな。俺と千冬さんの鍛錬をみてた箒なら分かるだろ?」

 

「ああ、もちろんだ、全力で行かせてもらう!」

 

俺と箒は向かい合ってそれぞれ構える、箒は正面に真っ直ぐ構えて俺は右手に竹刀を持ち自分の前で斜めに構えた。

 

「始めっ!」

 

「やあぁぁぁぁっ!」

 

中々の気迫と同時に箒が俺の頭を狙って竹刀を振り下ろしてきた。かなりの速度だし一夏もいつのまにか集まっていたギャラリーも声をあげているのが聞こえる。

 

「ふっ!」

 

俺は冷静に右手に持っている竹刀を振り上げて箒の竹刀をはじくとその勢いのまま箒との距離をさらに詰めて身体を箒にぶつける。剣道と違い剣術は実戦を想定しているので実は剣以外の攻撃もある。

 

「くっ!?体勢が!?」

 

「狙いも剣筋も単純すぎるぞ!」

 

俺は体勢の崩れた箒の隙を見逃さずに胴を横から最小限の動きで切りつけそのまま後ろに回り込み振り向こうとした箒に竹刀を突きつけた。

 

「お前なら分かるだろ箒、勝負ありだ。」

 

「ああ、完敗だ...道場にいた時よりもずっと強くなっているな。」

 

箒を完封した俺に一夏とギャラリーは驚いているようだ。そんな大したことはしてないけどな...それにしても箒のやつ迷ってるな?

 

「箒、何があったかは聞かないけど困ってるなら人に頼れよ?」

 

「っ...!ああ...分かった...」

 

これで少しは解決すると良いんだけどな...まあそれはそれとして...

 

「さてさて一夏、お前は一週間後のクラス代表を決める試合に向けてISの練習をしないといけないところだが、お前の専用機は届くのが遅くてISの操縦訓練は出来そうにない、それなら基礎を固めるしかない訳だ。」

 

「あ、ああ...」

 

「だから身体面は箒に言われた通り放課後3時間みっちりしごいてもらえ、知識面は俺が引き続き教えてやる。しっかりやらないと恥かくことになるぞ?」

 

「お、おう!やってやるよ!」

 

「じゃあさっそく今日から勉強な、後で資料送っといてやるから今夜熟読しておいてくれ。」

 

「マジかよ...」

 

「俺は部屋に戻るわ、2人は同じ部屋なんだろ?」

 

「そうだな。」

 

「じゃあもう少し箒に見てもらうといい、箒頼めるか?」

 

「大丈夫だ、海はもういいのか?」

 

「俺はやることがあるんでな、それじゃお先に。」

 

一夏と箒を残して俺は剣道場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「束さんに箒は元気だったって連絡しておくか...まああの人の事だからもう見てるのかもしれないけど...」

 

 

「げげっ...ほぼばれてる...」




剣道場での話はほとんど原作と変わりませんがオリ主は箒の抱えているものについて感づいているのでまあ単純に相談相手になろうとしています。
また、一夏に知識面でのサポートをしているので原作よりも一夏は多少頭が良くなる予定です。

それでは次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
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