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これが最後のストックです...
楽しんでいただければ幸いです。
---IS学園第3アリーナ ピット内
セシリアさんを反対側のピットに送った後、自分のピットに戻ると
「海!凄いなお前のIS!それに海自身もあんなにISの操縦が上手いと思わなかったぜ!」
「まあ俺のISは長時間の戦闘と1機であらゆる戦況に対応出来るように作られてるからな、操縦に関してはまあ...慣れだ。」
「成る程なぁ...やっぱ海はすげぇよ!でも俺も絶対追いついて見せるからな!」
「おーう気長に待ってるわー」
一夏と他愛もない会話をしていると向こうの準備が整った事を知らせるアナウンスが流れた。俺も直ぐに修理が出来るように極力重要な部分は避けて攻撃していたのできちんと直ったようだ。
「次は一夏の番だぞー、頑張れよー」
「おう!勝ってくるぜ!海!」
一夏は俺に向かってグッとサムズアップした後、カタパルトに乗って飛び出して行った。まあぶっちゃけ勝敗は見えてるけど一夏には頑張って欲しいもんだ。
「箒、どうしたんだ?ぼーっとして」
「ん?ああ...海があんなにISの操縦が出来るなんて知らなくてな...いつの間に練習したんだ?」
「あー、それについては企業秘密で頼むわ箒、別にやましい事は何一つしてないから安心してくれ。今は一夏の試合を見ようぜ?」
「そうか...分かった、そうすることにしよう。」
そうして俺は箒とピット内のモニターで一夏対セシリアさんの試合を見ることに集中することにした。
一夏対セシリアさんの試合はまあ俺の予想通り一夏の惨敗だった。原作ではセシリアさんが油断
していた上に
からそこそこの試合になっていたが、俺が最初に戦ったことによってセシリアさんの油断は消えて
かつ土壇場での
「何もできなかった...ちくしょう...」
ピットに戻って来た一夏は分かりやすくへこんでいた。
「まあ最初はそんなもんだ、むしろブレードしかない機体で遠距離主体の代表候補生に5分持ったんだから誇ってもいいぐらいだぞ?」
「でもよぉ...」
「うじうじすんなって、そこは練習してけばいいんだからな、それよりも次は俺と試合だぞ?いいのかそんなんで?」
「そうだな!よし!海!お前には絶対勝ってやる!」
「その調子だ、まあ勝たせはしないけどな。」
俺は一夏に勝ちを譲るつもりはない意志を伝えてからもう一つのピットに移動した。
俺が移動してから待機していると一夏の補給が終わった事を知らせるアナウンスが流れた。俺も夢幻を纏って出撃の準備をする。
「さて、今の一夏がどれほどが見せてもらうとしますかねー、武藤海、夢幻、出撃する!」
俺は調子よくバレルロールをしながらピットに飛び出すとほぼ同時に一夏もピットから出てきた。
「海!思いっきり行かせてもらうぜ!」
どうやら一夏はやる気満々みたいだから今回は俺も男同士の真っ向勝負に興じるとしますかね。
「分かった、じゃあ俺も真っ向勝負で行かせてもらう!」
俺は言い切ると同時に夢幻の大型ナイフを両手に展開して構える、向こうも武器を展開して構えている。
『ビーッ』
試合開始のブザーと同時に俺は一夏に向かって突っ込んだ、一夏も予想通り俺に向かって真っすぐ突っ込んできている。
「うおぉぉぉ!」
一夏は勢いそのままに『
「千冬姉と同じ力で俺はお前に勝つぞ!海!」
真っ直ぐ俺の脳天に向かってブレードを振り下ろしてくる一夏だが甘いと言わざるを得ない。
「そんなんじゃまだまだ当たってやれないな!」
俺は一夏の懐に潜るように自ら距離を詰めてからナイフを交差させて零落白夜の発生していない部分を受け止めた。
「なっ!?」
「いくら一撃必殺の武器を持っていたとしても当てる技術が無ければ宝の持ち腐れだぞ一夏!」
受け止めた刀身をナイフを振り上げながら弾き返して、そのまま当身をして一夏の体勢を崩す。
「圧倒させてもらうぞ!」
体勢を崩した一夏に振り上げたナイフを振り下ろしてX型に切り付けてSEを削った。とりあえず先手は俺が取ることが出来た。
「くっ...!零落白夜の消費分も含めてもう3割も減ったのか...!」
「まだまだいくぞ!」
一夏に零落白夜を使わせない様に二本のナイフでラッシュを仕掛ける、俺のナイフは一撃の威力とリーチでは一夏に劣っているが、一度至近距離に持ち込んでしまえば手数で圧倒出来る。
「くそっ!攻撃出来ないっ!」
「守ってばかりでは俺には勝てないぞ一夏!」
俺がナイフでの連撃を続けていると一夏は体勢を整えようとしているのか俺から離れようとしているのが丸見えだ。
「一度体勢を整えないと!って言っても海が逃がしてくれる訳ないか!」
「いや、むしろ手伝ってやるよ!」
俺は一夏が後ろに下がろうとしているのに合わせて思い切り回し蹴りを食らわせた。クリーンヒットしたようで一夏は面白いように吹っ飛んでアリーナのシールドに激突して大きくSEを減らしたようだ。
「降参するか?」
「まだまだぁ!」
直ぐに立ちあがり俺に向かって突っ込んでくる一夏を見て俺は勝ちを確信した。身体の軸をずらしながら躱しつつ攻撃して決めることにしよう。
「うおぉぉぉぉぉ!」
「っ!?」
俺は勝ちを確信して少し油断したのを後悔した...一夏が俺の想定よりずっと早い速度で迫って来ていたからだ。まさかこんなに早い段階で
「食らえっ!」
「させるかっ!」
俺はナイフで一夏の零落白夜を受け止めた、エネルギーを無効化できるとはいえ刃の部分が実体のナイフを貫通することは無いようだ。それにしても危なかった、俺の予想よりもずっと一夏は適応能力が高いみたいだ。
「もう千冬姉に守られてばかりいるのはやめたんだ!」
成る程...右も左も分からない状態でも気合と自分も強くなりたいという気持ちで瞬時加速を成功させた訳だ...流石は主人公...
「だが...譲れないものは俺にもあるんでね!!」
鍔迫り合いをしている状態からナイフを量子格納して両手を自由にする、もちろん急にナイフが消えたから一夏はバランスを崩してきたがそれでも無理矢理俺に向かって零落白夜を振り下ろそうとしてきた。
「そこだっ!」
「なっ!?おわぁ!?」
一夏の腕を掴んでから腕を捻り上げると同時に足払いをかけて一夏の体勢を完全に崩す、そして...
「おりゃあぁぁぁ!」
ISのパワーを使って浮いた一夏を思いっきり地面に投げ飛ばした。ドンと大きな音と土煙と同時に試合終了のブザーが鳴った。
『白式SE残量0!試合終了!勝者、武藤 海!』
「くそぁ!勝てなかった!」
「でもよくやったと思うぞ、まさか瞬時加速を使ってくるとは思ってなかったしな。」
「瞬時加速?なんだそれ?」
「お前分からないで出来たのかよ、怖いわ...」
地面に仰向けで倒れている一夏の手を掴んで立たせながら俺は瞬時加速について説明した。
「最後の方でお前が俺に向かって凄い速度で向かってきたやつがあったろ?あれが瞬時加速だ、簡単に言うと溜めダッシュみたいなもんだな、本来そう簡単に出来るもんじゃないぞ?」
「なるほどなぁ...それってきちんと使えるようになったら俺の必殺技になるか?」
「ん?そうだなぁ...一夏には零落白夜があっても今はそれをうまく当てることが出来ない状態だから瞬時加速が使いこなせるようになれば零落白夜と合わせて必殺技足りえるかもしれないな。」
「マジか!なら練習したいから付き合ってくれ海!」
「いいけどとりあえずピットに戻ろうな、汗もかいてるしさっさとシャワー浴びたい気分だからな。」
「そうだな!疲れたしさっぱりしたいぜ!」
俺と一夏はこうして会話しながらピットに戻った。その会話を聞いていた箒が自分も練習に参加するといって一悶着あったのだがまあなんとかなるだろう。
---秘密ラボ内
「おっ!いっくんも将来有望だね!慣れていないから稼働率は仕方ないとしてコアとの同調率が平均的な数値と比べてずっと高いよ!さすがちーちゃんの弟なだけはあるね!」
束が見つめるモニターには白式と夢幻のリアルタイムのデータが映し出されていてそれを見ながらうんうんと頷いていた。
「きっと私の夢を最初に実現してくれるのは二人だね!楽しみになってきたなぁ!」
オリ主との戦いや特訓によって本作では原作よりも一夏は強化する予定です。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
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