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今回から学年別トーナメント編に入ります。ここから話の流れも原作との相違点が結構出てくると思いますが楽しんでいただければ幸いです。
22話 主人公の身代わりになった
--- IS学園1年1組教室
急に転校生が来るということでクラス中が一気にザワついた。まあそりゃそうだろうな。気にならない方がおかしいわ。俺も原作を知ってるから落ち着いてるだけで知らなかったら気になるもんなぁ...
ただ知っているからこそいくら千冬さんが担任をしているとはいえ専用機持ちを1組に集中させているのはいかがなものかと思うが...
「失礼します」「.........」
俺が思考の海に浸っていると転校生の2人が教室に入って来た。
1人は金髪で中性的な見た目をしていて、もう1人は銀髪で眼帯をしたクロエに似た美少女だった。
「フランスから来ました、シャルル・デュノアです。日本では色々と不慣れな事も多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします」
最初に金髪の中性的な子が自己紹介をして頭を下げた...まあ男子用の制服を着てるから今は美少年という事にしておこう...
でも肉の付き方とかやっぱり男っぽくないよなぁ...
「おっ、男……!?」
少しの沈黙の後、相川さんが声を出した。
「はい、既に僕と同じ境遇の方が2人いらっしゃるとの事でこちらに...」
「やっべ...」
俺は来るであろう衝撃に備えて耳をふさいだ。その直後...
「きゃあぁぁぁぁぁ!!」
「男子!男子よ!織斑君、武藤君に続く3人目!」
「王子様系きたぁ!守ってあげたくなっちゃう!」
「優しいイケメンの織斑君、闇ありクールイケメンの武藤君、そして守ってあげたい王子様イケメンのシャルル君!」
「勝った!第三部完!」
相変わらず凄い盛り上がりようだな...俺そんなにクールで闇ありそうか?あと最大のフラグ立てたの誰だ?それマジで回収されんぞ?大体3人目の男性操縦者なんて出たら速攻で世界中に話が広まってるだろうに...
「静かにしろ」
千冬さんの一声でクラスメイトの女子達の完成は一瞬で静まった。千冬さんはまた溜息をついている、本当にお疲れ様です。
「それでは自己紹介のほうお願いしてもいいですか?」
「......」
銀髪眼帯美少女は山田先生の言葉を無視して無言で突っ立っていた。
「挨拶をしろ、ボーデヴィッヒ」
「はい、教官」
千冬さんの声に銀髪眼帯美少女は佇まいを直して敬礼を向ける。流石軍人だ、様になってるな。
「ここではそう呼ぶな、私は教官ではない。それにお前もここでは軍人ではなく代表候補生、そして一介の生徒だ、私のことは織斑先生と呼べ」
「了解しました」
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
そして再び口を閉じる。彼女の様子に山田先生は混乱しているようだ。
無言のままラウラはクラスを見回してきた、そして俺と目を合わせると一瞬彼女の顔に怒りが浮かんだように見えた。
そしてそのまま、真っ直ぐ俺の方にやってきた。
「貴様が、武藤海か?」
「確かに、俺が武藤海だが初対面の人間にいきなり貴様呼ばわりはどうかと思うぞ?」
そして俺は目の前の少女から振るわれた右手を掴んで受け止めた。
「くっ...貴様は力を持っていながら教官の弟を守れなかった!だから教官は2連覇を逃したんだ!私はお前を絶対に認めない!」
成程...俺が【蒼機兵】であることがばれた結果、当時からISを持っていたにもかかわらず一夏ともども誘拐された俺に矛先が全部向いたわけだ...まあ原作と違って一夏が過ごしやすくなるならいいか...
「お前もISを扱う軍人なら当時の状況を理解できると思うけどな...」
「やめろボーデヴィッヒ、武藤もあまり煽るな、各自着替えて第2アリーナに集合しろ。今日は2組との合同のIS操縦訓練だ、織斑、武藤、デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろう」
「分かりました」
千冬さんの言葉でクラスの皆はそそくさと授業の準備を始めて、ボーデヴィッヒも俺の事を睨みながら離れていった。
「あいつ本当の事も知らないで...大丈夫か?海」
「大丈夫だ、それよりも早く行こうぜ、じゃないとまた囲まれて遅刻して怒られる3連コンボだぞ?」
「それもそうだな、早いとこアリーナに向かうか」
「君達が織斑君に武藤君?初めまして、僕はシャルル...」
「自己紹介は移動した先で聞くよ、急ぐぞ一夏!」
「おう!」
「俺が先行するから一夏はデュノアを頼む!じゃあ行くぞ!」
俺達は学園中の女子生徒を躱しながらアリーナに向かった。
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---IS学園 第2アリーナ 更衣室
途中で2年生の先輩方に囲まれそうになったものの何とか俺達三人はアリーナの更衣室に着くことができた。
「なんとか授業には間に合いそうだな...」
「そうだなぁ...流石に慣れたけど疲れるもんは疲れるよなぁ...」
「ふ、二人とも凄いね...授業の度にこんなことしてるの...?」
「まあISの操縦訓練の時はいつもこうだな、なぁ一夏?」
「そうだな、早いとこ慣れないと大変だぜ?」
「わ、分かったよ...」
会話しながら着替えて俺達は何とか授業に間に合わせることが出来た。ちなみに一夏が上の服を脱いだのを見た時の反応が俺から見ると明らかに女子だったのでやはりシャルル・デュノアは女で確定だろう。今のうちにさん付けを意識しておこう。
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---IS学園 第2アリーナ
「全員揃っているようだな」
今は織斑先生の前に整列して待っている。女子の中で2人だけ男子が混ざってると流石に目立つな...
「では、本日から格闘及び射撃を含む本格的な実戦訓練を開始する」
「「「はい!」」」
「今日は戦闘を実演してもらう。丁度専用機持ちが複数人いることだしな。凰!オルコット!あと武藤!」
何故か俺も呼ばれたな...てっきり原作と同じように山田先生対鈴とセシリアさんになるものだと思い込んでいたから少しビクッと反応してしまった。もしかして俺が一人でやるパターンか?
少し大変だな、まあ負けることは無いだろうけど...
「武藤はISを展開せずに少し待て、凰!オルコット!まずはお前達からだ!...もう少しお前達二人はやる気をだせ、あいつに良いところ見せるチャンスだぞ?」
俺は待機らしい、いったいどうゆう意図があるんだろうか?それに織斑先生はわざわざ二人に近づいて何を言ったんだろうか?
「分かりました!覚悟はいいですか鈴さん?」
「セシリアこそ油断して私に叩き落されないようにね!」
急に鈴とセシリアさんがやる気出したな、十中八九一夏がらみだなこりゃ...
「慌てるな馬鹿共。対戦相手は...」
「よ、避けてくださぁぁい!」
山田先生の声が上から聞こえると思ったらラファール・リヴァイヴに搭乗した山田先生が降ってくるのが見えた。どうやら体勢を崩してこちらに落ちて来ているようだ。このままだとこっちに突っ込んでくるので正直かなり危ない。だが夢幻ではスラスターを噴かしながら飛んでくるISを受け止めるだけのパワーは無いし...
「はぁ...情報を渡さないと決めたばかりでこれか...」
俺はエクスエクシアを瞬時に展開、パニックになっている山田先生を受け止めて地面に着地して直ぐにエクスエクシアを解除した。
「大丈夫でしたか?山田先生」
「はっはい!大丈夫です!ありがとうございました武藤君」
「なら良かったです」
俺は山田先生が無事な事を確認して元の場所に戻った。エクスエクシアを使ったことで皆驚いていたがあの状況では仕方なかっただろう。
「問題はあったが授業を再開するぞ、凰とオルコットは山田先生と1対2で戦ってもらう」
「え?流石にそれは...」
「安心しろ小娘共、今のお前たちなら直ぐ負ける」
織斑先生の挑発が見事に決まり鈴とセシリアさんはかなりやる気になったようだ。こちらにも届くような闘志を感じる。
「では...開始!」
号令と同時に鈴とセシリアさんが飛翔する。山田先生も空中へと躍り出た。
「さて、今の間に...デュノア、山田先生が今使っているISの解説をしてみろ」
「分かりました。山田先生の使用されているISはデュノア社製のラファール・リヴァイヴです。第二世代機としては最後期の機体ですがその特徴は...」
シャルルさんのラファール・リヴァイヴの説明を聞きながら上空の戦いを見ていたが結果は原作と同じだった。
山田先生の射撃に誘導されたセシリアさんが鈴と激突、そこに山田先生がグレネードを投擲、セシリアさんと鈴が煙の中から地面に落下と山田先生の完勝だった。
負けた二人はお互いに「無駄に衝撃砲を撃つからいけないのですわ!」「何ですぐにBT兵器を出すのよ!エネルギー切れ早いし!」とそれぞれのミスを指摘しながら言い合いをしていたが織斑先生が出席簿アタックで両成敗して止まった。
「これでIS学園の教師の実力は理解出来ただろう。以後は敬意を持って接するように。さて次は武藤だが、お前には山田先生、凰、オルコットと3対1で戦ってもらう、機体は蒼機兵を使ってくれ」
あっ...まさかまさかの3対1パターンですか...きっと各国から圧力がかかったんだろうな...束さんがあれだけの宣言をしたのに勇敢な事で...
「すまないな武藤、今回でちょっとした戦闘データさえ取れれば圧力をかけてくる国を黙らせることが出来るから今回だけ手伝ってくれ」
どうやら俺の予想はドンピシャだったみたいだ...千冬さんにも迷惑かけちゃってるなぁ...
「そうゆう事なら仕方ありませんね、他の皆はこの模擬戦は記録媒体等でデータを取ることは遠慮してくれ、もっとも織斑先生以外は記録すら取れないだろうけど」
俺は周りの人間全員に軽く牽制してからエクスエクシアを即座に展開した、もう殆ど自分の身体の一部と言っても過言ではないほど使っているので展開には0.5秒もかからないぐらいだ。
「遠巻きに見たことはあったけどこの距離では初めて見るわ...それが蒼機兵...」
補給から戻って来た鈴が俺の事を何とも言えない表情で見てくる、セシリアさんや一夏、山田先生も同じような表情で見てきていた。
「GNシステムリポーズ解除...GN粒子の散布開始...各武装をリミットモードに設定...いつでも大丈夫ですよ、織斑先生」
「分かった、残りの3人も準備は良さそうだな...では...開始!」
俺は号令と共に一気に飛び上がり、山田先生、鈴、セシリアさんも着いてきた。
「いくら海さんと蒼機兵といえども第一世代機、そしてこちらは3人で山田先生もいますわ、流石に勝てないのでは?」
「心配ご無用だ、セシリアさん、いつでもどこからでもかかって来てくれ、それと...見失うなよ?」
「それはどうゆう...」
「オルコットさん攻撃を!」
流石に山田先生は即座に反応したようだが本人が反応できなければ意味はない...俺はスラスターを一気に噴かしてセシリアさんに接近、喉元にGNビームサーベルを突きつけた。距離的に山田先生は間に合わず、鈴は反応が完全に遅れたようだ。
「はい、セシリアさん一回アウト」
「なっ...早すぎてハイパーセンサー越しでも反応出来なかった...これが蒼機兵...」
「だから言ったろ?見失うなよって、次からは当てるからちゃんと連携して対応して?」
俺はセシリアさんから離れながら警戒するように注意した。
「分かりましたわ、これからはしっかりお二人と連携して本気でいかせてもらいます!」
「それでいい...負ける気は無いけど...」
そこから激しい戦いが始まった。遠距離からセシリアさんが攻撃してきて、近距離で鈴がプレッシャーを与えてくるのを山田先生がフォローしてくる。普通の操縦者と機体ならあっという間に落とされるような連携が出来上がっているが、残念ながら相手はキャリア7年でオーバーテクノロジーの塊を動かしている俺だ。
「くっ...3人で攻撃してるのに全然当たる気配が無いじゃない!どうなってんのよ!」
「流石は蒼機兵といったところでしょうか...オルコットさん、鳳さん!私が一度かく乱しますので一瞬下がってください!」
山田先生が前に出ておそらく目くらまし目的であろうグレネードランチャーを撃ってきた。
「成る程、確かに理に適っている...でもそれじゃあ俺に隙は作れませんよ」
GNショートブレードを即座に装備し
「なっ...グレネードランチャーを接触起爆させずに切るなんてなんて切れ味...それに撃たれる場所が分かってたみたいな太刀筋...」
鈴は俺の行動に驚いているようだ...正直自分自身でも驚いているが...今の俺はXラウンダーとニュータイプとしての能力が強いみたいだ、これだと戦闘力は高いけど細胞異常は治せないだろうな...
「くっ...ティアーズで牽制を!」
セシリアさんが少し焦ったのかBT兵器で俺を包囲しようとするがブルー・ティアーズから展開されたBT兵器はいつもよりかなり動きが鈍かった。
「ティアーズが動きにくい!?どうして!?」
イメージインターフェイスでも無線兵器はそれなりにGN粒子の影響受けるんだな...初めて知った。
「悪いけどそれは企業秘密、それとまずは一人目!」
俺は姿勢制御とスラスターを駆使しながらGNソードを展開しつつセシリアさんに接近し一閃、そのまま蹴り飛ばして地面に叩き落した。
『ブルー・ティアーズSE残量0!』
「そこですっ!」
山田先生が隙を狙って背後からアサルトライフルを撃ってきた、これはエクシアの装甲なら全くダメージにはならないが数発は当たってしまうしSEは減るな...仕方ないトランザムを見せるよりはこっちを一瞬見せる方がマシか...
GNフィールドを展開して銃弾を弾いてから俺はGNソードをライフルモードにして振り向く
「防御フィールド!?そんなものまで付いてるんですか!?」
「流石山田先生ですね、次はこっちから行きます」
GNソードライフルモードからビームを撃ちながら左手にシールドバスターライフルを展開し更に手数を増やしていく。流石に元代表候補なだけあってしっかりと反撃しながら回避してくるが想定内だ。
「中々の弾幕ですが対応は出来ます!鳳さん!今のうちに接近戦を!」
「わ、分かりました!」
山田先生の合図で鈴が接近してくる、しかしそれも織り込み済みで俺は既に背部のサテライトGNキャノンを起動して構えた。この武装は月が出ていなくてもGNキャノンとして使用できる。
「もっと早くに接近戦を仕掛けるべきだったな」
俺は接近してくる鈴と山田先生が丁度重なるタイミングでサテライトGNキャノンを構えた、もちろん出力はかなり抑えてあるので危険はない、それでもSEはほぼ無くなるだろうけど...
「なっ...変わったカスタムウィングだと思ったけどそんな武装まであったなんて...」
「山田先生と鈴には悪いがこれでチェックメイトだ」
俺はそう言ってサテライトGNキャノンを発射した。
放たれたピンク色の奔流が鈴と山田先生を飲み込みアリーナのシールドに当たって弾け飛んだ。
『甲龍、ラファール・リヴァイヴ共にSE残量0!』
俺が3人を圧倒して模擬戦を終わらせた時、アリーナは鈴達の時のような歓声ではなく、誰かが息を飲む音だけが聞こえる静寂に包まれていたのだった...
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模擬戦の後、専用機持ちをリーダーとしてグループに分かれてISへ搭乗、歩行の実習を行うことになった。一夏とシャルルさんの所に多くの女子が集まり千冬さんが一括して散らせていた。
ちなみに俺の所にも来る人は来ていたがどうもさっきの模擬戦で2組の女子からは畏怖の対象になってしまったらしい...分かっていたけどちょっとショック...
「よろしくね~むっきー」
「私もよろしく!武藤君!」
「よ、よろしく...」
俺のグループの人も本音さん含めて全員集まっていたので実習を始める事にした。1組と2組半々で俺に対する反応も半々といった感じだ。
「まずは使うISを持ってくるけど打鉄とラファールならどっちがいい?早めに決めないと他のグループに持っていかれちゃうから」
「じゃあ使いやすいから打鉄で!」
「はいよー」
俺はささっと打鉄を荷車から回収してグループの前に置いた。ちなみに今は夢幻を纏っている、襲撃事件で一度SEが空になり武器もほとんど無くなったものの、本体に大したダメージは無かったので動かしても問題は無かった。もちろん今日の放課後にメンテナンスをする予定だが...
「じゃあ出席番号順にやっていこうか、まずはISに搭乗してみて?」
「分かった!」
ISに乗ってもらった後は俺が手を引いて一緒にグラウンドのコースをぐるっと歩いて一周した。
「どうだった?ISに乗った感想は?」
「うーん、初めてだったからなのもあるけど難しかったなぁ...」
「まあ最初はそんなもんだよ、だんだん慣れてくるから大丈夫」
「そうゆうものなんだねー、じゃあ私は降りて次の人に変わらないと!」
「あ、降りるときは片膝をついてしゃがんでから...って遅かったか...」
「え?どうしたの武藤君?」
「学園の訓練機は待機形態に出来ない様になってるから降りるときはしゃがんで降りないと次の人が乗れなくなっちゃうんだよ...」
「あー...ごめんね...」
「さてどうしたもんか...」
俺が棒立ち状態の訓練機を見ながら考えていると後ろから歓声が聞こえたので振り向くと同じように棒立ちになっている訓練機に乗ろうとしていた女子を一夏が抱きかかえて乗せているのが見えた。
「マジか一夏...」
訓練機の方に向き直ると主に1組の女子が俺の事をキラキラした目で見てきていた。
「悪いけど人数的にギリギリだからみんなが期待してることはしないよ?夢幻の夢現を台にすれば高さは十分足りるから実習続けるよ?」
俺に期待していた女子はがっかりしていたが実習を授業の時間内に終わらせることが優先なので譲れない。そして本音さん、君もそんな顔するんじゃない...
「ほら次の人どうぞ?」
俺が促してから実習は次々と進んで、俺の班はなんとか時間内に全員終わらせることが出来たのだった。
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実習が全員終わり、訓練機を片付けたあと織斑先生が解散の号令をかけて授業が終わったので訓練機を片付けて俺達は更衣室に向かおうとしていた。
「海、シャルルお疲れ、次もあるしさっさと着替えに行こうぜ」
「そうだなー、さっさと行くか」
「あ、僕はちょっと自分の機体を調節したいから先に行っててよ」
「そっか、分かった、行くぞ一夏」
「いや、俺は待ってても大丈夫だぞ、待つのは慣れてるし」
「シャルルさんが先に行っててくれって行ってるからこうゆう時は素直に先に行くもんだぞ、ほら」
俺は一夏を引っ張り更衣室に向かった。女の子と一緒に着替えさせる訳にはいかない。
「うおっ!?お、おい!引っ張るなよ海!」
「じゃあまた後でなー」
「あはは...また後でね...」
更衣室に着いて着替え始めると一夏が少し不満そうな顔をしていた。
「どうした一夏?そんな顔して」
「海が無理矢理引っ張ってくるからだろ!」
「まあまあそういうなって、お前昼は箒や鈴達と約束してたんじゃないのか?」
「そうだったぁ!サンキューな海!でもそれなら早く言ってくれよぁ...」
「お前の用事なのに俺がいちいち指摘してたらおかしいだろうが...分かったらさっさと行くこった」
「おう!ありがとうな海!」
着替えが終わって二人で更衣室を出た後、一夏は箒達を探しに足早に教室に向かって行った。俺は俺で簪さん達の所に行くとしよう。
「本音...どうしよう...私まさか海が蒼機兵だなんて思わなかった...」
「ん~?それは私もそうだけどかんちゃんどうしたのー?」
「だって蒼機兵は私の憧れで...目標で...それが実はルームメイトで...」
「あ~そういえばかんちゃんあのロボット見たいな見た目で凄い好きになってたもんね~」
「今日もこれから海とご飯だけど私どんな顔して海に会えばいいの!?」
「今までと同じじゃだめなの~?」
「それが出来たら苦労しないよ!」
オリ主には一夏の代わりにラウラに憎まれる対象になってもらいました。
どんどんストレス溜まるなこのオリ主...
このオリ主に対する環境がどんな影響を与えてくるのかは今後をお楽しみに!
それでは次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
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