脳内妄想無双は好きだが実現するのは違うと思う   作:大鷹とび

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仕事が嫌になって来た大鷹とびです。

この小説の篠ノ之束は天災ですか少しポンコツぎみです。それをオリ主がカバーしたりすることが多くなると思います。

そろそろISがでてくるかもしれません。楽しんでいただければ幸いです。


3話 この関わり方はヤバいと思う

---篠ノ之道場

 

ファースト幼馴染こと篠ノ之箒と天災こと篠ノ之束と知り合いになってから1週間が経ちました。

今俺は、箒と一夏に誘われて箒の実家である篠ノ之神社に来て剣道を見学しています...俺、実は武道あんまり好きじゃないんだよなぁ...なんというかこう固いイメージが抜けないというか、めんどくさそうなのが先行しちゃって。

 

「どうした?海」

 

「あぁ...いや、ちょっと身体の動かし方について考えてた」

 

「剣道を初めて見たのにもう身体の動かし方を考えているなんて海は凄いなぁ...」

 

「そんなことねぇよ、ただ気になって考えてるだけだし」

 

一夏が急に横から話しかけてきたのでとりあえずごまかしたけど、これいつかバレそうだなぁ...

決まったものは仕方ないし、真剣にやるか!

 

「とりあえずこれで一区切りだが一夏君、海君、どうだい?やってみないか?もちろん無理にとは言わないが」

 

気持ちを切り替えてたら、ちょうど箒の父であり篠ノ之道場の当主でもある篠ノ之柳韻さんが声をかけてきた。

 

「俺、やります!俺も強くなって千冬姉を助けられるようになりたい!」

 

「俺もやります。今の一連の動きを見ていてとても興味が湧きました」

 

「そうか、なら本格的な稽古は明日からにしてとりあえず今日は触ってみることと基本的なところをやっていくことにしよう」

 

あ、早速今日からやっていく感じなんですね...

 

「「分かりました!」」

 

「では最初に好きに振っていいから模擬戦をやってもらおう。箒、相手をしなさい。一夏君、海君、道具はこちらにある」

 

「父さん、いきなり未経験の二人に試合をさせて大丈夫なのですか?しかも私が相手なんて...」

 

「箒、柳韻さんにもきっと考えがあってのことだと思うよ、それになんか一夏は竹刀を持ってからなんかうずうずしてるみたいだし、一回実力差を教えるのも兼ねてるんじゃないかな?」

 

「そうか...なら私も遠慮なくやらせてもらおう。海も覚悟しておけよ?」

 

「お手柔らかに頼むよ」

 

一夏は防具も付けて準備万端って感じだけど、あれは絶対浮ついてるでしょ...左手グーパーする癖出てるし、一回箒にボコされろ。

 

「最初は一夏君からかな?では二人とも位置に着きなさい」

 

柳韻さんが促すと二人が向き合って位置に着いた。箒は所作が様になっているけど一夏はなんだかおぼつかない感じだ。まあ当たり前か。

 

「始めっ!!」

 

「うおおおおお!」

 

あ、一夏突っ込んでった、そしてさらっといなされた、んで面を一本と...

 

「そりゃそうだわ...」

 

経験者相手に闇雲に突っ込んでいっても、いなされてやられるに決まってるでしょうに...盛大にずっこけまでしちゃってまあ...

 

「一夏ー?大丈夫かー?」

 

綺麗に一本取られてずっこけた一夏を起こしてやった。

 

「痛ってぇぇぇぇ!」

 

とても痛そうにしていけど、自業自得だからフォローはしてやらんぞ。

 

「お前が竹刀持っただけで、調子に乗って突っ込むからだろうが」

 

「でもよぉ...」

 

「まだまだって事だよ、それを柳韻さんは教えたかったんだと思うぞ」

 

「成る程な...そこまで分かってるなら海は別に模擬戦やらなくてもいいんじゃないか?」

 

「いや俺もいい経験だと思うからやらせてもらうよ、と言う訳でよろしくな箒」

 

「ああ、分かった!」

 

防具を付けて竹刀を持って位置に着いてと...神様から貰ってしまった能力の所為で、最初の一連の動きは一回見ただけで出来るようになってしまっているし、実は箒の動きの癖なんかも分かっちゃってるんだよね...

 

「では...始めっ!!」

 

まあ一夏みたいに突っ込んでいくのは無いからまずは様子見しよう、そうしよう。

 

「成る程、やはり海は慎重だな。なら私からいくぞ!」

 

「おっと!」

 

箒が面を狙って竹刀を振るってきたので俺もそれに合わせて竹刀を振って打ち払う。

持ったばかりの初心者がいきなりこんなことが出来たらおかしいと思われそうだけど、そこは見よう見まねで出来ましたと説明しよう。なにより負けたくないんだよね!

 

「やるな海!初めてとはとても思えないぞ!」

 

「ありがと...なっ!」

 

箒と会話をしながら攻撃をいなし、打ち払い、受け止めてなんとか耐えていく...いやいやとても攻めに転じることができないんですけど!防御が精いっぱいだよ!これ終わりが見えないぞ...学習能力は高いけど身体能力は普通だから現状耐えるしか出来ないよ...

 

「やあぁぁ!」

 

俺が防戦一方でいると箒が攻め方を変えてきた。一撃の重さに優先するような攻め方で初心者にはとても捌けるような攻撃じゃなさそうだ。

 

「ぐっ...」

 

「これなら流石の海も耐えられないだろう!」

 

きっついなぁ...流石に無理だよこれ。どうすっかなぁ...

 

「そこまで!」

 

どうするか考えていたら柳韻さんから終了の声がかかった。いやぁ、よかったよかった。あのままだと俺確実に負けてましたわ。ん?なんか柳韻さんが俺の事をじっと見ながら何か考えている?

 

「海君、君は何か武道を習っているのかい?」

 

あぁ、俺の動きが初めて竹刀を握ったものにはとても見えなかったから気になってる訳だ。

 

「いえ、実は自分の中で武道って何処か固いイメージがあって敬遠してたのでそういったものは一切経験がないですね、今回の剣道が初めてです」

 

ここは本当の事を話しておこう、きっとここで変にごまかしても見抜かれるに決まってる。

 

「ふむ...そうか...」

 

俺が答えると柳韻さんは顎に手を当てて少し考えた後に口を開いた。

 

「海君、君さえよければ剣道ではなく剣術を習ってみないか?より本格的なものになるが君なら自分のものに出来るだろう」

 

「な...父さん、まだちょっと体験しただけの海に篠ノ之流剣術を教えるのですか!?」

 

「彼には千冬君と同等かそれ以上のものを感じる...きっと損はしない筈だ」

 

「海がそこまでの才能を...」

 

「すげぇな海!千冬姉と同じのを教えてもらえるなんて!」

 

なんか一夏と箒がめっちゃキラキラした目で見てきてるよ...まあ俺としてもより実戦に近いものを教えてもらえるのはありがたいし素直に教わることにしよう。

 

「是非お願いします、柳韻さん」

 

「うむ、では海君は明日からの修練は別のメニューを行うようにする。今日はもう終わりにするから片付けはこちらにまかせて帰りなさい」

 

「分かりました、では明日からよろしくお願いします」

 

俺はしっかりと腰を曲げて頭を下げてから帰宅することにした。一夏は箒が少し話がしたいと言っていたのでもう少し残るようだ。

 

「先に帰るぞ一夏」

 

「おう、じゃあなー」

 

———————————————————————

 

---篠ノ之神社地下の秘密ラボ

 

先に帰るといったな、あれは嘘だ!

 

今、俺は絶賛束さんに捕まっています。はい、どうしてこうなったかというと。

 

「トイレ行きたくなったな...」

       ↓

「お、あんなところに束さんが!」

       ↓

「どうも束さんトイレを探してるんですけど何処ですか?」

       ↓

「お!かーくんじゃないか!トイレならこっちにあるよ!」

       ↓

「ありがとうございます!」

 

っていう会話の後に付いて行って気づいたら、束さんのラボに到着していました...どうゆうことなの...

 

「束さん、俺トイレに行きたかったんですけど、どうしてこんなところに?」

 

「ふっふーん、それはねー、かーくんにこれを見てほしかったからなのだ!」

 

束さんがそう言いながら何かのスイッチを入れるとラボの照明が付いて奥にある何かが照らし出された。

 

「これは?」

 

「これはね『インフィニット・ストラトス』通称ISだよ。宇宙空間での活動を想定して作られたマルチフォーム・スーツなんだ♪」

 

あ、僕に見せてくるんですね。これは千冬さんが使う予定の白騎士ですね思いっきり...

まあそれはそれとして。

 

「かっけぇ...」

 

「さすがかーくん!分かってくれるね♪」

 

いやこれを見て興奮しない男はいないでしょうよ、何より転生する前はガンダムとかをメインで好んでいたオタクが興奮しない訳ないんですよ!

 

「でもあと少しって所で止まっていてね...」

 

「そうだったんですね、何が出来ていないんですか?」

 

「え?それは保護機能かな、武装と同時に保護機能が作動するとエラーが出て強制停止しちゃって...」

 

「成る程、えっと構築プログラムって見せてもらえませんか?」

 

「べ、別に構わないけどかーくんじゃとても分からないと思うよ?」

 

まあ束さんの言うことも当然だわな、だけど俺は元々新しい知識を得るのは転生前から好きだったから、転生してからは隙を見つけては本を読んで学習能力を活用してプログラミングやら電子工学やらを覚えまくったんですな。もう開き直って能力フル活用ですよ。

 

「これだけのものを構築してるんだからプログラムもきっと凄いんだろうなっていう興味本位ですよ。もちろん束さんが嫌なら大丈夫です」

 

「むう...そう言われると見せない訳にはいかないね!はいこれが構築プログラムだよ!」

 

束さんは俺に大き目のタブレットのような物を渡してくれたのでそれを受け取り画面を見てみると独自開発の言語でそりゃもう複雑なプログラムが構築されていた。難しいけど一応理解は出来るな、こりゃもう神様に何も言えないわ。

 

「なるほど...独自開発の言語、しかも一人でここまでの物を構築しているなんて流石束さんですね!」

 

「かーくん理解出来るの!?」

 

「はい、まあ完全にでは無いですけど、図書館とかにあるようなプログラミングとか電子工学の本とかもう大方読み終わって覚えてしまったので...それでこの部分に少し違和感があるんですけど...」

 

「えっ!?どこどこ!?」

 

めっちゃ近いよ束さん...びっくりするから...

 

「この部分です。ここの処理で保護機能を動かしていると思うんですけど、この中でバッティングを起こしてエラーになっているんだと思います」

 

「あ!本当だ!束さんがこんな凡ミスをするなんて...いや、でもだからこそ気付かなかったのか...とにかくありがとうかーくん!かーくんのおかげで完成したも同然だよ!」

 

「いえいえ、俺も力になれて嬉しいです!それに宇宙での活動を想定したパワードスーツってめちゃくちゃロマンあって素敵だと思います!宇宙は俺も行ってみたいですし!」

 

「そっか...かーくんも束さんと同じ夢を見ていたんだね...よし決めた!学会への発表が済んだらかーくんにISを作ることにするよ!」

 

「えっ!?いやそんな、俺は見せてもらえただけでも満足ですよ!?」

 

「いーのいーの、束さんが作りたいって思ったんだから!」

 

「そ、そうですか...」

 

「うん♪出来たら連絡するね♪」

 

「わ、分かりました、その時はお願いします...ではそろそろ時間も遅いので帰りますね」

 

「分かった!またねかーくん♪」

 

「はい、束さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?これでISが完成したってことはもしかしてもうすぐ『白騎士事件』起きるんじゃね...?




というわけでオリ主がIS完成の最後のピースをはめてしまいました。

この出来事はオリ主の中で一つ大きな要素となっていく予定です。

それでは次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。
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