ちょっとルビコン3で燃え残った全てに火をつけて燃やし尽くした後に
ガンプラに嵌ってました...
今回は鈴救出後の話になります。
楽しんでいただければ幸いです。
鈴の救出に成功して、俺達は日本の月兎製作所のラボに戻ってきていた。
「改めて、ありがとね海、あんたが来てくれなかったら私死んでたわ」
「まあ、友達だからな。助けないって選択肢は無かったぞ、後ラウラも鈴のお父さんの救助をやってくれたんだ。礼ならあいつにもな」
「もちろん後で言いに行くわ。それにしても...海、あんたは一体どこに向かってるのよ...」
「ん?どういうことだ?」
「これよこれ!」
鈴が俺の作った料理を指さしながら言ってくる。どこに向かうも何も約束通り料理を作っているだけなのだが...
「あんな戦いをした後だから簡単な麺類とかそういうのかと思ってたらなんでこんな豪華なもの出てくるのよ!」
「なんでって言われても...そんな大したもん出してるつもりないんだけどなぁ...」
「タンドリーチキンとかサーモンのマリネとか出しておいて大したことないって何よ!」
「タンドリーチキンはあらかじめ漬けておいたのを焼いただけだし、サーモンのマリネだって切って盛り付けてソースかけるだけだぞ?」
「まだまだ他にもいっぱいあるじゃない!」
「どれもあらかじめ仕込んどいたものや簡単に出来る料理ばかりだ、なんてことはないさ」
「私色々と負けた気がするわ...」
「何言ってんだ?」
何故か項垂れている鈴を横目に俺は最後の料理をテーブルの上に並べる。
「おー!今日はなんだか豪勢だねかーくん!いい事でもあった?」
いつの間にか束さんが俺の近くに来て並べられた料理を見ていた。
「まああらかじめ仕込んでたっていうのと鈴と約束してたのとひと段落したから一度パーッとやろうって思ってたって感じです」
「成る程ねー、じゃあ今日はパーッといこうパーッと!」
束さんがテンションを上げながら皆を呼びに行ったので俺はそのまま残りの料理を作って並べる。
「鈴、悪いけどちょっと手伝ってくれ」
「あーもう!分かったわよ!」
鈴に手伝ってもらって俺は大量の料理を作り切ってテーブルに並べた。
———————————————————————
料理を作り終わった後、束さんがラボにいたメンバーを丁度集めてきたので皆で食卓を囲む。メンバーは束さん、クロエ、ラウラ、鈴、シャルロットさん、そして俺だ。
「いやぁ、やっぱりかーくんのご飯は最高だね!」
「なんだろうこの敗北感...」
「その気持ちよくわかるわシャルロット...」
「流石はお兄様だ」
「私もこのレベルになってみせます...!」
それぞれが料理を食べながら色々と話している。二名ほど何故か項垂れているがまあ大丈夫だろう。
「シャルロット様、少しいいでしょうか?」
「大丈夫だけどどうしたのクロエちゃん」
「デュノア社の社長...シャルロット様のお父様から連絡がありまして」
「っ...うん、それで?」
「こんな状況で申し訳ないがどうしても渡したいものがあるからフランスまで来てほしいとのことです」
「フランスに...」
クロエの話を聞いたシャルロットさんは困っているようだった。まあ急に言われても困るだろうな。でもこれは行くべきだと俺は思う。何故なら...
「俺は行くべきだと思うよシャルロットさん」
「武藤君...」
「色々な事があってシャルロットさんは親としばらく話せてないだろ?だったら一度会って顔を合わせてしっかり話し合うべきだよ」
「親と話が出来ないまま色々と抱え込む辛さは俺も分かるつもりだよ、シャルロットさんの方が俺よりずっとつらいだろうけど...」
「...そうだね、僕は一度お父さんに会って話がしたいその為にもフランスに一度戻ってみるよ!」
俺の意見を聞いて決心したのかシャルロットさんはフランスに一度戻る事にしたようだ。
「こんなご時世何かあってからじゃ遅いからね、しっかり話した方が良いと思うから良かったよ」
「うん!ありがとう武藤君!」
「では後程日程等共有致します、シャルロット様」
「クロエちゃんもありがとう!」
「私はやるべきことをやっただけですから」
「んじゃあついでにラウラと鈴についてもここで話しておくか、2人はIS学園に戻ってそっちで生活してもらうことになった」
「まあ急にぶっこんでくるわね...」
「久しぶりに嫁に会えるな」
「今のIS学園は休校しているが寮に残っている生徒もいるからな、幾ら千冬さんがいるとはいえ専用機持ちが一夏と箒だけだと緊急時に少々心許ない」
「そこで私たちって訳ね」
「第二形態移行した専用機持ちが2人いればかなり固くなるからな」
「戦力的に見たら過剰なぐらいだな」
「まあそこは用心しすぎなぐらいが丁度いいだろうと思ってな、もう千冬さんに話は通してあるから準備が出来次第2人はIS学園に向かってくれ」
「了解した」「分かったわ」
「さて話すこと話したし皆お腹も膨れたみたいだから今日はこの辺でお開きにするか、鈴は特に疲れてるだろうからゆっくり休んでくれ、今は大丈夫でも後でどっと疲れが襲ってくるぞ、部屋まではその辺のロボットに案内してもらうかその辺の壁を触ればマップが出せるからそれで行ってくれ」
「お言葉に甘えてゆっくりさせてもらうわ、じゃあね」
俺が鈴に休むように言うと鈴は素直に返事をして部屋を出て行った。
「じゃあ俺も片付けをして...まだ食べてるんですか束さん...」
「久しぶりのかーくんのご飯食べられるときに食べられるだけ食べないと!」
もぐもぐと音が聞こえるほどの勢いで束さんは俺達が話している時から今に至るまでご飯を食べ続け、最終的にテーブルに残っていた全ての料理を食べ尽くしたのだった。
———————————————————————
翌日、俺は束さんに呼ばれてラボのメディカルルームに来ていた。
「進行も想定内、うん!今の所大丈夫そうだね!」
呼ばれた理由は定期健診、つまるところ俺の細胞異常の検査だ。
「今回は攻撃は全部躱しましたし、そこまで負荷がかかるようなこともしてませんから、そんなに心配症にならなくても...」
「駄目だよ!かーくんは直ぐに無茶するんだから!かーくんは束さんが常にモニターしてるしユメちゃんにも協力してもらってるからね!」
束さんに無茶はするなと念を押されてしまう。戦う事に関して実力は心配されていないようだが、傷つかないようにすることに関しては信頼が0のようだ。
「急務だった鈴とラウラの救出も完了しましたし、もうそうそう無理や無茶をするようなことは起きないと思いますけど...」
「そういうこと言うとフラグが立っちゃうでしょ!」
「そう言われましても...」
俺は肩を竦めながら検査の為に寝ていたベッドから降りる。
「とにかく無茶はしない事!」
「善処します...」
「そこは約束して欲しいなぁ...」
束さんが呆れながら渡してくれた上着を着る。そしてそのままメディカルルームを出た。
「お前さんも不器用だな、刹那とは違うタイプの不器用だ」
「ディランディさん...」
メディカルルームを出るとニール・ディランディが立っていた。
「よっ!」
「どうかしたんですか?」
「いや俺の機体は今試運転が終わって調整中でな、ちょっとお前さんの顔を見に来たんだよ、あとニールでいいぞ」
「そうでしたか...じゃあニールさんで。俺の事も海で大丈夫です。それにしても俺が不器用とは?」
まさかあの初代ロックオン・ストラトスから直接不器用だと言われるとは思っていなかった。
「話すのは簡単だ、でもお前のその不器用さは俺じゃ治せないし無理して治すものでもない、だから自分で気付けるまでがんばるこった」
「どういうことなんです?」
「俺から言えるのはもっと周りに頼れって事だ、じゃあな」
言うだけ言ってニールさんは行ってしまった。俺が不器用で周りにもっと頼れとはどういう事だろうか?既に束さんにはお世話になりっぱなしだしラウラや鈴も第二形態移行してかなり頼もしくなっている。
「それでももっと周りに頼る?どういうことだろうか?」
俺はニールさんの背中を見ながら色々と考えてみたが、結局分からないままだった...
「あいつの不器用さは筋金入りだな、刹那とタイプは違うがどことなく思い出すぜ...」
格納庫に来たニール・ディランディはとある機体が格納されているハンガーの前で1人呟く。
「まあ、俺達大人がしっかりしないとな...頼むぜ相棒」
そう言って見つめる先には嘗ての愛機に酷似した機体が存在しているのだった。
という訳で料理と今後の展開とオリ主が初代ロックオン・ストラトスにアドバイスされる回でした。
後になりますがロックオンの機体も出したいなと思ってます。
それでは次回も楽しみにしていただければと思います。
よければ評価や感想、誤字報告などいただけると励みになります。