脳内妄想無双は好きだが実現するのは違うと思う   作:大鷹とび

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いつも見てくださってありがとうございます。大鷹とびです。

RG デスティニーインパルスを確保してほくほくしてましたw

今回は今後の動向についての一幕になります。

楽しんでいただければ幸いです。


61話 友の為に

---IS学園 会議室

 

鈴の救出作戦から数日、俺は鈴やラウラ達と一緒にIS学園に戻った。

 

鈴達は諸々の手続きの為に職員室へ、俺は千冬さんと話すために会議室へ来ていた。

 

「それで、話とはなんだ武藤」

 

「鈴とラウラの処遇と今後の動向についてお話しようと思いまして。楯無先輩もありがとうございます」

 

「まあ私も聞いた方が良さそうな内容だったからね」

 

会議室には千冬さんの他に楯無先輩も来ている。暗部の長として頼りにさせてもらおう。

 

「この部屋に盗聴等の心配もないことは確認できてますし、話しますね、まずは鈴とラウラについて」

 

「IS学園に置いてくれという事だがどういう事だ?もちろん問題は無いから電話で聞かれた時は大丈夫だと言ったが...」

 

「あの2人はそれぞれの国に帰っていた筈よ?それがどうして...」

 

「鈴とラウラはその国に裏切られたんですよ、お2人もご存じの通りラウラはその特殊な出生から主戦力をMSに切り替えたドイツから用済みとされ銃殺刑にされる寸前。

鈴に至っては国に病気の父親を人質にとられ、試作MSの仮想敵を実弾で務めたり国内のテロの制圧をほぼ休みなしで強制されもう少しで潰れるところでした」

 

「なっ...!」「嘘...」

 

俺の言葉に千冬さんも楯無先輩も驚きを隠せないでいる。

 

「2人とも何とか救助に成功しました。それぞれの専用機が第二形態移行したのもあって何とか事なきを得ましたが今の鈴とラウラの立ち位置は非常に不安定なものです」

 

「だからひとまずIS学園に置いてほしいという訳か...」

 

「その通りです、今のあの2人は戦力的にはかなりのものですが何処かの国家所属という訳では無くなっています。今のIS学園を守るにはうってつけの人材だと思いませんか?」

 

「お前の言いたいことは理解できた、だがあの2人がそれぞれの国から表立って指名手配されたりする可能性は無いのか?学園でも指名手配犯は匿えんぞ」

 

「その点なら大丈夫です、ラウラと鈴がされてきた事については映像付きで証拠を押さえてますし、自分の国の黒い部分を曝け出そうとはしないでしょうから」

 

俺の話を聞いて千冬さんは少し考えると口を開く。

 

「分かった、ラウラと鈴については学園で預かろう」

 

「ありがとうございます、ではそのまま今後の動向についてもお話ししますね。まず楯無先輩、以前お話しした国内でMSを購入しようとしてる企業や団体の調査はどうでしょうか」

 

「幾つかは特定して内部から圧力を掛けさせたりして購入を阻止できたけど全てでは無いわ、国内でもMSを所持している勢力は存在している状態よ」

 

「分かりました。織斑先生、現在世界は女尊男卑によって怒りを爆発させた男性の一部がテロリストと化し世界のあちこちで紛争が起きているような状態です。そんな状態ではこのIS学園も狙われる可能性も高い...防衛体制は万全にお願いします」

 

「分かった。学園の防衛についてはしっかりと準備して不測の事態に備えておく」

 

「では次に、俺の次の予定としてシャルロットさんと一緒にフランスに向かう予定です」

 

「フランスですって?どうして急に...」

 

楯無さんが聞いてきたのでそのまま理由を話す。

 

「シャルロットさんのお父さん...デュノア社長からシャルロットさんに渡したいものがあると連絡がありまして、特に問題があるという訳ではありませんが一応の護衛という事で俺が着いていきます」

 

「成る程ね...」

 

「シャルロットさんの護衛が完了した後はシャルロットさんには1人で日本に戻ってもらい、俺はそのままイギリスに向かう予定です」

 

「イギリスだと?デュノアの護衛としてフランスについていくのは分かるが何故イギリスにも行くのだ?」

 

「一夏から話を聞いているので無事なことは確認していますが一応セシリアさんの様子も見に行こうと思いまして...」

 

「無事が確認できているなら大丈夫だろう?」

 

「そう単純じゃないんですよ、イギリスは主戦力をISのまま据え置きにしているんですが、世界でのMSの台頭、そして男性のテロによって国内で女尊男卑の風潮がかなり高まっています」

 

「成る程...鈴やラウラの様にはなっていないが様子を見に行くに越したことは無いという事か」

 

「そういう事です、まあ戦闘になるような事は流石に無いでしょうし自分もセシリアさんに会えたら直ぐに戻ってくる予定です」

 

「分かった、他には何かあるか?」

 

「いえ、後は個人的な用事ぐらいなので大丈夫です、ありがとうございました」

 

「武藤も気を付けろよ?お前に何かあったら何がどうなるか分からんからな」

 

「善処します。さて、楯無先輩、個人的な方の用事が楯無先輩にあるので歩きながら話しませんか?」

 

「ええ、いいわよ?」

 

「ありがとうございます、では失礼しました。織斑先生」

 

千冬さんに頭を下げてから楯無先輩と会議室を出て廊下を歩く。

 

「色々とありがとうございます。楯無先輩」

 

「いいのよ、暗部の長としてやるべきことをしただけだから。それで?個人的な用事って何かしら」

 

「簪さんの事です」

 

「簪ちゃんの?何かあったの?」

 

「問題があったという訳ではありません、現状簪さんは実家と弐式のメンテナンスの為に月兎製作所の施設を中心に行動しています」

 

「そうね、武藤君からも簪ちゃんからもそう聞いているわ」

 

「申し訳ないんですけど簪さんは学園に戻って生活してくれるように計らってくれませんか?」

 

「あら?それはまたどうして?」

 

「世界中でMSによるテロが激化しているからです。日本でも起こる可能性が高い、そうなったら日本の代表候補生である簪さんも連中のターゲットにされる可能性は高いでしょう、お2人の実家なら暗殺の類は心配ないでしょうが、複数のMSを迎撃できるような装備は流石に用意されていないですよね?」

 

「まあ...それはそうね、流石にMSやISの攻撃に耐えられるような家じゃないわ」

 

「なので施設がそろっているかつ、第二形態移行した専用機持ちが2人来ることになる学園にいる方が安全かと、簪さんの弐式は山嵐で援護も出来ますし」

 

「成る程、一理あるわね...分かったわ、簪ちゃんが学園に戻れるように手続きして説明しておくわね」

 

「ありがとうございます。なるべく急ぎでお願いしますね、なんだか嫌な予感がするので...」

 

「それは前に篠ノ之博士の言っていた『ニュータイプ』や『Xラウンダー』としての勘ってやつかしら?」

 

「そう捉えてもらって大丈夫です」

 

「武藤君の予感は当たるからいやねぇ...」

 

「自分でも本当にそう思います...」

 

楯無先輩と同時にため息を吐きながら廊下を歩いていると向かい側から一夏が歩いてくるのが見えた。

 

「あ!海と楯無さん!おーい!」

 

一夏は俺達に気付くと手を振りながら速足で近づいてきた。

 

「海!話し合いは終わったのか?」

 

「ああ、今日から鈴とラウラが学園に戻ってくるからな」

 

「おう、昨日貰ったメッセージでも確認したよ、ありがとな海」

 

「俺お前に何か礼を言われるような事したか?」

 

「ラウラと鈴を助けてくれたことだよ、俺には何も出来なかったから...」

 

「何だ...そういう事か、それなら礼は要らないぞ一夏、俺は俺に出来ることをしただけだし、同じ釜の飯を食った友達を見殺しにするような事は絶対に無いからな。だからお前も何も出来なかったなんて言うな一夏」

 

「海...」

 

「お前は俺が前に出した宿題の答えをちゃんと出してくれ、その時にはきっとお前にしか出来ないことがある筈だ」

 

「おう!見つけてみせる!俺が本当に守りたいものを!」

 

「じゃあラウラと鈴にしっかり鍛えてもらえよー、2人とも第二形態移行してワンオフアビリティもあるからかなり強くなってるぞー」

 

「マジかよ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んーっ!いいわねぇ、男の友情って!青春って感じ!」

 

一緒にいた筈の楯無先輩はいつの間にか気配を消して俺と一夏の会話を聞きながら何故かにやにやとしていた。




という訳でオリ主や一夏、ヒロイン達の今後の予定諸々をまとめた回でした。

次の覚醒はシャルロットの予定です。

それでは次回も楽しみにしていただければと思います。
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