ダンジョン探索者は今日も掲示板で駄弁っている 作:どるふべるぐ
いつもの通り回想の始まりと終わりには◆◆◆が挟まりますので、その間の内容はスレではイッチが同様の事を説明していると思って下さいね~
602:名無しの探索者
いやなに言ってんだこのロリは
603:名無しの探索者
( ´Д`)ハア?
604:名無しの探索者
合格報告を待ってたらまさかのダンジョンアタック宣言に全ワイが困惑
605:名無しの探索者
わけがわからないよ
606:伝説を作る探索者
ですからこれから起動型ダンジョンの攻略と説明しましたが
607:名無しの探索者
それは説明じゃない(真顔
608:名無しの探索者
単なる報告やで
609:名無しの探索者
なんでそうなったのかが聞きたいんだよなあ
610:名無しの探索者
説明はよ
611:名無しの探索者
プリーズ説明ミー!(出●イングリッシュ
612:伝説を作る探索者
仕方ないですね。なら物分かりの悪いあなた達のために事の始めから説明してあげます
613:名無しの探索者
(^ω^#)ピキ
614:名無しの探索者
う~ん相変わらずの生意気ムーヴ。いいゾコレ~
615:名無しの探索者
美少女ロリがやってると思うだけで余裕で許せるロリコンワイ
616:名無しの探索者
我がロリっ娘教団一同ロリ様のお話を聞くべく全裸正座しましたので、ささ、続きをどうぞ
617:伝説を作る探索者
だから誰がロリですか! わたしはもう子供じゃありません。あまりふざけたことを言うならその場で話をやめますからね。
618:伝説を作る探索者
では始めますよ。とは言ってもあまり詳しく説明してる暇はないですから、ざっくり簡潔にいきますからね。
今日、ダンジョン攻略試験の再試験のため、わたしとあのバカは監督役である教官と共に、試験の場であるダンジョンへと向かいました
619:名無しの探索者
どんなダンジョン?
620:名無しの探索者
エロトラップ系かな?
621:名無しの探索者
>>620
試験でエロトラップダンジョンに行かせるわけねえだろ
622:名無しの探索者
どっこいアカデミー制度が設立した初期の頃は割とあった模様……
623:名無しの探索者
アカデミー初期の闇が相変わらず深くて草も生えない(゚Д゚;)
624:伝説を作る探索者
そんないかがわしいダンジョンなんて試験に使うわけないでしょう。今回のダンジョンは都内の廃病院ですよ。タイプは《固定型》の《Dクラス》ダンジョンです。経営に行き詰まり潰れた病院が取り壊されもせず放置され、いつの間にかダンジョン化していたという場所ですね
625:名無しの探索者
( ,,`・ω・´)ンンン? Dクラスダンジョン?
626:名無しの探索者
Eやなくて?
627:伝説を作る探索者
間違いなく前回と同じく《Dクラス》ですよ。確かに入学して最初の攻略試験は、通常最低クラスの《Eクラス》ダンジョンを使うとは聞きますが、まあそれではわたしには簡単すぎて試験にならないとでも思われたんでしょうね。わたしの実力を鑑みれば当然の判断ですが
628:名無しの探索者
当然の判断ですが(ドヤァ)
629:名無しの探索者
なおそれで一回目は落ちてるのですが
630:名無しの探索者
だまらっしゃいっ!! 生意気ロリ様が気持ち良くドヤ顔してるのを横槍入れるのはロリっ娘教団として許しませんよ!!
631:伝説を作る探索者
はいそこ全員うるさいですよ黙ってわたしの話を聞きなさい。
そんなわけで現場に到着したわたしたちに、いよいよ試験開始の時がやってきました
◆◆◆
「——いいか。改めて言っておくが。この再試験に落ちれば、お前たち両名は不適格としてアカデミーから退学させられる。前回のような醜態を繰り返さぬよう、パーティーとしてのチームワークを意識するように」
暗く陰鬱な空気に包まれた廃病院。まるでこの世のものでないような、そう、文字通りの異空間と化したその入り口の前で、わたし達は並んで教官の言葉に耳を傾けていました。
「これが文字通りお前たちにとって最後のチャンスだ。それをしかと肝に命じ、試験にあたるように!」
「「はい。教官!!」」
前回と同じように、けど今度はずっと先を込めて私たちは返事をし、そして共にダンジョンの入り口——廃病院の正面玄関へと肩を並べて向かいます。
「おいチビガキ。気合い入れていくぞ。見るからにゴースト系がわんさかいるだろうが前みたくヘマすんじゃねえぞ」
「誰に言ってるんですか。わたしはもうあの時とは違います。あなたこそ、また油断して憑依されたら今度こそ尻が四つに割れるまで蹴りつけてやりますからね」
「へっ。言ってろ。言っとくがあの時と違うのは俺もだぜ。リベンジすんのにガッツリ鍛え直してきたんだ。今なら俺一人でも無双してやんよ!!」
そう無駄に自信満々に言うバカの身体つきは、制服越しでもなるほど確かに以前より仕上がっているように見えました。前回の試験よりまだ一週間も経っていないのに、短時間で相当に鍛える努力が出来るというのは、いくらおつむがお猿さん並みのバカでも伊達に学年二位ではないという事でしょうね。まあ、わたしは肉体に加えてスレの皆さんの指導によって知識も鍛えた訳ですが。
「相変わらず口だけは達者ですね。確かに身体を多少は鍛えてきたみたいですけど、足りなかった実戦的知識を身に着けたわたしには敵いません。あまり舐めていると、あなたの分のモンスターを残らず平らげますよ」
「おうおう威勢のいいこった。なあ、あん時の勝負覚えてっか?」
「勝負……ああ、『勝った方が負けた方に何でも命令できる』でしたか」
「おうそうだ。前回は何だかんだで結局流れちまったが、今度こそ決着つけようぜ」
そう提案して不敵に笑うバカに、わたしも挑発的な笑みを返し
「いいですよ。元よりあなたには、わたしとの差をしっかりと分からせるつもりでしたから、自ら提案したのを後悔させてあげますよ。おバカさん」
「分らせんのは俺だ。今度こそテメェに勝手どっちが上か分からせてやっからな。覚悟しろよチビガキ」
◆◆◆
そして私たちは揃って剣を抜き、ダンジョンの中へと足を踏み入れました
632:名無しの探索者
おー
633:名無しの探索者
いや~なんつ~か
634:名無しの探索者
青春やねえ
635:名無しの探索者
学生同士のライバル関係……良いなぁ
636:名無しの探索者
青春ドラマかよ
637:名無しの探索者
アカン……ぼっち陰キャとして三年間を過ごしたワイには眩しすぎる……ッ
638:名無しの探索者
>>637
完全同意。ワイもライバルと競い合ったり切磋琢磨する爽やか学生生活を送りたかったわ
639:名無しの探索者
あーくっそ羨ましいぞチクショーーー!!ヾ(≧皿≦メ)ノ
640:名無しの探索者
美少女ロリとライバル関係ってそれどこのラブコメ?
641:伝説を作る探索者
は? ライバルとかそんなんじゃないです。あれは一方的に絡んでくるだけのバカ。まとわりついてくる駄犬みたいなものですよ
642:名無しの探索者
一方的にまとわりついてくる、ねえ…(゚ω゚)フーン
643:名無しの探索者
といいつつ滅茶苦茶意識してたような
644:名無しの探索者
(´∀`)つ『負けたく、ないからです……ッ』
645:伝説を作る探索者
あっあの時はちょっと気分が高ぶってただけです!
いいから話を続けますよ!
◆◆◆
『グギャギャッ!!』
『ギシャアアア!!』
ダンジョンの正面玄関を潜った瞬間、朽ちた室内の暗がりの中から汚らしい雄叫びと共にそれらが現れました。くすんだ緑色の肌に子供のような体躯、黄色い瞳に狂暴な殺意を宿して襲い掛かる小鬼のようなモンスター《ゴブリン》。
それが二匹、私たちに奇襲をかけてきたのです。そして、その手に武器を振りかざして飛びかかるゴブリン達は
「またゴブリンですか」
「リベンジの最初にゃ丁度いいな」
それぞれがわたしとバカによって一刀のもとに斬り捨てられました。
どしゃりと重なる、二つの屍が床に落ちる音。それを聴きながら刃から血を払う血振りをするわたしに、バカが得意げにこう言ってきました。
「ふっふっふ。どうだチビガキ。前の時はテメェに後れを取ったが、今度はほぼ同時だったぜ。俺の成長にビビったか?」
「はい? 何を言ってるんですかこのバカは。同時と言うかわたしの方がわずかに速かったですよ。それにあなたは大雑把に胴体を真っ二つにしましたけど、わたしは性格に首を撥ねました。技術的にも速度的にもわたしが上ですよ」
「ああっ!? 真っ二ついいだろ真っ二つ! ド派手で豪快にぶった斬るのが気持ちいいんだよ!」
「いかにも単純バカらしい嗜好ですねバーカ」
「うっわこのチビガキぜってえ分からせてやっかんな!! 勝負に勝って二度と小生意気な口がきけないようにしてやんよ」
「……お前らはアレか? 誰かと口喧嘩してないと死ぬ生き物か何かなのか? それとも喧嘩するほど仲がいいというヤツか?」
そんな私たちを見て教官が呆れ交じりに溜息を吐いて問いかけてきますが、そんなわけないです。わたしは口喧嘩なんて子供みたいなことしたいなんて思ってるわけないじゃないですか。単にこいつが絡んでくるからつい応じてしまっているだけですっ
◆◆◆
まったく、まるでわたしが好きであのバカと言い合いをしているみたいにされるのは心外ですよ
まあこんな感じで絡んでくるバカをあしらいつつ、ゴブリンやオークなどのモンスターを倒しながら、わたしたちは順調にダンジョンを進んでいきました。
646:名無しの探索者
ふーーん(・∀・)ニヤニヤ
647:名無しの探索者
へーーえ( ̄― ̄)ニヤリ
648:名無しの探索者
やっぱ意識してるじゃないですかヤダーーー
649:名無しの探索者
人間ほんとに眼中に無い奴とはそもそも話さないんだよなあ。ソースは好きな子に無視され続けたアカデミー時代ワイ
650:名無しの探索者
>>649
説得力が高すぎて涙が出てきわ(´;ω;`)ブワッ
651:伝説を作る探索者
だから違いますから!! あいつがあんまりにも不快で鬱陶しいからついつい貶したくなるだけですそうなんです!
まあとにかくそんなわけで廃病院内部を進んでいったわたしですが、ついに因縁の、と言うべきでしょうね。リベンジしておきたい相手と出くわしました。
652:名無しの探索者
因縁の相手?
653:名無しの探索者
あっ(察し
654:伝説を作る探索者
ええ。ゴースト系モンスターです。
◆◆◆
『お゛お゛お゛お゛お゛お゛』
深く昏い墓穴の底から響くような呻き声と共に、そいつは姿を現しました。肌も髪も青白く輪郭すらぼうっとぼやけていて、なのに生者への敵意と怨念だけははっきりと感じられる命無き亡霊——ゴースト系モンスター。ここが廃病院だからか纏っているもの患者用の病院服でしたが、それは紛れもなく前の試験で煮え湯を飲まされた《レイス》でした。
「うおっし来やがったなゴースト野郎! 備えあれば嬉しい俺は今回もバッチリ対策してきたぜ! さあ特製のなんちゃって聖水とびっくりするほどユートピアをくらいやが——」
「待ってましたよ。この時を」
なにやらドヤ顔でテンション上げてるバカを尻目に、わたしはレイス目掛けて床を蹴り、その懐に飛び込みました。
『怨んんんんんんんん!!』
眼前に現れたわたしへと、レイスは身の毛もよだつような叫びを上げてその手を伸ばしてきます。その動きを、私は知っていました。これはかつて経験した、わたしに憑依して身体を乗っ取ろうとする動き!
ですが今のわたしは、あの時の様に何の備えも覚悟もしていなかったわたしとは違います。
わたしはベルトに提げていたポーチの一つに手を突っ込み、引き抜いた物をレイスへと向け、そのレバーを引きました。
『ぐお゛お゛お゛お゛お゛お゛!?』
噴射口から勢い良く噴射した霧状の液を浴びたレイスは悶え苦しみ、わたしはその隙を逃さず握る剣にも同様に液を噴射し、その刃でレイスを切り捨てました。
恨めしげな呻きと共に消失していくレイス。
それを口をあんぐりと開けた間抜け面で眺めていたバカが
「んなっ、な、なっ………!?」
「おや、どうしましたバカがバカみたいに口を開けて。まさか、わたしが何の備えもしていないとでも?」
わたしはゴースト系モンスターへのリベンジのためにスレの皆さんからのアドバイスをもとに用意したそれを、バカに見せつけました。
すなわち
「これがわたしの対ゴースト装備──《ファブ●ーズ》です」
◆◆◆
ふふん。あのバカどころか教官も驚きと感心のあまり唖然としていましたよ
655:名無しの探索者
ファブ●ーズwww
656:名無しの探索者
ファ●リーズキタ━(゚∀゚)━!
657:名無しの探索者
そら唖然とするわww
658:名無しの探索者
まさか半ば冗談で言った事なのにマヂでやるとか
659:名無しの探索者
お口( ゚д゚)ポカーン
660:伝説を作る探索者
いいじゃないですか実際に効いたんですし! スレの皆さんの言う通りゴースト系には有効でしたよ
661:名無しの探索者
ごめんぶっちゃけジョークと思ってました★
662:名無しの探索者
ワイも
663:名無しの探索者
同じく~
664:名無しの探索者
そもそも何でただの消臭剤に徐霊効果があんだよ
665:名無しの探索者
あ馬鹿
666:名無しの魔術師
ふっふっふ。ならばこの私が教えてやろうではないか
667:名無しの探索者
ほら~
668:名無しの探索者
ほら来ちまったじゃ~ん
669:名無しの探索者
これは俺が迂闊だったわ。正直すまんかった
670:名無しの魔術師
いやおいおい待て何だその言い様はっ。私が無知な貴様らのために解説に来てやったんだぞ。さあ有り難く拝聴するがいーーい!
671:名無しの探索者
うるせいダミアンみたいな番号でひょっこり登場しやがって
672:名無しの探索者
ほんと解説する隙あらばどこにでも顔を出すな魔術師ニキ
673:名無しの探索者
あーあーもういいから解説あくしろよ(鼻ほじ
674:名無しの魔術師
きさまらーーーーーー!!!!
675:伝説を作る探索者
何ですこの偉そうな人は?
《ファブ●ーズ》を使うと霊現象が鎮まるというのはかねてより有名な話です。原理は未だに不明の都市伝説的な物とはいえ、多くが信じていると言う事はそれによる信仰も加わりある程度の効果が期待でき、更には知り合いにお祓いをして貰いましたからより対ゴースト装備として高めることが出来ましたよ。で、それ以外にも何かがあるのなら教えてもらえますか?
676:名無しの魔術師
は!? う、うん。ああ、それは……だなあ……
677:名無しの探索者
生意気ロリのイッチにまで偉そうな人呼ばわりされてるの草
678:名無しの探索者
で、わざわざ来たんやからワイらやイッチも分からんことを教えてくれるんやろ?(y゚ロ゚)yハヤクハヤクー
679:名無しの魔術師
ああああ当たり前だろ! よ、よーし貴様ら耳をかっぽじってよく聞けよ!つつつまりだな。こここれはそうなんというかだなえええええとっ
680:名無しの探索者
音声入力してるから動揺してんの丸分かりだゾ★
681:名無しの探索者
語るに落ちるたあこの事か
682:伝説を作る探索者
解説するなら早くしてくださいよ。こっちも今色々と忙しいんですから
683:名無しの魔術師
う、ううっ……きさまらみんなだいっ嫌いだああああ!!!!
684:名無しの探索者
wwww
685:名無しの探索者
wwww
686:名無しの探索者
草ァ!!!
687:名無しの探索者
オーウ尻尾をロールして逃げやがったデース┐(´∀`)┌
688:名無しの探索者
まあ先にイッチが全部説明しちまったから無理もないか
689:名無しの探索者
今度から魔術師ニキ改めピエロニキと呼んでやろう(無慈悲
690:伝説を作る探索者
まあ変な横槍は入りましたが気にせず続けますよ。なにせこちらもあまり余裕がないので。
◆◆◆
とはいえその後は攻略まで特に語らなければならないような事はありませんでしたね。
「オラどけどけゴースト共! 邪魔する奴らは纏めてビックリするほどユートピアしてやんよ!」
「そんな怪しげなものよりもわたしのファ●リーズの方が即効かつ確実です。ゴーストはわたしがファブりますから、あなたはそこらでゴブリンやオークの相手でもしてたらどうですか?」
ダンジョンと化した廃病院は奥に進むにつれレイスやウィル・オ・ウィスプやリビングデッドといったゴースト・アンデット系モンスターが増えてきましたが、装備を整えたわたしとバカの敵ではありませんでした。
「うるせえチビガキこそそこらの臭っせえリビングデッドでもファブってやがれ。ほらそこにいるから汚物は消臭だ!」
「いやです臭いし汚いし。譲ってあげますから、有り難く感謝して片付けてきなさい。男ってナースさんが好きなんでしょ?」
「俺の好みは大人の巨乳お姉さんだ! あんな童顔低身長ゾンビナースはアウトオブ眼中なんだよ!」
「ふん!」
「目がああああ!? てめっコラなにいきなり人の顔面ファブってんだよ!?」
「不快な台詞を吐く汚物は消臭です」
◆◆◆
とまあそんな感じにバカの不愉快な戯言に天誅を下しつつ、立ちはだかるモンスターその悉くを蹴散らしてわたしたちはダンジョン最奥部へと到達したんです
691:名無しの探索者
ファ●リーズつっよwww
692:名無しの探索者
ファブ●ーズ無双ww
693:名無しの探索者
しつこいゴーストにもシュっと一吹きで一撃昇☆天
694:名無しの探索者
ワイ今度《平安京》行くからファブリー●持ってくわ。あのクソガキ沖田の顔面にぶっかけてやる
695:名無しの探索者
>>694
沖田はゴースト系じゃなくてワーウルフだから効かんのでは? ボブはいぶかしんだ
696:名無しの探索者
犬神とかならワンチャンあったかもなあ
697:名無しの探索者
にしてもバカはほんと
698:名無しの探索者
そういうとこだぞバカ(クソデカ溜息
699:名無しの探索者
こんな超絶美少女ロリが一緒にいるのに一切眼中に無いとか……年上お姉さん属性ワイは見直したぞ! こいつとはいい酒が飲めそうだ(*´▽`*)b
700:名無しの探索者
そっちかよ!?
701:名無しの探索者
>>699
我らロリっ娘教団の教義に反する異端者として神罰執行リストに加えました
702:名無しの探索者
まあ女性の好みはさておき、こいつら強すぎじゃね?
703:名無しの探索者
それな
704:名無しの探索者
思った
705:名無しの探索者
アンデッドやゴーストは他のモンスターに比べて厄介さが頭一つ抜けてんのに、それを二人で殲滅とか
706:名無しの探索者
入学して半年も経ってないはずの一年生が出来る事じゃないんだよなあ
707:名無しの探索者
それを言うなら初っ端からDクラスでしかもゴーストやアンデッドがわんさかいるダンジョンで無双できる時点でおかしい
708:名無しの探索者
見せてもらったぞ。東京アカデミーの学年ツートップの実力というものを!
709:名無しの探索者
ロリはともかくバカは意外やな
710:伝説を作る探索者
まあわたしは天才ですから当然としても、バカは確かに思ったよりもやるようになりましたね。前回ではわたしにギリギリついていけるかという感じでしたが、今回は単純な身体能力だけではなく動きや技がより洗練されていました。バカなりにあれから鍛え上げたというのは確かなようでしたね。まあ、それでも戦闘力ではまだわたしには及びませんけど
711:名無しの探索者
クソ生意気だけど事実なんだよなあ
712:名無しの探索者
イッチのことネットで軽く調べてみたけどガチでリアルチートやったわ。なんだよ組み手でクラスメイト全員一人で叩きのめしたって
713:名無しの探索者
マ? じゃあボスも楽勝か
714:名無しの探索者
いやいや流石にダンジョンボスはそう簡単にはいかねえだろ……いかねえよな?
715:名無しの探索者
ボス戦の詳細はよはよ!!o(*゚∀゚*)oワクワク
716:伝説を作る探索者
はいはい。ではボス戦を始めますよ
◆◆◆
そして辿り着いた最深部は、やはりというべきか院長室でした。
「うおりゃあ俺が一番乗りだ! はっはーどーだチビガキ悔しがどうわあ!?」
「ノコノコ無警戒にドアを蹴り開けるとか、不意打ちしてくださいと言ってるようなものでしょうバカ」
重厚な扉を蹴り開けて突撃したバカと冷静に突入したわたしと教官を手荒に出迎えたダンジョンボスは、死斑の浮いた痩せ細った身体の上に血で汚れた白衣を羽織ったおぞましい屍――《ワイト》
『怨おぉ……侵入者ぁ…病原体ぃ…切除ぉ……開始ィ!!』
病院のメモリーデータを元に生み出されたモンスターであるからか、骨の浮いた痩身という見た目を裏切る力強さで投げつけられたメスが、間一髪で顔を逸らしたバカの髪を宙に散らしました。
「っぶね!? 畜っ生この糞ワイトがメス投げとかブラッ●ジャック先生みたいな真似しやがって!」
「ブラック●ャックがそんな事するはずないでしょう。バカ言ってないでさっさと斃しますよバカ」
青筋浮かべて怒鳴るバカの戯言に構わず、わたしはメスを投げつけた隙を逃さずワイトへと斬りかかります。続いてバカもまたその手に握るグラディウスの切っ先を突き出し、対してワイトはそれらを迎え討たんと両手に更なるメスを構え、ダンジョンボスとの本格的な戦闘が始まりました。
◆◆◆
717:名無しの探索者
はじまったー-!!
718:名無しの探索者
BOSSBATTLE START!!
719:名無しの探索者
て相手はワイトかよ
720:名無しの探索者
リッチーみたいな上位アンデッドじゃないにしてもルーキーには荷が重い相手やぞ
721:名無しの探索者
ワイトもそう思います
722:名無しの探索者
ただし不幸なことに、相手は東京アカデミー一学年ツートップだった
723:名無しの探索者
あっ……(察し
724:名無しの探索者
ワイト「こんなガキなら俺でもやれるぜ(なおSSフラグ」
725:伝説を作る探索者
わたしを誰だと思っているんですか? 当然勝利ですよ
◆◆◆
「オラ死ねガチで死ね死体が動いてんじゃねえ!!」
「バカと意見が合うのは嫌ですけど、確かに死体は大人しく地面に転がってるべきですよ。というわけでさあ転がりなさい」
『院内デハお静かニい異ぃぃ!!』
始まったダンジョンボス戦は、終始わたしたちの優位に展開しました
ワイトは確かにダンジョンにいたこれまでのどのアンデッドよりも知恵も力もありましたが、その程度で後れを取るような鍛え方は私もバカもしていません。
ワイトが奇声を上げて振り回すメスの斬撃を搔い潜ったわたしがサーベルで斬り付ければ、バカはワイトの攻撃をグラディウスの分厚く幅広な刀身で受け止めつつ、隙があればすぐさま刃を閃かせ叩きつけます。
「隙ありだオラ! 俺はどんな隙も逃さねえぞ!」
「その隙はわたしが作ったものですが」
「はっはー隙に攻撃するのは早い者勝ちだー!!」
「なるほど。では防御頼みます。あなたが攻撃を防いだ隙を突きますから」
「あっずりいぞチビガキ!?」
「早い者勝ちですから」
連携するつもりは無かったんですけど、いつの間にか私が小さな隙を作りバカがそこに渾身の一撃を叩き込む、時にはその逆にという風になってましたね。
『執刀ぅ……投薬ぅ……患部ぅ……切除切除切除ぉ怨おおおお!!!』
無論ワイトもただ攻められるままという訳でもなく、メスによる斬撃投擲または毒薬入りの注射器やその他様々な医療器具を使って攻撃してきます。ですがわたしたちはその悉くを防ぎ、それぞれの刃を振るい攻め立てました。
生者とは違いいくら血を失おうとも死ぬことはないアンデッド系モンスターを確実に倒すには、四肢をはじめその肉体を徹底的に破壊するべし。
アカデミーの授業やスレの皆さんから学んだ通りに、指を切り腕を落とし関節を砕き、そして
『怨ぉぉぉ!!——ぐぼっ!?』
「さっきから煩いですよ。それに何より、あなたの息は臭すぎます。ファブって消臭です」
大きく横に振られた腕を搔い潜り懐に入ったわたしは、その腐った息を吐く口にファ●リーズの先端を突っ込み、体内に直に消臭液を浴びせませます。
ファ●リーズの直撃を喰らったワイトは消臭浄化された口から煙を出しながら苦しみ悶え、その絶好の隙をバカは逃さず
「うおっしゃこれで仕舞だ成仏しろや! 必殺!ビックリするほどユートピア斬り!!」
『怨おオオおぉオおおぉ!?!?!?』
なんてバカ丸出しな台詞を叫びながら大上段から叩きつけた刃で、ワイトを頭から真っ二つに一刀両断しました。
『手術ぅ……失敗ィ……ご臨終、デす……』
ワイトは恨めし気な、あるいは口惜しそうな呟きを遺し、床に倒れると同度に、その体は魔力の塵と化して霧散しました。
その様を見ながら、わたしは残心を崩さず警戒を続けます。前回は斃したと思い油断した隙を突かれましたから、あの醜態を二度と繰り返してなるものかとわたしはしばし身構え続け、
「どうやら、正真正銘本当に倒したようですね」
「おいおいチビガキあったりまえだろ。なんたって俺が止めを刺したんだからな」
室内奥側、院長の机の後ろに浮かぶダンジョンコアを覆っていた障壁が消失。ダンジョンボスが倒された証であるコアを守る障壁の解除を確認して、わたしはようやく構えを解きました。あとバカのドヤ顔が大変うざいです。
「止めを刺せたのはまたわたしが隙を作ったからですけど」
「へっ。でも俺がフィニッシュを決めたのは事実だぜ。これで俺の個人評価も爆上がり。がはは勝ったな!!」
そう勝ち誇るバカに、それまで数歩離れた位置で戦いを見守っていた教官が
「言っておくがダンジョンボス討伐の評価点はパーティー全員が等分に与えられるぞ。つまりは同点だな」
「は!? マジすかなんで!?」
「ボス討伐の点数を個人別にしたら、絶対抜け駆けしよう無茶する奴が出てチームワークが崩壊するからな。そうならんようにボス戦の評価点は個人ではなくパーティー全員のものとして決めるんだ」
「うっそだろぉ……」
「それくらい事前に調べとくべきでしたねバ~カ」
がっくりと肩を落とすバカ。そんなバカにありがたい助言をしながら、わたしは障壁が解除されて操作可能となったコアへと向かいました。
コアの前に立つと、自動的にコアの表面に文字が浮かび上がります
『ボスモンスター撃破を確認。あなた方を攻略者と認めます。攻略者権限とし。て以下のコマンドを選択してください』
『【
『【
わたしはそのうちの『シャットダウン』を指でタップして選択。
『【
「あー! てっめコラっまた抜け駆けしようとしやがって! そうはさせるかってんだ!」
さっそく実行しようとした時、そう叫んだバカが駆け寄りわたしの横から指を伸ばします。結果、わたしの指とバカの指は同時に【YES】をタップしました。
『【
そのメッセージと共に仄かな燐光を放っていたコアは輝きを失い、その表面はなにも映さなくなりました。
そして
「コアの完全停止を確認。ダンジョン攻略完了。現時点を以ってダンジョン攻略試験再試験は終了とする。——両名合格だ。おめでとう」
それを確認した教官が再試験の終了を宣言。わたしたちは、見事合格しました
◆◆◆
まあ、わたしの実力をもってすれば当然ですけどね
726:名無しの探索者
祝 合 格
727:名無しの探索者
おめ
728:名無しの探索者
おめ!!
729:名無しの探索者
攻略d(≧∀≦)b成功!
730:名無しの探索者
888888888888
731:名無しの探索者
88888888888
732:名無しの探索者
おーやったやん
733:名無しの探索者
ファブ●ーズ&ビックリするほどユートピアのコンボ強っよwwwww
734:名無しの探索者
都市伝説でワイトを倒すとかそんなバナナ
( ゚д゚)ポカーン
735:名無しの探索者
ロリ様の合格を教団員一同お祝いします!!ロリ&ピース!!
736:名無しの探索者
これもワイのアドバイスのおかげやな
737:名無しの探索者
いや俺だろ
738:名無しの探索者
おいおい喧嘩すんなオレに決まってんだろ
739:名無しの探索者
なんかロリコン共の醜い争いが起こってて草
740:伝説を作る探索者
ま、まあ確かに、あなたたちのアドバイスがここまで順調に行けた要因の一つであるのは事実ですね。その、ありがとうございます
741:名無しの探索者
うーーーわーーーー(///∇///)
742:名無しの探索者
素直になれない生意気ロリがお礼を言いましたぞ!
743:名無しの探索者
聞きました奥様ねえ聞きました?
744:名無しの探索者
聞きましたわ絶対顔赤らめながら言ってますわよこれ!
745:名無しの探索者
はい極上の萌え頂きましたーー!!
746:名無しの探索者
くっはーーーー!!(あまりの尊さに全身から血を噴き出して無事死亡ワイ
747:名無しの探索者
おっと教団員の何名かが昇天しましたね。安らかな尊死顔ですよ
748:名無しの探索者
照れ照れロリかわええのうかわええのう(n*´ω`*n)
749:伝説を作る探索者
だっだれも照れてなんていません!! 勝手に決めないでください!!
750:名無しの探索者
と、本人はおっしゃっていますが?
751:名無しの探索者
うんそうだね~
752:名無しの探索者
わかってるわかってるよ~
753:名無しの探索者
我らロリっ娘教団は常にロリの言葉を信じていますよ
754:名無しの探索者
(*^ω^)ニヨニヨ
755:伝説を作る探索者
あなたたちはぁ……ッ
756:名無しの探索者
おやおやうんいけないなあ。可愛らしいのは確かだけどいい大人があまり子供をからかう物では無いよ。すまないねえ君。さあ続きを聞かせてくれないかな。ここで何事も無く終わるなら、機動型ダンジョンに突撃するなんて話にはならないはずだろう。ねぇねぇねぇ?
757:伝説を作る探索者
ええそうですね。では、予想よりも長くなってしまいましたがこれがラストですよ
◆◆◆
「うおっしゃオラやってやったぜええええええええええ!!」
「っ!? いきなり耳元で叫ばないでくださいよ」
「なんだよチチビガキ。やっと合格したんだぜ。だったら思いっきり喜ばなきゃだろ」
「ふん。わたしの実力からすればこれくらいできて当たり前です。あなたみたいに子供の様に歓声を上げるほどの事でもありませんよ」
「うーわー-相変わらず見てくれ以外は可愛くねえガキだな。いいから笑える時に笑っとけよ。じゃねえと上手く笑えなくなっちまうぞ」
「余計なお世話です。……て、いま見てくれ以外はって―――」
何やら聞き逃せない台詞を問おうとした瞬間、
「————ッ!!」
「ふぇ!?」
不意にバカの腕がこちらに伸ばされ、わたしの胸元にその掌がおもいっきり触れました。
ふにゅっと、思ったより大きくて逞しい男性の掌の感触を乳房で感じたわたしは、一瞬で顔中がぼっと熱くなって羞恥と驚愕に鼓動がドクンと跳ね上がり
「なななないきにゃりなにをしましゅかあにゃたはあああ!?——ぅあ!?」
どん!!
そのまま、後方の床に突き飛ばされてしまいました。
「痛っ!? あ、あなたいきなり何を——」
突然の事に受け身も取れず尻餅をついてしまったわたしは、お尻の痛みを感じながら抗議しようとして——それを目撃しました。
院長室の天井を突き破って現れた巨大な顎が、ダンジョンコアをその傍らにいたバカごと呑む込む光景を。
「———え?」
それは、まえにも、みたことのあるこうけいでした。
さいしょのダンジョンこうりゃくしけんで、わたしたちをおそった機動型ダンジョン。ジェット旅客機がダンジョンになったというそれが、それが、コアといっしょにかれをまるのみにして
「逃げるぞ!! 今すぐ撤退だ!」
ものすごいちからで、教官がわたしをひきおこそうとします。こわいかおで。でも、わたしのからだにはぜんぜんちからがはいらなくて、うまくたてなくて。
「立て!! 死にたくなければ立って走れ!!——……ちっ」
教官はしたうちして、わたしをそのてつのかたてでかかえあげ、へやのでぐちにむかってかけだしました。とびらをくぐりろうかをはしり、すごいスピードで機動型ダンジョンからとおざかっていきます。かれから、はなれていきます
「まって、ください……」「だめ、です……」「かれを、おいてっちゃ……」
ぼうっとするあたまでくちをうごかしてそうつたえても、きょうかんはとまってくれません。
「かれが、まだ……」
「あいつはダンジョンに呑み込まれた!! 奴から離れないと我々も二の舞になるぞ!」
「のみ、こまれた……?」
どうして
なんで
かれは
わたしを
まもるため、に……?
『パパとママが、絶対にお前を守る』
『泣かないで。絶対に、あなただけは守るから』
わたしのために、わたしをまもるために、また
『愛してるよ。ヒメナ』
『愛してるわ。ヒメちゃん』
だいじなひとが、また……ッ
「あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
いやなおもいでがあふれて、あばれて、さけんで、むねがくるしくて、あたまのなかがぐちゃぐちゃになって、そして——
「———ぁ」
◆◆◆
気が付いた時、わたしは東京アカデミーの救護室のベッドの上に寝かされていました。
傍には教官もいて、目覚めたわたしにあの時の事を説明してくれました。
どうやらわたしは、パニック状態となり過呼吸に陥った末そのまま意識を失ってしまったとのことでした。
そして、教官の更なる説明によれば、私たちを襲ったダンジョンは現在東京都の上空を飛行中、都内の各アカデミーには緊急クエストが発令され、現在複数探索者による攻略作戦が準備されているようです。
一通りの説明を受けたわたしはその後改めて検査を受け、異常なしと判断され後は自室で安静にしているようにと解放されました。
という訳で今、この文章は寮の自室で書いています。
ここまでが現状の流れですね
758:名無しの探索者
うわあああああああああああ!?
759:名無しの探索者
え、え、バカ死んだ? 死んだのこれ?
760:名無しの探索者
え……えぇ(困惑
761:名無しの探索者
マ ジ か Σ( ̄□ ̄;)!?
762:名無しの探索者
機動型ダンジョン、それも同じのに二度も襲われるとかそんなんあるぅ?
763:名無しの探索者
いやさすがにありえねえだろ……だよな?
764:名無しの探索者
確認したけど確かに前にダンジョン化したジェット旅客機の機動型ダンジョンがまた出現したみたいだな
765:名無しの探索者
ほんまや。ネットニュースで記事が上がっとる
766:名無しの探索者
ワイまさにその緊急クエスト受けようかと思ってたところや。まさか巻き込まれた学生二人ってイッチ達やったんか
767:名無しの探索者
生死不明の一名ってのがバカか
768:名無しの探索者
いや生死不明って……
769:名無しの探索者
ならその緊急クエストにロリも参加するってこと?
770:名無しの探索者
学生を緊急クエストまして機動型攻略に参加させるわけねえだろ
771:名無しの探索者
でもロリは攻略しにいくって言ってたやん
772:名無しの探索者
あっ……(察し
773:名無しの探索者
おいおいおい冗談だろ
774:名無しの探索者
え?え?どゆこと?
775:伝説を作る探索者
というわけで、これからわたしはあの機動型ダンジョンの単独攻略に挑まなければなりませんから話はここまでですね
776:名無しの探索者
はああああああああああ!?!?!?
777:名無しの探索者
えええええええええええ!!!!
778:名無しの探索者
いやいやいやいやいやいやいや
779:名無しの探索者
何言ってんだロリィ!!
780:名無しの探索者
本気? てか正気?
781:名無しの探索者
詳しく説明してください。今あなたは冷静さを欠こうとしています
782: 伝説を作る探索者
正気かとは失礼ですね。まあ確かに冷静さを欠いているのは認めますが、それ以上にわたしは本気ですよ。なんと言われようともあのダンジョンを攻略します
783:名無しの探索者
いや死ぬって
784:名無しの探索者
無理無理絶対無理
785:名無しの探索者
前回の出現時はDクラスだったけど、今はCクラスダンジョンになってるらしいやん。CクラスなんてソロでやれんのはBランクとか上位ランクの探索者くらいだぞ
786:名無しの探索者
いくら天才でも出来ることと出来ない事があるわ。これはもち出来ないやつな
787:名無しの探索者
自殺行為ってかただの無駄死にになるだけだって
788:名無しの探索者
バカの仇を討ちたいってのは立派だけどこれは単なる無謀だぞ
789:名無しの探索者
せやせや
790:伝説を作る探索者
仇討ち? いいえ違いますよ。
これはリベンジです。わたしから何かを奪う機動型ダンジョンを、今度こそこの手で攻略するんです。わたしはもう守られているだけのわたしではないと、もうあの頃の何も出来ない自分ではないと、自分自身に証明しなければいけないんです。そうしなければ……悔しくて苦しくて……耐えられないんですよ……ッ
791:名無しの探索者
いやまあ気持ちは分からんでもないけど
792:名無しの探索者
身を挺して守ったバカの犠牲を無駄にするのか
793:名無しの探索者
それで死んだらバカが浮かばれねえぞ
794:伝説を作る探索者
それに関してですが、まだ死んだとは決まっていませんよ
795:名無しの探索者
は?
796:名無しの探索者
いやいや目の前で機動型ダンジョンに喰われたんだろ
797:名無しの探索者
辛いだろうが落ち着いて現実を受け入れよ
798:伝説を作る探索者
あなた達こそわたしの報告をもう一度見直しなさい。私が見たのは顎から口の中に『吞み込まれる』光景です。嚙み砕かれたのでも噛み千切られたのでもありません
799:名無しの探索者
は?
800:名無しの探索者
いやそれが何だよ。どの道喰われたのには違いないだろ
801:名無しの探索者
ああうんなるほどそういうことか。確かに丸呑みであるのなら話は別だねえ。過去のケースから見ても可能性は低いが在り得ない話じゃあない
802:伝説を作る探索者
話の分かる人もいるようですね。ええ、同じように機動型ダンジョンの口の中に飲み込まれた者がダンジョン内部に移動していたというケースが過去にいくつか報告されています。これは機動型ダンジョンの中には正門とは別に、その口の中がもう一つの入り口となっているタイプが存在するからです。巨大生物の口から体内に侵入するという伝承が物語が古今多く在り、ダンジョンと化す際にそのデータが使われるからなど諸説ありますが、今回もまたその可能性があるというのは事実です
803:名無しの探索者
あだから生死不明なのか
804:名無しの探索者
なるほど
805:名無しの探索者
でも言いたかないけど、それってあくまで可能性の話だろ
806:名無しの探索者
確証も無いのに命かけるのはアカンて
807:伝説を作る探索者
そうですね。たしかにこれはあくまで可能性の話です。ですが、わたしはあのバカが死んだとは思えないんですよ。だって、あのバカはわたしに何度叩きのめされても負けを認めず挑んでくるくらい往生際が悪いバカですから。潔く死ぬはずありません。きっと今もダンジョンの中で無様にバカやって足掻いてますよ。
だから強くて優しいわたしは助けてやりに行くんです。あのバカは全く世話が焼けるバカですが、不本意ながらわたしのパートナーですから
808:名無しの探索者
イッチ……
809:名無しの探索者
ロリェ……
810:名無しの探索者
(´;ω;`)ブワッ
811:伝説を作る探索者
あ、いえパートナーといってもあれですよあくまで単なる同じパーティーのパートナーという意味ですからね!
812:名無しの探索者
お、おう
813:名無しの探索者
分かってるよツンデレ
814:名無しの探索者
落ち着けツンデレ
815:伝説を作る探索者
誰がツンデレですか!! まあそういう訳なので今からダンジョンに突撃する方法をパパッと見つけて攻略を開始します
816:名無しの探索者
て肝心の方法が無いんかい
817:名無しの探索者
まあそらそうだ
818:名無しの探索者
東京の上空を現在移動中の巨大ダンジョン、しかも周囲には護衛としてワイバーンとかの飛行型モンスターが複数展開しとる。そこに単独潜入するなんて上位ランクでも難しいわ
819:名無しの探索者
まあな。だから今回の緊急クエストもまずはダンジョンをどうにか地上まで引きずり下して動きを止めてから複数パーティーからなる攻略部隊が突撃するっつう機動型ダンジョン攻略の正攻法で行くっていう方針になってるし
820:名無しの探索者
ならそもそも心配することは無かったか
821:名無しの探索者
ロリの無念は分かるけど杞憂に終わってほっとしたわ
822:名無しの探索者
単独で潜入する方法なんて今から都合よく見つかるはずないから、ここは諦めて大人しく大人たちに任せな
823:名無しの探索者
せやせや。そうしろやロリ
824:名無しの探索者
命あっての物種だぞ
825:伝説を作る探索者
あーもううるさいですよ。もしかしたらあなた達なら何か名案があるかもとここまで話しましたが無駄だったようですね。いいですわたしは天才ですからなんかこう画期的な方法を思いついてみせますから!
826:名無しの探索者
いや無理だろ
827:名無しの探索者
こういうとこやっぱガキだよなぁ
828:名無しの探索者
ああうんいやはやなんとも素晴らしい。その意気や良し胸を打たれた感動したよ。うん、ならばこの私でよければ条件付きだか力を貸そうじゃあないか
829:名無しの探索者
は?
830:名無しの探索者
え?
831:名無しの探索者
なんだこいつ?
832:伝説を作る探索者
なんです? 力を貸すとは、何か良い方法があるんですか?
833:名無しの探索者
ああうんあるよあるともさ。まあ少しばかり荒っぽくなるかもだが、君を遥か上空の機動型ダンジョンまで送り届けるというオーダーを叶える方法に一つ心当たりがあるよ
834:名無しの探索者
おいおいこいつまさか
835:名無しの探索者
さてさてうんさあどうかな。一つだけ条件さえ飲んでくれるのなら、力を貸すよ
836:伝説を作る探索者
いいでしょう。怪しくはありますが、今は何より時間が惜しい。あなたの言葉に乗ってあげますよ。で、そんなあなたは何者なんですか?
837:名無しの探索者
私かい? 私は単に未知と知識で気持ち良くなりたいだけのただの知りたがりさ。まあちょっとばかり個性的な、ね
お読みいただきありがとうございます。ダンジョン突入までを一話でやろうとしたら案の定めちゃんこ長くなってしまった作者です。
そんなこんなで時間もかかってしまいましたがようやく投稿できました。ダンジョン突入の具体的な方法をどうするか悩んだけど、とりあえずまた例の変態の力を借りることにしました。変態は狂言回しとして優秀だな。展開で困った時はまた使おう(おい
スペースが余ってしまったので裏話的なのを一つ。ヒロインのロリですが、感想欄で自分ののイメージが某FGОの妖精騎士ランスロットになってるという感想をもらいましたが、作者的にはぶっちゃけビジュアルはその通り妖精騎士ランスロットと対魔忍の七瀬舞を足して二で割った感じにイメージしてます。やっぱり半分くらいはわかっちゃうもんなんですねぇ
※ちなみに七瀬舞さまとはソシャゲにおいて全対魔忍の中で最も助っ人として頼られ、実装されてウン年が経とうと未だ最前線で活躍するウルトラスーパー対魔忍なお方であります。作者は舞さまを崇め奉り純愛回想を全裸待機しているのであります(ノuωu)ノアリガタヤ