ダンジョン探索者は今日も掲示板で駄弁っている 作:どるふべるぐ
681:名無しの探索者
ダッチワイフww
682:名無しの探索者
ちょwwまwwww
683:名無しの探索者
なんwwでwwwwだよwwww
684:名無しの探索者
アイエエエ!? ダッチワイフ!! ダッチワイフナンデ!?
685:名無しの探索者
未知(ダッチワイフ)との遭遇
686:名無しの探索者
おいやめろコーラ吹いちまったじゃねえかww
687:名無しの探索者
くっそ画面がお茶まみれになったし!!
688:名無しの探索者
唐突なダッチワイフに草不可避
689:名無しの探索者
廊下の長い扉を抜けるとダッチワイフだった。By川端康成(嘘
690:名無しの探索者
ええぇ……(困惑
691:名無しの探索者
( ゚д゚)ポカーン
692:名無しの探索者
なぁにこれぇ?
693:伝説になる探索者
おうおうやっぱ戸惑ってんなあスレ民。チビガキもそんなんやったで。
◆◆◆
「ダッチ……? 何ですかそれは?」
「ふっふっふ。ガキんちょにはまだ分らねえだろうなあ。俺はばっちり知ってるぜ(ドヤァ」
「……本当ですか? モンスターの図鑑には一通り目を通していますがこんなのは載っていませんでしたよ」
案の定こいつが何なのか知らないらしいチビガキは疑いの目で俺を見てくる。ふっふっふ。ならここは親切な俺が無知なガキんちょに教えてやろうではないか(年上ムーブ
つうわけで俺がダッチワイフについてザックリじっくり懇切丁寧に教えてやると
「……? ……??! ――っ!?」
◆◆◆
最初はよう分かっとらんかったようやったが、理解した瞬間ボッと頬を赤くして絶句しとったわww
694:名無しの探索者
おいこらロリに何てことしてんだよ!
695:名無しの探索者
いたいけなロリにいかがわしいことを教え込むとか……いいぞもっとやれww
696:名無しの探索者
これはさすがにセクハラでは?
697:名無しの探索者
>>696
敵のデータを知ることは大事だろ。だからこれは必要なことなので仕方ないんだよなぁ
698:名無しの探索者
せやせや仕方ない。エッチなこと聞いたロリが羞恥で赤面すんのも仕方ない事なんや
699:名無しの探索者
かー仕方ない! 仕方ないなあ赤面ロリかわええなあ!
700:名無しの探索者
カワ(・∀・)イイ!!
701:名無しの探索者
そしていよいよ始まるロリ&バカVSダッチワイフの最終決戦!
702:名無しの探索者
改めて言葉にするとなんだこれ
703:名無しの探索者
絵面カオス過ぎィ!!
704:名無しの探索者
ファイ!
705:伝説になる探索者
◆◆◆
「お? なんだチビガキいっちょまえに恥ずかしがってんのかあ? ま~そうだよなガキんちょには大人の玩具はまだ早いよな~。あんなのとは戦えないってんなら引っ込んでていいぜ。俺がサクッと倒してやっからよ」
「っ……問題ありません。 あれが何であれ関係ありません――倒すだけです」
そして火蓋を切った俺とチビガキとダッチワイフの戦い。
速攻で片をつけたろ思ってたが、どっこいそう簡単にはいかなかった。アホらしいナリでもやっぱボス。ダッチワイフは思いもよらん強敵だった。
これまで全ての敵を一撃で仕留めてきたチビガキの斬撃をぬるりと避け、俺の剣を棍棒みたいに握った竿長バイブで受け止めて、攻撃に移ればバイブを振り回しオナホをぶん投げさらには何故かプロレス技で攻めてくる。アダルドグッズで戦うとかアホかと思うけど実際は洒落にならん。攻防ともにゴブリンはもとよりオークとすら段違いの強さに、俺とチビガキは二人がかりでも押し切れず互角がやっとだった。
特にプロレス技が厄介で、飛びつきからのフランケンシュタイナーをくらって脳天から床に激突した時は意識が一瞬飛んだぞ。反射的に転がって距離をとったんで追撃のストンプは避けれたが少しでも遅けりゃやられてたな。
「ちっ……そのままダウンしてればいいのにバカはしぶといですね」
「たりめーだテメーを分からせるまでやられてたまるか。……にしてもなんで大人の玩具がボスモンスターなんだよふざけんじゃねえぞ」
思わずついた悪態に、教官が解説してくれる。
「ゴーレム……いや、リビングドールか。おそらくオリジナルはこの部屋の主が所持していたものだろう。ダンジョンコアがそのデータを読み込み、それを元に生み出したというところか」
◆◆◆
706:名無しの探索者
そういやここって若い男が一人で暮らしてたって……
707:名無しの探索者
男の孤独な一人暮らし……部屋にいるのは自分とダッチワイフだけ……
708:名無しの探索者
(´;ω;`)ブワッ
709:名無しの探索者
やめろ……それ以上言うんやない…っ
710:名無しの探索者
ヤメテ……ヤメテ……共感しすぎて心が痛いの…っ
711:名無しの探索者
スレみんにつうこんのいちげき!
712:名無しの探索者
そういやワイも気が付きゃアラフォーか……年取ったら一人の部屋はえらい広く感じるなぁ
713:名無しの探索者
>>712
ヤメロオオオオオオ!!(号泣
714:名無しの探索者
に、にしてもダッチワイフやるなあ(露骨な話題変更
715:名無しの探索者
せ、せやな~やっぱプロレス技が得意なんやな~
716:名無しの探索者
そ、そりゃまあ夜のプロレスで鍛えてますから夜の
717:名無しの探索者
つか倒せんのこれ?
718:名無しの探索者
やっぱDクラスダンジョンは一年にはまだキツかったか
719:名無しの探索者
ダンジョンそのものが襲ってきて中に入るんも苦労する機動型ダンジョンよかマシとはいえなぁ
720:名無しの探索者
そりゃ機動型に比べたら攻略は楽だろうけど、でも二人がかりでこれとなると……
721:名無しの探索者
つかそもそもここまでの流れ見る限りこいつらろくに連携とってないよな
722:名無しの探索者
最初から対抗心バリバリでチームワークもくそも無かったし
723:名無しの探索者
実質ソロ二人やからなぁ。むしろこれでボスまで行けたんが奇跡ちゃう?
724:名無しの探索者
もしかしてこれこのまま攻略失敗の流れじゃ……
725: 名無しの探索者
うせやろここまで来て
726:名無しの探索者
やだー! ロリの分からせが見れないなんてやだー!o(T□T)o
727:名無しの探索者
いうてもどのみちこのままじゃジリ貧やで
728:伝説になる探索者
やっぱお前らもそう思うよなあ。ぶっちゃけこん時のワイらもそうやった。このままじゃあかん。勝つにはもう何でもやるしかねえってな。
◆◆◆
「ハァ……ハァ…ッ…おいチビガキ」
「ふぅ、ふぅ……なんですかバカ」
ここまでの戦闘ですっかり息の上がった俺が声をかけると、横のチビガキは答えた。こいつも疲れてんのか肌を上気させ、白い髪をにじんだ汗で頬に張り付かせ唇からは荒い息を吐きながら、それでも戦意を失っとらん碧の瞳が俺を見る。
「今は…ふぅ…あなたに付き合っている暇なんて…っ…ないんですけど」
「ハァ……そういわずに付き合えよ。あいつを倒したいならな」
「……なにか作戦でもあるんですか?」
「いやねえよ(キッパリ」
「(……はぁ)バカに期待した私がバカでした」
「うるせえ最後まで聞きやがれ。――こっから俺は残りの体力度外視して全力で攻める」
「それじゃ今までとほとんど同じじゃないですか。それで勝てるとでも?」
「まあ勝てねえだろうな。それでも我武者羅にやりゃあちょっとの隙くらいは無理やり作れるはずだ。……それをチビガキ。テメーが突いて仕留めろ」
「……は?」
「連携してやるって言ってんだよ。どのみちこのままバラバラにやってたらこいつは倒せず試験は失敗で俺たちの勝負もお流れだ。そうなるくらいなら癪だがテメーと合わせてやる。で、テメーはどうするチビガキ? やるかやらずに終わるか。答えろよ」
そう問いかけると、チビガキは沈黙してしばし瞼を閉じた。考え込んどるのか、それとも単に息を整えているだけなのか。俺がその答えを待っとると、チビガキは静かにその瞼を開けて、
「――はぁ。まったく、確かにこれは作戦なんてとても呼べないものですね。……ですが、やらないよりはマシでしょう。ええまったく心の底から嫌々ですが、今だけはあなたに合わせてあげますよ」
◆◆◆
つうわけで、ワイとチビガキはこの場限りで連携組むことにしたんや。
729:名無しの探索者
おっ
730:名無しの探索者
おおおっ!
731:名無しの探索者
協力展開キタコレ!!
732:名無しの探索者
強敵を前にいがみ合ってた二人が力を合わせる胸熱勝ちフラグじゃねえか!
733:名無しの探索者
定番だがそれがいい!!
734:名無しの探索者
え、これ勝てる? 勝てる流れなの?
735:名無しの探索者
>>754
少なくとも状況は変わるやろ。これで勝てるかどうかはイッチ達次第やがな
736:名無しの探索者
問題は上手く連携できるかやなぁ
737:名無しの探索者
いや。なんだかんだでここまで二人で戦ってきたんや。きっと通じ合うモンができてるとワイは信じとる
738:名無しの探索者
今だけは心を一つにするんやでイッチ
739:名無しの探索者
二人で力を合わせて倒してくれや!
740:名無しの探索者
ワイらは信じるで。二人ならやれるってなあ!!
741:名無しの探索者
ワイもパンツ脱いで応援しとるでえええええええええ!!
742:名無しの探索者
>>741
だからテメーはパンツ穿けええええええええ!!
743:伝説になる探索者
◆◆◆
「んじゃ行くぜ。俺が全力で斬りかかるから。隙が出来た瞬間に殺れ。――しくじるんじゃねえぞチビガキ」
「あなたこそいくら雑魚だからって隙を作る前にやられないでくださいよバカ」
「はっ。言ってろ――よッ!」
そして俺は床を蹴り、剣を構えてダッチワイフに突撃した。
もう体力はだいぶ消耗している。息は上がり心臓は痛いくらいに暴れてたが、とにかく全力で剣を振り上げ斬りかかる。とにかく何でもいいから隙を作れば勝てる。このムカつくチビガキが仕留める。そう信じて駆ける俺の背中に
「とう」
チビガキのドロップキックが直撃した。
◆◆◆
744:名無しの探索者
え
745:名無しの探索者
は?
746:名無しの探索者
うん?
747:名無しの探索者
え? え?……えぇ?
748:名無しの探索者
Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ!
749:伝説になる探索者
◆◆◆
「ぐぶぉっ!?」
ちっこい体のわりにえらく勢いの乗ったドロップキックの衝撃に、俺は堪らず苦悶の声を上げて前方へと蹴り飛ばされた。あまりにも突然のことだったから俺はもちろんダッチワイフも完全に予想外だったんだろな。そのまま俺は正面のダッチワイフに全身で激突して折り重なるようにぶっ倒れた。
そんで俺に圧し掛かられて身動きの取れなくなったダッチワイフの首を
「はい止めです」
キックから軽やかに着地したチビガキがヒョイと撥ねやがった。
これにてダッチワイフ撃破でめでたしめでたしってんなワケねえだろ。
「くぅっ、痛でで……って何すんじゃこのチビガキぃ!?」
キックのダメージでジンジン痛む背中をさすりながら起き上がった俺は、さっそくこのクソガキメスガキチビガキ畜生にガチ抗議した。
するとあんのチビガキは涼しい顔で
「何って、あなたを有効利用しただけですよ」
「有効利用だあ!?」
「おかげで狙い通り隙を作ってアレを倒せました」
「そりゃ確かに倒せたけどほかにやりようはあったろ! つうかそもそも隙は俺が作るって言ったじゃねえかよ!!」
青筋浮かべてそう詰め寄る俺にチビガキが返したやがったのは、触れる者みな傷つける氷の刃のような瞳と凍えるように冷たい声だった。
「私があなたを――他人なんてアテにするわけないでしょう? 私が信じるのは私の力だけ。……結局最後に頼れるのは、自分だけなんですから」
そう語るそいつは確かに心の底からムカつく、ああムカつくが……同時に何となく寂しげに思えたんは気のせいだろうか。
「とはいえ、まあ今回ばかりはあなたがいなければ倒せなかった可能性が高かったというのは事実。バカと鋏は何とやらと言いますがその通りですね」
うんやっぱ気のせいだなこいつは一発殴らなアカン(カッチーン★
◆◆◆
750:名無しの探索者
ヒデェ……
751:名無しの探索者
連携? なにそれおいしいの?
752:名無しの探索者
もとから力を合わせる気ゼロやないかーい
753:名無しの探索者
それでも勝てたんだからまあ正しいっちゃ正しいかもしれんけどさぁ……
754:名無しの探索者
うーんイッチもクソやがロリも大概やなぁ
755:名無しの探索者
そら友達いねえはずだわ。ここまで他人を拒んでちゃ
756:名無しの探索者
ボッチはボッチでも自分一人で生きていく系の奴かぁ
757:名無しの探索者
孤高っちゃ孤高やけどいくら何でも
758:名無しの探索者
さすがにイッチが哀れやなぁ……
759:名無しの探索者
そうか? ロリのドロップキックとかご褒美だろ
760:名無しの探索者
その上絶対零度の眼差しで貶されるとか感謝しかない
761:名無しの探索者
無敵かよロリコン共
762:名無しの探索者
今初めてロリコンが羨ましくなったわ
763:名無しの探索者
とはいえこれはもう勝負は決まったなぁ
764:名無しの探索者
評価する上でボスは当然最高得点や。もともとスコアに差があったんを考えると……
765:名無しの探索者
絶望的やね。もうボスも倒したし後はコアを停止するだけや逆転なんてどうあがいても無理でイッチの負け決定やね
766:名無しの探索者
まあなんだかんだここまで楽しませてもらったわ
767:名無しの探索者
これで終わりかーーくっそーーー
768:名無しの探索者
ロリの分からせ……見たかったなぁ(´・ω・`)
769:名無しの探索者
ゆうてもこれ以上どうにも出来へんやろ
770:伝説になる探索者
と、思うやろ?
771:名無しの探索者
ん?
772:名無しの探索者
なに?
773:名無しの探索者
どういうことやイッチ?
774:名無しの探索者
まさか……あるんか。こっからのどんでん返しがッ
775:名無しの探索者
え? マジで? マジで?
776:名無しの探索者
釣りやないよな? そうやないって言えやイッチィ!!
777:伝説になる探索者
もちろんワイはこんなとこで終わる男やないで。勝負はまだ終わってないんや!
◆◆◆
「……おかしい。コアのシールドが解除されていないだと?」
俺とチビガキが睨みあっとる中、ふと教官が宙に浮いとるダンジョンコアを見つめながら訝しげに呟いた。
困惑交じりのその言葉に、俺がどういうことかと聞くと
「授業で教えたはずだぞ……。未攻略ダンジョンのコアは外部からの干渉を防ぐために表面にシールドを張っている。これを解除することで初めてコアへのアクセス及び操作が可能となるわけだが――」
「……どういうことですか? ボスを倒したら自動で解除されるはずですよね」
「コアがぶっ壊れてんじゃねえか? システムならバグることもあんだろ」
「確かに、それも考えられるな。それかもしくは……」
「もしくは?」
「――まだボスは倒されていないかだ」
教官がそう言った瞬間だった。
チビガキの足元、首から上を失って床に転がっとるダッチワイフの胴体から、青白い影がブワッと飛び出した。
その不気味な青白い影。揺らめき苦悶する人の顔がうっすらと見えるそれは、俺らが何度も見てきた
「レイス!?」
これまで相手してきたどのレイスよりも悍ましく陰鬱で、なにより危険さを感じさせるこいつは……間違いない。こいつこそがこのダンジョンの本当のボスだ……ッ!
予想外の事態に、動揺で一瞬固まっとったチビガキはハッと我に返り距離を取ろうとするも、ギリギリで間に合わない。レイスはそのままチビガキに覆い被るようにそのちっこい身体を押し包み、そして吸い込まれようにその中に入っていった。
途端、チビガキがいきなり苦しみだす。
「ちっ――おいコラしっかりしねえかチビガキ!」
顔を真っ青にしてビクビクと身をよじるチビガキに、俺は舌打ちしながらも咄嗟に駆け寄ろうとして
「ぐっ、くっ……――ぅああ!!」
「うぉっ!?」
苦しげな声とともに振るわれた刃を間一髪で避けた。
斬り飛ばされた数本の前髪が宙に散り、あと数舜遅ければ頭を両断されていただろう事実に背筋がゾッとする。だけでなく助けようとしたら斬り付けられた事ににムカッと来た。
「テメっ……チビガキ何すんだ!? ドロップキックの次は斬りかかるとか殺す気か殺す気なんだなキレやすい10代め!!」
「ちがっ…ッ……くぅぅっ……身体が、勝手にぃ……っく!!」
思わず怒鳴ると、幼い美貌を苦しげに歪め掠れた声で答えるチビガキ。その小さな体は不自然にガクガクと震え、細い手足が強張っている様子は、まるでパペットが操り糸の動きに必死に抗っているかのようだった。
「……チビガキ、まさかテメエ」
「――レイスに憑依されているな」
その異常の答えを教えてくたのは、俺らから一歩離れた位置で厳しい眼差しでチビガキを観察してた教官だった。
「おそらくは最初から、あのリビングドールに予め憑依して潜み、それが破壊されたタイミングでボスを倒したと思い油断しているだろう我々に憑りつく気だったんだろう。そしてまんまと人質兼傀儡を手に入れたというわけだ。してやられたな」
そう小さく苦笑しつつ
「で、どうする? レイスはあいつを操る事で私たちに同士討ちさせるつもりだろうが、手に負えないなら私が対処するぞ。ただしその場合は自力での攻略が出来なかったとして試験は不合格となるがな」
実際、上位探索者だろう教官の実力は相当なモノだろう。涼しげな美貌に刻まれた深い傷痕。その左肩から先は鋼鉄の義手であり、今も自然体だってのに全く隙が無い歴戦の強者の佇まいのこの人ならチビガキを一切傷つけずレイスだけを撃破できるかもしれねえな。
だからかあくまで冷静に問う教官に、だが俺はこう答える。
「……教官。一つ聞きたいんすが。アレを俺が倒せば俺のスコアになりますよね?」
「そうだな。真のボスがあのレイスだった以上、そちらを倒した者にボス撃破の評価が与えられる」
「だったら――それ、俺がもらいます」
ニヤリと、自然と唇が吊り上がる。疲労困憊の体に力が蘇るのを感じる。ゲーム終了かと思いきやまさかのチャンスが来たんだからなぁ。これはもうやるしかないだろ。
「俺がボスを倒してスコア大量ゲットで逆転大勝利。やってやりますよ。俺はこいつを分からせなきゃいけないんすからね」
◆◆◆
778:名無しの探索者
うおおおおおおおおおお!!
779:名無しの探索者
まさかのラストチャンス到来いいいい!!
780:名無しの探索者
よもやよもやだ
781:名無しの探索者
まだだ! まだ終わらんよ!
782:名無しの探索者
ホントに終わってなかったww
783:名無しの探索者
真ボス登場にワイ歓喜
784:名無しの探索者
イッチの悪運が強いのかそれともロリの運がなさすぎるのか
785:名無しの探索者
>>784
いやこれはイッチの諦めの悪さが引き寄せたチャンスやろ
786:名無しの探索者
>>784
きっとロリの分からせを望む我らロリを愛する者たちの祈りが届いたのでしょう
787:名無しの探索者
ロリ&ピース+.゚(´▽`人)゚+.゚
788:名無しの探索者
ロリ&ピース*。・+(人*´∀`)+・。*
789:名無しの探索者
いやピースではないやろ
790:名無しの探索者
しかしこれが正真正銘最後のチャンスやな
791:名無しの探索者
これに失敗すれば不合格で分からせはパアや。そんなん認めんで
792:名無しの探索者
イッチの分からせをこの目で見届ける。そのためにワイらはここまで付いてきたんやからな
793:名無しの探索者
そのためにワイはパンツ脱いどるんやからな
794:名無しの探索者
勝て。勝ってくれイッチィ……!
795:名無しの探索者
そしてロリのエッチな分からせ画像を我らに与えたまええええ!!
796:名無しの探索者
やっちまえイッチ。そのための勝算はどうせあるんやろ?
797:伝説になる探索者
あ た り ま え や
◆◆◆
つうわけで俺はチビガキへともっかい近づいてった。さっきと違って油断せず、いつでも攻撃が来ても対処できるように身構えながら近づく俺を、チビガキの碧い瞳が睨みつける。
「はぁっ……な、んですか…ッ…あいにくと今は、この身体を抑えるのに忙しいのでッ……あなたに構っている暇は……ないんですけど……ッ」
レイスに憑依され、操られようとしてる身体を必死に抑え込んでるんだろうな。額に大量の汗の粒を浮かべ歯を食いしばりながら耐えとるチビガキは、それでも憎まれ口だけは相変わらずだった。
「おうおう良い様だなチビガキ。調子こいて油断すっからそうなんだよ」
「……ちっ。あなただって……気づかなかったくせに……ッ」
「俺はいいんだよ。だってこれからその始末を手前でつけるんだからな」
「……っ。バカなあなたに、何ができるんですか…ッ…」
「この試験をクリアしてテメエを分からせる事がだ――よっと!」
言うと同時、俺は腰のポーチから取り出した聖水をチビガキにぶっかけた。
「わぷっ!? な、なにを……ッ!?」
「ちっ。やっぱ体の表面だけ濡らしても中にいる奴には届かねえか」
ワンチャンこれでイケるか思ったが効果なし。やっぱ本場で聖別されたでもないなんちゃって聖水だし、直接霊体にでも浴びせん限りはこんなもんだろ。
ならやっぱ、まずはこのチビガキの中から追い出さねえとなぁ。
「な!? なんで近づいてくるんですか…ッ…また斬られますよっ!」
「おいチビガキ。今からテメエの中の奴を叩き出してやるから――歯ァ食い縛れ」
「は……?――ひぐっ!?」
意味が分からんかったんだろうな。俺のセリフにぽかんとするチビガキーーその腹に、俺は握り拳をブチ込んだった。
◆◆◆
798:名無しの探索者
からの~
799:名無しの探索者
腹パン♪Ю―(^▽^o) ♪
800:名無しの探索者
いやいきなり何してんのイッチぃ!?
お読みいただきありがとうございます。
世の中には明日投稿すると言いながら一週間遅れるゴミ人間がいるらしいですね。はい自分です。存分に罵ってください(土下座)
その上長くなったので途中投稿するというやらかし。いやー掲示板形式て文字数の調整が難しいのなんの。正直ほぼセリフだけやから楽やろとか思ってた過去の自分にドロップキックしたいですね。
とはいえ続きは今度こそ予定通り死に物狂いで今夜投稿します! できなかったら全裸土下座する覚悟です。でも野郎の全裸とが誰得なのでかわりにロリを脱がします!
そうならないよう頑張りますのでしばしお待ちください。でわ
ざっくり解説
『腹パン』
腹部へのパンチ。エロ業界では生意気メスガキを分からせる必殺技。変態紳士のたしなみであり、たぶん今この瞬間もどこかで多くのメスガキが分からされている。