ネーナ・トリニティに憑依したけど死にゲーでは?   作:砂岩改(やや復活)

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やってんやんぜ、こらぁ!

 

 アロウズ艦隊と接触したマイスターたちは各自応戦を繰り返し、順調に戦果を挙げていく。

 

「圧縮粒子全面開放!」

 

「皆、派手にやってるわね!」

 

「ネーナ!」

 

 アインもアヘッドやジンクスⅢを次々と撃破していくと背後に回ったアヘッドが襲ってくるがツヴァイのGNバスターソードで真っ二つにされる。

 

「ナイス!」

 

「なんだ?敵艦が」

 

 アロウズの巡洋艦3隻がプトレマイオスⅡに向けて特攻を仕掛けてきていた。

 

「ネーナ、敵艦隊を頼める?」

 

「了解!アニュー!」

 

「分かったわ」

 

 ツヴァイの粒子ケーブルをアインのバックパックに接続させ粒子を供給、本来ならトランザムを使えば単機で可能だがまだここは前哨戦、粒子を無駄使いしたくない。

 

「接続完了…粒子供給量、規定値越えを確認」

 

「了解、ハイメガランチャー発射!」

 

 アインから放たれたビームが特攻していた敵艦隊を護衛についていたジンクスⅢごとなぎ払う。

 

「よし!…ん?」

 

 破壊された敵艦から何かが漏れでて宙域を覆い尽くす。

 

「粒子撹乱か!」

 

「まじ?」

 

 そんな話があったような気がするが覚えてない。転生前と言っても5年も前の話だ。こう言う細かい話は覚えていないのだ。

 と言うか武装が全部ビーム兵器なアインにこの戦法はキツすぎる。

 

「ヤババ!」

 

 アロウズ艦隊から放たれるミサイルの嵐に回避しかとれないアインを援護するツヴァイ。 

 

「ミサイルの残りが!」

 

「敵の数が多すぎる…来る!」

 

 セラヴィーに迫るジンクスⅢを両断するツヴァイはジンクスⅢが持っていたランスをアインに投げ渡す。

 

「サンキュー!」

 

「くそっ、突破されたぞ!」

 

 プトレマイオスⅡに敵部隊が接近するがこちらもミサイルの嵐で身動きが取れない。

 

「アロウズ雑魚とか思っててごめんなさい~」

 

 嘆きながらランスでアヘッドを貫くネーナだったが援軍に現れた。

 

「カタロンに…連邦軍?」

 

「援軍きたぁ!」

 

 カタロンたちの対応に追われているアロウズ艦隊に向けて突撃、ダブルオーがアロウズ艦隊旗艦を撃沈させる。

 

「アニュー、艦隊の中央を突破するわ」

 

「了解!」

 

 アインのGNランチャーで敵艦を沈めるとアニューもGNバスターソードで敵艦のブリッジを真っ二つにする。

 

「ガンダムは母艦の防衛に専念せよ。繰り返す、ガンダムは母艦の防衛に専念せよ」

 

「これは?」

 

「アニュー、トレミーに戻るわよ!」

 

「う、うん!」

 

「全部隊に告ぐ!即座に回避行動を取れ!来るぞ、攻撃が来る!」

 

 少し焦っているような刹那の口調に驚きながらもネーナは記憶を探る。確かソレスタルビーイングにはメメントモリが装備されていたはず。

 

「まずっ!メメントモリ級の攻撃が来るわ!」

 

 ネーナの言葉にラッセが大きく舵を切る。すると月側から巨大なビームがアロウズ艦隊とカタロンの輸送艦をなぎ払う。

 

「ったく、ガンダムは好きよね。戦略兵器が!」

 

 プトレマイオスⅡに一旦、着艦したアインとツヴァイは光学迷彩を解除したコロニー型外宇宙航行艦ソレスタルビーイングを見る。

 

「各艦に通達します。我々、ソレスタルビーイングはこれより、敵大型母艦に進行し、そこにある量子型演算システム、ヴェーダの奪還作戦を開始します。ここにここまで協力してくれた多くの方への感謝と戦死された方々に哀悼の意を表します」

 

 プトレマイオスⅡは再加速、カタロンと連邦軍を置いて、ソレスタルビーイングに向かう。

 

「ヴェーダを奪還、最悪破壊してでも敵母艦の動きを止めるのよ!」

 

 粒子節約のためにアインはダブルオーに、ツヴァイはケルディムに掴まり、プトレマイオスⅡより先行する。

 

「皆、行きましょ。私達が世界を変えた事への償いを、そのケジメを付けましょう。イノベイターの支配から世界を開放し、再び世界を変えましょう。未来のために!」

 

「ラストミッション、スタート!」

 

ーー

 

 ソレスタルビーイング表面に設置された無数の砲台を破壊していくが数が多すぎる。

 ある程度、砲台を破壊しているとものすごい数のモビルスーツが現れる。

 

「あれは!」

 

「ガガ!?」

 

 GNランチャーでガガを破壊するが圧倒的な物量に対応しきれない。

 アニメを見ているときは馬鹿みたいな戦術だと笑っていたが実際にされるとこれはかなり凶悪な戦術だ。

 

「トランザムで一気に加速、突入するわよ!」

 

 カタロンと連邦軍の援護もあって突入に成功したプトレマイオスⅡはソレスタルビーイングの艦船ドック侵入を果たす。

 

「戦術通り、散開して敵母艦に侵入する」

 

「了解」

 

「了解!」

 

「アニュー!」

 

「えぇ!」

 

 セラヴィー、ダブルオー、ケルディム、アイン、ツヴァイは散開しソレスタルビーイングの侵入ポイントを探し始める。

 

「アニュー、先にヴェーダを抑えましょう。それならモビルスーツは…」

 

「行けよ!ファング!」

 

「っ!」

 

「ネーナ!」

 

 ソレスタルビーイング地表で突入地点を探していたネーナとアニューはファングによる奇襲を受ける。

 背後から現れたアルケーのGNバスターソードを受け止めるツヴァイ。

 

「随分、懐かしい機体に乗ってるじゃねぇか。お嬢様ちゃん!」

 

「お陰さまでね!」

 

 つばぜり合いをする2機にランチャーとブラスターの一斉砲撃を加えるアイン。

 原作通りに通路で待ち構えていればトランザムからのGNハイメガランチャーで逃げる場もなく殺せたのにそれを見越して出てきたわけか、やっぱりサーシェスの戦闘センスはズバ抜けてる。

 

「ちょいさ!」

 

「きゃあ!」

 

 アインの砲撃を避けると同時に爪先のビームサーベルでツヴァイの左脚を切り飛ばす。

 それで離れたと思えば即座にツヴァイに接近して来るのをネーナが割り込みビームサーベルで受け止める。

 

「ぐっ!」

 

「行きなさい、ファング!」

 

 ネーナとサーシェスが接近戦を繰り広げている間にアニューもファングを展開しアルケーに向かわせるがファングが突然動きを止める。

 

「なに!?」

 

「GNステルスフィールド。アニュー、ドライが居るわ気をつけてっ!」

 

 そんな事を言う間にアルケーが爪先のビームサーベルで回し蹴りをしてくるためにフィールドを展開し防ぐがそれで大きく後退してしまう。

 

「ネーナ。後ろ!」

 

「っ!?」

 

 飛ばされた先にはビームサーベルを持って突っ込んでくるドライの姿。ステルス奇襲、自分で考えて設計したから言うが嫌な機体に仕上がってる。

 

「あぶねぇ!」

 

「ロックオン!」

 

 ケルディムによる狙撃でドライのステルスフィールド発生装置が破壊される。

 

「このっ!邪魔してくれちゃって!」

 

「コイツは私に任せて!」

 

「アニュー!」

 

 バスターソードでドライとつばぜり合いしながら引き離すアニュー。

 

「私は大丈夫!ライル、ネーナをお願い!」

 

「片脚の分際で!」

 

 引き離されるネーナ・トリニティの絶叫を聴きながらアルケーに向き合うアインとケルディム。

 

「さぁ、やろうぜ。とびっきりの戦争をな!」

 

「兄さんの」

 

「兄々ズの」

 

「「仇ぃ!!」」

 

 楽しそうに笑うサーシェスと突っ込むライルとネーナであった。

 

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