ネーナ・トリニティに憑依したけど死にゲーでは? 作:砂岩改(やや復活)
ネーナ・トリニティの主こと王留美の立ち位置は実に美味しい立ち位置と言える。
表面上はソレスタルビーイングとイノベイターの二つの組織の中間を保っている。
それはネーナにとっても本当に美味しい立場なのだった。
「~~~♪」
ユニオン領某所、そこでネーナは鼻唄まじりで端末をいじり、システムを改竄していた。
目的は一つ、とある人物のデータを頂くための下準備をしているのだ。
(現時点で技術面はイノベイターが遥かに上だけど…)
ヴェーダはリボンズの手中、なにかデータでも取り出して悪用すればすぐにバレるに決まってる。
だが軍用の回線なら多少いただいても気づかれる可能性は低い。
ソレスタルビーイングやイノベイターに所属せず、高い技術力を持っている人物。
(初めまして、ビリー・カタギリ技術顧問♪)
彼がアロウズに所属する切っ掛けはリーサ・クジョウことスメラギ・李・ノリエガの裏切り?によるものだ。
それが切っ掛けで彼はソレスタルビーイング壊滅のためにその技術を発展させる。
この中でも一番欲しいのが、のちのマスラオ、スサノオに搭載された奥義とやら。
(疑似GNドライブによるトランザムシステム、喉から手が出るほど欲しいよね)
そのうち、リジェネ・レジェッタと友好的な関係を築いて新型をこっそり頂戴する手もあるが捕らぬ狸の皮算用は嫌なのだ。
なんせこっちの命がかかっているんだから。
(ハッキングして彼の配属される基地を探すの大変だったんだから)
だがまだビリーは配属前だ、しかしこの瞬間をネーナはずっと待っていたのだ。
(使っているシステムが最初からおかしかったなら異変に気づきにくい。途中で改竄すればバレる可能性が高い、だからあらかじめシステムにバックドアを仕掛けておく)
かなり自由に動き回れるがところ構わず原作キャラと知り合いになってリボンズの目に止まればアウト。
原作キャラを愛でるのはリボンズを何とかしてからだな。
「ネーナ」
「なんでしょうか、お嬢様?」
調子良くやってたと思えば留美からの通信が入る。
「仕事よ、マイスターが収監されている施設の調査。施設の見取り図も入手してきて」
「すぐに向かいます」
「頼むわね」
ついに来た、アレルヤ奪還作戦。
(こんどはじっくり見物させてもらおうか)
ーー
「レベル2にあった情報通り、マイスターの生存を確認。アロウズも集まってます。いかがなさいますか?お嬢様」
あっちへ来たりこっちへ行ったり、リィアンがあるとはいえ好き勝手に使いすぎではないかと抗議したくなる。
でもいるわいるわ、ジンクスⅢやアヘッド、旧式のティエレンまでいるとは壮観だ。
「対応はこちらでします。戻って結構よ」
「ラジャ♪」
とか言いつつ安全な場所から観察するために場所を取る。
(これぐらいの贅沢は許してよね)
そして収監施設の見取り図をカタロンに送っておく。
名義はドライにしておこう。
カタロンを皆殺しにしておいて何をいうかと思うがこれもしっかりと考えあってのことだ。
(ま、保険ってやつよ)
ーー
「大佐、ピュラーの観測所より入電。大気圏に突入する物体を捕捉。輸送艦クラスの規模だそうです」
「ありえん!スペースシップごと地上に降りて来るなど、砲撃用意!モビルスーツ隊の発進準備、急げ!」
「あは、来た来た♪」
アロウズsideの無線もばっちり確保し上空を見上げると高速で落下してくるプトレマイオスⅡはそのまま海へと落下する。
(海水による粒子ビームの減衰なんて古典的だけど盲点だよなぁ)
というか粒子なのに水に弱いのね。
そういえば、宇宙世紀も地上では減衰するらしいね不思議だね。
「ねwらwいwうwつwぜwぇ⤴️」
ついに大爆笑を迎えたネーナは腹を抱えながら笑う。
まぁ、これが聞きたくてまってたのが8割ぐらいかな。
そうこうしているうちに電…ごほんごほん。
アリオスが乱舞を見せつけソレスタルビーイングは撤退していくのを見つめる。
(楽しかった、撤収!)
ーー
作戦は順調だ、しかしこれは小さな目標を達成しているに過ぎない。
本来の目的を遂げるためにはこちらサイドからソレスタルビーイングに働きかけなければならない。
それならば次の行動はカタロンだろう。
「さぁて、お仕事お仕事!」
ーー
「~♪~♪」
鼻唄まじりでいじっていたのは50口径の大口径ライフル。
常人の女性なら重くて運用は難しいがネーナはこれでも強化人間、問題なく楽々と持ち上がる。
このライフルも旧式どころか骨董品レベルのライフルだが威力は折り紙つきだし、新型とかだと足がつくからこのライフルだ。
(信用を得るには命を張らなきゃいけないしね)
このまま進めば沙慈がスミルノフ大佐にポロってカタロンの基地が襲撃される。
MSはソレスタルビーイングに任せるが軍用オートマトンによる被害は抑えられない、ならそれを自分が引き受けてしまえばライルの好感度も上がるし他のソレスタメンバーももしかしたら…っと言う感じだ。
なので軍用オートマトンと戦うためにこのライフルが必要なのだ。
「普通の火器じゃ、歯が立たないもんね」
後は粘着爆弾、それと特殊な対人スーツ。
パイロットスーツもかなり丈夫だが防弾防刃仕様のこのスーツの方がいい。
見た目は変わらないのだが、ここで死んだらもとも子もないので使わせてもらう。
(王留美に頼んどいて良かった)
二年ほど前に上手く言って何着か用意してもらったのが役に立つとは、何でも貰っておくものだ。
「ネーナ、中継をお願い」
「はい、何でしょうか?」
ちなみにいる場所はもちろん中東、中東は連邦非加盟国に対する嫌がらせとしてGN粒子が常に散布されているせいで長距離通信が出来ない。
なのでネーナが中継してソレスタルビーイングと連絡を取っているのだ。
「アロウズがカタロンの場所を特定、襲撃が予想されるわ」
「了解です、お嬢様」
早速通信をソレスタルビーイングに送り、ネーナは息を飲みながら武器を携えて降りる。
「早く来てよね、じゃないと死んじゃうわよ…」
ーー
ジンクスⅢから軍用オートマトンが射出されカタロンの基地に投下される。
「軍用オートマトン!」
「総員退避だ!」
クラウスが叫ぶと同時に軍用オートマトンに搭載された機銃が発射され仲間たちがなす術もなく殺されていく。
それを見ながらクラウスは歯噛みしながら逃げる、今はそれしか出来ない自分を呪いながら。
「下がりなさい!」
怒号と共に重い銃声が響く、すると軍用オートマトンの一機に風穴が二つ空くと爆発する。
「君は!?」
「邪魔よ!」
全身をパイロットスーツに身を包んだ人物は素早くライフルを向け2機目のオートマトンに向けて発砲する。
その格好から彼女がソレスタルビーイングであることを確信しその場を後にする。
(思ってたより遥かに多いじゃない!)
マガジンを交換しつつ接近してきたオートマトンに粘着爆弾を設置し起爆、これで三機目だがまだ沢山いる。
幸いなことにヘイトはこっちに向いてるのでカタロンの避難は順調だ。
「うわ~ん!」
「え!?」
すると聞こえてきたのは子供の泣き声、お約束といえばその通りだが何でいるんだよ!
ライフルを撃ちつつ全力疾走、不用意に身を晒したせいで集中砲火を受けるが仕方ない、弾切れのライフルを捨てると同時に子供を拾い上げると同時に足を撃ち抜かれる。
「まず!?」
倒れる前にメットのバイザーも撃たれ粉々になる。
(これ死んだわ…)
せめてと思い抱き抱えた子供を抱き締めながら倒れると爆音が響き渡りオートマトンが次々と破壊される、上空を見ればケルディムが来てくれていた。
「良かった…」
こうして自分は意識を失うのだった。
ネーナの専用機何がいい?(参考程度のアンケートです)
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スローネドライの強化型
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アルケードライ
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スローネフィーア
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オリジナル機