ネーナ・トリニティに憑依したけど死にゲーでは? 作:砂岩改(やや復活)
機体のアンケート結果はスローネドライの強化とオリジナル機がトントンだったのでスローネドライを原型とした大規模改修型にします
そして次のアンケートの正体ですが原作死亡キャラを一人だけ生存させます。候補は三人です(ほぼ確ですが)
「いてて…」
刹那にサーシェスの事を伝えた後は忙しかった。
カタロンたちを違う支部に送り届け医療品や食料品を手配したりしていたらクラウスたちにはこちらが引くぐらい感謝された。
「私だって殺してるのにね」
命令があればなんでもする、その現状に少しだけ嫌気がさし始めた。
汚れ仕事は一切しない王留美に対し殺意を抱く気持ちが少しだけ分かる気がする。
彼女はソレスタルビーイングとイノベイターの二つを渡り歩き都合の良いように使い自分が漁夫の利を得ようとしている。
だが結局ソレスタルビーイングを見捨てようとした瞬間にリボンズに見捨てられネーナに殺される。
「神気取りの糞やろう…」
見てる分にはいいが当事者になると胸くそ悪くなる。
(さて、生き残る算段でもしようかしら)
王留美もリボンズもしばらくはソレスタルビーイングにお熱になる。
その隙をついてドライを何とかしなければこのままではルイスに殺される。
「詰んでるんだよねぇ…」
そもそもルイスを突破することが大変なのだ。
離れれば長射程の曲がるビームが襲ってくるし近づいたら変形してファングでボコボコにされる。
まぁ、イノベイターの有効活用で瞬間学習装置を使って隙あれば戦闘データを蓄積しているが焼け石に水な気がする。
ちなみに瞬間学習装置は人工人間とかが生まれた瞬間から話したり戦えたりするのはその装置によって学習しているからだ、それをちょっちパクって隙あれば頭に着けて戦闘技量向上に勤めているのだが…。
(やっぱりドライを改修しなきゃ!)
と言うことで誰にもばれずに改修しなければならないのだがそれは難しい。
実質空白の四年間はそれを探し回っていたと言っても過言ではないのだ。
そして見つけた、(たぶん)安全な場所を!
「到着!」
カタロンたちを送り届け辿り着いたのはとある地下工場。
ここは金ジムことアルヴァトーレが製造された工場だ。
そんな工場、リボンズが知らないわけがないがここは彼によって破棄された場所なのだ。
アレハンドロ・コーナーの所有していた施設のことごとくは地下にあり、アロウズを有しているリボンズからすれば地下施設は不要な施設なのだ。
(まぁ、向こうは外宇宙航行艦も保有してるしな)
まぁ、そんな施設をリボンズにシステム的にもバレないように改造してやっと使えるようになったのだ。
と言っても時間は限られている、じきにメメント・モリが動き出す。
その前にはソレスタルビーイングに王留美の付き添いで行かなきゃならない。
ってかどっちもソレスタルビーイングってややこしいんだよ!
「忙しいのよ!」
しばらくはドライが入院するので倉庫にしまってあった機体を取り出す。
正直、ドライがなくてもどうにかなるのだがソレスタルビーイングの好感度イベントの為に機体が必要なのだ。
「うおぉぉぉぉ!」
正直なところドライをどういう風に改造して良いか分からんので全てシステムに一任する。
自分の戦闘データを入力したら勝手に向こうがそれに応じた機体に改修してくれるハズだ。
正直なところくそ忙しいので巻きに巻いて設定を終えると連邦軍からかっぱらってきたGNドライブを初期ジンクスに装備すると輸送機にぶちこみ早速発進する。
「もう!忙しいったらありゃしない!」
作業を終えると急いで帰る。
王留美がパーティーを終えればなに言われるか分からないからだ。
(サーシェスと刹那たちが戦うシーンに立ち会いたいけど無理か!)
ーーーー
「ネーナ」
「はい、お嬢様?」
「これから彼らの拠点に向かうわ。その時にこれを調べてほしいの」
文字通り世界中を駆けずり回った後に何食わぬ顔で王留美に会うと資料を渡される。
そこにはイノベイターの情報についての各項目があった。
「お嬢様がリボンズの相手をしている時に私にスパイをやれとおっしゃるのですか?」
「そうよ、いつも通りにね」
「今回は流石に私が殺される可能性高くないですか?」
敵の拠点でのスパイ行為など見つかれば即射殺ものだ。
それをネタに少し煽ってみれば王留美は不機嫌そうにこちらを睨み付ける。
「貴方が気にする必要はないわ。貴方は私なしでは生きられない…それは最初から変わらないわ」
「…そうですね」
軽く笑いながら留美の話を聞き流すと部屋を後にする。
(まぁ、いつか殺してやるから)
そんな陰口を考えながら若干スキップしながら廊下を歩く。
王留美はこのメメントモリ建造のためにその財力のほとんどを使いきってしまう。
それでもなお、リボンズたちの側につけば旨みがあると思っていたようだが結果的に使い捨てられる形になった。
王留美自身もリボンズによってイノベイターの仲間入りを果たそうとしていたようだが。
そもそもリボンズは人間のことを管理すべき下等種族としか見てないし。
(まぁ、私がぶっ殺すんだけどね)
とてつもなく邪悪な顔をしていたのは秘密だ。
ーー
そして時と場所が変わりソレスタルビーイング。
留美を送り届けた後、目を盗んで輸送機から潜入。
適当なサーバーを見つけてヴェーダのアクセス権を駆使して潜入する。
王留美に頼まれた内容を片手間に本命のデータを探る。
(あるかな…)
「何してんだい?」
「っ!」
深くまで探りをいれていて気づくのが遅れる。
「よっ!」
「アリー・アル・サーシェス!」
この展開は知っていたが対応が遅れたことを悔やむ。
(アクセスしてると周囲の状況が見えなくなるのが欠点ね)
「どこかであったか?あぁ、どこかで見たことがあると思ったら、あの時の嬢ちゃんか。めっきり女らしくなっちゃって」
「サーシェス!」
拳銃を向けるも持っていた右手ごと掴まれ逆に首に銃口を突きつけられる。
ワンチャンここで殺せたらと思ったが無理だったか…。
「俺とやり合う気か?やめとけよ、せっかく拾った命、散らすことになるぜ」
「少なくとも相討ちにはなるんじゃない?」
「…なるほど。やるじゃねぇか嬢ちゃん」
ネーナの左手にはデリンジャーが握られその銃口は金的に向けられていた。
「ここは手打ちってことしにしない?お互いのためにさ」
「悪くねぇ」
お互いに銃を納めて一歩下がる。
「全く、ソレスタルビーイングにはおもしれえやつばかりだな」
「あんたみたいな狂犬に誉められても嬉しくないわね」
予想外の行動にサーシェス自身もニヤケが止まらない。
さらに目の前の女は絶対零度の笑みを浮かべながら堂々と椅子に座る。
そんな姿を見た彼はさらに笑みを深くした。
「気に入ったぜ。次に会えるのが楽しみだ」
「次会ったときはぶっ殺してやるから感謝しなさいよ」
お互いに笑いながらサーシェスはその場を後にしたのだった。
ーー
(死ぬかと思ったぁぁぁぁ!)
コンソールの前でorzするネーナ。
原作の展開を知ってたから予備の銃を用意していたが役に立ってくれて助かった。
小説版ではここでサーシェスに◯◯◯されるらしいのでめちゃくちゃ必死だったよぉ。
(良かったぁ…)
自分の綱渡り具合に涙を禁じ得ない。
「っ!」
「あ、ありがとう…」
そして部屋の奥から現れたのは赤と紫に染められたトリィ。
紫ハロは大分前にスクラップにした。あいつ大人しくしてたのなら甘く見てやったのに動き回るわ付きまとうわでこっちの邪魔ばかりしてきやがったのでバラバラにしてやり新しくトリィMarkーⅡを作っておいたのだ。
ちなみにこのトリィは完全スタンドアローンなのでハッキングの恐れはない。
(中のデータもしっかりと回収したしね)
紫ハロの中には疑似太陽炉やジンクスのデータ等が納められていたため、念のためにバラす時に回収したのだ。
(ただでやられるとは思わないでよね)
気を持ち直したネーナはインカムを耳に着けて音声を聞き取る。
《言いつけ通り、探し回ってみたが、それらしいのはいなかったぜ、大将》
《そうかい、ならいいんだ。手間を掛けたね》
《俺のクライアントは大将だ。好きに使ってくれていい》
《お詫びのつもり、というのもなんだけど、君も見ていくといい》
《なんだい?》
《きっと楽しめると思うよ》
サーシェスに着けた盗聴機。
この時代からしてみれば化石みたいな代物だが逆にこのような機械の方がリボンズには察知されない。
アナログって大切だなと身に染みる。
目的の音声を手に入れればもう用はない、早々に輸送機に引き返すのだった。
「こっからが本番ね!」
誰が良いですか?
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アニュー・リターナー
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セルゲイ・スミルノフ
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アンドレイ・スミルノフ