もう少し早く投稿出来るように頑張ります。
今回は短めです。
季節は春が過ぎ夏がやって来た。
夏の大会のメンバーが発表されベンチ入り20名が決まった。
佐藤先輩はレギュラーキャッチャーとして大会に望む。
そんな中、俺はというと自身のレベルアップの為に練習を頑張っていた。
ピッチャー以外にも外野の練習にも参加している。
ボールを追いかける為に走ることで足腰の強化、更に返球の為に身体大きく使って投げる感覚を養う為だ。
返球の際は野手が取れる範囲の高さで低くて強い球を投げることを意識している。
入団してからあっという間に7月になった気がする。
それだけ充実した毎日が送れているのだなと思う。
課題に上げていたスタミナやコントロールも少しずつ改善してきた。
ボールの勢いも50球ほど続くようになったし、コントロールもまだ狙った所にバシバシ投げらる程ではないが左右の投げ分けくらいは出来るようになってきた。
コントロールの方は、山本先生からの身体の軸についての指導とお父さんからの課題のイメージ通り身体を動かすことを教えてもらってからかなり上達したと思っている。
山本先生には道場に行ったときに軸を中心とした身体の使い方の指導や家ではイメージと身体のズレを無くす為にピッチングフォームやバッティングフォームをカメラで撮影して頭のイメージと身体の動きを映像で確認することを続けている。
現在の投手としての俺の能力はこんな感じだ。
最高球速:85km/h (カテゴリー上限:120km/h)
制球:D
スタミナ:D
球速そこそこ伸びたがコントロールとスタミナは確実に春とは違い成長出来ていると実感出来ている。
まだまだ、足らない部分はあるもののコンスタントに力あるボールが投げられるようになってきた。
その為なのか特殊能力にも変化が起きた。
特殊能力
・鉄人
・鉄腕
・鉄仮面
・ノビ○
新しく『ノビ○』が加わった。
『ノビ○』の詳細はこんな感じだ。
『ノビ○』
・この能力を持つとストレートの体感速度がかなり上がる。
・この能力は成長するにつれ進化する。
この能力がついてからは力を入れなくてもノビのあるいいボールを投げられるようになった。
また、詳細の部分で気になる部分が能力の進化という記載。
成長するにつれという部分が成長=年齢なのか不明だが、進化する特殊能力もあることが分かった。
この夏までに成長したのは俺だけじゃない。
俺の投手としてのライバルである健よ祐悟も成長した。
真鍋 健
最高球速:78km/h (カテゴリー上限:120km/h)
制球:E
スタミナ:D
健は、サイド気味のフォームが固まってきたことによってコントロールが安定してきた。
ストライクゾーンを大きく外すこともなくなり、いい感じにストライクゾーンの中で球が散らばる感じになってきた。
コントロールをつけることに専念してきた健だが、ここ最近体力面で俺や祐悟に近づいてこられたと感じたようで体力の強化も並行して行っている。
三矢 祐悟
最高球速:65km/h (カテゴリー上限:120km/h)
制球:C
スタミナ:E
祐悟は、懸念された体力面を克復しつつあり練習後に倒れることも無くなった。
体力がついたことによって祐悟が優れていたコントロールの部分でも大きく成長。
一軍にいる先輩達に引けを取らないくらい良くなった。
この3か月で一番成長していたのはもしかしたら祐悟かもしれない。
そんな祐悟を見て俺も負けられないなと思った。
この3人成長を一番喜んでいるは監督だった。この夏までにここまで成長してくれ、秋~冬を越えてどこまで成長してくれるのか、来年の3人の姿を想像して笑みがこぼれていた。
そんな俺達の成長だけでなくチームも成長していた。
今年からコーチに就任したお父さんの指導により、より打撃の力がついてきた。
いままではマシーンを使った練習が多かったが、選手が投げるボールを打つことが多くなった。
これはピッチャーが投げるボールを打つためにはしっかりと投げるタイミングを合わせないといけないがマシーンの練習だとその部分の練習が出来ないかららしい。
更に、バッティングピッチャーを選手が行うことによって送球の練習にもなり守備での送球の安定にもつながり結果として守備力の向上にも影響を与えた。
こうしてチームの力が上がり、見事地区予選を勝ち上がり先輩達は全国大会出場を決めた。
先輩達が全国を決めた頃、ベンチ入りしていない俺達はグランドで練習していた。
お父さんを越える打者になることも目標にしている俺は現在、健と祐吾にピッチャーしてもらってバッティング練習をしている。
野手としての能力はこんな感じだ。
弾道:2
ミート:D
パワー:D
走力:D
肩力:D
守備力:E
捕球:D
こんな感じになったのは家でのお父さんとの練習やピッチャーの練習として行っていたことが上手く野手の能力に反映出来たみたいだ。
シュッ キーン
シュッ キーン
「祐吾ありがとう。いい練習になった。」
打ち終わりピッチャーをしてくれた祐吾にそう言った。
その様子を見ていた健が話かけてきた。
「比呂ってピッチングも凄いけどバッティングもいいよな。」
「そうだね。僕はバッティング苦手だから羨ましいよ。」
「そんなことないって。今だって祐吾が打ちやすいようにコントロール良く投げてくれるからだし。健や祐吾がガチで投げてきたら打つの苦労するよ。」
「そんなこと言ってさっき俺が力入れて投げたボールを打ったのは誰かな?」
謙遜しながらそう言うと健がそんなことを言ってきた。
「あの時はたまたまコースが甘かったからだよ。実戦になればまた結果は変わってくるさ。入団してからここまで打てるようになったのは健や祐吾のおかげだよ。」
そう言うと祐吾が
「いやいや僕の方こそ比呂君に投げることでコントロール良くなったし、同じ左打ちだからスイングが参考になるし比呂君のおかげで野球上手くなってる気がするよ。」
「あっそれは俺も思う。入団した時コントロールが悪かった俺でも比呂は打席に入って練習に付き合ってくれたからな。比呂のおかげでコントロールも良くなってきたしな。本当に比呂は凄いと思う身長も含めて(笑)」
祐吾も健も俺にそう言ってきた。
ライバルからそう言われるのは嬉しい。ただ健の最後の言葉は完全にからかっていたが。
入団してから同じ投手として練習する機会が多く、ライバルと一緒練習すると成長も早い気がしたので2人を巻き込んで練習することが多くなった。
すると自然に一緒にいる機会も多くなり野球の話も良くするようになった。
「そう言えば何で比呂は右打ちじゃなくて左打ちなんだ?橘コーチは右打ちだろ?」
「そうだな。俺が左打ちになったのはお父さんから勧められたからかな。俺ピッチャーもやりたいって言ってたから身体のバランスを考えて左の方がいいって言ってくれたんだ。」
「へぇーそうなんだね。でもなんで身体のバランスを考えて左打ちなの?」
そう祐吾から質問をもらったのでその質問に答えた。
「俺は右投げだから投げる時は右回りで腰とか使うだろ?右打ちだとどうしても投げる時と同じ身体の使い方になってしまってバランスが悪くなってしまうからお父さんが左打ちにして逆の身体使い方をすればバランスが良くなるって言ってた。ただそれが絶対ではないとも言ってたけどね。」
「俺としては左打ちにして正解だったかも。お父さんのスイングを参考にする時ちょうど鏡見てるみたいに見れるから参考にしやすいからね。」
「比呂は良く考えて野球やってるんだな。」
健が感心したようにそう言った。
「比呂君みたいに考えて野球しないと置いてかれちゃうかもね。」
祐吾はちょっと危機感を感じたみたいだ。
こんな風に過ごしながらお互いに切磋琢磨しあって練習に励んだ。
その後全国大会が終わり横浜南リトルはベスト8で大会を終えた。
夏が過ぎ、秋の大会へ向けて新入団の選手も含めベンチ入りメンバーをかけた競争が始まろうとしていた。
次回以降は主人公が試合をする描写など入れていければと思っています。