エースを目指して~転生して人生やり直す~   作:トーキチ

6 / 15
今回は短めです。


第5話

試合が終わった。

 

鳥肌が止まらない。まだ興奮が抑えられないのか身体も震えていた。

 

「お父さん凄い試合だったね!!野球ってこんなに格好いいなんて知らなかったよ!!!」

 

「そうか?そう言ってくれるとお父さん嬉しいなぁ」

 

「うん!お父さんも凄くて格好良かったけど、相手の青道高校のエースの人はもっと格好良かった!!」

 

「まぁあれ見ちゃうとそう思うよなぁ。お父さんが過去対戦したピッチャーの中で一番凄かったからな彼は。しかも1学年下とは思えない程に凄かった。」

 

お父さんは懐かしむかのように話してくれた。

 

僕はこの試合を見て決意したことをお父さんに伝える。

 

「ねぇお父さん、僕野球やりたい。そしてお父さんみたいなバッターで青道の片岡投手みたいなピッチャーになりたい!!」

 

「だからお父さんにお願いがあるんだ。僕に野球を教えてお父さん!!」

 

そんな僕の決意を伝えるとお父さんは満面の笑みを浮かべながらこう言った。

 

「そうか比呂は野球をやりたいか。しかも息子に野球を教えてくれなんて言われる日が来るなんて。お父さん嬉しくて泣いちゃいそう。」

 

初めて見るお父さんの表情が見れて嬉しかった。

 

 

ただ、野球を教えるにあって一つ約束してほしいことがあると真剣な表情でお父さんは言った。

 

「比呂が言った目標をちょっと変えて欲しいんだ。比呂は、さっき見た片岡君やお父さんのようになりたいって言ってくれたけどそうじゃなくて片岡君やお父さんを越える選手になるって目標にさ。」

 

「憧れることは、勿論大事なことだと思う。ただそれだけだとその憧れている人のレベルには絶対に届かないと思うんだお父さんの経験上。だからこそその憧れを越えるような努力と目標を比呂には持って欲しいんだ。」

 

「だから比呂には夢や目標に対して精一杯努力することを約束してほしい。」

 

「ただまだ、3歳の比呂に言っても難しいと思うんだけどね。でも心の片隅にでもいいからお父さんがこんなこと言ってたなとか思い出してくれたら嬉しいな。」

 

そんなお父さんから話を聞いてもう一度決意と目標を伝える。

 

「うん!わかった。僕は片岡投手を越えるエースピッチャーにそしてお父さんを越えるバッターになるよ!!その為の努力は怠らないと約束する。」

 

「そうか。じゃあその目標に向けてお父さんも出来る限り力になるよ。でも、比呂はまだ3歳だからな本格的な練習はもう少し大きくなってからな。それまでは野球の練習をする前の準備をしような。」

 

そんな話をお父さんとしていると妹の青葉を抱っこしてリビングにやってきたお母さんが話かけてきた。

 

「比呂くんとお父さんはなんの話してるの?」

 

「あっお母さん。うーん秘密!これは男と男の約束だもんねお父さん!」

 

「うんそうだな。男と男の約束だ!でもな比呂。お父さんは、お母さんに頭が上がらないからその内話してしまうかもしれない。」

 

「っ!?えっお父さんそれはないよー(泣)」

 

「ふふっ。今日のところは聞かないであげるわ」

 

こんなやり取りを終えるとお互い可笑しくて笑った。

本当に笑顔が絶えない仲のいい家族だなぁと実感した。

 

転生してきて今日初めてお父さんやお母さんと対面したが橘家の中での力関係が見えた瞬間でもあった。

 

 

 

この日、野球をやりたいと宣言して以降本格的に野球を始める日に向けてお父さんからいくつかアドバイスをもらった。

 

まず一つ目に、野球以外のスポーツもやって見ようというものだ。

なんでも様々なスポーツをやることによって身体の使い方がわかり野球にもプラスになるからとのことだ。

やるスポーツはまだ決めていないが中学生に上がるまでは野球以外にも色々やる予定だ。

 

二つ目は、毎日ストレッチをすると言うこと。

まだ3歳なので、身体は柔らかいがこの年からストレッチをするという習慣を作ることによって、怪我の防止や大きくなってから習慣付けるよりハードルが下がるからとのこと。

小さな頃から当たり前にやってきたことは将来に渡って当たり前になる利にかなってると感心した。

 

その他には、野球を楽しんでもらうためにゴムボールを使ってキャッチボールをしたり、ウィッフルボール(プラスチック製のボール)を使ってバッティングをしたりとボールに馴れることを目的に遊んで過ごした。

 

 

それから2年経ち、僕も5歳となった。

数ヵ月後には小学校に上がる。

 

この2年間は、お父さんのアドバイス通り、様々なスポーツをした。

サッカーやバドミントンをやったり、体操や武術を習ったりした。

中でも水泳は力を入れてやっている。

水泳は全身運動になるし、肩の可動域が広がったりと野球にプラスになることが大きいと思ったからだ。

 

前世で、二刀流で活躍していた選手も水泳をやっていたとテレビでやっていたことを記憶してる。

 

あと、普段からボールを触れる時はずっと手に握っている。

ずっとボールを触っていることによってボールに馴れることはもちろん指先の感覚がよくなる気がしてるからだ。

ただ、食事の時にそれやってお母さん滅茶苦茶怒られた。

 

 

その他に、この2年で変わったことと言えば、3歳になった妹の青葉がお父さんとキャッチボールしたりしている姿を見て野球に興味を持ったのか最近一緒にキャッチボールをしたりボールを打ったりしてる。

 

その妹は、喋れるようになってから僕のことを『比呂兄』と呼んで凄く懐いてくれている。

天使のような笑顔で『比呂兄』と呼ばれるとデレデレ顔になってしまう。

その笑顔をお父さんにも向けるとお父さんもそうなっていた。

 

 

そして、時は流れて僕...いや俺は小学校へ上がり本格的に野球を始めるのであった。




だいぶ飛ばし感があると思いますがオリ主に野球やらせないと話が進まないのでご了承下さい。

チートな特典をもって居ますがそれだけでなくどういうトレーニングをして強くなって行くのかも重要だと思うのでそう言った話もちょこちょこ入れたいと思います。

やっと小学校に上がって野球を始めるので気合いを入れて書きたいと思います。

ただ幼年期は全然友達いない感じになってしまったので小学校上がってからは原作キャラやオリジナルキャラを登場させて行こうかと思います。

現在、原作が沢村達が2年の夏大の真っ最中なのでオリ主は御幸・成宮世代にしようかと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。