とりあえず区切りが良いところまで書けたので投稿します、続きを楽しみに待っていて下さい。
ある大都市に巨大な建物がある、その建物の名は『HOTEL GOURMET』…この世界においてハンター協会の派生組織『
「ン〜〜〜、わかってると思うけどサァあ。シェフ…今度のグルメパー
わかる?と2人の人物、ホテルのオーナーとシェフにクレームを入れるのはIGO事務局長のウーメン・ウメダ、その癖の強い言い方に戸惑いながらもシェフは言葉を漏らす。
シェフ「は…はぁ………一応、うちで用意できる最高の肉ですが…」
ウーメン「ガララワニの肉を…出せないの?」
オーナー「ガ…ガララワニ…!?」
シェフ「世界最高ランクのワニ肉ですか!!」
『ガララワニ』…ウーメンの口から出たその単語に2人は驚くが、オーナーはすぐに冷静さを取り戻しウーメンにその答えを告げる。
オーナー「お言葉ですが局長、それはムリな注文です。料理がではなく、
ウーメン「…ン〜〜〜確かに……ガララワニの危険生物としての総合ランクはC -…しかも捕獲レベルは5は確定している。戦車を要請してもはたして仕留められるかどうか…」
その言葉に辺りは沈黙に包まれる、危険生物の総合ランクでDはかなり下の方に分類されるが捕獲レベルと言うのはその対象をハントする難しさを現している…並大抵の者では相手にすらされないレベルなのだ。
ウーメン「…………仕方ないわね…多少、お金はかかるケド…ハンターに、それも“美食屋”に依頼しましょう」
オーナー「ま…まさか…ガララワニ級を仕留める美食屋と呼ばれるハンターと言うとッ!!」
シェフ「メ、メイン・サーキンですか…!!」
***
場所は変わりとある森の中、そこでは1人の少女がある光景を眺めていた…その少女の名前はポンズ、プロを目指しているアマチュアのハンターだ。そんな彼女が眺めているモノ…それは……
ポンズ「(ど、どうなっているの……?)」
1人の少年だった、背中しか見えないが青い髪に自分より少し上であろう身長の少年が太い鉄の棒に分厚い縄を巻き付け、その先端に大きなバッタを括り付けて釣りをしていた。
ポンズ「(あの虫…確かヤマゴエバッタ!?とても凶暴な肉食性を持つ反面滅多な事では見つけられない珍虫なのに…!!)」
《がぶりゅっボリボリ、ボリボリ》
そんな事は知らんとばかりに少年はクーラーボックスから大きなエビを引き摺り出し甲羅ごと噛み砕く、さらに50度あるバーボンを取り出すも底を手刀で切り裂き一口で飲み干す。
ポンズ「(あれ…もしかして年上……?)」
怒涛の展開に脳が麻痺してきたポンズは見当違いな所に目を向けていた、そんな間に少年はタバコの代わりにもなる葉巻木の枝を口に咥え指に力を込めて指パッチンの要領で火をつけた。
《バチィッボウ!》
ポンズ「わあっ!!」
「…ん?何だ?……誰だ、お前?」
ポンズ「あ…いや…その…(指パッチンで火がついたー!!てか気づかれてもいなかった…)」
〜数分後〜
ポンズ「メイン!?あなたがあの!!?」
メイン「そうだよ、俺がメインだ。美食屋って言った方が有名かな?と言っても俺自身は全く隠してないんだけどな。まあメディアとかめんどくさいから全然出てねぇし当然か……」
少年、メインはポンズと話し合い意気投合していた。お互いに似た様なハンターを目指している為、話が合うのだ。先程のバッタを使って釣り上げたザリガニフィッシュとそれを狙った五ツ尾オオワシを捕獲して丸焼きにしている。
ポンズ「でも本当にやる気なの?ガララワニの捕獲なんて…」
メイン「おう、見栄を張りたいらしくてな…今度のパーティーでメインディッシュとして生け捕りにして欲しいらしい。まあその場合報酬は倍にしろってふっかけてやった」
ポンズ「2倍でも割りに合わないわよ…例えシングル持ちのハンターでも拒否するわ」
ポンズがそう言うのも無理はない、捕獲レベル1で猟銃を持ったプロの
メイン「あぁ…そーとータフな仕事になる、俺がさっき釣りに使った釣り竿…76ミリの鉄筋にエレベーター用のワイヤーを巻き付けてある。限界張力は約40トン…!小型のクジラだってワケなく一本釣りに出来る!」
ポンズ「(というか……そんなモノ振り回すあんたの腕力の方がスゴイでしょ…)」
しらーっと見つめるも内心では「でも、メインの
メイン「ガララワニはこれを割り箸のようにヘシ折る!オマケにかなりの大食漢で獰猛さもズバ抜けている、捕らえるのは容易じゃない。でもハンターとしてはかなり燃えるだろう?」
ポンズ「う………」
彼女からしてもガララワニはハントしてみたいとは頭を一瞬よぎる程度には考えていた、ポンズも一応はハンターだ。アマチュアとは言えハンターを名乗るのなら大物を相手にしたいとは考えるモノだ。
メイン「…ま、善は急げだ。明日、出発する」
***
《SIDE:メイン》
俺の名はメイン・サーキン、実は俺は転生者だ。
俺はかなりの漫画オタクで、もしも生まれ変わるなら好きな作品のトリコの世界に行きたいなと思っていた。でもここはHUNTER×HUNTERの世界みたいだが…はっきり言って俺はHUNTER×HUNTERをよく知らない。作者の冨樫さんはちょくちょく休載をしていて暗黒大陸編のところで漸く完結してない事を知ったくらいだ。
でも、この世界も悪くないかなって思えてる。トリコの世界の人間もチラホラいるし赤ん坊だった俺を拾って育ててくれた人達の活躍を見てたら俺もハンターになろうと思った…トリコがこの世界に居ないのは残念だけどな……でも、美食のカリスマが居ないなら…俺がなればいい!!
その信念のもと活動を続けてたら、不思議な出会いがあった。
メイン「えーー!?お前も来るのかポンズ!?」
ポンズ「え、えぇ…ごめんなさい…どうしても気になって…」
彼女はポンズ、薬草の採取に来たら俺が居たそうだ。彼女の見た目とトリコの世界で見かけなかった事からHUNTER×HUNTERの世界の住人なんだろう…俺は原作ブレイク反対派だが、こうなっては仕方がない…でも……
メイン「これからどこ行くかわかってるよな?」
ポンズ「もちろん…バ…バロン湿原…危険指定区域でしょ?」
メイン「…………遺書は書いたか?」
ポンズ「遠回しに死ぬって言われた!?」
おぉ、小松と同じ様なセリフだ…感激。でも実際危険なんだよな、いくら彼女が一般人ではなくハンターといえどあくまでもアマチュアハンター…まぁ俺も何だけど遺書は残して問題はない。俺も最初書いてた…
メイン「やぁートム!いつも悪いな!」
十夢「ホントだぞ!即諾で船出せる程こっちも暇じゃねーんだぞ」
彼は十夢、トリコの世界ではトリコの親友ポジションだった卸売商だ。トリコの世界の食材や人物がこの世界にも存在してると分かった時から探し出してコネクションを作っておいた相手だ。実際彼には何度も助けられてる。
メイン「悪いとは思ってるよ、今度何か売りに行くから…ところでさ、奥さんは元気にしてるのか?」
十夢「あーあーやめてくれ、税金がまた値上がりするってんでプンプンだよ…」
メイン「ハハハ、そりゃ怖いな…よっ」
何かあれば奥さんの話をすれば一発だ…
十夢「言っておくがバロン諸島の南岸までしか行けねーぞ!いいか?」
メイン「十分だ…ああそれと、客が1人いるんだ。おいポンズ!来るなら早く来いよ!!置いてっちまうぞ?」
ポンズ「え、ちょっ、遺書はどうすれば…」
メイン「船で書けばいい!!」
まぁいい…旅は道連れ世は情けと言うし?せっかく出来た縁は大切にしておきたい。彼女が小松の代わりなら、今後も何かしらのアクションがあるだろう…そう思った俺は速いスピードで突き進むエンジン音をBGMにシャンパンを開ける。
《ボポポンッジュワ〜〜》
メイン「んぐっんぐっ…ぷはー!」
トリコみたいに3本同時飲みは出来ないがこの世界では飲酒の概念があやふやなのは助かった、高級食材の中にはアルコール度数がバカ高いのもあるからな。IGOに加盟してればアマチュアでも危険区域に行けるし酒も飲める、良い事づくしだな。
十夢「オイオイ仕事前からシャンパンか?14歳のくせに贅沢しやがって!俺にも飲ませろ」
メイン「…ふぅっただの食前酒さ、これから朝食だ。てか飲酒運転になるだろが、我慢しろよ」
全く、隙あれば毎回要求するよな…
十夢「ハッハッハ!一本取られたよ!!ところでメイン、誰なんだそこの嬢ちゃんは?物好きな依頼人がなんかか?」
あぁ、そう言えば紹介してなかったな…
メイン「彼女はポンズ、俺と同じアマチュアハンターで命よりも好奇心が勝っちまったハンター中毒者だ」
ポンズ「いや!命の方が大事だからね!?」
ナイスツッコミ、小松ポジション確定だ。
十夢「ハンター中毒者!?わっはっは、そんな症状は聴いたこともねぇが物好きもいたもんだな。ケガしても労災も何も降りねーぞ嬢ちゃん!危険区は保険適用外だからな、死んで当然自殺と同じだ」
ポンズ「ヤ…ヤバイ…ホントに遺書書いとこ…てか連載1話目から死ぬ準備って……」
メイン「お前は勇敢だった…って遺族に言っとくよ」
ポンズ「やめてよ!?まだ死んでないから!」
可愛い…はっいかんいかん…このまま弄り続けたら嫌われてしまうかもしれない……ここはトリコ定番のアレで行こう。
メイン「ごめんってば、それより朝食どうだ?その様子じゃ腹減ってるんだろう?」
ポンズ「いや、特に食欲は《くぅ〜〜》…///」
えっ可愛い… HUNTER×HUNTERにこんな可愛い子いたなんて知らないぞ…なんで知らなかったよ俺!!*1
メイン「ほ、ほら!フルーツ梅干し入りのおにぎりあるぞ、他にも沢山あるし食っとけって!!」
ポンズ「う、うん…《もぐ…》美味しい…」
うんうん、誰かが何かを美味しそうに食べてると俺も嬉しくてますます食欲が進むな!!俺もストライプサーモン食うか!!
メイン「んがーーーーー《がぶりゅ》んおーーー!うんめぇえ〜〜〜!んまい!脂乗りすぎ!!やばい!」
ストライプサーモンは俺が見つけた食材の一つ、ぷりぷりの身にたっぷりな脂!死ぬ気で探し出して良かった!!
ポンズ「(ストライプサーモンの骨ごと食べてるし…てかもしかして中身全部食べ物なの?昨日から食べてばっかりね…)」
メイン「ところでポンズ、仕事するにあたってどんな種類の薬を使うんだ?神経毒?睡眠薬?参考までに教えてくれよ」
ポンズ「え…?あ…うん…えっと…………あれ?私が薬を使うって、なんでわかったの?言ってなかったよね?」
ふふふ、驚いてる驚いてる…良い反応だ。
メイン「お前の体…主に手から薬品の匂いがするんだよ、ほぼ毎日調合してなきゃ染み付かねー匂いだ。それに植物や虫なんかの匂いもする、まず薬剤師で間違い無いだろう…種類はアゲアシトリカブトの根、オヤスミミズの体液、ハバネロサソリの毒にイカリ茸の胞子…どれもこれも薬の調合でしか使えない代物だからな」
ポンズ「す、スゴイ……」
十夢「はっはっは!メインの嗅覚は警察犬をも凌ぐらしーぜ!」
どうもこの世界に来て、美味いもんをたくさん食べて鍛えたらいつの間にかトリコの様に嗅覚が良くなっていた。臭いモノにはだいぶ振り回されたが他にもトリコの力を手に入れる事ができた、嬉しい事だ。
十夢「おーい!島…見えたぞ」
十夢の呼びかけで意識を戻すと不気味な雰囲気の島が見えた…目的地のバロン諸島の最南端の島、ババリア島だ!!
さぁて、楽しみだ!!
主人公の記憶ではHUNTER×HUNTERの知識はにわか程度にしかなく、トリコの記憶も薄れています。だからオゾン草の事とかメテオガーリックの事とか色々どんなのだっけと言う感じです。
次回からバロン諸島に入りますので、待っていてください。
次回予告は必要? ※期限はハンター試験編まで
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必要だからやって!
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大丈夫、やらなくていい
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アナタの自由にしたら?
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ほかのアンケートやってホスィイ