ポンズ「って全部食べちゃダメでしょ!?」
メイン「バカだなぁ〜ちゃんと残してるよ、ホラ!」
ポンズ「口の中のヒルでしょうが!!」
メイン「もうコレで良くない?」
ポンズ「絶対ダメだから!!」
その後、再びガララワニを探して2人はヘロヘロになりながらハントを成功させたとかさせなかったとか。なんで前回のラストでこのくだり入れなかったのとか言うやつは明日のディナーにするとかしないとか。
ローブ「昔最強ジャンプでやってた『激辛!カレー王子』の主人公のカレー王子かお前は……てか誰も知らなくない?」
とある平野に不思議な家がある、それはお菓子の集合体の様な家で屋根にドーナツが乗せてあり、壁はビスケットで出来ている。この建物は
『MEIN』と書かれたポストを通り過ぎ、開けっ放しの窓を潜って部屋にあるチョコレートの柱に一匹の蝉が止まる。熱で溶けかけたチョコがくっついてしまったのか助けを求むように鳴き声をあげる。
《ミーン!ミーン!ミーン!》
メイン「ん〜〜〜…!ふぁ…うるせぇー、もうチョコ食いゼミが鳴く季節か」
その部屋の主人であるメインはセミの鳴き声で起きるとチョコの柱を手で掬って食べたりと建物内にある物を食べながら朝の準備をして外に出る、ポストの中に入っていた新聞を読むとその内容に思わず青筋を立てた。
メイン「なになに…今日のグルメニュース『ガララワニの品種改良に成功!』だと?
メイン達はガララワニを捕獲した後、前書きにもあった様にガララワニを食べ尽くしてしまった。それで(特にポンズが)慌てて別のガララワニを捕獲したのだが…その後日にガララワニの品種改良に成功したとは本人からしてはあの頑張りは何だったんだと言わんばかりである、全部食べといてなんだが…
メイン「ま、しょうがねぇか…気を取り直してしゃくれくんでも捕まえるかね。賑わうといいな、市場!」
***
ところ変わって、ここはグルメ中央卸売市場…肉、魚類、野菜、果物、穀物、飲料、調味料と種類問わず一般から高級までありとあらゆる食材が集まる通称『
「ヘイ600万!!」
「650万だ!!」
「660アルよ!!」
「670!!」
「プリーズ700!!」
「ヘーイ、ヘイヘイ700万きたぁ!!さぁーーーヘイ他ないかい!?他は!?……ヘーーーイ『白銀タラバ』200kg個体700万!!No.502、築地のバティさん持ってけぃ!!」
「「「オオオオオオオ!!!」」」
「ヘイヘイ続いて『ツチノコ亀』10万から!」
「12万!!」
「15万アルよ!!」
ポンズ「ふふ、相変わらずスゴイ賑わいね」
そんな市場にいたのはポンズ、前回メインとともにガララワニ捕獲に出向いた若きアマチュアハンターである。
「私としてはあまり望ましくはないがね…十万単位の食材の価値が数百万にも跳ね上がる競売行為はそれそのものの価値を大きく壊してしまうからね」
ポンズ「でも誰にも必要されずに、ダメになるよりはいいんじゃないですか?ヨハネスさん」
「そう言われると何も言えないな」
その近くには身だしなみを整えた黒髪グラサンの男性がいた、彼の名はヨハネスと言いIGO開発局食品開発部長て、ポンズに依頼し食材の確保にやってきていた。
ヨハネス「ところでそろそろ我々の所属ハンターになる気は無いのかね?我々としては優秀な人材ならライセンスを持ってなくてもスカウトしたいところなのだが…」
ポンズ「私はまだまだですから… あれ、何でしょう?」
ヨハネス「何やらトラブルのようだね」
ポンズが視線を向けた先を見ると、ピンク色のスーツを着た女性が丸い鳩と共に商人と言い争っているのが見えた。
女性「ええ、何度でも言ってあげるわ!このピスタチウオ、口が開いてる…新鮮じゃない証拠!こんな物放送しても視聴者を一グラムも感動させられない!」
鳩「クポー!」
商人「何だと、店のもんにケチつける気か!大体コイツはな、口が開いた時が食べごろなんだ、全くこれだから素人は…」
「中々いい目してるじゃねえか…ピスタチウオは確かに口が開く時が食べごろだが市場じゃ悪手だ、風味が落ちちまう。調理するくらいに開くのがいいくらいだな」
商人「何だと…ってウオォッ!?」
するとそこには黒いローブで姿を隠し、鋭い眼光を輝かせている人物が青い身体のガララワニに牛の蹄と角を足したような生き物を引きずっていた。
女性「アレってガララワニ!?でも色々違うような…」
商人「そ、そいつはガララブルじゃねぇか!?水辺がない環境に適応した結果牛のような姿になったガララワニより強い猛獣!!しかも完全に綺麗な状態でノッキングされてやがる!!」
ローブ「おい、もしもまだ口が開いてないピスタチウオがあるなら…そいつを出しておきな。口が開いちまったやつは調理して食えるようにして周りに食わせてやれ…そうすればピスタチウオの旨さに惹かれた奴らが買い取ってくれる筈だぜ?」
商人「お、おぉ、ありがとよ」
商人はローブの人物に言われるままにピスタチウオを持ってスゴスゴと去っていった、ローブの人物はそれを見送ると何事もなかったようにその場を去ろうとする。
女性「待って待って!私はティナ、この子は伝書風船鳩のクルッポーっていうの」
クルッポー「クポー」
ティナ「私、グルメTVで世界中のあらゆる食材を紹介するグルメキャスターなの!ねえ是非取材させてくれない?」
その女性、ティナはマイクをローブの人物に向けてパートナーのクルッポーと共にズイズイと近づいていく。しかしローブの人物は鬱陶しそうにマイクを手で押しのける。
ローブ「悪いが個人的なビジネスがある、帰れ」
ティナ「え、ちょっと!!」
ローブの人物は無理矢理進むとポンズを見つけ、彼女に近づいていく。え、と呟く彼女の前にガララブルを置くとローブの人物は目の前に立ち塞がった。
ローブ「訳あって正体は明かせないが俺はカンタローと名乗っている者だ、お前は美食屋メインのコンビであってるか?」
ポンズ「え、コンビ…?」
ローブ「そうだ、偶々お前らが一緒にいるのを見つけてな。そうかと思って近づいた…実力のあるメインと未来有望そうなお前、是非とも見届けたくてな?コイツは前払いの報酬だ」
そう言って右親指でガララブルを指す、どうやら彼はポンズとメインの活動に手を貸したいようだ。
ヨハネス「困りますね、ガララブルはガララワニよりも高価な食材…それをチップ代わりにすると価値が揺らいでしまう」
カンタロー「美食屋メインほどのハンターの前払いにはまだ足らんと思っているのだが…お前はどう思う?」
ヨハネス「…なんとも言えませんね…」
ヨハネスは困ると文句を言うが、カンタローに一蹴される。するとポンズが言いにくそうに手をあげて物申す。
ポンズ「あの…いいですか?」
カンタロー「ん?どったの?」
ポンズ「私、メインと会ったの前回で初めてなの…」
カンタロー「…マジで?え、でもバロン諸島で仲良しそうにガララワニ食べてたじゃん?」
ポンズ「見てたの!?」
カンタロー「300年生きたガララワニの噂を聞いてね、熟成されてさぞかし美味かろうと様子見がてら足を運んだ」
「へぇ…ハンターとしての情報収集力は凄いな」
「久しぶりだな嬢ちゃん!無事で何よりだ」
ポンズ「あっ…!メイン!!トムさん!!」
すると前回ともに旅をしたメインと案内をしてくれた十夢が現れた、メインの後ろにはシャクレノドンと言う翼竜獣類の猛獣が倒れ込んでいる。
メイン「俺がメインだ、カンタローだっけ?何が目的だ?」
カンタロー「フッ…美食屋と呼ばれるお前に頼む依頼なんて決まっているだろう。ざっくり言うとな、美味いもん食わせろやコラって事だ」
メイン「何様目線だよ!?まぁいいけどポンズとはコンビってほど付き合いは無いぞ?なんでこだわる?」
メインはジロリとカンタローを睨む、幼いながらにして中々の気迫を感じるメインにカンタローは内心喜びながら振り向きポンズを見る。
カンタロー「色々な出会いのせいか、お節介な奴らの悪癖がついちまってな…ほっとけないんだよ、お前ら。ある程度まで見届けたくなった」
メイン「…嘘偽りは?」
カンタロー「騙す理由が見つからない」
暫く静寂が続くとメインはニカッと笑って右手を差し出す。
メイン「なら良いぜ、“思い立ったが吉実、その日以降はすべて凶日”だ。コレからよろしくなカンタロー!ポンズ!」
カンタロー「おう、よろしこ」
ポンズ「え、私も含まれてるの!?」
メイン「なんだよ、嫌なのかよ」
ポンズ「あ、嫌とかそう言う訳じゃ…」
カンタロー「気にするな、ギャグパートでは話がポンポン進む事はよくある事だ。今の内に慣れとけ」
ポンズ「いまってギャグパートだったの!?」
「「セリフばっかだしそうじゃね?」」
ポンズ「ハモった!!」
いきなりな展開に驚くポンズ、作者もここまでで全然タイトル回収できてない事に内心焦っている。いやマジでいつのまにか3000字行ってるよ…ヤバいよヤバいよ…
「「「お前が一番メタいよ!!」」」
はい、すみません。ヨハネスさんお願いします。
ヨハネス「え!?あ、はい。メインさん…ガララワニの捕獲お疲れ様でした。流石は四天王…
ヨハネスはいきなり話を振られてメインに話しかける、ホントにごめんねヨハネス…私は結構好きよ。
カンタロー「話進まないから黙ってろ」
メイン「兄貴達も基本的には自由人だからな、IGOの望んでる活躍は期待するだけ無駄だと思うぜ?」
ヨハネス「それはそうと、丁度依頼したい仕事が一つあるのですが…」
メイン「またかよ、IGOにはお抱えのハンターがいるだろう?何で俺にそんな話ばかり持ってくるんだ」
ヨハネス「虹の実がなりました」
メイン「何…?」
ポンズ「虹の実!?虹の実ですって!?」
ヨハネス「ちょっ…声がデカいぞポンズくん!!」
カンタロー「そりゃデカくもなるだろう…なんてったってあの伝説級の食材なんだからな」
虹の実…それは気温や湿度によって七色に味を変えると言われる幻の木の実で、25メートルのプールに虹の実の果汁をほんの1滴垂らすだけでプール内の水すべてが濃厚で芳醇なジュースに変化する程の果汁濃度の濃い果実なのだ。それ一つで一生を遊んで暮らせる値段で取引される最高級食材なのだ。
十夢「しかし、自然界ではもはや絶滅したというウワサもあるが…本当なのか?」
カンタロー「いや、虹の実を実らせる虹の樹はは確かに落雷とかにゃ弱いがそこまでヤワな植物じゃない。それは一部のグルメ資産家が実の値段を上げる為に流したブラフだ」
ヨハネス「先日我々IGOの“庭”で実をつけるのに成功しました、勿論天然とは言えませんが……」
メイン「オタクらお得意の品種改良かよ…」
カンタロー「しかしそれだけならメインに頼る必要はないんじゃあ無いか?何かトラブルでも起きたってか?」
ヨハネス「はい、トロルコングが虹の樹に巣を作ってしまい誰も近づけません…!!」
ポンズ「トロルコング…?」
カンタロー「噂で聞いたな、確かIGOが品種改良で作り出した哺乳獣類で推定捕獲レベルは9…4本の腕で敵を挽肉にしちまう凶暴なヤツだ」
ヨハネス「先日、一両20億するグルメ戦車を出動させましたが……見事ひっくり返されました……重さ40トンの戦車がです」
それ言葉にポンズはガララワニ以上のレベルに顔を青ざめ…十夢はその強さに戦慄して顔を曇らせる、カンタローは無言を貫きメインは呆れながら頬をかく。
メイン「全く変ものばっかり造りやがって…」
ヨハネス「報酬は後程…開けてくれますか?」
メイン「ったく……しゃーねーな!俺も食ってみたいし行ってみるか、懐かしき庭によ!!2人共行くぞ!」
カンタロー「あぁ、了解だ」
ポンズ「えっ」
こうして、流されるままポンズはメイン達と共に新たな冒険に出かけた…
「…聞いたクルッポー?こんな美味しさてんこ盛りのニュース、逃す手はないわ!」
「クルッポー!」
謝罪します、ワクチン接種で体調崩してました。
本当に申し訳ない…連休で色々投稿する予定だったのに…マジつらたんですわ。次回はメインの目標とポンズのオリ設定に触れます、お楽しみに!!
次回予告は必要? ※期限はハンター試験編まで
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必要だからやって!
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大丈夫、やらなくていい
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アナタの自由にしたら?
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ほかのアンケートやってホスィイ