オーバーロード~死の支配者と剣聖~   作:高島 秋

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オーバーロード4期きますね!
とても楽しみだなぁ。
久しぶりに全巻読み直しましたよ!w
ということで、初めて?クロスオーバー作品となります。
と言っても、NPCがあのキャラ達ということです!
スキルなどもガンガン出します!
よろしくお願いします!

では!どうぞ!


第1話~始まり~

 

 

 

 その日は一時代を築いたユグドラシルというゲームの最終日だ。12年という年月を最高の仲間と過ごせ本当に幸せであったとモモンガは思う。友人に誘われ始めたゲームであったが、あまりにも広大なマップに加え、プレイヤーの自由度がとても高いというのが爆発的人気を生んだとのことだけど納得の一言だった。異業種を選択したこともあってか狩りに襲われるということもあったが、それをきっかけに最高の仲間たちに会えたのだから今ではいい思い出かな。最後だしギルメンに連絡してみたけど、さすがにこないかな。寂しいけど皆にも現実(リアル)がかかっているから仕方ないか。

そんなことを考えていたら突然伝言(メッセージ)で連絡してくるものがいた。

 

「モモンガさん、久しぶり」

「え、えぇ!? 本当に久しぶりですねヒロアキさん!!!!」

 

彼とは現実(リアル)でも数少ない友人の一人でこのゲームに誘ってくれた親友、とも呼べる存在だ。ここ最近忙しくてログイン出来ていなかったようだけど来てくれたみたいだ。今、ナザリックには誰一人として残っていない。そんな中、別ギルドではあるが友人がいたのだ。嬉しくないはずがない。喜びすぎて少しオーバーリアクションだったかもしれない。だけど、そのぐらい、本当に嬉しかったんだ。

 

「何というか、本当にあっという間だったなぁ」

「そうですね。本当に、そうですね…」

 

少ししんみりしすぎただろうか。サ終前はこんなもんかと思いながら別の話題を振る。

 

「そういえば、冠位神殿(かんいしんでん)のほうは何人か残りましたか?」

「さっきまで数人いましたよ。と言っても、全員ログアウトしましたけどね!」

「あっ、そうなんですね。こっちもさっきヘロヘロさんが来たんですけどね…」

「えっ、まじかぁ。みんな辞めてしまったのか…」

 

うおおおしんみりしてたのを更に空気重くしてどうするぅぅうう!?ヒロアキさんがいたころにはまだ15人ぐらいいたから余計につらいだろおおお!なにしてんだぁ俺ぇぇえええ!

そんなモモンガの考え知る由もなく。

モモンガさん辛かっただろうな。ナザリックこそが彼のすべてみたいなもんだったのに。頭ではわかってても納得できない部分はあるだろうなぁ。今聞いた感じからするにほぼ1人で維持費稼いでいたんかな。ナザリック地下大墳墓維持するの結構大変だろ。俺のところの神殿だってナザリックの半分より小さいのに大変だったんだからなぁ。まぁだからこそモモンガさん(・・・・・・)って呼んでるんだけどね。本人はさん付けしないでほしいって言ってたけど。だからこそ、かける言葉は決まっている。

 

「モモンガさん、時間まで話しませんか?」

「っ!ぜひ!」

 

そう、最後の瞬間まで、この世界を堪能することに決めたのだ。まさか、あのようなことが起きるとは微塵も思っていなかったが。

 

「へぇ、そっち残っていたの熱血神父さんと信ジュナさんなんですね!正直意外ですけど」

「俺もあの2人だとは思わなかったよ。けもあねさんとかシスターさんが残っていたとばかり」

「だよな?あの2人のNPCへの力の入れようはすごかったしな!」

「あぁあの性癖をこれでもか!っと詰め込んだやつですね」

「そうそう、だから最後くらいは顔見に来ると思たんだけどなぁ。そっちのあの姉弟もいるとばかり思ってた」

「そうですねぇ。はははっ」

「急に笑うの怖いんですけど!?」

「いやぁすみません。少し思い出しちゃって」

 

思い出話に花を咲かせていたら残り数秒となった。にしてもモモンガさんの記憶力半端じゃないな。ユグドラシルに関することはすべて覚えてそう。あぁ、いよいよ終わる。今までの思い出が走馬灯のように、脳内を駆け巡っていく。素材集めやキャラの解釈違いで喧嘩したり、ワールドアイテムを手に入れたり、ギルドを立ち上げたり、500人の侵攻を跳ね返したり、ギルドランキングでトップ30に入ったり。あぁ、本当に…

ヒロアキさんと話していたらあっという間だったなぁ。2人そろってそれぞれの拠点の玉座にいるとか。さて、せっかくだし、アルベドの設定でも見るか。なっっっっが!?流石設定魔のタブラさんだなぁ。最後ちょっとあれだけど…いやいくらなんでもこれは。しかしタブラさんが作った設定を今更変えてもなぁ。まぁいっか。さてと、これが正真正銘の最後だ。サーバー落ちたら早く寝ないと。明日は4時起きだしなぁ。仕事にも差し支えるし。あぁ、本当に…

 

 

 

 

楽しかったな

 

 

 

時間が来てもサーバーが落ちない。これは一体どういうことだ!?

 

 

 

「モモンガさん、サーバーダウン延長のお知らせってきてましたっけ?」

「いや聞いてないですよ!?GMコール使えないしコンソールも開かないし」

「ということはあれですか。昔流行ったていう”異世界転生”でもしたんですかね」

「いやいやいやいや!流石にない、ですよね」

「と、取り敢えず自分たちで確認できることは確認しましょう。そうすれば何かわかるかもしれませんし」

「そうですね。今はいったん落ち着いていろいろ検証しましょう」

 

ありえないと思いたかったが、衝撃の事実が次々に明らかになっていく。

まずNPC達の行動だ。話したと思ったら口が発音通りに動いている。ユグドラシルには存在しなかった機能だ。それに若干だがいい匂いもするし、表情もとても作り物とは思えないほど豊かだ。それにR18に抵触することも何も問題なくできてしまう。そして何より驚いたのが、ナザリック地下大墳墓から出ることが可能な点。確かに周囲探索を命じてみたが実行できるとは思ってもいなかったため少し焦っている。下手なことは言えないなと心のメモに記しつつ、同じ状況に陥っているであろう友人に連絡を取る。

 

「そっちはどうですかヒロアキさん」

「うーん、魔法とアイテムは問題なく使えた。でもそのくらいだ同じ点は。NPC筆頭に外の世界もユグドラシルとは異なる」

「そっちもですか。はぁ、どうすればいいんだ…」

「取り敢えず、お互い一通りことが済みましたら会いませんか?ナザリックとうちで交流するという名目で」

「わかりました!こっちに来るって事でいいんですかね?」

「そうするつもりですが、無理そうですか?」

「大丈夫ですよ。ナザリックを挙げて歓迎します!」

「ははは!楽しみにしてるよ!んじゃ、またな!」

 

そう言ってメッセージは切った。向こうも忙しいだろうから切ったけど、ちょっとあっさり過ぎたかな。近いうちに会えるし、今はほかにやることあるしいっか。

そうこうしているうちに揃ったようだ。

 

冠位(グランド)の資格を持つNPCは全部で22人。資格があるというだけでこの称号を与えられているのは7クラス最上位NPCとその統括マーリンのみ。戦闘力的に殆ど遜色ないが微妙なステータス差があるため計8人のみだ。だがこうしてみると、圧巻の顔触れであることは間違いない。皆整った顔立ちだしな。

 

冠位(グランド)セイバー、アルトリア・ペンドラゴン。御身の前に」

冠位(グランド)アーチャー、超人オリオン。御身の前に」

冠位(グランド)ランサー、神祖・ロムルス・クィリヌス。御身の前に」

冠位(グランド)ライダー、アキレウス。御身の前に」

冠位(グランド)キャスター、ネロ・クラウディウス。御身の前に」

冠位(グランド)アサシン、山の翁。御身の前に」

冠位(グランド)バーサーカー、モルガン。御身の前に」

「守護者統括、冠位(グランド)キャスター、マーリン。御身の前に」

 

こうして、NPCが動き話、忠誠を誓ってくれている。この状況をほかのメンバーが目にしたら。

 

『え!?推しが動いてる話してる息してる生きてるぅぅう!?』

 

ってな具合で歓喜の叫びをあげていたに違いない。そしてそれはこの俺もだ。正直感動しすぎてまともに立てていない気がする。だが、こうして固まったままでは不審に思われる。何か、言わなければ。

 

「守護者達よ、よく集まってくれた。礼を言う」

「何を申されますかマスター。我々はあなた方によって創造された身」

「如何にも。こうしてお仕えできることこそ何よりの喜び」

「全てを御身に捧げる所存でございます」

 

この謎の忠誠心の高さは未だに慣れないが、時期に慣れてくることを祈るしかない。さて、できる上司とはどのようなものかはいまいちはっきりとわからないが、俺がしてほしかった言ってほしかったことを取り敢えず言ってみるか。それから反応を見て今後に役立てるとしよう。あぁ、この辺もモモンガさんと共有したいなぁ。

 

「今ので私は確信した。君たちであれば私の願いを必ずかなえてくれると。期待しているぞ」

 

どうやらこれで正解だったらしい。皆の顔が引き締まりつつも嬉しそうな顔をしていたから。

 

「さてと、マーリン。改めて冠位(グランド)が集まった今、冠位神殿(かんいしんでん)の今置かれている状況の説明をしてくれ」

「了解したよマスター」

 

マーリンが先ほどの報告を一言一句たがわず話す。流石というべきかなんというか。この辺りにはNPCとしての面影が見えるな。まぁ、やりとりは明らかに其の域を超えているが。

マーリンの報告を聞きながら、頭の中を整理しようと思ったのだが、予想をはるかに上回ることばかりなので上手くいかない。幸いなのはそう遠くない位置にナザリックがあることくらいか。モモンガさんも1人だと聞いたけど、あんなに広いところで、あんなにナザリックを愛していたメンバー達だったのに。だからこそ余計つらいだろうなぁ。ギルド冠位神殿(かんいしんでん)はとあるゲーム及び作品を愛してやまない者たちの集まりだ。そのためか、ここを創りあげたときに燃え尽きてしまった者も多かった。15人いた仲間も最終日には3人になってしまった。その3人も挨拶してすぐログアウトしてしまった。恨む気持ちも全く無いわけじゃないけど皆明日を生きるのに精一杯なんだからとそれ以上考えるのはやめた。

 

「マスター。今後の方針を」

 

余計なことを考えていたらすでに終わったようだ。

 

「そうだな。マーリン、君はナザリックに赴く面々を決めてくれ。各守護者達は各々の階層に戻り警戒に当たれ。冠位神殿(かんいしんでん)全体としての警戒レベルは最大限に。以上だ。各自、役目を果たせ!」

「はっ!」

 

指示は出したし、これで少しは休めるかな。さすがに疲れた。色々ありすぎたしな最近。うん、休もう。

 

「マーリン。私は少し休む。自室にいるので何かあったら伝言(メッセージ)を頼む」

「承知しました、マスター」

 

漸くと言っていいか、休みがとれたので自室に向かっているのだが、果たして今の私は眠ることが可能なのだろうか。異業種である自分は。その辺もモモンガさんと相談したいなぁ。人化のアイテムはあるにはあるけど、今使ってもなぁ。急に襲われないとは限らないし、もし襲われた時対処が遅れる。

だが今は、これ以上何も考えたくない。休もう。

 

 

 

「面を上げよ」

「はっ!」

 

って絶望のオーラ出してどうするんだ俺!これじゃ驚くだろ!だが幸いにも守護者各位は俺に忠誠を誓ってくれているみたいだし、いいのか、これで。早く相談したいよぉお!!!こんなの胃が持たないよ!?まぁ、忠誠を誓っていてくれていることはわかったんだけどこれはただのサラリーマンだった俺にはかなりきつい!誰か俺に帝王学を教えてはくれないだろうかぁ。魔王のロールプレイずっとしてるの疲れるしなぁ。いや楽しくできればいいんだけどこの状況では楽しめない。

 

「よく来てくれた各階層守護者よ」

「もったいなきお言葉」

「さて、皆に集まってもらったのはほかでもない。現在、ナザリック地下大墳墓は原因不明の事態に巻き込まれている。そこでセバスに状況を確認してもらっていたのだが…」

 

タイミングがいいのか待っていたのかは定かではないが、待っていたセバスに問う。すると驚愕の事態が発生していた。ナザリックは元々毒の沼地に位置していたのだが、辺り一面草原とのことだ。半径1㎞ほどには人型生物及びモンスターの類も見つからず。更に建造物も全くないため隠蔽工作が必要になってしまったことなど問題が山積みだ。だが今すべきなのは、一刻もこの場から離れることだ!

 

「なるほど。状況は今聞いた通りだ。ナザリックはどこか不明な場所に転移したと思われる。各位警戒を怠ることなく、各階層の守護に当たれ。アルベド、デミウルゴスらを中心に今後の方針を話せ。以上だ。何かあったらメッセージをよこすように」

 

一刻も早く立ち去るべく、逃げるように自室に転移した。少し早口だったと思うが出すべき指示はすべて出せたはず。そう自分に言い聞かせた俺は同じ状況に陥っているであろう友人にメッセージを飛ばした。

 

 




久しぶりにss書いたのでいろいろ変かもしれませんが、
今後少しでも良くなるように頑張ります!

ではでは~
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