SHINKALION ANOTHER OMNIBUS   作:光レーサー鉄四駆

3 / 8
執筆時期:34話以前

JRによる新幹線ヒーロー同士コラボしてほしい・・・
という思いで、EVA.回のようなコラボ回を想定し執筆
前々回が「人間しか居ない」のが自分の作品として珍しかったのに対し、今回は「カンセンジャーとシンカリオンのコラボ回」の妄想の為、“ヒカリアンが居ない”という点が珍しいものになっています。
・・・尤も直接ではないところにヒカリアン要素を強く取り入れておりますがw

500はポジションとしては良いところに入れたものの、そのポジションに入ったが故「活躍」が出来なかったこともあり、今回のようなコラボ回と言う形の1話だけでも活躍を見せて欲しかったですね・・・
923に罪は無いのですが、5年前・・・
いや、20年以上前からの最推しですしやはり最終回でも映画でも出撃しなかったのはどうしても納得が・・・
せめてフラグ的に出てて、満を持して唯一の上越機としての立場もあるE2であれば・・・

Zでは期待しております・・・


出撃!カンセンジャー500

「この地に居るシンカリオンは、間違いなく白いシンカリオンよりも高い性能を持っている。

しかし、運転手の能力はそこまでではない。」

「つまり、緑のシンカリオンが辿り着く前に決着をつければ」

「合体も封じ、勝てる可能性が高いと言うわけか・・・」

 

~~~~~~

 

「君、500系好きなのかい?」

京都にある機関庫を増築されて創られた巨大な鉄道博物館

ここに展示されている500系新幹線量産先行試作車を写真に納めている少年が、誰かに声をかけられた。

「職員さん・・・?

はい!日本ではじめて時速300kmでの営業運転を実現するため、アルミハニカムのボディと翼型T字パンタグラフと言う他にはない装備を惜し気もなく注ぎ開発されたこの車両は、まさに浪漫の塊ですよ!!」

「ハハハ、そこまで言ってもらえてなんだか嬉しいよ。

私は今日はここに助っ人に来ているけど、普段はこの新幹線に乗って車掌をしているんだ。」

「へー!そうなんですか!!」

「君は、よくここに来ているのかい?」

「いえ、家が大宮なので普段はそっちの鉄博に行っているのですが

京都に単身赴任中の父が風邪を引いてしまいまして・・・

そのお見舞いついでに寄ってるんです。」

「そんなに遠くから!

それは・・・」

プルルルルル…

話の途中でいきなり少年の携帯電話が鳴り始めた

「す、すみません

俺急用ができちゃって・・・

失礼します!」

少年は職員、いや車掌に礼をすると奥の方へ駆け出した

「気を付けてね

・・・

って、そっちは出口じゃないよ!!」

彼は少年が外とは反対方向へ向かったのを見ると、後を追いかけた

 

~~~~~~

 

「『関係者以外立ち入り禁止』・・・

ここだよな・・・」

彼は少年が入っていったドアを見ると、横にある認識装置に名札をかざす

しかし、依然鍵はかかったままで解除されない

不思議に思い何度か試すものの反応はなかった

「これは・・・?」

彼は名札から手を離すとポケットを探りICカードを取り出して翳す。

するとカチャリと音が鳴り鍵が外れる

それを聞いて、彼は扉の中に入った

そしてその先に並んでいた自動改札を同じICカードで抜け、回りを探ると、大きなモニターと無数の椅子が並ぶ部屋へと辿り着く。

「これはJR東日本東北新幹線のE5系はやぶさ・・・!!?

何故ロボットに・・・?」

「き、君は・・・?」

その時、モニターのE5系・・・

「シンカリオンE5はやぶさ」は向かい合っている敵

・・・「大仏」に突き飛ばされた

「大丈夫か!?ハヤト君!!?」

『これくらい平気です・・・!』

「彼が運転しているのですか?

何故子供が・・・」

「あのロボットはシンカリオン

十年前突如現れた巨大な敵に立ち向かうため開発された機体だ

彼は、それを運転できる高い適合率を持った数少ない人間なんだ

敵は黒い粒子で様々なものを巨大怪物体・・・

怪物に変え襲いかかってくる

今回の敵があの大仏、コードネーム『ブート・アップ・ブッダ』だ」

「大人は運転できないのですか・・・?」

「詳しくは私たちも解明できてないのだが、基本は本来の性能を発揮できない

一台だけ500が調整され地下に配備されているが、今唯一運転可能な運転手が出撃できなくてな・・・」

「500系・・・?」

「あ、ああ、500系だが

・・・居ない?」

指令長が振り向くと、すぐ横に居た筈の青年は既に姿を消していた

「指令長!500を格納している転車台が動き出しています!!」

「何だって!?

どういうことだ

500の運転台の映像をモニターに映せ!!」

 

~~~~~~

 

「コイツか・・・」

青年・・・

「ニシ タビト」は、500の先頭車を見つけると乗務員扉を開き運転席に乗り込んだ

すると自動でパイロットスーツが装着される。

それを確認するとタビトはICカードをかざした

それによりモニターに運転方法が表示され高速でスクロールしていく

彼はすべて読んだのか、迷うことなく運転台の中心に配置された超進化マスコン「シンカギア」へカードをタッチした

[ピピッ

この車両は、〔捕縛フィールド〕行きです]

500が起動すると、地面がせり上がり、梅小路機関庫の転車台へと辿り着く

そして車庫内から二号車以降が現れ連結する。

「戸締め点、時刻よし

シンカリオン500、出発進行!」

タビトがシンカギアのマスコンを下げると、それに合わせ500はヘッドライトを光らせ走り出した。

 

~~~~~

 

[超進化速度、加速しまーす]

「鎖錠良し、シンカギア作動良し!

チェーンジ、シンカリオン!!」

タビトが先程のICを運転室内にあったShincaケースに装填した

それを確認すると1番スロットに差し込む

[シン・・・カンセン

ナンバー01・・・

シリーズ500・・・

ロード成功

 

500、シンカリオンに変形しまーす]

少し間を置いて500系は連結を解除し、1,2,7,8号車のみとなる。

そしてみるみると姿を変え、それはE5系と同じようなロボットへと進化した

[シンカリオン500こだま]

「シンゴウスピア・ライフルモード!」

シンカリオン500は、信号を模した武器を手にすると、組み替え持ち直す。

それをはやぶさの頭を掴んでいる大仏「ブート・アップ・ブッダ」に向けると、その腕を狙い先端から強力なビームを放った

攻撃を受けたブート・アップ・ブッダはE5はやぶさから手を離し、その隙に脱出する。

「と、父さん・・・?」

「大丈夫かい、君!」

「その声、もしかしてさっきの車掌さん!!?

どうして・・・!!?」

「あの大仏を倒せばいいんだよね?」

「う、うん・・・」

「じゃあ、少しの間時間稼ぎを頼む!」

「わ、分かった!」

E5はやぶさは手にする改札を模した武器「カイサツソード」へ背中のウイングを装着し「超カイサツソード」へ強化すると、迫り来るブート・アップ・ブッダをそれで弾き飛ばした

そして着地したのを確認すると超カイサツソードを手前に掲げ90度回す。

すると『ピンポーン』という軽快なチャイムと共に、光の改札が現れ敵を拘束した

「今です!」

 

「正義の光よ!

チャージ・・・!」

タビトは右手に力を込めると、そのまま手のひらをシンカギアに掲げた

すると右手に持つシンゴウスピアに徐々に光が集まる。

そしてE5が敵を拘束したのと同時に全てが光に包まれた

「サンダーショット!!!」

500がシンゴウスピアを振るうのと同時に

胸とミサイルシールド両方のヘッドライトも強く輝き、

大仏を巨大怪物体へと変貌させていた黒い粒子を浄化していった。

 

「ブート・アップ・ブッダ、撃破・・・」

 

~~~~~~

 

「車掌さん!今日は・・・

あれ?」

E5から降りてきた少年は、隣に入線してきた500系に駆け寄る

しかし、誰も降りてこないどころか運転席はもぬけの殻だった

「これは・・・

ICOCA?」

後ろからやって来た指令長が、運転台に置いてあったICカードを見つける。

しかしそれを手にしたとたんピキリとヒビが入り、サラサラと崩れてしまった。

「これで遠隔運転していたのか?」

「出水指令長、あの人は・・・」

「ああ、一体何者だったのだろうか・・・」

 

~~~~~~

 

『そう、そんなことが・・・』

京都鉄道博物館の機関庫の上に、500系のような姿をした人影が何かと連絡を取っている。

「我々が思っていた以上にこの地球の技術は高く、ダークマインダーと異なる別の脅威と戦っているようです。」

『どうやらそのようね、こちらも調査を続けるわ。』




我ながら「ブート・アップ・ブッダ」のネーミングは秀逸だと思う
やっぱり新幹線変形ヒーローは動く大仏と対面しなくちゃ・・・!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。