Reborn in ポケットモンスター 作:カチドキホッパー
「イズミ隊諸君、我々は他の団員に先行してmpの掃討作戦を行う。
相手は少数であるがかつてはアクア団の特殊暗殺部隊として名を馳せた猛者だ。
油断することは許さん。」
アクア団幹部イズミは部下たちに檄を飛ばす。
普段はボスの秘書として活動しているが、そのイズミは元mpの副隊長、つまり現在暗殺などの汚れ仕事はイズミの部隊の仕事となる。
そして普段はイズミが現場で指揮をとり部隊全員での出動など過去ありえない事であった。
それほどmpという元同志は強敵ということがわかった。
「隊長、今回総出動となっていますし、ボスの演説でミッションの重要性は把握しているつもりですが、敵のデータを教えていただけませんか。
皆が最も疑問に感じているのは我々の部隊だけ手持ちポケモンを全て持たずに、本来の武器いかんを問わず銃火器を携行する指示が出たことなのですから。」
イズミの部隊の副官、ミズキが疑問を口にする。
さすが隊一の頭脳と呼ばれる才女と言われるだけはあるなとイズミは感心していた。
「そうね、まず手持ちポケモンを連れていかないことについては連れて行っても意味がないからよ。
mpの術士カイリは機械などの動作を封じる術があるのよ、よってモンスターボールが使えないの。
ポケモン出してぞろぞろ行ったら目立って暗殺なんてできないわ。
そして全員に銃火器を携行させているのは、言い方は悪いけど今回近接戦闘が意味をなさないからよ。
何人かは、ナイフや拳を武器にしているのは知っているわ。
だけどね、ボスのワダツミの剣を前にしては網にかかりに行く魚のようなものよ。
あいつの剣は腕が立つなんてなまっちょろいもんじゃないの。
これは元副隊長として断言するけどこの地方にあいつに勝てる剣士はいないわ。」
何人かの部下は戦慄する。
イズミ自身が相当な剣の使い手と知っているし、彼女は自他共に評価には厳しいため過大評価ではないということが分かったからだ。
自分たちが殺しにいく相手は化け物、最悪やられるという言葉が全員の頭をよぎっていた。
そんな緊張感のなか、ボスのアオギリが入ってきた。
「おうお前ら、隊長から話は聞いたか❔
今回の任務は比喩でもなんでもなく命懸けだ。
ただ死ぬことは許さん。
全員で生きて帰ってこい、これは命令だ。」
ボスの檄に隊員たちは奮い立つ。
そんな時イズミは以前からの疑問をぶつけてみた。
「ボス、彼らは何をする気なんですか❔
カイオーガを呼び出すのにその魔人とやらの力を使うということでしたが、いったいその魔人とはなんなのですか。」
「そうかイズミにはまだ話してなかったな。
この場にいる奴らにも行っとかねーとな。
世の中には幻のポケモンと呼ばれる連中がいる、全てのポケモンの祖先ミュウ、ジョウトの時を渡るセレビイとかな。
こいつもその分類になる。
奴の名はフーパ、光輪の魔神と呼ばれ捨てられ船の奥、もはや海の底と呼んでも差し支えない場所に封印された怪物だ。
フーパのやべえところはな、その輪っかをありとあらゆる空間に繋いでしまうことなのさ。
伝承によれば奴が悪戯で伝説のポケモンを呼び出し、それに怒り狂った伝説のポケモンたちによっていくつかの都市が滅びたそうだ。
そして自身の故郷の砂漠の都市をも滅したやつはいつしか世界を流れ何かしらの理由で封じられた。
その封印した道具に酷似したものが捨てられ船の調査法報告書の写真にあったが俺は手を出さなかったんだ。
伝承通りなら、やつは気分屋で制御できなければ、この地方が滅びると思ったからな。
だからその報告書も俺の私室に保管して他のものの目に触れないようにしていたんだが、その調査に行ったのがワダツミだからな。
どこかでフーパの話を聞いたんだろうな。
あいつらの性格上無駄なことはしねえ。
あの船に向かう理由なんざ他に見つからねえよ。」
「ボス、あの人は敵に容赦のない人ではありましたが、破滅主義者ではありませんでした。
どうして、あの人は変わってしまったんでしょうか?」
イズミは副隊長として間近でみていたのに彼らを止めることができなかったことをいまだに後悔していた。
「さあな。
俺もあいつのことはよく知っているつもりだったんだがな。
おそらく、お前以外のmpメンバーで当たらせたカイオーガに関する調査ミッション、あの時何かがあったんだ。
じゃなきゃお前以外のリーダーを含めたmpメンバー3人が全員いなくなるなんてあり得ねえ。
しかもそのうち1人は気が狂って死んじまってんだからな。」
アオギリはそういうと作戦室を出て行った。
『ワダツミ、カイリ。
あんたらには聞きたいことが山ほどあるんだ。
あんたらはあたしが必ず...』
そしてイズミの部隊は目的地に向けて出発した。
更新遅くてすみません
スランプ気味です。