Reborn in ポケットモンスター   作:カチドキホッパー

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第二話です
誤字脱字ご容赦ください


ホウエン編 翡翠の炎と古代の胎動
第2話


沢田綱吉は夢を見ていた。

10年バズーカで未来に行ったら時のことだ。

暗闇に閉じ込められてやっとの思いで抜け出したら棺桶に入っていたことで知った未来の自分の死。

後で偽装とわかっても、あの時の恐怖は拭えなかった。

自分の死に様を想像して怯えない日はなかった、何度も銃弾が自分を貫く様を夢にみた。

そしてまた今日も銃弾が自分の脳天に−

 

 ガクン

 

「痛え!」

 

強かにうった顎をさすりながら、あたりを見回すと鬱蒼とした木々に覆われた森の中だった。

 

『どこだここ…?

 パラレルワールドの並盛の近くかな?』

 

そんな考えに浸っていると、

 

「たっ、助けてくれぇ〜⁉︎」

 

おじさんの叫び声が聞こえた。

 

『こういう時って普通女の子助けて知り合いにってのが定石じゃないかなぁ』

 

などと心の中で毒づきながらも声の主を助けに走った綱吉。

開けた場所まで走り抜けると白衣を着た中年の男が尻餅をついて後退り、その男の視線の方をみるとー

 

「お、狼⁈

 いや、なんか知ってるのと微妙に違うような…?」

 

成犬よりちょっと小さいくらいの狼のような生き物が男に牙を剥いていた。

それくらい追い払えよ…と一瞬思いながらも狼だしなと思い直し、自分の武器であるグローブと死ぬ気モードになるための丸薬ー死ぬ気丸に手を伸ばそうとすると

 

「な、ない⁈

 やべえ、部屋に置いてきちゃったぞ…どうしよう、リボーン⁈」

 

いつもの癖で振り返るも頼りの家庭教師はいない。

そうだナッツは…と思い肌身離さずつけているVG(ボンゴレギア)大空のリングverXをみると

 

「なっ⁈」

 

指にはまっていたのは原型と呼ばれる本来の姿のボンゴレリングで、リングと一体化したナッツがいなくなっていた。

戦う手段がないことに気づいた綱吉は慌てて何かないかと必死に考えを巡らしていると

 

「そこに私のカバンがある!

 その中にモンスターボールが入ってる!」

 

地面を見ると肩掛けカバンが落ちていた。

モンスターボールってなんだよ⁈と思いつつも状況が打開できるならとカバンを開くと上半分が赤色、下半分が白色のピンポン玉くらいのボールが3個入っていた。

なんだこれ?この世界の匣(ボックス)兵器か?と疑問を感じながらも目の前の匣に死ぬ気の炎をいれるため、覚悟を炎に変えボンゴレリングに橙色の青空の炎を灯した。

 

「ゆ、指輪が燃えてる⁈」

 

驚く男を放置して直感で一つのボールを取り出すと中心の出っ張った部分にリングを当てると、ボールは拳代の大きさまで大きくなり中心から開いて光が溢れると…

そこには橙色の大きなヒヨコがいた。

 

「ってヒヨコデカっ!」

 

思わずつっこんでしまう綱吉だが、大きさは目の前のオオカミと同じくらいだしなんとか戦えるか?と考えていると

 

「そのアチャモは攻撃はたいあたりとひのこを覚えているぞ!」

 

と男が教えてくれる。

アチャモってこの鳥だよな?指示出せってことか?と思い

 

「え、えっと、たいあたり!」

 

と言ってみるとヒヨコ、もといアチャモは目の前のオオカミにぶつかっていった。

 怯んだ狼を見てすかさず

 

「ひのこだ!」

 

するとアチャモは口から小さな火の玉を吐き出し狼に当てた。

狼はフラフラしながら森の中へ帰っていったのだった。

綱吉は男に手を伸ばしながら

 

「あのー、大丈夫ですか?」

 

と声をかけると男がその手を握り返したのでそのまま立たせた。

 

「いやー助かったよ、ありがとう!

 まさかポチエナが襲ってくるとはね!

 私はオダマキ、ポケモン博士をしている者だよ。

 ところで君はなんでパジャマなんだい?

 それに、指輪が燃えていたのは…」

 

このオダマキという人は白蘭から説明のあったポケモンの博士らしい。

 

「おれは沢田綱吉っていいます。

 質問の方はなんとはなしたものやら…」

 

困っているとオダマキが

 

「なら近くに私のオフィスがあるからそこでゆっくり聞こう。

 あまりの服でよければ、それに着替えればいいさ。

 それに、アチャモを休ませてあげないとね?」

 

気づけば自分の足に頬擦りしているアチャモを見てふと思った疑問を聞いてみる。

 

「あの、アチャモってどうやってボールに仕舞えばいいんですか?」

 

オダマキは一瞬怪訝そうに顔をしかめるも

 

「あぁ、それならボールをアチャモにむけるんだ」

 

言われた通りボールを向けると赤い光がボールから伸びてアチャモを包め込み、気づくとアチャモは消えていた。

 

「さぁ、ボールに収めたことだし、歩きながらでもゆっくり聞こうか。

 この辺は草が多いけど、スリッパで大丈夫かい?

 オフィスに使ってない靴があるからちょっと我慢しておくれ」

 

なんでもあるなこの人のオフィス、と心の中で突っ込みながら一緒に歩いて自分が別世界の人間であること、つれとはぐれてしまったこと、生体エネルギーを死ぬ気の炎としてリングに灯したことを説明した。

 

「さ、ここが我がオダマキ研究所だ!

 今聞いた話はもっと詳しく聞きたいけど、まずは森の中にいたしシャワーを浴びて着替えておいで。

 アチャモは私の方で休ませておくよ。」

 

ここは博士の好意に甘えようと思い、着替えを受け取りシャワールームに向かった。

 

 




一話目ではポケモン要素ほぼありませんでしたが、最初の舞台はホウエン地方です。
手持ちポケモンは考えながら随時出していこうと思います。
携帯でやってるので一話がかなり短くなっております。
お目汚し失礼しました。
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