Reborn in ポケットモンスター 作:カチドキホッパー
確かに似てるけど、名前のセンス違いすぎない?
綱吉が最初に抱いた疑問はそこだった。
上からサファイア、リョウヘイ、キョウコ
思い切ってキョウコに聞いてみると母親が外国の人のようでキョウコのみためで白髪青目らしい。
目の色だけはサファイアにしか遺伝しなかったようで生まれた瞬間目を見た母がサファイアと決めたらしい。
そんなオダマキ家の隠れエピソードを聞きちょっと満足した綱吉。
そんな中ルビーが切り出す。
「具体的な修行は明日からだけど、第一段階として君の相棒たちをジュカインとバシャーモに進化させる。
その中で戦い方と技を僕たちから盗むんだ。
今日はしっかり休んでね。」
そして2人は部屋を出て行った。
「キョウコ、あの2人強いよね?
しかもめちゃくちゃ」
「お姉はホウエンのジム攻略最速記録を持ってるし、ルビーさんは同じかそれくらい強いよ。」
今度こそセンリに勝つ、そのための修行が始まる。
「まずはあたしと修行ったい!
妹を任せられるか、みせてもらっとよ!」
どうやら負けられない戦いがここにもあるみたいだ。
アルとヴェルをだす。
修行の効率を考えてダブルバトルだ。
お姉さんはバシャーモとボスコドラを出してきた。
どっちもヴェルには苦手なタイプだが、強い相手じゃないと修行にならない。
「…そう、この修行は進化だけじゃない。
君が燃えたとき、相棒たちも最高のパフォーマンスに達する。
それを自分で引き出すのがここでの目標だ。」
ルビーはセンリとのバトルを見ていた。
その中で父が今までのバトルとは違う意味で本気であることを感じた。
それを試練と言った父の胸中はわからないが、どうせなら自分が試練を受けるものを仕上げてみたい。
そう思ってしまうのがかつてホウエンのトップトレーナーとして名を連ねたルビーとサファイアだった。
そして待ち望んだその時がやってくる。
バトルの中でシンリョクとモウカを発動していた2匹のオーラが爆発的に高まり、
新たな姿をその場に晒す。
ジュカイン、バシャーモ。
修行の第一段階を達成した瞬間だった。
「ヴェル、アル、やっぱお前らすごいよ。
動きも昨日のバトルとは段違いだ。
これで次のバトルは!」
「悪いけどまだったい。
ルビー、こっからは本気出してもええんね?」
サファイアの質問をルビーが頷くだけで返す。
その瞬間、サファイアの覇気が段違いになる。
「ツナくん、あんたに妹を任せるにはまだ足りん。
だからこの第二段階の修行は、あんたも死ぬ気になりんさい!」
そしていつの間にか腕に装着されていたセンリと同じバングルが輝きを放つ。
その深いサファイア色の瞳の中に溢れんばかりの光が瞬く。
「メガ進化!
メガバシャーモ、加減はいらん。
ブラストバーン!」
メガバシャーモから溢れんばかりの熱気を感じた。
直感が告げる、これをまともに受けたら瀕死どころじゃすまない。
そして直撃の爆風が辺りの木を蒸発させていく。
「ちょ、お姉!
これはやりすぎ!
そんなんだからホウエンの爆炎姫とか呼ばれるんだよ!」
「キョウコ!
言ってええことと悪いことがあるとよ!
それに、あんたも究極技は覚えんといけんから人ごとやなかとよ!
それに…え、」
サファイアは驚愕した。
直撃の爆心地、そこには2匹が傷一つない姿で座り込んでいた。
そしてその前には、死ぬ気モードの綱吉が立っていたのだ。
「…これはどう言うことだ、修行の威力とは思えないぜ。」
流石に綱吉も言わざるを得ない威力だった。
そこはルビーが近づく。
「へぇ、やっぱり君も戦えるんだね。
サファイアが言ったはずだよ、第二段階は君も死ぬ気になれと。
次の修行は君自身がその状態でメガバシャーモと戦ってもらう。」