Reborn in ポケットモンスター 作:カチドキホッパー
「どういうことだ、俺とメガバシャーモが戦っってもなんの修行にもならないぞ?」
綱吉はルビーから告げられた第二段階の修行について理解できなかった。
「そんなに難しいことではないよ。
昨日のジム戦やさっきのサファイアとのバトルでも思ったけど、君の中での戦いのイメージとポケモンたちの戦いのイメージが一致していない。
そこいらのトレーナーとなら勝てるだろうけど、これから君が戦う相手たちを考えるともっと強くならないと戦えないよ。
そして君が炎を灯す姿を見て確信したんだ。
君は特殊な能力を持っていて君自身もこと近接戦闘においては相当な経験値を持っている。
だから2匹、特にバシャーモには君の戦いを見てもらって戦い方をトレースさせたいんだ。」
ルビーから語られた修行の目的について綱吉も思うところがないではなかった。
確かに近接戦闘では自分の思い描くバトル展開をできていないがトレーナーが想いを押し付けてはいけないとあえて言わず、逆に成長して行く二匹の癖を理解して行くつもりでいた。
しかしトレーナーだけが優秀でもポケモンだけが優秀でもダメなのだ。
「…わかった、始めよう。」
そして綱吉とメガバシャーモのバトルが始まる。
「火炎放射」
メガバシャーモからはかれる極炎の吐息が綱吉を焼こうと迫るが、綱吉は炎の逆噴射による高速移動によって避ける。
「早いね、アル、ヴェル。
君らのためにトレーナーが体を張っているんだよ。
目にやけつけなよ。」
ルビーは綱吉の手持ち二匹に語りかける。
彼らが動きをものにしなくては無意味なのだ。
ルビー自身ポケモンとトレーナーを戦わせるという無謀、というより非常識な修行を考えたことがない。
だが綱吉自身が戦える以上、彼らの先頭のイメージは限りなく近づけたい。
綱吉は高速移動を繰り返すがメガバシャーモの特性は加速、徐々に速度がおいつき、殴り合いを演じることになった。
『早い、それにパワーもかなり強い。
バージョンボンゴレギアのグローブじゃないと引き離せない…』
そう、綱吉のボンゴレリングはこの世界に着いたときに見てみるとボンゴレギアではなく、ボンゴレリングに戻っていて、同化したはずのナッツは行方不明となっていた。
だが、今綱吉には手持ちポケモンという別の仲間がいる。
彼らも綱吉の勝利を望んでいる。
メガバシャーモが加速の勢いを利用してブレイズキックを放ってくる。
ルビーが綱吉の負けを予想した時、仲間の絆が奇跡を起こす。
「決まった…なんね、これ?」
メガバシャーモのブレイズキックがヒットする直前に綱吉のグローブから虹色の光が巻き起こり、放出の勢いでブレイズキックをせき止めていた。
「この光、やはりあの指輪は…」
ルビーは光の正体にある程度予想がついたが、このバトルだけは予想できなかった。
そして光は収束した炎すらも消しとばす。
「…この炎は」
綱吉にはこの新たな力の正体はわからなかったが、確かに感じるのはこの力がボンゴレギアに勝るとも劣らない力であるということだ。
「おい、最初に放ったわざと俺のとっておきで勝負だ。
オペレーションX」
綱吉はブラストバーンを正面から打ち破るためにXバーナーの体制にはいる。
「よかよ、受けてたつったい‼︎
ブラストバーン、フル、パァワァー‼︎」
「Xバーナーァ‼︎」
二つの巨大な炎が真正面からぶつかり合う。
だが、綱吉の炎を後からおうように虹色の光がグローブから放たれ……