Reborn in ポケットモンスター 作:カチドキホッパー
第二段階の修行から1週間が経過した。
「待っていたよ、綱吉くん。
それで?
強くなったから再戦しにきたのかい?」
ツナヨシの目の前に立つセンリが挑発的に訪ねてくる。
綱吉も既に臨戦体制なのか額に炎を灯している。
「あぁ、この間の俺たちと同じに見えるか?
見せてやるぜ、俺たちの死ぬ気をな」
そして2人はヤルキモノとバシャーモのアルを出してジム戦が始まった。
「この1週間で進化させたか
確かに見違えたな。」
「変わったのは見た目だけじゃないぜ。
アル、フェイントからのブレイズキックだ」
アルはジグザグと奔放な動きでヤルキモノを惑わせブレイズキックを叩き込むとあっけなくヤルキモノは戦闘不能になった。
「おいおい
桁違いなんてもんじゃないぞ。
君一体どんな修行をしてきたんだい?」
ヤルキモノも通常のジム戦においては難敵として認識されており、前回の戦いではワカシャモだったアルと互角の戦いを演じていたのだ。
それが進化したからといって、一撃で倒されるなどあり得ない。
「さぁどうだろうな。
それより早くメガミミロップを出せよ。
リベンジしたがっている奴がいるんだ。
そうだろ、ヴェル?」
綱吉はアルと交代でヴェルを出した。
ジュカインに進化しただけでは説明が付かないほどの覇気を感じさせるその姿にセンリは認識を改める。
「やはり君は試練を受けるべき人間みたいだね。
なら沈めてくれよう、我が絆の力で‼︎
メガ進化‼︎」
メガミミロップとヴェルのリベンジマッチが始まった。
二匹とも高速で移動し、すれ違いざまにメガトンキックとリーフブレードがぶつかり合う。
「早いな、だがいつまで持つかな。
そこだ、冷凍ビーム」
ヴェルが立ち止まったのを見逃さずセンリが冷凍ビームの指示を出す。
「ふっ、待っていたぜその技を。
ヴェル、タネマシンガンで足場を崩せ。」
ヴェルのタネマシンガンがメガミミロップの足元に打ち込まれ地面が沈む。
そしてその反動で口元にためていた冷凍エネルギーを噛み砕いてしまい、大ダメージを受けるメガミミロップ。
「おいおい、今の口ぶりだとまるで狙っていたかのようじゃないか。」
「狙っていたんだよ、実際に。
前回のバトルでも弱点の氷タイプの技を仕掛けてくるのは目に見えていたんだ、対策くらいしているさ。」
「ほぅ、ならこれは対策できたのかな?
炎のパンチ」
まう土煙の中からボロボロのメガミミロップが燃える拳を打ち込んでくる。
咄嗟のことに反応の遅れたヴェルはクリーンヒットをくらいフィールドに沈み込む。
「対策は結構。
だが俺たちは対策されているなんて日常茶飯事なんだよ。
一つ技を攻略したくらいで勝った気になられては困るな。
しかも君の相手はメガ進化したポケモンだ、簡単に勝てると思うなよ。」
センリがプレッシャーをかけながら綱吉に凄む。
しかし綱吉は
ー笑っていた。
「で、なくっちゃな。
この程度で勝てるなら拍子抜けだぜ。
そうだろ?アル」
綱吉の手にはモンスタボールが握られていた。
そしてフィールドにヴェルの姿はなく、代わりに空中を舞うアルの姿があった。
そして空中から逆さまに落下しながら左手で後方に向けて炎を放つ。
それは支えるための柔の炎、放つべき炎は右拳に灯される。
「なんだその技は‼︎
打ち砕け、破壊光線」
「アル、見せてやろうぜ。
俺たちのとっておきをな
ブラストバーン‼︎」
そして右拳から放たれる極大の炎が破壊光線すら飲み込み、メガミミロップを焼き尽くした。
アルはそのまま地面と激突した。
「おいアル、せっかく技が決まったのそれじゃカッコつかないだろ」
そう笑いながらも綱吉は新技を決めた相棒を誇らしく感じていた。
そしてメガミミロップは
気絶して、メガ進化が解除されていた。
「まさか究極技を習得していたとはね。
ということは君たちを鍛えていたのは、ルビーだな?』
勝負が終わりセンリと握手を交わす際にそんなこと聞かれた。
「そうですよ父さん。
本来僕のキャラじゃないんですけど、未来の義弟への先行投資と思って鍛えたんですよ。」
そう言いながら観客席から拍手を送ってくれたのはルビーとサファイアだった。
それを聞いて笑いながらセンリはバランスバッジを綱吉に差し出した。
「まずはジム戦勝利おめでとう。
これがバッジだよ。
そして試練を乗り越えた報酬を渡そう。
着いてきなさい。」
センリに言われるがままジムの奥へと足を進める綱吉。
奥には祭壇があり一つの木箱が置かれていた。
しかし木箱の中心に小さな焼け焦げた跡があり穴が空いていた。
「今こそ君に継承しよう、若きボンゴレ。
時の王の眷属、大空の御子よ。」