Reborn in ポケットモンスター   作:カチドキホッパー

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初のジム戦回です。
小出しにしてすみませんがお付き合いください。


第7話

「それではカナズミジム戦を行います!

 使用ポケモンは2体、入れ替えはチャレンジャーのみ可能です。」

 

審判からルール説明を受ける綱吉。

いよいよジム戦が始まる!

 

「それでは試合開始!」

 

「行きますよ!

 イシツブテ、頑張ってください!」

 

ハルが出してきたのはイシツブテ、たいする綱吉は

 

「負けないぞ、ハル!

 いけ!ヴェル!」

 

キョウコから事務の情報を押さえてもらい事前対策をしていた綱吉の一体目はキモリのヴェルだった。

 

「ヴェル、メガドレインだ!」

 

これまでのレベルアップで会得した新技、メガドレインを支持するが…

 

「遅いです!

 イシツブテ、岩石封じ!」

 

イシツブテの技の方が早かった!

大ダメージを受けるヴェル、しかしそのとき、ヴェルが全身に緑色のオーラを放つ。

それを見たハルが焦りだす。

 

「ハヒッ、あれはキモリの特性のしんりょく?

 だったらまずいのです!

 イシツブテ、たいあ_」

 

「負けるなヴェル!

 メガドレイン!」

 

しんりょくは体力が減ると発動する特性、その力は草タイプの技の威力が上がるというものだ。

威力が底上げされたメガドレインはイシツブテの体力を根こそぎ奪い、ヴァルの体力を回復する。

 

「イシツブテ戦闘不能!」

 

審判のジャッジが告げられる。

 

「大丈夫かヴェル⁈」

 

技で回復はしたものの、ヴェルは若干ふらついていた。

それでもヴェルは綱吉に目で訴える、まだやらる、と。

その思いを察したから綱吉は引き続きヴェルで戦うことに決めた。

それを見てハルは

 

『ポケモンとの強い信頼関係…とっても素敵です!

 でも、バトルは負けてあげませんよ!』

 

「最後の1匹ですけど、この子は強いですよ!

 ノズパス!」

 

ノズパスを繰り出してきた。

綱吉は回復であり、最大の攻撃であるメガドレインを支持し、相手のノズパスにクリーンヒットしたが…

 

「た、倒れない⁈

 弱点のはずなのに…」

 

「この子は鍛えていますので、弱点だけでバトルは語れませんよ!

 ノズパス、岩石封じ!」

 

「ヴェル、よけ、」

 

綱吉の指示よりも早く攻撃は直撃し、

 

「キモリ戦闘不能!」

 

無常にもジャッジがジムに響く。

 

「おつかれ、ヴェル」

 

そして綱吉は2匹目を出す。

 

「頼むぞ、アル!」

 

アチャモのアルがフィールドに舞い降りた。

 

「炎タイプは岩タイプと相性最悪です!

 タイプの相性がわかっていないんだったら後でスクールでお勉強ですよ!

 それに、勝ち目のないバトルに出させられるその子が可哀想です!」

 

ポケモンスクールの講師も兼ねるハルは綱吉があるを繰り出したことを非難した!

だが綱吉は、

 

「知ってるよ、でもこいつならきっと勝ってくれるって信じてるんだ!

 おれの直感がそう言ってる!

 それに、一緒に戦ってきたヴェルが負けたのを見てこいつから感じるんだ、負けたくない、こいつにだけは勝ちたいんだって思いを!」

 

誰よりも2匹のことを知る綱吉だからこそ言える言葉だった。

 

「アル、ひのこ!」

 

「ノズパス、岩石封じ!」

 

ノズパスの岩石封じをギリギリでかわしひのこをぶつけるアル、しかし効果は今ひとつで、一瞬怯んだだけだった。

 

「相性の壁は変えられません!

 岩石封じ!」

 

無常にも今度の岩石封じは直撃した。

 

『可哀想ですけど、これで終わりですね…』

 

効果抜群の技が決まり、状況を判断したハル…しかし、

アルはボロボロになりながら立ち上がった!

 

「ハヒッ!あ、ありえません!

 効果抜群の技を、あんなにクリーンヒットして立ち上がるなんて!」

 

『アル、お前…

 わかるよ、死ぬ気で勝ちたいんだよな!』

 

アルの立ち上がる姿に綱吉も奮い立つ!

 

「アルー!

 ハルに見せてやれ!おまえの、死ぬかの覚悟を!」

 

思わず出た言葉だったがアルには伝わったのだ。

綱吉からの信頼を!

そして限界を超えたからこそ、届く奇跡があった。

アルの体が白く輝きだす…!

そして、

 

「シャモー!」

 

「このタイミングで進化⁈

 アンビリーバボーですぅ⁈」

 

ハルが驚きの声を上げた瞬間綱吉のポケモン図鑑が起動する。

 

『ワカシャモ、アチャモの進化系。

 1秒に10発のキックを繰り出す足技の持ち主』

 

アルが新たな力を得たことを知った綱吉、そして図鑑は同時に新技を会得したことを知らせていた。

 

「アル、ニドゲリだ!」

 

岩タイプに効果抜群の格闘タイプの技で二回連続攻撃のニドゲリが決まった瞬間、ノズパスは崩れ落ちた。

 

「ノズパス戦闘不能!

 よってチャレンジャーの勝利!」

 

綱吉の勝利が決まった瞬間だった。

 

「やったぞ、アル!」

 

アルを抱きしめる綱吉、そこへ、

 

「ほんとにアメイジングなトレーナーさんです!

 これがストーンバッジです、お渡ししておきますね。」

 

ハルからジム戦の勝者の証、ジムバッジを受け取った綱吉。

そして、なぜかハルに両手を握られた。

 

「え、ハ、ハル?」

 

「最後までポケモンを信じ抜く姿、そして奇跡を起こして圧倒的不利から逆転するつよさ!

 ハルは、綱吉さん…いえ、ツナさんに惚れてしまったようですぅ。」

 

頬を真っ赤にしてもじもじしながら爆弾発言をするハル、異世界だろうとまったく変わらないハルだった。

デジャブを感じる綱吉

 

『やっぱこの子ハルだ…』

 

さらに腕を絡めてくるハル…

 

「ちょ、やめろってハル…」

 

女の子は振り払えない綱吉、そこへ

 

「次は私のジム戦だよ!」

 

キョウコだった。

 

「はひっ、ごめんなさい!

 すぐに用意しますね!」

 

「キョウコちゃん、頑張ってね」

 

エールを送る綱吉だが、キョウコはジト目で綱吉を見たあと

 

「ツーン」

 

ツンツンに立ち去っていった、

 

『え、おれなにかしたー⁈』

 

悶える綱吉だった。

 

キョウコのジムさんはギリギリなところで勝利に終わった。

そしてジムを出る頃には夕方になっていた。

 

「ジム戦お疲れ様

 あのぉ、おれなんかした、かな?」

 

恐る恐る尋ねる綱吉。

 

「…キョウコ」

 

「えぇ⁈」

 

「ジムリーダー代理のハルさんのことは呼び捨てなんだから、私のことも呼び捨てにしてくれないと嫌!」

 

どうやらヤキモチを妬いてたらしい。

 

「う、うん…キョウ、コ?

 これでいいかな?」

 

しどろもどろになりながらなんとか呼び捨てで呼ぶ綱吉、するとキョウコは

 

「うん!

 ありがとうツナくん!

 あ、遅くなったけどバッジゲットおめでとう!」

 

太陽のような笑顔だったと、のちに綱吉は語る。

 

あ、それと、とキョウコは人差し指を綱吉の唇に当て

 

「ツナくんの旅のパートナーは私なんだから!

 忘れちゃダメだからね!」

 

『ど、どういう意味ー⁈』

 

女心に疎い綱吉はしばらく悶々とすることになるのだった…




ジム戦終了です!
なんかこのキョウコは本編の京子と比べてツンデレというか、ちょっとだけ性格の違うキャラになります。
異世界の同一人物ですのでご容赦くださいね。
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