とあるterrarianのお話   作:何気あるかもしれない薫製肉

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みんなも、カラミティ、やろう!


Detonating Flames

嘘…だろ…

 

今の自分が出せる最高火力。

それでもあの竜の身に傷をつける事は叶わないというのか…。

 

 

「はぁ。俺の攻撃を、数分回避し続けたから、久しぶりに楽しめると思ったんだがな…もういい。『焼け死ね』。」

 

竜の翼が赤く輝き、私の周囲を囲うように火炎の竜巻が展開される。

 

「さぁ、終わりだ。」

 

竜が吠える。

空気が燃える。

空が橙色に染まる。

 

そして…急に、竜が動きを止めた。

 

竜の体を覆っていた鱗が、数枚剥がれ落ちる。

Last Prismによる一撃は、たしかに竜の身を、傷つけていた。

 

それは、竜の体から感じ取れる膨大な生命力ー数値にして約400万ーそれからすれば、微量ではあるものの、ダメージを与えることができた。

 

「ふふ、はははははは!

ふはははははははははははは!

 

竜が心底楽しそうに笑う。

 

「退屈な仕事だと思っていたら、なかなかどうして…!最近は神喰らいのやつともやりあえて無かったからな、久方ぶりに楽しめそうだ!」

 

こっちは全く楽しくないんだよ!

 

竜が吠え、竜巻が体を押しつぶそうとする。

空へ向けて飛翔する。

体にまとわりつくような、重い空気を切り裂きながら、Last Prismの力を放ち続ける

 

竜は動かない。

その身にLast Prismの光線を受けながら、微動だにしない。

紅蓮のごときその眼でこちらを睥睨する。

 

竜が吠えると、たちまち空気が発火し、100を超える火球が放たれ、移動を制限するように火炎の竜巻が発生する。

一つ一つの攻撃を何とか回避しつつ、反撃を続ける。

 

傷が付くなら殺せるはずだ。

 

数時間にも感じるほど長い一瞬。

だんだんと、周囲の空気の温度がより高くなっていく。

崩れた洞窟の残骸は融解を始め、周囲の景色が、まるでMirage Dye*1のように歪む。

 

体はもう疲れ切っているはずなのに、動きはどんどんとキレを増して行く。

adrenalineが体に満ちる。

 

ああ、楽しい、楽しい!

 

Last Prismを天に掲げる。

 

今までは全く回避行動を取ろうとしなかった竜が、流石に不味いと思ったのか、こちらへ突撃してくる。

Last Prismは、収束して最大威力を発揮するまでに時間がかかる。その隙に、殺してしまおうという算段だろう。

 

隙をそのままにしておく義理も理由も無いんだがな。

 

竜が自身の目の前まで迫った時。竜の体を太陽の鎖が捉えた。

 

発動するかはわからなかったが、うまくいった…!

terrarianが手に握っていたのは、terraria世界のアイテムではなく、この世界のアイテム。

使い切りだが、使用すると、盗賊専用スキルの「バインド」を発動するというもの。

この前知り合ったリッチーから押し付け…譲って貰ったものだが、発動して良かった!

 

竜の体を、Solar Eruption*2が絡め取る。

 

「小癪な…!」

 

 

竜の口から炎が放たれる。

 

それがわたしに命中する寸前ー膨大なエネルギーが解き放たれる。

 

adrenaline

 

普段の数十倍の威力を秘めたLast Prismが、竜の体を貫く。

さぁ、このまま死ね、死んでしまえ!

 

月の王ですら一瞬で溶けるような高火力。

圧倒的エネルギーの奔流。

 

 

 

 

 

右腕に激痛が走る。

 

 

武器が地面へと落下する。

 

「あ、え?」

 

肩から下が無くなっている。

傷口が炭化し、断面は硝子のように溶けている。

流れ出る血が蒸発する。

 

次の瞬間、左腕も消し飛んでいた。

 

 

肉を咀嚼する音がする。

 

竜が、私の腕だったものを、食べていた。

 

天に、太陽と見間違えるような熱量を持った火球が現れる。

 

 

「さよならだ。久方ぶりに、楽しめたぞ」

 

竜が嗤う。

 

「最後に、名前を教えといてやろう。名も知らぬ人間よ。我が名はYharon。もう2度と会うことも無いだろうがな」

 

 

太陽が、落ちる。

 

 

 

 

その閃光の中に、一本の、剣の姿を見た気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「Yharonーーーさまがーーよー。」

 

「calーか。ーーーーはーーーーー。」

 

「どうせーーー中でーきてー。筈がーーー。時間のーー。」

 

「それーーーだ。大ー災ー。」

 

 

 

 

 

 

*1
蜃気楼の染料。つけると姿が蜃気楼のように揺らぐ

*2
ラスボス前のイベント素材でできる、太陽の噴火の名を冠する鞭と剣が混ざったような武器、少なくとも鎖がわりに使っていい武器じゃない。




(実は竜のHPは半分も削れていない)

感想ありがとうございます!励みになります

次回は、作者がデスモでスライムゴッドを倒したら投稿されます

ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が

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