とあるterrarianのお話   作:何気あるかもしれない薫製肉

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戦闘シーンって、難しいですね


この街の運命をかけた戦い

魔王軍幹部、ベルディアとの戦いは、途中までは上手くいっていた。

何故かアクアに集るアンデットナイトをめぐみんが爆裂魔法で一掃したところまでは良かった。

 

だが、その後。ベルディアが自ら動いた辺りから全ては変わった。

 

ベルディアを取り囲んでいた冒険者達が一斉に切り掛かった瞬間、ベルディアが頭を宙に放り投げた。

やつを取り囲んでいたモノ達の体が中を舞う。

 

自分が死ぬだなんて微塵も考えていない。そんな顔をしたまま死んでゆく。

 

「さぁ、次は誰が死にに来るか?」

 

糞が…!貴様らがいくら束になったところで勝てるわけがないことぐらいわかっていたことだろうが…!

 

Flying Dragon*1を十字に振るうと同時に、全力で駆け出す。

デュラハンは斬撃波を腕で握り潰し無力化する。

 

化け物が…!死に晒せ!

斬撃波を握りつぶした際にできた一瞬の隙にRocket Bootsのブースト効果で加速した回し蹴りを喰らわせる。

そのまま懐に入っているGladius*2で追撃、最後の一撃のノックバック効果で後ろに飛び退き、Rocket Launcher*3の一撃を喰らわせる。

 

黒い煙が舞う。

土埃が巻き起こる。

 

攻撃が途切れた一瞬の隙。そのタイミングでベルディアが土煙の中から飛び出してくる。

目の前まで不死者の剣が迫る。

 

「terrarianっ!」

 

すぐそばまで迫っていたダクネスが間に割り込み、盾のように構えた大剣で相手の攻撃を防ぐ。

ガキン!

 

激しく金属と金属がぶつかり合う音がする。

ダクネスの両腕の筋肉が盛り上がる。

 

「っああ!」

 

ダクネスが全力の力を込めてベルディアを弾き飛ばし、大剣を抱え込むようにして構えてタックルをかまし、全力で宙にかちあげる。

空中でバランスを崩したベルディアは転びそうになるが、そこはさすが魔王軍幹部といったところか。すぐさま体勢を立て直し着地しようとする。

 

「create ice block!」

 

カズマがベルディアが着地しようとした地点に小さな氷のブロックを作成して、着地を失敗させる。

 

「『カースドライトニング』!」

 

遠くで様子を伺っていたゆんゆんが魔法を放つ。赤黒い閃光が不死者の体を穿つ

それを合図に生き残った冒険者達がさまざまな魔法をはなち、矢を放つ。

 

その多くが中級魔法などの初歩的な攻撃魔法がだったが、その中にはこの街の立ち位置に見合わない上級魔法も混ざっていた。

様々な属性の魔法が入り混じり、空に美しくも恐ろしい光景を作り上げる。

 

「ダクネス、これを奴にぶち当てろ!」

 

terrarian達もこれに混ざり、Boulder*4をその筋力を生かしてぶん投げる。

 

「あぁ、冒険者どもがわらわらと…!『汝らに死の宣告を、お前らまとめて5秒後に、死に晒せ』えええ!」

 

ベルディアの指先から黒い光線が放たれる

 

「『セイクリッド・プロテクション』!残念だけど、私いる限り、そんなちゃちな技は効かないわよ!」

 

「小癪な…!」

ベルディアが吠え、頭を宙に放り投げる。

 

ベルディアの近くに残っていたダクネスと私に全力で斬りかかる。

ダクネスがその自慢の防御力で、terrarianは鎧のスキルも活用して何とか凌ぎ切るが、大きな隙が生まれてしまう。

このタイミングでベルディアはダクネス達の足に全力の薙ぎ払いを喰らわせ、弾き飛ばしてくる。

 

そしてベルディアは私たちを置いてアクアに向かって全力で突撃して、首を切り落とさんと迫る。

アクアと目の鼻の先まで迫った時。

 

「『バインド』っ!」

 

カズマがベルディアをロープで縛る。

 

「俺に拘束系スキルは効かないぞ!魔王様の加護があるから…な…っ!?なに!?」

 

何やら守りがあったらしいがそれを突破してカズマのロープがベルディアに絡みつく。

 

「これはterrarianからもらったTitanium Bar*5製で、しかもアクアの浄化を受けた特別製だ!そう簡単には破れないぞ!」

 

普通なら、この程度のスキル、ベルディアなら簡単に避けただろう。だが、アクアしか見ていない、そのタイミングで今まで雑魚だと思って気にもかけていないただの()()()に視覚外からのスキルを喰らえば聞いてしまう。

 

「アクア!」

 

「完成したわ!『セイクリッド・サンクチュアリ』!」

 

アクアを中心に光り輝く魔法陣が展開される。

邪なるものの存在を許さない聖域。ただの不死者であったなら一瞬で浄化されてしまうほどの輝き。

 

だが、その中でもベルディアは少し体を重そうにするだけで、存在を保っていた。

 

「ゴミどもがぁ…!」

 

赤黒いオーラを纏い、ベルディアが吠える。

ロープが嫌な音を立てて切れ始める。

 

「今なら!『セイクリッド・ターンアンデット』!…これでもダメなの!?」

 

聖域の効能により倍化された魔法を喰らってもなお存在を保つ。

 

「糞っ!だったら少しでも嫌がらせしてやる!summon little bees!アクア!」

 

「『エンチャンテッド・ホーリー』!」

 

聖なるオーラを纏った蜂がベルディアの鎧の中に入る。

 

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!お前ら…!」

 

「からのー!『クリエイト・アース』『クリエイト・ウォーター』『ウィンドブレス』『フリーズ』っ!」

 

蜂の嫌がらせによって一瞬ロープを破ろうとする手止まった隙に、泥水を顔面にぶっかけ、凍らせることによって視界を奪おうとする

 

「…!糞がっ!」

 

それを避けようとするが、聖なる力で弱められ、今までのダメージもあり、ロープで縛られた体では上手く避けられず、顔の半分が凍りついてしまう

ベルディアの体がびくんとはねる。

 

「隙ありっ!」

ダクネスが全力でベルディアを蹴り上げ、terrarianが落下してくるベルディア目掛けて飛び上がり、トンボギリ*6で串刺しにしようとする。

 

「糞が、クソガクソガクソガクソガクソガクソガ!」

 

宙から落ちてくるベルディアが、どこからともなく飛来してきた濃い緑色の魔力の塊に当たったかと思うと、体を肥大化させ、ロープを破り去り、terrarianを迎撃しようとする。

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 

両拳を握り、terrarianをトンボギリごと殴り飛ばす。

トンボギリの穂先が折れる。

terrarianの被っていた兜が砕け散る。

 

「糞が…っ!」

 

穂先を片手で握り、ベルディアの体に差し込む。

毒が…効かない…!

 

ドレイトンが…!余計なことしやがって…!

 

落下していく時、視界の端に次元を引き裂いてどこかへ消えていく男の姿が見えた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
帆のような形の斬撃を飛ばす武器

*2
高速の3連撃をする剣

*3
何の変哲もないロケラン

*4
大岩。天然のトラップとして生成される。これを使ってボスを倒すこともできなくもないぐらいの高威力。

*5
チタニウムインゴット。採掘できる鉱石の中では二番目の強さ

*6
cs版限定装備。毒効果、光源、高威力




うん、やっぱり戦闘シーン難しい…

ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が

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