とあるterrarianのお話   作:何気あるかもしれない薫製肉

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竜との戦いの後、悪夢の中で見たあの剣。
あれは一体なんだったのだろうか?


The absolute rage

「『セイクリッド・クリエイトウォーター』」

 

アクアの体が宙に浮くと同時に視界が真っ白に染まるほどの魔力の奔流であたりが満たされる。

魔力が、弾けた。

 

アクアの足元から洪水のように水が溢れ出す。

全てを洗い流す浄化の裁き。

 

「ちょ、アクアやりすぎぼぼぼぼぼぼぼ…」

 

全員を巻き込んでその魔法は放たれた。

水が全て消え去ったあと、そこには体をドロドロに溶かしたベルディアが大剣を支えにして起き上がっていた。

 

「aaaaaaaaaaa!raaaaaaaaaaaa!」

 

ベルディアは雄叫びを上げ、自分の体が溶け出した原因のアクアに向かって突撃するが、その速度は先程までと比べて目に見えて遅くなっていた。

 

「アクア!やれ!」

 

起き上がったダクネスがベルディアを羽交い締めにして、動きを止める。

 

「言われなくても!『セイクリッド・ターンアンデット』!」

 

ベルディアの体が灰になり始める。

極光があたりに満ち、それが晴れた時には、鎧がボロボロに朽ち果て、全身がドロドロに溶け出したベルディアが立っていた。

 

最後の力を込めてベルディアがダクネスを弾き飛ばそうとする。

 

「おい、アクア!倒し切れてないぞ!」

 

「いや、ベルディアはたしかに昇天したわ!」

 

「じゃあ、あそこにいるのは一体なんなんだ!」

 

ダクネスは弾き飛ばそうとしてくるベルディアに抵抗するが、文字通り命を削った馬鹿力には抗えず、負けてしまう。

ダクネスの体が弾丸のようにふきとばされ、地面に叩きつけれ何度かバウンドして止まる。

 

「『インフェルノ』!」

 

ゆんゆんが最後の魔力を振り絞って魔法を放つが、ベルディアだった者が吠えるだけでかき消されてしまう。

その攻撃が原因なのか、ベルディアはゆんゆんを補足する。

一陣の風が吹く。

 

次の瞬間にはベルティアがゆんゆんの前に迫っていた。

 

「あっ」

 

鮮血が舞う。

 

「無事か、ゆんゆん」

 

ギリギリでワープしてterrarianがゆんゆんを庇う。

肩から腹の辺りまでバッサリとベルディアに切り裂かれている。

 

そして、terrarianが、自らの体にめり込んだ剣を全力で掴んで、ベルディアの手から振り落とし、後方に思いっきりぶん投げる。

 

その瞬間ベルディアはすぐに武器を諦め素手で殴りかかってくる。

両腕から放たれるラッシュを、Shield of Cthulhuで腕に噛み付くことで止める。

 

「捕まえたぞ!」

 

Shield of Cthulhuは、ベルディアの腕をガッチリと掴んで離さない。

ベルディアが吠える。

噛み付かれた腕を軸にした回し蹴り。

 

「『狙撃』!」

 

水によって脆くなったベルディアの足が、カズマが放った弾丸によって千切れ飛ぶ。同時に、カズマが手に持っていた銃が弾け飛ぶ。

 

腐った血があたりに舞う。

その血を全身に浴びながら、terrarianは、懐からとある剣を取り出した。

 

With your absolute rage!

 

何かが語りかけてくる。

自分の心が燃え上がる。

 

Rage

 

思い描くは光の中で見た一本の剣。

 

「Terra Blade!」

 

世界の名を冠する剣が、ベルディアの体を切り裂く。

反撃と言わんばかりに、全身から濃い瘴気を放ってくる。

 

あと 9

 

それを切り裂くは次の剣。

「Meowmere!」

 

回転切りを放ち、ベルディアの鎧を破壊すると同時に、放たれた大量の猫の頭部が瘴気を吸い込み、ベルディアの頭を食う。

不死者はその体から核の光を放つ。

毒の光に目が焼かれる。血管が沸騰する。

 

想像を絶する痛み、だが、絶対的な怒りは、倒れることを許さない!

 

あと 8

 

ああああああ!Star Wrath!」

 

星で鍛え上げられた大剣が、terrarianの腕の中に現れる。

両手で柄を握りしめて、ベルディアの体を一刀両断せんとする。

 

デュラハンは、その攻撃を甘んじて受け入れる訳がなく、瘴気で剣を練り上げ、その一撃を受け止める。

星の希望と、疫病の絶望がぶつかり合う。

 

凄まじい破壊のエネルギーが辺りの地面を抉る。

 

「あああああああああああああああ!」

「aaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaa!」

 

terrarianの周りに星が降り注ぎ、ベルディアの体を抉る。

傷が増えていく体とは対照的に、ベルディアの力は強まっていく。

 

徐々に押し返されていく。

命を燃やした一撃は、絶望に届かない。

 

「『エンチャント・ホーリー』!」

 

アクアがterrarianの剣に加護を授ける。

威力が増し、わずかに押し返す。

 

「『クリエイト・ウォーター』!」

「『ライトニング』!」

 

カズマが水を放ち、ゆんゆんがもう一分さえ魔力が残っていないはずの体から魔法を放つ。

凄まじいスパークが発生し、僅かにベルディアの体が揺らぐ。

 

また少し押し返す。

 

「『デコイ』っ!」

 

ダクネスがスキルを発動する。

一瞬とは言え、ベルディアは意識を外に向けてしまう。

 

その間にさらに押し返す。

力が拮抗する。

 

だが、わずかに足りない…!

 

…めぐみん!

 

「魔法使いだからって、舐めないでください!」

 

いつのまにかベルディアの後ろまで移動していためぐみんが、全力でベルディアの足を殴り飛ばす。

 

非力な魔法使いの一撃とはいえ、全ての意識を剣と剣のぶつかり合いに割いているベルディアとっては完全に意識外からの一撃となるため、僅かにダメージを受けてしまう。

しかも、先程カズマに片足を吹き飛ばされているため、不安定になっているその体は、わずかに揺らいでしまう。

 

ー今だっ!

この瞬間に、全てを、全ての力をかける!

 

 

「ああああああ、らああああああ!」

 

瘴気で練り上げられた大剣ごと、ベルディアの体を真っ二つに切り裂く。

 

「aaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaa!」

 

切断面から光が溢れ、ベルディアの体が爆散する。

空が晴れ渡り、あたりに満ちていた瘴気は消え去った。

 

最後に、彼の目に正気が戻ったような気がした。

 

 

 

 

 

 

 




決着。
次回はドレイトンの研究ノートでちょっと裏で何が起きていたかやろうかな…?

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ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が

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