とあるterrarianのお話   作:何気あるかもしれない薫製肉

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一章エピローグ

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エピローグ

星の剣が、疫病の剣を切り裂き、そのまま不死者の体を、断ち切った。

切断面から光が溢れ出し、当たりを満たす。

 

光が、疫病を浄化し、戦場を満たす。

そして、光が晴れる。

雲の間から光が差し込む。

 

先程まで毒素の影響で倒れ伏していた冒険者たちが次々と立ち上がる。

 

「やったんだ、俺たち、やったんだっ…!」

 

誰かが、誰にともなく呟く。

 

「私たちが、私たちが、魔王軍幹部を…倒したのよ!」

 

続けて女の弓使いが叫ぶ。

 

うおおおおおおおおおおお!

 

先程まで戦場だった当たりを、冒険者たちの叫び声が満たす。

 

あぁ、やったんだな…

同時に、terrarianは、地に倒れ伏した。

 

terrarianさん?ちょっと、terarianさん!

 

誰かに呼びかけられた気がした。

視界が徐々に狭まる。

 

 

とぷん。

奈落へと沈んでゆく。

ドロドロとした水の中に落ちてゆく。

 

体に絡みつく闇が心地よい。

しばらく闇に身を任せていた。

 

一瞬かもしれないし、数年かもしれない。

認識できない時間が経ったのち、()()()()()()()()()()()姿()()不定形の何かが近寄ってきた。

 

人型のシルエット。

女性的な印象を覚える。

 

あなたなら、破壊の連鎖を止められるかもしれない

 

手を頭に押し付けてくる。

 

あなたなら、私の基を、殺せるかもしれない

 

手が頭に入ってくる。

 

さぁ、起きなさい。あなたが相応しいか、見極めさせてもらうわ。幸い、まだ時間はある

 

闇の中から、意識が浮上する。

瞼の隙間から、光が差し込む。

 

 

「起きたか、terrarian。」

 

誰かが話しかけてくるが、目の焦点が定まらない。

目を光にならす。

 

「…ダクネスか。」

 

「…起きてくれて、本当によかった。丸一日眠っていたんだぞ!」

 

ダクネスが手に持っていた本を置いて畳みかけるように話す。

 

「そうか…心配をかけたな。そうだ。ベルディアはどうなった?」

 

「無事、討伐することが出来たぞ。お前のお陰だ。今は、多分ギルドで報酬の話が…ってどこにいく!terrarian!」

 

「ちょっとギルドまでな」

 

羽をはためかせ、窓から飛び出しギルドへと向かう。

汚れのない綺麗な空気を吸い込む。

 

あぁ、この世界、やはり魔境だな、そう思いながら空を飛んだ。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ギルドへと入る。

 

「きたわ、主役のお出ましよ!!」

 

ギルドの中で、昼間からすっかり出来上がっているアクアが叫び、冒険者たちが盛り上がる。

 

「随分と歓迎してくれているな」

 

「ええ、だってベルディアにとどめを刺したのはあなたなのよ!あなたじゃなきゃ、出来なかったことよ!」

 

「どうだかな…」

 

ギルドの真ん中あたりのテーブルを囲んで座っているカズマたちの隣に座る。

ベルディアに勝ったことをゆっくりと噛み締めている時、ちょうどギルドの職員がやってきた。

 

ギルドの職員が次々と冒険者たちに報酬を配っていき、歓声が上がる。

そして最後に、カズマの元へとやってきた。

 

「はい、カズマさんたちのパーティですね。まずは、そちらの方々に報酬です。」

 

そう言って、職員がいつのまにか追いついてきていたダクネスや、ゆんゆんたちに報酬を渡す。

 

「…あの、ですね。カズマさんたちのパーティには特別報酬がありまして…」

 

「なに!?」

 

カズマの目の色が変わる。

 

「俺たちだけに!?いいのか!?」

 

「お前らがいなかったら、勝てちゃいねーよ!」

 

酔っ払った冒険者が叫ぶ。

 

「カズマさんたちのパーティには特別報酬として、3億エリスが、振り込まれます」

 

冒険者ギルドが沸き立ち、盛り上がる。

中には奢れという者も混ざっている。

 

「…あの、ですが、今回、アクアさんの召喚した水が、ベルディアの攻撃もあると思いますが、城壁を完膚なきまでに破壊してしまって、弁償額が…その…4億エリスになりまして…」

 

ギルドが静まり返る。

アクアが逃げ出そうとするのをカズマが引き止める。

 

「…おい。」

 

「なんでしょうか、terrarianさん」

 

ギルド職員が申し訳なさそうに聞いてくる。

 

「仮にも魔王軍幹部討伐の過程で生まれたダメージだ。あそこでやつを殺せていなかったら、この街は滅んでいたぞ?」

 

「そうはいわれましても…」

 

ちっ…こういう時の復興費用は領主が払うことになっている筈だろうが…!この前、本で読んだぞ!

 

「これで冒険者はのやる気が削げるとか考えなかったのか?そうか。結局はこの街の領主はどこまでいっても愚かな金の亡者という訳だな。領主呼んでこい!魂ごとこの世から存在を抹消してやる!

 

テーブルを思いっきり叩く。

命をかけて街を守ったカズマに残ったのが一億の借金…これでは救われないじゃないか!

領主についてのよくない、碌でもない噂を思い出しながら叫ぶ。

 

「…あまり滅多なことは言わない方がいいと思いますよ…?」

 

「ちょっと、terrarianさんがいうと冗談に聞こえないわよ!」

アクアが止めてくる。

 

はぁ、仕方ない。私が人肌脱ぐとしよう。

 

「職員。私の口座に1億ほど入っている筈だ。それを全額借金の返済に当ててやれ。ーまさか横領しようなどとは思うまいな?」

 

「terrarianさん…!」

 

アクアがキラキラした目で見つめてくる。

 

「何、これで私も素寒貧だがな!」

 

「おい、本当にいいのか…?」

 

カズマが申し訳なさそうに聞いてくる。

 

「ああ、いいとも。少なくとも、私はお前らのことを仲間だと思っているつもりだからな。」

 

「…お前って、やっぱいい奴だな。」

 

冒険者達の、絶望との戦いは、一旦休みを迎える。

すぐそばまで、破壊が迫っていることを知らずに…

 

 

 

 

 

 




terrarianさんは、宝石とかいっぱいあったので、お金がいっぱいありました。
あと、某領主の死亡フラグが凄い勢いで増えていきます!やったね!あと、悪魔の力はより強い相手には効きづらいらしいね!終わったね!

一章、どうでしたか?面白くかけたかな…?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!まだまだ続きます!

ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が

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