とあるterrarianのお話 作:何気あるかもしれない薫製肉
「や、やめやめやめて!誰なの?いきなり現れて、どうして死者を成仏させる私の魔法陣を壊そうとするの!?」
「うっさい、黙りなさいこのアンデッド!リッチーのくせに生意気よ!そういうのはこのアークプリーストの私がやるから、あんたは周りの魂ごと成仏しなさい!」
「えぇ、ちょ、やめ!」
黒いローブを着た女性とアクアが、掴みあって暴れている。
それをカズマが止めに入るが、アクアは杖を振り回して抵抗しようとする。
いや、うん。ゾンビメーカー討伐のはずだよな。なんでこんな事になってるんだ?
事の発端は、ほんの数分前に遡る。
夜になったため、共同墓地へ乗り込み、ゾンビメーカーを討伐しようとしたのだが、そこにはゾンビメーカーの影も形もなく、その代わりに、怪しげな魔法陣の前でなにかをしている女性がいたのだ。
私たちは、一旦様子見をしようとなったのだが、アクアが突然、「リッチーがこんなところに!?成敗してくれるわ!」と言って、突撃してしまったのだ。
そのまま、取っ組み合いの争いになり、今に至ると言うわけだ。
なんでアクアはすぐ色んなトラブルを持ってくるのだろうか。
それはそうとして、なぁんか、さっきから何かに見られている気がするんだよなぁ、
カズマとダクネスがようやく、アクアと、女性を引き離す事に成功する。
「はぁ、はぁ。おい、大丈夫か、あんた。リッチー、でいいのか?」
「これは、危ない所を助けていただき、ありがとうございます。おっしゃる通り、リッチーのウィズと申します。」
「それにしても、なんだってあんなことを?アクアの言うことを借りるわけじゃないが、あんなこと街のプリーストに任せておけばいいんじゃないか?」
アクアがそうよそうよ!と言うが、とりあえずWooden Sword*1で軽く叩いて黙らせる。
無言で睨んでくるが、気にしない。
「いえ、その…良くも悪くも、この街のプリーストは皆拝金主義で…ええと、その…」
アークプリーストのアクアの手前、言いにくそうにしているが、まぁそれは事実としてあるだろう。
「この墓地の魂が、迷わずに天に還ってもらえれば、私もここにくる理由は無くなるのですが…」
パーティの皆んながアクアをじーっと見る。
「おい、アクア」
カズマがアクアをじっと見つめる。
「わかった、やればいいんでしょやれば!」
アクアが嫌々ながらもやることを了承してくれたおかげで、この問題もなんとかなりそうだ。
…なぁ、めぐみん、さっきから私の服の袖を掴んでどうしたんだ?
「あの、terrarian。さっきから宙に、でかい目玉が浮かんでる気がするのですが、気のせいでしょうか?」
eye of cthulhu has awoken
「な、なんじゃありゃああああ!?」
でかい目玉の様なモンスターが宙にふわりと浮いていた。
その目玉をこちらが認識すると同時に、その体が回転して、大きな口へと変貌する。
eye of cthulhu*2だ
と!?しかも最初から第二形態か…
「ちょ、ウィズ!あれもあんたの仕業なんでしょ!?」
「し、知りませんよ!」
アクアがウィズの首を絞めて詰問する。
「おい、そんなことしている場合か!?くるぞ!」
eye of cthulhuが、悍ましい叫び声を上げながら、突進してくる。
ガキン!
ダクネスが、大剣を盾の様に構えて、その攻撃へ割り込む。
「あぁ、弱い、弱すぎるぞ!もっと強く、もっと強くぶつかってこい!」
…なんか大丈夫そうだな。
「皆さん!下がっていてください!『カースド・クリスタルプリズン』!」
eye of cthulhuの体が、獄氷の檻にとらわれる。
体を捩らせ、無理やり脱出するが、その体からは、おびただしい量の血を噴き出させていた。
「これで終わりです!『カース・オブ・セイバー』!」
ウィズが、その右腕から、プラズマで構成された、光の剣を射出し、eye of cthulhuの体を貫く。
うわっ瞬殺。
「お、おい。これなんとか友好的に済んだから良かったけど、アクアがあのまま戦っていたら俺たち死んでたんじゃ?」
…メカニカルボスよりは強そうだな。というかあの威力の魔法連発はズルだろズル。
「少なくとも私とカズマは死にますね。リッチーって伝説級のアンデッドですよ?」
「まじかよ…」
…おかしい。何かから見られている感覚が消えない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここより遥かに上空の謎の空間にて、ひとりの男が機械を操作する。
「やはりあの程度では、この世界の住人のレベルを図ることは出来ないか…おい、ドレイトン、あれを使え」
「御意。」
ドレイトンと呼ばれた男が機械を操作する。
同時に、地上のeye of cthulhuの死体に、変化が起きる。
「さぁ、Retinazerよ、存分に暴れてくれたまえ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なぁ、このよくわからないモンスターが、ゾンビを呼び出していたってことにすれば、ウィズのことを隠して報酬も貰えるんじゃないか?」
急に現れた巨大なモンスターに一瞬慌てるも、ウィズの超火力によってことなきを得たので、依頼についてちょっと話していた時のことだ。
eye of Cthulhu の死体が脈動する。
なんだ、何が起きている!?
まさか復活でもするのかと思い、死体をInferno Fork*3 で焼き尽くそうとするが、僅かに遅く、謎の金属によってその死体が覆われる。
「お、おい、terrarian。何が起きてるかわかったりってしないか?」
「こんなことは想定外だしなんならこんな現象は見たことがない。」
なんとなく次に何が起こるかが想像ついたので、hard*4レベルの武器を構え、金属に覆われた死体を睨みつける。
金属に覆われ、球体となった死体は高速で回転して、一つの形へと変貌する。
「Retinazer…だと!?しかもまたいきなり第二形態じゃないか!」
「皆さんすいません。さっきの様に簡単には行かなそうです。」
あたりの空気が急速に冷える。
「ちょっとterrarianさん?あれなんなのよ…?」
通常個体とは違い、周りに謎のドローンを浮かべ、その体をバリアーで守るRetinazer*5が、こちらへビームを放ってきた!
ウィズは多分これぐらいは出来る。というか肉壁ぐらいまでなら一撃必殺出来ると思う。
このプレイヤーはなんとゼニス以外の武器は全て所有しています。
ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が
-
欲しい
-
要らない