とあるterrarianのお話   作:何気あるかもしれない薫製肉

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閑話ー???との邂逅

「ゆんゆん、右だっ!」

 

体に青い菌糸を纏うマンティコアとグリフォンをFetid Baghnakhs*1で細切れにしつつ、ゆんゆんに指示を飛ばす。

 

「はいっ、『ライトオブセイバー』!」

 

光り輝く魔法の刃が、右側より現れた一撃熊を一刀のもとに斬りふせる。

 

菌糸に覆われた森に入ってまだ数分にもかかわらず、すでに殺したモンスターの数はゆうに40を越えている。

 

「ちっ。何が起きているんだ」

 

「一度、この辺りに来たことはありますが、青い菌糸に覆われてはいませんでしたし、モンスターもそこまで凶暴ではありませんでした。」

 

進行方向を塞ぐように出て来た、菌糸に覆われた甲羅を持つ亀を、Rocket Launcher*2で爆散させる。その死体の中から湧いて来た、同じく菌糸に覆われた虫を、ゆんゆんが焼き払う。

 

光を捉える暗い森の中を魔法の光がてらす。

あたりに胞子が漂う。

体が重い。

 

「一体一体は雑魚だな…どうする、ゆんゆん。依頼の、洞窟内部の調査は出来ていないが、一旦引き返すか?」

 

迫りくるモンスターを切り捨てながら話す。

 

「…行けるところまで行きましょう。その気になれば、テレポートで帰還することも出来ますし。」

 

「そうか。そうするか。」

 

菌糸に覆われた森を進む。

…Mushroom Biomeかとも思ったが、違うな。

何か、こう、異物が混ざっているような感覚を覚える。

 

「terrarianさん。なんでしょうか、これ?」

 

「見せてみろ。…何かの金属のかけら?見たこともない金属だな。」

 

軽く叩いてみる。大体鉄と同程度の能力、だな。

 

先へ進む。

 

奥に行くへ連れて、モンスターの襲撃は激化して行く。

それに比例して、落ちている金属片の数も増える。

 

「はぁ、はぁ、幾ら何でもおかしいですよ!?一つの森にいていいモンスターの数じゃありません!」

 

ゆんゆんが、菌糸に覆われたワイバーンを蹴り飛ばしながら叫ぶ。

 

「本当に、多いな!ブラッドムーンでもここまで酷くないぞ!」

 

Starlight*3で、トレントの群れを破壊しながら答える。

 

全てのモンスターを片付けた、そう思った時のことだった。

なにかを引きずるような音とともに、今まで殺したはずのモンスターたちが起き上がる。

いや、今まで気づいていなかっただけで、今まで殺したつもりだったモンスターの中にも死体が紛れ込んでいたのかもしれない

 

「おいおい、まじかよ…」

 

そりゃ、モンスターの数が減らないはずだ。

動き上がった死体は、その濁った目で、こちらを睨みつけ、再び襲いかかって来た。

 

 

ー何かに見られている気がする。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ひゃっはー!死体は焼却処分だ!」

 

片手にFlamethrower*4とElf Melter*5を持ち、森ごとモンスターを焼く。

 

「ちょ、terrarianさん、落ち着いて落ち着いて!」

 

「死体ごと焼けばもう蘇る心配もない!最高じゃないか!」

…それに、おそらくいかなる手段を用いても、この森をもとに戻すことは不可能だろう。

真紅の地や、不浄の地のように、侵食もしているようだし、ここはいっそのこと焼却処分すれば良いのではないだろうか?

 

火炎放射器を両手に抱えて進軍する。

あたりに灰が飛ぶ。

 

ようやく目的地へたどり着くことができそうだ。

 

 

ようやく洞窟も見えて来た頃のことだ。

 

 

空が、赤く染まった。

 

あたりの空気が暖かくなる。

 

燃えるような気配。

 

 

 

一瞬の閃光。

 

のちに大きな轟音がなる。

 

 

「は、え、は…?」

 

目の前の洞窟が崩落する。

…いや…山ごと崩れている!?

 

「ゆんゆん、飛ぶぞ!」

 

すぐさまwingを展開して、ゆんゆんを抱えて飛ぶ。

目の前の山が崩壊して、森ごと潰し、押し流す。わずかに残った森が、燃える。

山が溶ける。

 

めぐみんの、爆裂魔法では比べ物にならないほどの爆発。

 

一体なにが起きている…!

 

燃え盛る火炎は、竜巻を形成し、空を飲み込む。

その火炎の中に、Moon Lord ー彼の月の王を超える強大な気配を感じた。

 

「ゆんゆん、お前は先に逃げろ!」

 

ゆんゆんの口に、無理矢理Recall Potionを含ませる。

 

「え、ま、まっt」

 

ゆんゆんの姿が消える。

一瞬だけ、火炎の竜巻が消える。

 

その中にはー1匹の、竜がいた。

圧倒的な気配で、息がつまりそうになる。

汗が止まらない。

 

「あ。」

 

気付かれた。

 

 

「…ん?人間、か。はぁ。ドレイトンの糞が。実験をするなら、ほかに見られないようにしろと言っただろうが…!まぁ、殺せば問題ないか。」

 

竜が吠える。

火炎の旋風が迫る。

 

無理矢理回避するが、体の近くを通る火炎の熱量だけで、命が削られる。

 

 

「くそったれが…っ!」

 

口に無理矢理バフポーションを全て含む。

装備をすぐさま、本当に本気の時の装備へと換装する。

 

魔法系最上位装備。Nebula Armor。星雲の力を宿し装備に身を包み、その手に最後の三角錐を握る。

 

最初の一撃で死ななかった私に苛立ったのか、全方位を囲むように火炎弾を発射してくる。

翼の機動力を生かし、なんとか回避を続けるが、その熱は確実に、私の体力を奪っていく。

 

「付き合っていられるか…!」

 

最強の魔法兵器ーLast Prismを両手で掲げる。

魔力が満ちる。

 

より苛烈さを増していく攻撃を避けながら、攻撃のチャンスを伺う。

 

数分間の回避の末、一瞬だけ相手の攻撃が途切れた。

今だ…!

 

Last Prismから、極太のレーザーが放たれた。

火炎の竜巻を貫き、竜の体を貫いた。

 

…かに見えた。

 

 

そこにあったのは、今だ一切の傷を負っていない、竜の姿であった。

 

ー何かに見られている気がする

 

 

*1
超低射程、超高速、超火力の近接武器

*2
ロケットランチャー。自爆あり。

*3
高速連撃。ビームを放つレイピア

*4
火炎放射器 汚物は消毒ダァ!

*5
エルフの火炎放射器。子供にはプレゼントを、冒険者には死を

ボス戦終わりにそのボスのwiki風解説が

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